【教員採用試験】高知県の倍率|令和9年度採用の応募状況・一次結果と推移(校種別・教科別)

こんにちは、金井志津乃です! 

高知県の倍率って4.8倍なんですよね……高い気がして不安です。でも小学校は一次でほとんど落ちないとも聞いて、実際のところどうなんでしょう?

いい着眼点です! 高知県の「4.8倍」は応募者数÷採用予定数の数字。実際の関門は一次でどれだけ絞られるかと、二次で何人が名簿に載るかの2段階で、校種によってまったく別物なんです。教育委員会の公表資料から、数字の裏側まで読み解いていきますね!

この記事では、高知県公立学校教員採用候補者選考審査の倍率について、令和9年度採用(2026年夏実施)の応募状況と第1次審査の結果、そして過去の推移を、校種別・教科別にまとめます。

この記事の根拠

  • 数字はすべて高知県教育委員会が公表した資料(応募状況・第1次審査合格者・第1回名簿登載者数等)と文部科学省の実施状況調査から集計。推定値は使っていません。
  • 「一次の通過率」「二次の倍率」など、教育委員会が公表していない指標は公表された人数から私が計算し、そのつど明記しています
  • 面接で「実際に聞かれた質問」は別記事にまとめています →高知県の個人面接|受験者4名の実録と5年間の出題傾向
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
この記事の「倍率」の定義

高知県教育委員会は、公表資料のなかで2つの倍率を使っています。混同しやすいので、この記事では毎回どちらかを明記します。

  • 倍率(応募)=応募者数÷採用予定数……5月に公表される「応募状況」の倍率。ニュースで報じられるのはこちら。
  • 倍率(受審)=第1次審査受審者数÷採用予定数……6月に公表される「第1次審査合格者」の資料の倍率

さらにこの記事では、一次の通過率(第2次審査対象者数÷第1次審査受審者数)と二次の倍率(第2次審査受審者数÷第1回名簿登載者数)を私が計算して載せています。計算値には必ず「私が算出」と書いています。

30秒でわかる|高知県の倍率のポイント
  • 令和9年度採用の全体倍率は4.8倍(採用予定234人程度・応募1,128人)。前年度の5.3倍から0.5ポイント低下。
  • 応募者は前年度から248人減(1,376人→1,128人)。ただし採用予定も259人程度→234人程度に絞られています。
  • 校種差が大きい:特別支援2.6倍・小学校3.8倍・中学校4.6倍・高校7.4倍、養護教諭(小中)8.7倍・栄養教諭15.5倍
  • 第1次審査(令和9年度採用)は1,038人が受審し、第2次審査の対象者は688人(第1次審査免除者・大学等推薦特別選考の合格者を含む公表値)。小学校の第1次審査受審者数は350人、第2次審査対象者数は344人です(免除者・大学等推薦特別選考や、第2希望による他校種からの合格者を含む公表値)。
  • 令和8年9月11日、第1回名簿登載者数382人が発表されました(第2次審査受審551人に対し約69%)
  • 二次の倍率は1.44〜1.46倍(令和7年度〜9年度採用とも安定)。二次に進めば約7割が名簿に登載されています。
  • 関西会場(大阪府吹田市)を選んだ応募者が387人=応募者の約34%。関西会場を選ぶ応募者も一定数います。
【予告】令和10年度採用(2027年夏実施)の公式発表|高知県
  • 「令和10年度採用の教員採用審査の第1次審査を、自治体の共同実施による共通問題で令和9年5月8日に実施します」「※内容は変わらず、専門教養及び教職・一般教養です」
  • 第1次審査日程:令和9年5月8日(土)【予備日】令和9年6月12日(土)
  • 対象(高知会場):小学校教諭・中学校教諭・高等学校教諭・特別支援学校教諭・養護教諭・栄養教諭(大学3回生を対象とした特別選考を含む)
  • 対象(関西会場):小学校教諭・中学校教諭・高等学校教諭・特別支援学校教諭。「※関西会場の中学校教諭及び高等学校教諭の審査は一部教科のみ実施」
  • 「第2次審査等詳細は、2月上旬発表予定の教員採用選考審査募集要項でお知らせします」
  • 免除・加点の変更は、この発表には書かれていません

