もう一歳半になるわが子の言葉が出ないと「耳に異常があるのかな…」、「発達障害なのかな…」と、不安になりますよね。
今回、遊び方のコツを具体的に、ママの体験談を紹介しながら、子どもの言葉の発達やトレーニングについてまとめました!
一歳半の子どもが話せる言葉の平均数
・生後10ヶ月〜1歳半:10〜100語(「ママ」「パパ」など意味のある単語)
・1歳半〜2歳:100〜300語(「あっち、いく」など2語文、「あー、あー」のような喃語をまだ発することもある)
一歳半の子どもが話す言葉の数は10〜100と幅があり、かなり個人差がありますね。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]上の子は、3歳までまったく言葉を喋らなくて、とても心配しました。幼稚園に行くようになって、今まで溜めていたかのように、突然話し始めて、今ではうるさいと思うほどおしゃべりです(笑)。(40代ママ体験談)[/word_balloon]
耳の異常かどうかの目安は?
「もしかして、耳に異常があるんじゃない?」と不安なパパやママは、次のような場合は、医療機関を受診すると安心です。
・大きな声で何回も名前を呼んでも反応しないことが多い
・大きな物音に反応しないことが多い
耳の聞こえの異常が気になるようであれば、耳鼻科など医療機関を受診してみましょう。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]1人で子どもを育てていると、子どもの体や発達のことで不安になることが多々ありました。専門家の意見をもらうことで安心できました。(30代ママ体験談)[/word_balloon]
発達障害の可能性はどうすればわかる?
一歳半のわが子があまりに言葉を話さないと「もしかして、発達障害?」と心配にもなりますよね。
結論から言うと、一歳半検診で保健師や小児科医から特に指摘されなければ、過度に心配する必要はありません。
一歳半検診では、保健師や小児科医などが専門家の視点でパパやママの話を聞き、発達障害の早期発見に取り組んでいます。
(参考:http://www.rehab.go.jp/ddis/発達障害に気づく/乳幼児健診での気づきと対応(支援者向け)/健診での気づき/)
発達障害かどうかは、専門家の視点から総合的にお子さまのようすを見てもらうことが必要です。
一歳半健診では保健師や小児科医に相談できるいい機会です。気になっていることは忘れないようにメモをして、質問すると安心です。
・言葉をたくさん聞く機会が少ない
・あまりおしゃべりなタイプではない
・言葉を話す必要性を感じていない
などの理由で言葉の出が遅くなっているのかもしれません。
ニーベル物理学賞を受賞したアインシュタインも5歳まで言葉をあまり発しなかったというエピソードもあります。
一歳半検診で「問題ない」と言われたら、ゆったりお子さまの成長を見守ってあげましょうね♪
カンタンにできる言葉を引き出すトレーニング7選
「トレーニング」と言うと、かた苦しいイメージがありますが、ここでは、パパやママも楽しみながら、お子さまが言葉を話すのを促す遊びや関わり方を紹介します♪
ぜひ、パパやママ、お子さまに合ったものを実践してみて下さい♪
真似っこ遊び
お子さまの「あー」「うー」と言う声をパパとママが真似する遊びです。
自分が発した音に、パパやママがリアクションしてくれることが楽しくて、どんどん声を出してくれかも♪
お子さまを目を合わせてあげることもポイントです♪
まだいろんな音をうまく発音できないうちは、いろんな声を出して楽しむということも大切です。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]生後2〜3ヶ月頃から、私が娘の喃語を真似して遊んでいました。「自分の声にママが反応している」とわかったのか、いろんな声を出して私の反応を楽しんでいました。私も、もっと上手に娘の真似をしてやるぞ〜と楽しんでいました♪(30代ママ体験談)[/word_balloon]
パパやママのひとり言を増やす
子どもの時間の多くを一緒に過ごしているパパやママが、たくさんの言葉をお子さまに聞かせてあげることも効果的です。
オススメの方法は、パパやママがひとり言を言いながら行動することです。
・(お片づけの時に)「車のおもちゃは箱の中に入れて…、絵本は本棚に立てて…」
・(食べさせてあげている時に)「これは、ニンジンだよ。あ〜ん。…ニンジン美味しい?」
・(買い物で)「あ、豚肉が安いね。ほら、これが豚肉だよ(見せてあげる)」
ゆっくり発音すると、子どもにとって聞き取りやすくなります。
パパやママが犬を指差しして「ワンワン」と言うなど、「もの」と「言葉」が一致するよう言葉かけするのもオススメです。
子どもは多くの経験を経て、「もの」と「言葉」の結びつきを学びますので、すぐに子どもの反応があることを期待せずに、パパとママがお子さまへの語りかけを楽しみましょう♪
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]何かをするときに、常にひとり言を言うようにしていました。「おもちゃナイナイしてみる?」と、子どもを巻き込んでいると、次第に子ども「ナイナイ」と言いながら片付けをするようになりました。(40代ママ体験談)[/word_balloon]
絵本の読み語り
絵本は子どもの言葉の発達だけではなく、情緒の発達にもいいと言われています。
でも、「絵本に興味がない…」と悩むこともありますよね。
お子さまとパパやママにとっての絵本が、楽しく言葉に触れられるツールになるように、以下の点を大切にしてみてください♪
・子どもの興味のあるものが描かれた絵本を選ぶ ※自分で選んだものがベター
・ストーリーは無視しても良い
・擬音語・擬態語などで楽しさを演出する
お子さまの興味に合わせて、絵本に馴染み楽しむことをまずは優先してみましょう♪
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]途中で絵本を閉じられたり、次々ページをめくられたりしましたが(笑)、ストーリーを無視して、絵を題材に自由に言葉で遊んでいると、絵を差して「ブッブー」や「モモ」などと発するようになりました。(30代ママ体験談)[/word_balloon]
ことばカードで遊ぶ
市販のことばカードもオススメです。市販のことばカードで以下のような遊び方ができます♪
・「いぬ」「ねこ」「ひこうき」と言いながら、一枚一枚カードを見せる
・「いぬ、どれ?」と聞き、子どもに選ばせてみる
・「ひこうき、ビューン」「おうまさん、パカパカ」と言いながらカードを動かす
・「レモン、(もぐもぐ)…酸っぱい!」と言いながら食べる真似をしてみる
など、ただのカードだからこそ、遊び方は無限大です!
