いよいよ教員採用試験が近づいてきました!
面接試験対策は万全でしょうか?
今回は、「最近の教育に関するニュースで気になっているものは?」という教採の面接質問に対応できるよう、今年度の教育時事ニュースを10個ピックアップしました!
参考にしてみてください♪
教育時事ニュース10選
1:宝塚市立中柔道部暴行事件・元顧問に猶予刑
部活動中にアイスキャンデーを食べた生徒に大怪我をさせた部活動の顧問に、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決が下されました。
- 適切な指導のあり方
- 体罰を防止するためにどうするか
- 他教員の体罰の場に居合わせたらどうするか
などについて、あなたの考えをまとめておきましょう。
2:あだ名禁止校則
いじめを防止するために校則であだ名を禁止する小学校が増えているというニュース。
- あだ名を校則で禁止することが、いじめ防止の本質的な対策になるのか
- あだ名を禁止する以前に重要な手立てはないのか
等、いじめの本質に目を向け考えをまとめましょう!
3:子どものSNS被害1,819人、Twitter35.5%
2020年(令和2年)にSNSに起因する事犯の被害を受けた18歳未満の子どもは1,819人にのぼることが、2021年3月の警察庁の調査で分かりました。
- SNSの使い方に関する指導のあり方
- フィルタリングの利用など家庭の協力を得る
などの観点から、予防策を考えまとめておきましょう!
4:高校生のネットリテラシー調査正答率が過去最高
2021年4月に総務省が「2020年度青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」を公表した。高校生の正答率は、過去5年と比べて最も高い72.0%であった。
- 過去最高とは言え、SNS犯罪被害は高校生が最も多いことを考えると、「知っている」から「できる」にいかに発展させるかが今後の課題
- ポイントの低い項目をいかに生徒に浸透させるか
などの観点から考えまとめておくといいかもしれません。
5:児童生徒の自殺者数過去最多
2020年に自殺した児童生徒の数が前年と比べて約4割増加で479人過去最多。
新型コロナによる長期休校明けの6月、夏休み明けの8月が突出して自殺者数が多い。
- 長期休校前後の児童生徒の心のケア
- 新型コロナ感染者やその家族に対するケア
- クラスにおける新型コロナ感染者へのいじめ等への指導
などの観点からも、あなたの考えをまとめておきましょう!
6:虐待相談件数過去最多
2019年度に対応した18歳未満の子どもへの虐待件数が19万3780件過去最多。
通告数が増加したこともあるが、新型コロナで長期休校が続いたこと、コロナによる業績不振で家庭の経済的な不安定による保護者の精神的不安定なども背景として考えられる。
- 虐待の予防・早期発見のために必要なこと
- 虐待をしてしまう保護者へのケア
などの観点も考えておくといいかもしれません。
7:いじめ件数過去最多
2019年度に全国の小中高校などで認知されたいじめが61万2496件と過去最多。
最も多いのは「からかい・悪口」。
- からかいの場に居合わせたら、どのような指導をするか
- いじめを予防・早期発見するために必要なこと
- いじめにどのように対応するか
などの観点からあなたの考えをまとめておきましょう!
8:不登校過去最多
2019年度に不登校が理由で小中学校を30日以上欠席した児童生徒は18万1272人で、過去最多。最も多い原因は「無気力・不安」、次に「いじめを除く友人関係」「親子の関わり」。
- 新型コロナによる休校が長期化したことから学校に行きづらい生徒にどう関わるか
- 不登校を予防するために必要なこと
などについて、あなたの考えをまとめておきましょう!
9:高校での頭髪指導違法性認めず 大阪地裁
地毛が茶髪の生徒に頭髪の黒染めを強要し、当該生徒が不登校になった。大阪地裁は大阪府に対して33万円の賠償を命じるも、頭髪指導の違法性は認めず。
- 今後同じような衝突が生じないために必要な配慮
- 頭髪指導の必要性
などの観点から、あなたの考えをまとめておきましょう!
10:「ヤングケアラーPT」認知度5割を目指す
「ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム(PT)」が、2022~24年度をヤングケアラーの認知度向上の集中取り組み期間と位置付け、中高生の認知度5割を目指す。
- あなたのクラスにヤングケアラーで学習に支障をきたしている場合どう対応するか
についてあなたの考えをまとめておきましょう!
面接への準備
では、これらのニュースについて面接で話すために、どのような準備をしておけば良いかを最後にまとめておきます。
① 専門用語は理解しておこう!
「ヤングケアラー」:(※法令上の定義はない)本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども
「ネットリテラシー」:インターネットを正しく使える知識・能力
「SDGs (Sustainable Development Goals )」:持続可能な開発目標
「STEAM (Science Technology Engineering Art Mathematics) 教育」:少し前は理数系の「STEM」でしたが、最近はビジネス界においてアートの重要性も注目されています。
「令和の日本型学校教育」:「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」を掲げる教育方針です。詳細は下記のリンクもご覧ください。
② そのニュースについてのあなたの考えをまとめておこう!
ただ「最近気になった教育時事ニュースは?」と聞くだけの面接は基本的にはありません。
そのニュースを見て、あなたが何を考えたのかをしっかり言語化し、整理しておきましょう。
考えをまとめる際は、「教員として今後、どのような [態度・努力・心がけ・手立て] が必要か」など、「あなたの今後にどう生かすか」という観点で述べると前向きで建設的な表現になり、好印象かと思います。
応援しています!
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