出典:高知県教育委員会事務局教職員・福利課「令和10年度採用(令和9年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査 第1次審査について」(令和8年6月17日・ページ更新日2026年7月30日/公式)。
2026年9月20日時点の公式発表です。要項が出たら更新します。

お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

令和9年度採用(2026年夏実施)の応募状況と一次結果

高知県教育委員会が5月22日に公表した応募状況と、6月26日に公表した第1次審査の結果を、区分別にまとめました。

区分採用予定応募者1次受審者倍率(応募)2次審査対象者一次通過率
小学校教諭100人程度377人350人3.8倍344人98.3%
中学校教諭72人程度331人297人4.6倍178人59.9%
高等学校教諭36人程度266人248人7.4倍98人39.5%
特別支援学校教諭14人程度36人34人2.6倍31人91.2%
小・中学校養護教諭9人程度78人74人8.7倍27人36.5%
県立学校養護教諭1人程度9人8人9.0倍4人50.0%
小・中学校栄養教諭2人程度31人27人15.5倍6人22.2%
合計234人程度1,128人1,038人4.8倍688人66.3%

※倍率(応募)=応募者数÷採用予定数(教育委員会の定義)。応募者数には障害者特別選考3人を含みます。第2次審査対象者数(=第1次審査合格者数)には第1次審査免除者および大学等推薦特別選考の合格者を含みます(公表資料に明記)。そのため「一次通過率」(私が算出)は筆記の通過率そのものではなく、免除者を含んだ見かけの数字である点にご注意ください。
出典:高知県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査 応募状況」(令和8年5月22日)、「第1次審査合格者」(令和8年6月26日)。
※1次受審者数の合計は、令和8年6月26日公表時点の1,040人から、令和8年9月11日公表の「第1回名簿登載者数等」では1,038人になっています(中学校英語35人→34人、栄養教諭28人→27人。資料の版の違いによるもの)。本記事の1次受審者数は令和8年9月11日公表の資料、第2次審査対象者数は令和8年6月26日公表の資料の値で、一次通過率はその2つから算出しています。

この表でいちばん大事なのは右の2列です。同じ「倍率3.8倍」でも、小学校は公表値の上では一次であまり絞られておらず、勝負が二次に移っているように見えます。逆に栄養教諭は27人中6人、高校は248人中98人と、一次で大きく絞られます。自分の区分がどちらのタイプかで、いま力を入れるべき対策が変わりますよ!

教科別の倍率(中学校・高等学校・特別支援学校)