テレビやスマホも、ただ見せっぱなしにするのではなく、パパやママとの言葉のやり取りのきっかけにすると、言葉の発達に効果的に使うことができますね。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]スマホで猫の画像を見せて、「ねこ」のカードと並べて、「どっちも猫だね」と見せると、本物の猫を見た時にも「にゃんにゃん」と言うようになりました。(30代ママ体験談)[/word_balloon]
お出かけする
ママとのお出かけも、好奇心旺盛な一歳半のお子さまにとってはたくさんの言葉と触れ合うチャンスです。
ママ友とのランチでは、ママ同士の会話で子どもは多くの言葉を聞きます。
お散歩で鳥のなき声が聞こえたら「チュンチュン。鳥がないていたね。あ、見て!鳥がとんで行ったよ!」と語りかけてみるのも楽しいですね♪
近所のお散歩や公園、買い物などでは、家の中では見られない、たくさんのものと言葉との出会いがあり刺激になります。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]気づけば無言で日々を過ごしていたことに気づき、お出かけをして会話を増やしたり、散歩で「ブルルン、トラックだ!」「ワンワン、ほえてるね」と話すようにすると、子どもも「ワンワン!」と真似をするようになり、その娘の真似が可愛くて笑えました。(30代ママ体験談)[/word_balloon]
音楽で遊ぶ
「しゃべるよりも、歌う方が早かった(笑)」と言うママもいるくらい、多くの子どもが大好きなのが、音楽です。
「あたま、かた、ひざ、ぽん♪」や「トントントントン、ひげじいさん♪」とお子さまの体に触れてあげながら、言葉で遊ぶとパパもママも楽しいですね♪
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]粘土でつくったドングリを動かしながら、「どんぐりコロコロ♪」と歌うと、とても喜んでくれました。まだ滑舌がよくないなりに「どんぐりころころ」と言っているのが可愛かったです。(30代ママ体験談)[/word_balloon]
体をたくさん動かす遊びをする
「言葉を話すことと、体を動かす遊びがどう関係するの?」と疑問に感じるパパやママも多いと思います。
運動をすることでドーパミンが大量に分泌されることで、脳が活性化します。
ちょうど歩きはじめる1歳ごろから、家の前を散歩したり、公園に行ったり、階段を上り下りをして、脳に刺激を与えてあげましょう♪
知育おもちゃとして、室内用ジャングルジムがありますが、さまざまな仕掛けがあるというだけでなく、実は体を動かすこと自体が知育につながっているのですね♪
[word_balloon id=”2″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]2歳の息子の言葉が遅くて医師に相談すると、「体幹を鍛えることが大事」と言われて、体を動かす遊びを取り入れてみました。すると少しずつ意味のある言葉を話すようになり、驚きました。(30代パパ体験談)[/word_balloon]
オススメ本
最後に、この記事を執筆するうえで参考にした本を紹介します。ぜひ、ご覧ください♪
針生悦子(東京大学教授)『赤ちゃんはことばをどう学ぶのか』中公新書ラクレ
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菅原道仁『0〜3歳の成長と発達にフィット 赤ちゃんの未来をよりよくする育て方』すばる舎リンケージ
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黒川伊保子『母脳 母と子のための脳科学』ポプラ社
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苫米地英人『0〜5歳で決まる!脳の力を無限に引き出す幼児教育』扶桑社
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まとめ
言葉を引き出す7つのトレーニングと、オススメの書籍を紹介しました。
今回紹介した遊びで、パパもママもお子さまと一緒に楽しんでいただければ幸いです♪