私が大尊敬している松下幸之助先生(和歌山にゆかりのある方なので嬉しい♡)は人事採用面接で、受験者にこのような質問をしたことがあるようです。
「あなたの人生は、運が良かったと思いますか?」
この質問に、あなたなら何と答えますか?
確かにこの質問に対する回答を聞けば、その人を採用すべきかどうかがすぐわかります。
「運は良くなかった」と答えた人は、
自分の身の周りにある人や出来事の有難みに気づかない思考の癖がついちゃってる人です。
仮に、「運は良くなかったけれど、その中で、自分の力で道を切り拓いてきた」と答える人がいたとします。
恵まれた一面に気づかず周りに感謝せず、自分の力だけでここまできたと思っているわけです。
「なんと傲慢な…」と思いますよね。
逆に、「運の良い人生でした」と答えられる人は
自分の身の回りの人や出来事の有難みに気づき感謝しながら生きられる人です。
誰かからお叱りを受けても
「この年になって、こんなに叱ってくれる人がいることは有難い。」
保護者のクレームにも
「こうして言ってもらえたから、現状をより良くかえるチャンスを与えられた。有難い。」と考えます。
クラスでピンチが訪れても
「これを機に、生徒と絆を深めるチャンスだ。乗り越えてやろう」
と考え課題に向き合い乗り越えた後
「あの出来事があったから、クラスが一層団結した。」と感じます。
「私はいつも、生徒や保護者に恵まれ、楽しく担任をさせていただけて幸せだ」と感じます😊
運の悪い人と運の良い人の違いは、たった一つ。
物事の見方・捉え方です。
「なんでこんな厄介な奴らばっかり当たるんや」と文句を言ったり
「あなたは、運良くそんな厄介な人に当たってないから、そんなことが言えるんだ」なんて言う人は、
物事が上手くいかない見方や捉え方しかできてないんですね😅
そんな人をもし雇ってしまったら、会社の生産性が落ちたり顧客とトラブルばかりになります💨
文句ばかりの職場になり、社員の指揮も高まりません。
このように、松下幸之助さんの面接質問はその人の本質を見抜く深い意味のある質問だと、私自身は解釈しました。
面接官の視点に立って考えれば、面接対策で模範回答を求めることが、いかに馬鹿げた対策かということもわかります。
模範回答を求める対策をしてきた人の面接をして面接官が感じることは、
「教師になりたいと言っているわりに、教育について自分の頭で考えない人なんだなー」ということ。
そんな人を採用したいと思うかどうか、考える余地もないですよね!
元校長という肩書きの指導者に面接練習で「こう言えばいいんだ」と教えられてもなかなか合格できないのは、
そんな面接練習があなたの魅力をどんどん台無しにしてしまうものだからです。
あなたの魅力を磨いて伝える本質的な教採対策を行なっていきましょう!
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