高知県は教科別の応募者数・受審者数・第2次審査対象者数まで公表しています。「自分の教科で何人採るのか」「何人が二次に進んだのか」が分かる、貴重な資料です。

中学校教諭採用予定応募者1次受審者倍率(応募)2次審査対象者
国語10人程度52人45人5.2倍26人
社会10人程度65人57人6.5倍27人
数学10人程度63人57人6.3倍28人
理科9人程度18人17人2.0倍18人
音楽6人程度13人13人2.2倍12人
美術3人程度2人2人0.7倍2人
保健体育9人程度68人60人7.6倍28人
技術4人程度5人5人1.3倍5人
家庭2人程度7人7人3.5倍6人
英語9人程度38人34人4.2倍26人
計72人程度331人297人4.6倍178人
高等学校教諭採用予定応募者1次受審者倍率(応募)2次審査対象者
国語4人程度35人33人8.8倍12人
地理歴史3人程度28人26人9.3倍9人
公民1人程度16人15人16.0倍5人
数学2人程度44人41人22.0倍6人
理科4人程度28人26人7.0倍12人
音楽1人程度4人4人4.0倍4人
美術1人程度2人2人2.0倍2人
保健体育3人程度52人49人17.3倍11人
英語3人程度21人19人7.0倍9人
家庭1人程度6人5人6.0倍4人
情報1人程度2人2人2.0倍2人
農業4人程度10人10人2.5倍8人
工業(電気・電子)2人程度5人5人2.5倍5人
工業(機械)4人程度3人3人0.8倍3人
商業2人程度10人8人5.0倍6人
計36人程度266人248人7.4倍98人
特別支援学校教諭ほか採用予定応募者1次受審者倍率(応募)2次審査対象者
小学部8人程度15人14人1.9倍13人
中学部・高等部5人程度20人19人4.0倍17人
高等部「理療」1人程度1人1人1.0倍1人
特別支援 計14人程度36人34人2.6倍31人
小・中学校養護教諭9人程度78人74人8.7倍27人
県立学校養護教諭1人程度9人8人9.0倍4人
小・中学校栄養教諭2人程度31人27人15.5倍6人

※小学部の応募者15人には大学等推薦特別選考1人を含みます。中学校国語の応募者52人には中山間の中学校の大学等推薦特別選考1人を含みます。中学校英語・高等学校英語の応募者にはそれぞれ障害者特別選考1人を含みます。
出典:高知県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)… 応募状況」「第1次審査合格者」

この表から見える高知県の特徴は3つあります。

①「採用予定より応募が少ない」教科がある。中学校美術(3人程度に応募2人=0.7倍)と高校工業・機械(4人程度に応募3人=0.8倍)は、募集数より応募が少ない状態です。ただし倍率1倍未満=全員合格ではありません。選考審査ですから、基準に達しなければ採用予定数を満たさないまま終わります(要項にも「採用候補者が確保できない校種・職種、教科及び部が生じた場合は、特別選考を実施する場合があります」と書かれています)。

②高校の主要教科は狭き門。高校数学22.0倍、高校保健体育17.3倍、公民16.0倍。県立学校は採用予定が1〜4人程度と小さいため、応募が少し増えるだけで倍率が跳ね上がります。「受験する年度の採用予定人員」を真っ先に確認するのが県立志望の鉄則です。

③中学校でも教科差が非常に大きい。保健体育7.6倍・社会6.5倍・数学6.3倍に対し、理科2.0倍・技術1.3倍・音楽2.2倍。理科は応募18人・第1次審査受審17人・第2次審査対象18人です。第2次審査対象者には第2希望による他校種からの合格者を含むため、応募者全員が通過したという意味ではありません。

推移|文科省調査の受験者数は4年で約4割減、競争率は8.8倍→5.9倍へ

文部科学省調査の高知県の受験者数は、この数年で大きく減少しました。まずは文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」の高知県分(受験者数÷採用者数)で4年分を見ます。こちらは全国と同じ物差しで比較できる数字です。

採用年度(実施)小学校中学校高等学校特別支援養護教諭栄養教諭全体
令和4年度(2021夏)9.2倍8.6倍8.8倍3.2倍13.8倍13.0倍8.8倍
令和5年度(2022夏)9.4倍7.8倍8.4倍3.0倍14.1倍14.0倍8.5倍
令和6年度(2023夏)5.3倍9.4倍7.6倍2.6倍15.7倍12.7倍6.7倍
令和7年度(2024夏)4.8倍8.4倍6.0倍3.9倍7.4倍14.3倍5.9倍

※文部科学省の定義による競争率(採用倍率)=受験者数÷採用者数。「採用者数」は実際に採用された人数で、県が公表する「名簿登載者数」とは定義が異なります。受験者数の全体は令和4年度採用2,404人→令和7年度採用1,455人(4年で約4割減)。
出典:文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」各年度版 第2表-1【通年】(令和4年度採用版は分割前の「第2表」)

