こんにちは、金井志津乃です!

熊本県って小学校が1倍台って本当ですか? でも養護教諭は12倍以上って聞いて……。同じ県なのに、そんなに違うものなんでしょうか。

本当です。令和9年度採用の熊本県は小学校1.1倍・特別支援1.2倍で、県内の他の校種と比べて門戸が広い状況です。その一方で養護教諭12.6倍・栄養教諭11.3倍、高校の政経に至っては21.0倍です。教育委員会の公表資料から、この差の意味まで読み解いていきますね!
この記事では、熊本県公立学校教員採用選考考査の倍率について、令和9年度採用(2026年夏実施)の志願状況と5年間の推移を、校種別・教科別・選考区分別にまとめます。
この記事の根拠
- 数字はすべて熊本県教育委員会の「志願状況について」と文部科学省の「公立学校教員採用選考試験の実施状況」から。推定値・報道値は使っていません。
- 熊本県は教科別の志願者数・採用予定数を公表しています。「自分の教科の倍率」まで分かります。
- 熊本市は熊本県とは完全に別実施。この記事の数字はすべて熊本県(熊本市立学校を除く)のものです。
- 面接で「実際に聞かれた質問」は別記事にまとめています →熊本県の個人面接|受験者8名の実録と傾向
- 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
- 令和9年度採用の全体は志願772人・採用予定362人程度・志願倍率2.1倍(前年度2.3倍)
- 校種差が非常に大きい:小学校1.1倍・特別支援1.2倍・中学校1.9倍に対し、高校4.5倍・養護教諭12.6倍・栄養教諭11.3倍
- 採用予定数を志願者数が下回った区分がある:中学校の理科(0.5倍)・家庭(0.7倍)、高校の農業土木(0.0倍)・電気電子(0.3倍)・建築(0.7倍)
- 高校は教科差が激烈:政経21.0倍・保健体育13.5倍の一方で、機械1.0倍・工業土木1.0倍
- 受験者数は5年で1,356人→843人(約38%減)。採用者数も381人→330人へ。
- 大学3年生等早期特別選考を新設:令和10年度採用予定枠だけで採用予定71人程度・志願130人(1.8倍)
熊本県が公表する倍率=志願者数 ÷ 採用予定数(=志願倍率)です。志願した時点の数字なので、実際に受考した人だけで見た倍率や、最終合格者で見た倍率とは違います。
一方、この記事の後半で使う文部科学省の調査の倍率=受験者数 ÷ 採用者数(=競争率)です。2つは分母も分子も違う数字なので、表をまたいで比べないようにしてください。表ごとに定義を書いています。
この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。
令和9年度採用(2026年夏実施)の志願状況|校種・職種別
熊本県教育委員会が令和8年5月13日に公表した志願状況です(「大学3年生等早期特別選考」を除く)。
| 校種・職種 | 志願者数 | 採用予定数 | 倍率 | 前年度倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校教諭等 | 147人 | 140人 | 1.1倍 | 1.2倍 |
| 中学校教諭等 | 172人 | 92人 | 1.9倍 | 2.2倍 |
| 高等学校教諭等 | 247人 | 55人 | 4.5倍 | 4.8倍 |
| 特別支援学校(学級)教諭等 | 67人 | 56人 | 1.2倍 | 1.3倍 |
| 障がいのある者を対象とした特別選考 | 4人 | 8人 | 0.5倍 | 0.3倍 |
| 養護教諭 | 101人 | 8人 | 12.6倍 | 9.9倍 |
| 栄養教諭 | 34人 | 3人 | 11.3倍 | 10.5倍 |
| 合計 | 772人 | 362人 | 2.1倍 | 2.3倍 |
※倍率=志願者数÷採用予定数。
出典:熊本県教育委員会「令和9年度熊本県公立学校教員採用選考考査志願状況について」(令和8年5月13日)。
前年度倍率は同資料のカッコ内の数値。

