話し下手な私が面接で心がけたこと3選|教員採用試験

小さい頃から「もっとしっかり話せないの?」と言われ、全校生徒の前でのスピーチでは言葉が出てこず真っ白になった経験もある私が、教員採用試験ではまさかの一発合格。

今回は、話し下手な私が教員採用試験の面接で話すときに心がけたことを3つ紹介します。

目次

その① すべてを語ろうとしない

面接官を納得させるためや、自分のアピールポイントをできる限り盛り込みたい、などの思いで、面接ではつい話が長くなりがちです。

実際に、質問に回答した後、「あ〜、あれも言えば良かったな…」と後悔することも。

でも、一つの質問に対し、完璧を目指してあれもこれも話そうとすると、結局「あれ?質問は何だったっけ?」と、話している自分自身も何について回答すればよかったのかがわからなくなり、面接官にとっても「この人は何が言いたいんだろう?」と何一つ伝わらないという結果にもつながります。

そこで私は、面接官の質問に対して的確かつ簡潔に回答できるよう、「このテーマならこの要点は絶対におさえて話そう!」と、自らの考えを面接ノートにしっかり整理し言語化していました。

仮に、面接で緊張のあまり自分の考えの6〜7割しか言葉にできなかったとしても合格できるように、「自分の考えを深める」ことと「これだけは絶対伝えたい」という自分の教育観の軸などをしっかり自己分析し、整理して言語化できるように準備していました。

その② 合格者を演じきる

次に、私が心がけていたのは、「合格する自分はこんなオーラで話している」という自分像を日々イメージトレーニングして、そんな理想の合格している自分を面接で演じきることです。

合格している自分を演じきる際のポイントは、「合格する人はこんなとき、何と答えるか…」などと頭で考えないことです。

面接では頭で考えて対応している時間的余裕も精神的余裕もありません。

だからこそ、「こんな雰囲気」というイメージだけを持って挑んでいました。

もう一つのポイントは、完璧を目指さないことです。

私の中での合格者は「すべての質問に完璧に答える人」というイメージではなく、すべての人が失敗の一つや二つはするという前提で、合格する人はそのような失敗にいちいち動じないというイメージを持っていました。

初めから自分に失敗を許し、失敗しても動じずに対応する自分をイメージしておくことで、面接でのトラブルにも対応できるイメトレをしていました。

その③ 面接官を満足させる話し方をする

最後に心がけていたことは、面接官の「欲しがる順番で話す」ということです。

中には、「あなたならどう対応しますか?」と聞かれて、「はい。子供達は〇〇で、教師とは、…」などと話しはじめる人がいます。

この質問で面接官がまず欲しがっているのは「どう対応するか」です。

面接官が欲している「どう対応するか」を、「はい。私が対応としてすることは以下の3つです。一つは、まず情報収集です。…」と、まず結論から答えて面接官を満足させることを心がけていました。

「どう対応するか」という結論を聞けた面接官は、次に「なぜそう考えたの?」という理由を欲するようになります

そのタイミングで「理由は…」と話せば面接官はまた欲したものが返ってきて満足します。

理由を聞いたら今度は、その根拠を知りたくなるのが人間のサガです。

面接官が根拠を知りたくなるであろうタイミングで根拠を話せばいいのです。

以上のように

「結論→理由→根拠」の順で話す

ということを心がけて面接で話していました。

まとめ

以上のように、すべてを語ろうとせず、「結論→理由→根拠」の順で話そうと試みてみると気づくと思いますが、これらを実践するには自分の考えを深め、言語化し、整理することが不可欠です。

もともとの考えが浅いのに「すべてを語ろうとしない」を実践しても、面接官はあなたの考えに納得しないでしょうし、「この人、深く考えてないな」と感じるだけです。

深い考えを凝縮した言葉で話すから、言葉に重みが出ます。

「結論→理由→根拠」の順で話そうと思えば、自分の考えを客観的に理解し、しっかり整理できていないとできません。

つまり、上記のようなテクニックで合格できるのは、自分としっかり向き合いとことん教育観を深め、言語化し、整理できている人です。

そこが、私が面接対策で最も時間をかけたところとも言えます。

応援しています!!

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