こんにちは! 教師塾AMBの金井志津乃です。
集団討論で、論点がズレたことを言う人っていますよね。
そして、それを否定してはいけないからと他の人も泥舟に乗ってしまい、どう軌道修正すればいいのかわからず焦ることってありますよね。
もし、論点がずれているまま討論が終了してしまった場合、チーム全員の評価が下がってしまうといった可能性があるので、論点を戻すことは必須です。
でも、角を立てずにどうやって軌道修正したらいいんですか?
安心してください。私がさりげなく論点を戻せる「切り札」を紹介します。ポイントも3つあるのでマスターしてください!
この記事を最後まで見れば、論点がズレる人が同じグループにいても対処法がわかり、自信をもって落ち着いて集団討論に臨めるようになると思います!
論点を戻す「切り札」
「論点ズレてるな〜」という時に、切り札となるのは
「残り時間もあと◯分なので」
という言葉です。
論点がずれた状況を誰も修正しないまま議論が進んでいる時に
「皆さんのお話、非常に参考になりました」
とワンクッション入れたうえで
「私も今気づいたのですが、残り時間もあと○分なので、今日の本題について1人1分程度ずつ意見を出し、最後の5分でまとめるのはいかがでしょうか?」
と提案をしてみましょう。
この声がけにより、本題に立ち返ることだけでなくタイムキーパーの役割を果たすこともできます。
次に、この切り札を使う時のポイントを3つお話しします。
切り札を使うポイント
① 周りへの配慮をする
他の人の評価や気持ちを下げさせるような言葉は使わないようにしましょう。
他受験生を出し抜くような発言ではなく、オブラートに包んだ表現を心がけることがポイントです。
「周りに配慮ができる」という姿勢も、協調性を見られる集団討論では重要な点になります。
面接官も、おそらく論点がズレている人は見ていてわかってますからね…。
それを「そんなふうに角を立てずに相手に配慮して軌道修正するとは!」と純粋に感心しますよね。
② 終わり方を明確にする
次に、「残り○分なので」を使う時には先の見通しが立つよう、先程の例のように、
「最後の5分でまとめるのはいかがでしょうか?」
と「この議論の終わり方」を提案すると尚良ですね。
同じように「論点ズレてるよぉ〜!どうしよ〜!」となっていた人にとっては「ナイス!」ですよね。
③ 合意を得る
これは、皆さんはきっとできているかと思います。
どういった場合であれ、協調性やチームワークを意識し「みんなで作っていく」という民主的なやり方を意識してグループメンバーの合意を得る姿勢で提案することが大事です。
そのため、決定的・独断的な言い方を避けましょう。
「〜〜しませんか?」も合意を得る聞き方のように思うのですが、実際の討論の中で言われると割と強く引っ張る感じや上から目線に聞こえる響きの言葉です。
「〜〜はいかがでしょうか?」が、周りの合意を得る姿勢が伝わりやすい柔らかい言葉なのでオススメです。
まとめ
集団討論は、協調性も見られているわけですが「ただ仲良く」というレベルではなく、有益な議論を協調性をもって進めていけるのかが見られています。
集団討論の評価の観点にも、「発言内容」や「教員としての適正」といった協調性以外の観点があることからも分かりますよね。
だからこそ、論点がズレたまま終わってしまうとチーム全体の評価が下がる危険があります。
これはとってももったいないですよね。
ぜひ、今回の記事でお話したテクニックを使って、柔らかく論点を戻しながら有益な討論をチームで築き上げ、合格を勝ち取ってください。
応援しています!
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