注目してほしいのが「障がいのある者を対象とした特別選考」の0.5倍。県の志願状況資料では、採用予定8人程度(小学校・中学校の枠が4人程度、高等学校・特別支援学校(学級)の枠が4人程度)に対して志願4人です。前年度は0.3倍でした。採用予定数に対して志願が届いていない枠が、熊本県にはあります。該当する方は、実施要項5頁の受考資格をぜひ確認してみてください。
中学校教諭等|教科別の志願状況
| 教科 | 志願者数 | 採用予定数 | 倍率 | 前年度倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 18人 | 16人 | 1.1倍 | 1.3倍 |
| 社会 | 38人 | 13人 | 2.9倍 | 4.3倍 |
| 数学 | 16人 | 12人 | 1.3倍 | 1.6倍 |
| 理科 | 6人 | 12人 | 0.5倍 | 1.3倍 |
| 英語 | 23人 | 14人 | 1.6倍 | 2.2倍 |
| 音楽 | 16人 | 6人 | 2.7倍 | 2.1倍 |
| 美術 | 5人 | 4人 | 1.3倍 | 2.0倍 |
| 保健体育 | 43人 | 8人 | 5.4倍 | 4.1倍 |
| 技術 | 5人 | 4人 | 1.3倍 | 0.6倍 |
| 家庭 | 2人 | 3人 | 0.7倍 | 0.7倍 |
| 合計 | 172人 | 92人 | 1.9倍 | 2.2倍 |
※小学校・中学校教諭等の「障がいのある者を対象とした特別選考」は志願0人・採用予定4人程度(0.0倍)。
出典:同上。
中学校は理科0.5倍・家庭0.7倍と、採用予定数に志願者数が届いていません。理科は前年度1.3倍から0.5倍へと大きく下がっています。逆に保健体育5.4倍・社会2.9倍は、同じ中学校でも別の試験だと思ったほうがいい数字です。
高等学校教諭等・特別支援学校(学級)教諭等・養護教諭・栄養教諭
| 教科等 | 志願者数 | 採用予定数 | 倍率 | 前年度倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 19人 | 4人 | 4.8倍 | 3.3倍 |
| 地歴(日本史) | 16人 | 2人 | 8.0倍 | 6.5倍 |
| 地歴(地理) | 13人 | 2人 | 6.5倍 | 4.5倍 |
| 公民(政経) | 21人 | 1人 | 21.0倍 | 19.0倍 |
| 数学 | 32人 | 5人 | 6.4倍 | 6.7倍 |
| 理科(化学) | 8人 | 3人 | 2.7倍 | 5.5倍 |
| 理科(生物) | 17人 | 2人 | 8.5倍 | 9.5倍 |
| 理科(地学)※ | 3人 | 1人 | 3.0倍 | — |
| 英語 | 17人 | 6人 | 2.8倍 | 3.4倍 |
| 保健体育 | 54人 | 4人 | 13.5倍 | 9.8倍 |
| 音楽※ | 4人 | 1人 | 4.0倍 | — |
| 家庭 | 8人 | 2人 | 4.0倍 | 3.7倍 |
| 農業(園芸) | 6人 | 2人 | 3.0倍 | 5.0倍 |
| 農業(畜産) | 3人 | 1人 | 3.0倍 | 4.0倍 |
| 農業(食品製造) | 6人 | 2人 | 3.0倍 | 2.0倍 |
| 農業(農業土木) | 0人 | 1人 | 0.0倍 | 2.0倍 |
| 工業(機械) | 3人 | 3人 | 1.0倍 | 1.3倍 |
| 工業(電気電子) | 1人 | 3人 | 0.3倍 | 1.0倍 |
| 工業(建築) | 2人 | 3人 | 0.7倍 | 0.5倍 |
| 工業(工業土木) | 1人 | 1人 | 1.0倍 | 3.0倍 |
| 工業(工業化学)※ | 2人 | 1人 | 2.0倍 | — |
| 商業 | 6人 | 3人 | 2.0倍 | 2.3倍 |
| 情報 | 5人 | 2人 | 2.5倍 | 4.5倍 |
| 高等学校 合計 | 247人 | 55人 | 4.5倍 | 4.8倍 |
| 特別支援学校(学級)教諭等(専願) | 67人 | 56人 | 1.2倍 | 1.3倍 |