続いて、高知県教育委員会の公表資料による令和7年度採用から令和9年度採用までの3年分です。こちらは応募者・第1次審査受審者・第2次審査受審者・第1回名簿登載者という、選考の各段階の人数が分かります。

採用年度(実施)採用予定応募者1次受審者2次受審者第1回名簿登載者倍率(応募)
令和7年度(2024夏)250人程度1,472人1,372人582人400人5.9倍
令和8年度(2025夏)259人程度1,376人1,254人597人413人5.3倍
令和9年度(2026夏)234人程度1,128人1,038人551人382人4.8倍

※出典:高知県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)… 第1回名簿登載者数等」(令和8年9月11日公表)、「令和8年度(令和7年度実施)… 第1回名簿登載者数等」(令和7年9月12日公表・令和7年度採用分の数字も同資料に掲載)、「令和9年度(令和8年度実施)… 応募状況」「第1次審査合格者」。
令和8年9月11日、令和9年度採用の第1回名簿登載者数382人が発表されました。

ポイントは3つです。①応募者は2年で344人減少(1,472→1,128人)。②採用予定も234人程度まで絞られたため、倍率の下がり方は応募者の減り方ほど大きくありません。③その一方で、第1回名簿登載者数(400人・413人・382人)は採用予定数(250人程度・259人程度・234人程度)を上回っています。

③は高知県を読むうえでとても大事なところです。高知県は第1次審査で関西会場(大阪府吹田市)も設けていて、令和9年度採用では応募者1,128人のうち387人(約34%)が関西会場。県外からの併願受験者が多い分、名簿に登載されても辞退する方が出るのかもしれません。だから名簿登載を厚めに出し、第2回(10月)・第3回(1月)の登載でも調整しているのではないか——私はそう読んでいます。

校種別の推移(県の公表資料・令和7年度〜9年度採用)

区分(倍率=応募÷採用予定)令和7年度令和8年度令和9年度
小学校教諭4.4倍4.0倍3.8倍
中学校教諭8.0倍6.1倍4.6倍
高等学校教諭7.0倍7.7倍7.4倍
特別支援学校教諭2.6倍3.4倍2.6倍
小・中学校養護教諭12.4倍9.3倍8.7倍
県立学校養護教諭16.0倍8.0倍9.0倍
小・中学校栄養教諭14.7倍13.0倍15.5倍
合計5.9倍5.3倍4.8倍

※令和7年度採用(250人程度・応募1,472人)と令和8年度採用(259人程度・応募1,376人)の区分別倍率は、公表された採用予定数と応募者数から私が算出。令和9年度採用は教育委員会の公表値。
出典:高知県教育委員会「令和7年度(令和6年度実施)…」(令和6年6月28日)、「令和8年度(令和7年度実施)… 第1回名簿登載者数等」(令和7年9月12日)、「令和9年度(令和8年度実施)… 応募状況」(令和8年5月22日)

中学校:8.0倍→6.1倍→4.6倍と、3年で大きく下がりました。採用予定が47人程度→66人程度→72人程度と増えているのが主因です。令和9年度採用の数字のうえでは、高知県の中学校は追い風です。

小学校:4.4倍→4.0倍→3.8倍。応募者は578人→519人→377人と減りましたが、採用予定も130人程度→130人程度→100人程度に絞られたため、倍率の下がり方はゆるやかです。ただし前述のとおり公表値の上では一次であまり絞られていないので、難易度は「二次に集中」している可能性があります。

高等学校:7.0倍→7.7倍→7.4倍と、7倍台で高止まり。採用予定が36〜41人程度と小さい一方、応募が266〜287人あるためです。小・中・高・特別支援の4校種のなかで、最も倍率が高い校種です。

