こんにちは!金井志津乃です。
そろそろ教育実習の時期ですね!
今回は、教採で新卒一発採用を勝ち取ることにつながる「教育実習の過ごし方」を3つにまとめてお話しします!
教育実習は、現場経験が少ない学生さんが現場経験を積める貴重な機会です。
この教育実習の過ごし方で受験者の実力にも雲泥の差が生じます。
そういう意味で、「教育実習の過ごし方が新卒合格を勝ちとれるかを左右する」と言っても過言ではありません。
今日お話しすることは、私自身も教育実習で意識したことですので、ぜひ最後までご覧いただき、ご自身の教育実習に活かしてください!
それでは早速、やっていきましょう!
1:目的意識を明確にもつ
まず、教育実習で「自分が確かめたいこと」、「身につけたい力」、「つくりたい実績」など、自分なりに教育実習に行く目的を明確にしましょう。
例えば、私の場合はもともと学校の先生になりたかったわけではなかったので、「教育実習で、自分が本当にどんな子どもにも教育的愛情を持てるのか、この仕事にやりがいを感じられるのかを確かめよう」という目的がありました。
他にも、
「実際の生徒に向かって行う授業で、本当に生徒が楽しい、わかりやすい、学ぶ意義を感じると思える授業力を身につけよう」という目的や
「実際に、困難を抱える生徒が自分の指導でプラスに変わったという実績を作ろう」という目的をもっていました。
そして、こんな目的意識を明確にもって、実際に結果として実績を残すコツがあります。
それは
- 一番苦手な生徒から逃げない
- 自分のクラスだと思って本気で生徒と関わる
です。
「苦手だな、難しいな」と感じる生徒がいたら、「自分がこの子の担任だったら、日々の関わりでこの子にどう接するかな?」ということを考えてみてください!
私が教諭として教育実習生を見てきた経験からも、自分と馬が合う生徒とは人間関係がつくれても、自分の苦手とする生徒を敬遠する学生さんは少なくありません。
これでは、「自分も現場でやっていける!」という自信にはなりませんよね。
自分が一番苦手だな、難しいなと思う子で結果を出すから自信になり、しかもそれが教採でも語れる実績になります。
特に学生さんは、教育論を述べた時に、「それは絵に描いた餅だ。現実はそんなにうまくいかない」などと経験者から否定されることもあります。
だからこそ、自分自身の考えや信じていることを教育実習の場でしっかり結果を出してきてください。
私自身、教諭として生徒と関わってくるなかで、学生の頃に考えていたことや信じていたことは「やっぱりその通りだったな」と思うことがほとんどでした。
教育的愛情や熱意を失った教員からの足を引っ張る言葉に流されず、また、まだ学生だからと遠慮せず頑張ってください!
教諭だろうと学生だろうと、生徒の人生の貴重な時間を共有していることには変わりはありません。
ぜひ、子ども達と熱い時間を過ごしてきてください。
2:様々な先生の授業を見る
次に教育実習中に様々な先生の授業を見せてもらいましょう!
これは、自分の専門とする教科にかかわらずです。
私自身、専門は世界史ですが、日本史・地理はもちろん、英語、数学、国語、理科など様々な教科の授業を見せていただきました。
他教科の授業も「これは世界史にも応用できるかも」と思えるようなところもあり、非常に参考になりました。
純粋に授業がうまい先生の話し方や授業構成などを見るのもいいですが、その先生がなぜそんな楽しくわかりやすい授業になっているのかにも目を向けると尚良しです。
私も、すごい先生には「授業でお話しされていたあの話は、どんなところから情報を得ているんですか?」など、その先生が教材研究で得ている情報源なども教えていただいたりしました。
その先生の授業を見て真似するだけだと、ただのコピーですが、
いろんな先生の教材研究の材料をたくさん仕入れることで、自分がオリジナルで料理ができます。
これは、現場に出た時に役立つだけでなく、教採においても「他の受験者より頭一つ出る模擬授業」ができることにもつながりますからね!
3:失敗を恐れずチャレンジする
最後に、失敗を恐れず思いっきりチャレンジするということです。
教育実習で指導教官がついたりしていると、授業や担任業務などでどうしても指導教官の評価を気にしがちです。
でも、私たちは何のために教壇に立つのでしょうか?
迷う余地はありません。生徒のためです。
決して指導教官のために授業をしているわけではありません。
もちろん、指導教官と仲良くなるコミュニケーションスキルも非常に大切なので、そこは怠らないでくださいね!
でも、授業や担任業は、期間限定だけど「自分はこのクラスの担任だ」と思って、積極的にチャレンジし行動を起こしてみてください。
私も教育実習の時は、指導教官が従来通りの「教員が教壇の前で教える」といった形式の授業でしたが、私自身は「アクティブラーニングの手応えを得たい」という目的意識があったので、指導教官の授業スタンスに関係なく実践しました。
しかも、教育実習という立場ですが、授業中に本気で生徒たちを叱ったこともあります。
でも、本当に「ここは譲れない」というところだったので、生徒を思って心を込めて叱りました。
それを聞いていた指導教官が授業が終わった後で、「良かったよ〜!」と大絶賛でした。
普段、ゆるゆるで生徒と友達のような関係になる私ですが、「本当に大事なところは押さえるんだな」という指導教官にとってのプラスのギャップだったようです。
実際、叱ったクラスの感想がメチャメチャ激アツで「本当に生徒を思った本気の言葉は伝わる」ということを実体験できました。
もし「教育実習という立場でこんなことをしてもいいのかな」などとためらっていたら、ここまで生徒と心を通わせることもなかっただろうと思います。
失敗したら、「もっといい方法を考えないといけないんだな」ということがわかります。
でもチャレンジしなければ、そんなことさえわからず、それこそ「絵に描いた餅」のまま進んでしまい、実際に現場に出た時にやっていけるスキルが身についていないし、教採でも「絵に描いた餅」として伝わります。
あなたの頭に描いた餅を、教育実習でぜひ実物のものとして味わってきてください!
まとめ
ということで、今回お伝えした3つのことを心がけて、教育実習の限りある貴重な時間を有意義に過ごし、将来宝物になる子どもたちとの思い出と、教師としての自信、教採合格に不可欠な実績を持って帰ってきてくださいね!!
応援しています!!
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