| 高校・特支の障がい者特別選考 | 4人 | 4人 | 1.0倍 | 0.0倍 |
| 養護教諭 | 101人 | 8人 | 12.6倍 | 9.9倍 |
| 栄養教諭 | 34人 | 3人 | 11.3倍 | 10.5倍 |
※地学・音楽・工業化学は、令和8年度採用(令和7年度実施)では実施していないため前年度倍率がありません。
出典:熊本県教育委員会「令和9年度熊本県公立学校教員採用選考考査志願状況について」。
なお高等学校の園芸・畜産・食品製造・農業土木・機械・電気電子・建築・工業土木・工業化学・商業は、第一次考査を行わず第二次考査のみ実施される教科です(実施要項)。

高校の工業・農業に注目してください。電気電子0.3倍、建築0.7倍、農業土木0.0倍。しかもこれらの教科は一次がなく二次だけです。専門の資格や実務経験をお持ちの方は、ここも検討してみてください。「キャリアチェンジ特別選考(社会人対象)」の受考資格に当てはまる場合は、その区分で志願する方法もあります。
■ 熊本県の特別選考と一次免除ルート|大学3年生早期・大学等推薦・講師経験者・キャリアチェンジ・加点制度
大学3年生等早期特別選考|令和10年度採用予定枠だけで71人
熊本県は令和9年度採用の考査と同じ日程で、翌年(令和10年度)採用予定の「大学3年生等早期特別選考」も実施しています。こちらは大学3年生等(最終年次の1年前の方)が対象で、最終面接まで合格すると4年生の夏には試験を受けずに済みます。
| 校種・教科等 | 志願者数 | 採用予定数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校教諭等 | 61人 | 35人 | 1.7倍 |
| 中学校(国語) | 5人 | 3人 | 1.7倍 |
| 中学校(社会) | 17人 | 3人 | 5.7倍 |
| 中学校(数学) | 7人 | 3人 | 2.3倍 |
| 中学校(理科) | 4人 | 3人 | 1.3倍 |
| 中学校(英語) | 1人 | 3人 | 0.3倍 |
| 中学校(音楽) | 1人 | 2人 | 0.5倍 |
| 中学校(美術) | 0人 | 1人 | 0.0倍 |
| 中学校(保健体育) | 7人 | 2人 | 3.5倍 |
| 中学校(技術) | 2人 | 1人 | 2.0倍 |
| 中学校(家庭) | 1人 | 1人 | 1.0倍 |
| 中学校 合計 | 45人 | 22人 | 2.0倍 |
| 特別支援学校(学級)教諭等(専願) | 24人 | 14人 | 1.7倍 |
| 合計 | 130人 | 71人 | 1.8倍 |
※倍率=志願者数÷採用予定数。
出典:同志願状況資料「2 大学3年生等早期特別選考志願状況(令和10年度採用予定)」。
この枠のすごいところは、不合格でも損をしない設計になっている点です。実施要項には「第二次考査及び最終面接の不合格者は、翌年度の令和10年度熊本県公立学校教員採用選考考査における第一次考査の全てが免除される」「『大学3年生等早期特別選考』の合否・得点は令和10年度の選考考査に一切影響しない」と明記されています。3年生の夏に受けておけば、最終面接まで合格すれば令和10年度の候補者名簿に載り、第二次考査に進めていれば落ちても翌年は一次全免除です。使うかどうかは、要項を確認して決めてください。
5年間の推移(令和3年度採用から令和7年度採用まで)|受験者は約38%減
ここからは文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」(各年度の第2表)の数字です。受験者数÷採用者数=競争率という、県が公表している志願倍率(志願者数÷採用予定数)とは違う定義であることに注意してください。この数字も熊本市を除いた熊本県分です。
| 採用年度(実施年) | 受験者数 | 採用者数 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度採用(2020年夏) | 1,356人 | 381人 | 3.6倍 |