特別支援学校:2.6倍→3.4倍→2.6倍。全校種で最も門戸が広い区分です。令和9年度採用は採用予定14人程度に対し応募36人、第2次審査対象者31人でした。

養護教諭・栄養教諭:採用予定が1〜10人程度と極端に小さいため、倍率は8〜16倍で大きく振れます。特に栄養教諭は2人程度に対し応募31人。この区分は「受験する年度の採用予定人員」だけを見てください。

二次の倍率は「約1.45倍」|勝負は一次通過と面接審査

高知県の公表資料には第2次審査の受審者数が載っているので、二次だけの倍率を計算できます。3年分ですが、驚くほど安定しています。

採用年度2次受審者第1回名簿登載者二次倍率1次受審→名簿登載
令和7年度(2024夏)582人400人1.46倍3.4倍
令和8年度(2025夏)597人413人1.45倍3.0倍
令和9年度(2026夏)551人382人1.44倍2.7倍

※二次倍率=第2次審査受審者数÷第1回名簿登載者数(私が算出)。第2回(10月)・第3回(1月)の名簿登載者は含みません。
出典:高知県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)… 第1回名簿登載者数等」(令和8年9月11日公表)、「令和8年度(令和7年度実施)… 第1回名簿登載者数等」

令和8年度採用の校種別に見ると、小学校1.10倍・中学校1.90倍・高校2.47倍・特別支援1.94倍・養護教諭(小中)1.74倍・栄養教諭2.67倍(第2次審査受審者数÷第1回名簿登載者数、私が算出)。小学校は二次受審286人に対し名簿登載260人——二次まで進めば9割が登載されている計算です。

ただしこれは「令和8年度採用は二次に進む人数が絞られていた」からこその数字でもあります(小学校は1次受審468人に対し2次受審286人)。※第1次審査に合格しても第2次審査を受審しない方がいるため、この差は一次の不合格者だけではありません。令和9年度採用は、第1次審査受審者350人に対し第2次審査対象者が344人でした(免除者や第2希望による他校種からの合格者を含む公表値で、350人の内数ではありません)。令和9年度採用の小学校は、二次の倍率が1.10倍でした。第2次審査受審242人に対し第1回名簿登載221人(第2次審査受審者数÷第1回名簿登載者数、この記事で算出。大学等推薦特別選考を含む公表値)で、令和8年度採用の1.10倍と同じ水準です。全体では、第2次審査受審551人に対し第1回名簿登載382人(二次倍率1.44倍)で、令和7・8年度の1.45〜1.46倍とほぼ同水準でした。

■ 高知県の個人面接|受験者4名の実録と5年間の出題傾向(二次は模擬授業+個別面接)

特別選考・一次免除の実態|大学3回生の受験が定着

高知県の倍率を読むうえで見落とせないのが、第1次審査が免除される受験者と、大学3回生を対象とした特別選考審査です。第2次審査対象者688人には、この免除者が含まれています。

大学3回生・早期名簿登載型3回生のうちに第1次・第2次審査を受け、合格すれば令和10年度の採用候補者名簿に登載。令和9年度採用(令和8年度実施)分は小学校40人程度の募集に対し応募5人・1次受審5人・全員が2次審査へ・4人が名簿登載(前年度は応募17人・14人が名簿登載)。
大学3回生・事前認定型3回生で第1次審査のみ受け、合格すれば翌年の第1次審査が全部免除。令和9年度採用(令和8年度実施)分は小学校に応募60人・1次受審50人・34人が合格、工業(機械)は応募2人・合格0人(前年度は小学校42人が応募)。
第1次審査の全部免除令和5年度実施から令和7年度実施までの第1次審査(筆記)を受審して(免除での受審を除く)一度でも合格し、その校種・職種・教科の募集があって受審を希望し、出願期間中に県内の国公立学校の臨時教員として配置されている人/県の任期付教員名簿に登載され(特別選考審査・任期付教員特別選考での登載者を除く)、同一の校種・職種・教科の募集があって受審し、出願期間中に県内の国公立学校の任期付教員または臨時教員として配置されている人/受審する校種・職種・教科と同一の職(国・公立学校の校長・副校長・教頭・主幹教諭・指導教諭・主務教諭・教諭・養護教諭・栄養教諭、または任期を付されていない常勤の講師)に現に就いている人、または過去に就いていて令和8年3月31日までに通算3年以上(休職・停職の期間を除く)の職務歴がある人/前年の大学3回生対象の事前認定選考審査の合格者、または早期名簿登載型選考審査の第1次審査合格者
第1次審査の一部免除教職・一般教養審査のみ免除。令和8年4月13日までに県内の国公立学校の臨時教員として通算24か月以上の勤務経験があり、出願期間中に県内で任期付教員または臨時教員として配置されている人/令和8年3月31日現在で、中学校「技術」・高等学校「情報」「農業」「工業」「商業」に関連する企業等での職務経験が通算3年以上ある人/前年12月実施の大学3回生等対象の教職・一般教養事前認定選考審査の合格者。
大学等推薦特別選考県が指定した大学等の推薦。第2次審査で模擬授業(口頭試問を含む)と面接審査を実施。令和9年度採用は小学校8人・中学校(中山間)1人・特別支援小学部1人が応募。
現職・元職教員特別選考採用予定は小学校15人程度・中学校各教科1〜2人程度・高校情報1人程度・特別支援各3人程度で、一般選考の採用予定数とは別枠。オンライン面接審査+応募書類で選考(第1回 令和8年9月12日/第2回 令和9年1月9日)。第1回は令和8年10月16日に名簿登載者が発表され、応募15人・受審14人・名簿登載13人(小学校7・中学校6)でした。
障害者特別選考合計4人程度(一般選考とは別枠)。令和9年度採用の応募は3人。

※出典:令和9年度採用 募集要項「9 第1次審査の全部免除」「10 第1次審査の一部(教職・一般教養審査)免除」「15 大学等推薦特別選考」「16 現職・元職教員特別選考」「17 障害者特別選考」「18 大学3回生を対象とした特別選考審査」、高知県教育委員会「令和9年度… 応募状況」「第1次審査合格者」

注目は事前認定型に60人が応募して34人が合格していること。この34人は、翌年の出願時に免除を申し出ることで、来年(令和10年度採用)の第1次審査が全部免除されます。3回生のうちに筆記だけ受けておけば、4回生の1年間を模擬授業と面接に全振りできる——高知県はそういう制度設計になっています。大学生の方は、3回生の5月から逆算してください!

選考種別と13項目の加点の要件、ルートごとの詳しい条件は専用記事で整理しています。

■ 高知県の特別選考と一次免除ルート|大学3回生・臨時教員・現職元職・加点制度

倍率との付き合い方|「例年より高い」と感じたときに

ここまで見てきたように、高知県の倍率は「応募者の増減」だけでなく「採用予定人員」で大きく動きます。つまり自分の力ではどうしようもないところです。私自身は、倍率が高い年ほど意識的に「これで合格したらすごいやん」と前向きに考えるようにしています。一番信じられるのは自分の努力です。1分のショート動画にまとめています。

そして高知県の場合、二次は面接審査300点と模擬授業等200点です。実技審査を実施する教科では、模擬授業100点と実技100点になります。筆記だけで決まる試験ではなく、人物と授業の比重が大きい試験です。筆記対策に時間を使いすぎていないか、一度この動画で確認してみてください。

よくある質問

Q. 「名簿登載」は合格と同じ意味ですか?

A. 高知県は第1次審査・第2次審査の結果をもとに「令和9年度高知県公立学校教員採用候補者名簿」に登載します。登載=採用候補者になったということで、その後、健康診断書の提出などを経て原則として翌年4月1日付けで採用されます。名簿の有効期間は令和9年3月31日まで。ただし大学院進学や免許取得のために名簿登載期間を延長する制度もあり、登載者が全員その年に採用されるわけではありません。

Q. 第1回で名前がなかったら、もう終わりですか?

A. いいえ。高知県は名簿登載者の発表を3回に分けています。令和9年度採用は令和8年9月11日に第1回の名簿登載者数382人が発表されました。第2回は10月16日に14人が登載(中学校8・小中養護1・栄養1・高校3・県立養護1)され、年度末の欠員等の状況に応じて第3回は令和9年1月15日の予定です(令和8年10月16日時点)。第1回で名前がなくても、第2回・第3回で登載される場合があります。また、出願時に希望した人は任期付教員採用候補者名簿(育児休業等の代替教員)の対象にもなり、第1回の登載は10月16日付けで9人(中学校4・栄養1・高校4)でした。

Q. 倍率が1倍を切っている教科は、受ければ受かりますか?

A. いいえ。令和9年度採用では中学校美術(0.7倍)と高校工業・機械(0.8倍)が採用予定より応募が少ない状態でしたが、これは「採用予定数を満たせない可能性がある」という意味であって、無条件に採用されるわけではありません。募集要項にも「採用候補者が確保できない校種・職種、教科及び部が生じた場合は、特別選考を実施する場合があります」と書かれています。基準は基準として保たれると考えられます。

Q. 第1次審査の合格ラインは公表されていますか?

A. 確認できた範囲では、合格ラインの公表は見当たりません。教育委員会の説明会Q&Aには「1次合格の選考は、人物重視の観点から総合的な判断をしているので、筆記審査の得点の高い人が全て1次合格になるとは限りません」「校種、教科によって受審者数、平均点、偏差値にも毎年違いがあります。過去のデータも参考に、全体的にその年の結果をみて判断しています」とあります(同Q&Aは公表年の記載がないため参考情報です)。なお、審査結果は本人が申し出れば情報提供を受けられます(募集要項「22 選考審査結果の情報提供」)。

Q. 高知県に政令指定都市はありますか?

A. ありません。高知市も含めて、県内の公立小・中学校および県立学校の教員採用はすべて高知県教育委員会が実施しています。この記事の数字は高知県全域のものです。

Q. 最終的な結果はいつ確定しますか?

A. 令和9年度採用は令和8年9月11日に第1回の名簿登載者数382人が発表されました(マイページへの通知と、教職員・福利課ホームページへの受審番号の掲載)。第2回は10月16日に14人が登載され、第3回は令和9年1月15日の予定です(令和8年10月16日時点。第1回任期付名簿登載者は9人)。この記事も、発表のたびに更新します。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

倍率は公表資料で追えますが、「実際に面接で何を聞かれたか」「模擬授業に何が出たか」は受験した方の報告でしか集まりません。高知県の実録は令和8年10月時点で4名分です。受験された方は、ぜひこれから受験する方のために教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。

■ 教採 過去問データベース|受験報告フォーム

あわせて見たい動画

\登録無料/ 高知県対策をもっと深く

この記事のような公表データと実際の受験者情報をもとにした教採対策を、メルマガ&LINEでさらに詳しくお届けしています! いま登録すると、メルマガ・セミナー・過去問を含む豪華11大特典をプレゼント中です。

  • 【多数の合格者が愛読】教採メルマガ
  • 一発合格を勝ち取る極意セミナー
  • 【6ヶ月で合格する】ロードマップセミナー ←来年に向けた計画づくりに◎
  • 【厳選】面接質問TOP50
  • 【早期登録者限定】シークレット特典
  • あなたに必要な対策診断 ←自分の校種・状況に合わせて◎
  • 教採に受かる人の15の習慣
  • 【無料版】教員採用試験必勝ノート
  • 【全国版】集団討論過去問
  • 【全国版】小論文テーマ集
  • 【全国版】場面指導テーマ集

「メルマガ登録」&「LINE友だち追加」ですぐに受け取れます

YouTubeでも教採対策を発信しています! ■金井志津乃のYouTubeチャンネル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次