| 令和4年度採用(2021年夏) | 1,134人 | 360人 | 3.2倍 |
| 令和5年度採用(2022年夏) | 1,043人 | 399人 | 2.6倍 |
| 令和6年度採用(2023年夏) | 843人 | 360人 | 2.3倍 |
| 令和7年度採用(2024年夏) | 843人 | 330人 | 2.6倍 |
※競争率=受験者数÷採用者数(文部科学省の定義)。令和3年度採用の数値は、令和4年度採用版の前年度比較欄から。
出典:文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」各年度版。
校種別の推移(受験者数・採用者数・競争率)
| 校種 | 令和4年度採用 | 令和5年度採用 | 令和6年度採用 | 令和7年度採用 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校 | 232/184/- | 191/157/- | 142/116/1.2 | 183/125/1.5 |
| 中学校 | 254/71/- | 222/96/- | 163/79/2.1 | 174/71/2.5 |
| 高等学校 | 361/37/9.8 | 364/54/6.7 | 300/71/4.2 | 286/66/4.3 |
| 特別支援学校 | 169/49/3.4 | 145/75/1.9 | 123/75/1.6 | 99/52/1.9 |
| 養護教諭 | 94/15/6.3 | 95/15/6.3 | 87/16/5.4 | 82/13/6.3 |
| 栄養教諭 | 24/4/6.0 | 26/2/13.0 | 28/3/9.3 | 19/3/6.3 |
※表の見方は「受験者数/採用者数/競争率」。競争率は文部科学省の公表値。令和4・5年度採用の小学校・中学校の競争率は原典どおり「-」としています。一部の小中学校の選考が区分されず、その受験者数が中学校側に含まれるため、校種別の単純除算はしていません。
出典:文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」各年度版 第2表。

この4年で一番大きく動いたのが高等学校です。9.8倍 → 6.7倍 → 4.2倍 → 4.3倍。受験者が361人から286人に減る一方で、採用者が37人から66人へと1.8倍に増えたのが理由です。高校志望の方にとって、いまの熊本県は追い風が吹いています。
校種ごとの読み解き
- 小学校:採用予定140人程度に対して志願147人(1.1倍)。文科省の競争率は令和6年度採用が1.2倍、令和7年度採用が1.5倍です。ただし基準点があるため「志願すれば受かる」ではありません。二次の面接と模擬授業でしっかり評価されることが条件です。
- 中学校:全体1.9倍でも、教科では0.5倍〜5.4倍。理科・家庭・技術・美術は志願が採用予定に近い一方、保健体育・社会は厳しい戦いになります。
- 高等学校:4.5倍は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校(学級)の4つのなかでは最も高い志願倍率です(養護教諭12.6倍・栄養教諭11.3倍は職種別の数字です)。文部科学省の競争率で見ると、令和4年度採用の9.8倍から令和7年度採用の4.3倍まで下がっています。教科によって0.0倍〜21.0倍と幅が極端です。
- 特別支援学校(学級):採用予定56人程度に志願67人(1.2倍)。文科省の競争率でも1.6〜3.4倍。特別支援学校等の免許と、幼小中高いずれかの免許の両方(現に所有しているか、令和9年3月31日までに取得見込みであること)が必要な専願枠です。
- 養護教諭:採用予定8人程度に志願101人で12.6倍。前年度9.9倍から上昇しました。文科省の競争率でも5.4〜6.3倍と、県内の校種・職種のなかで高い水準が続いています。
- 栄養教諭:採用予定3人程度に志願34人で11.3倍。採用者数が年によって2〜4人と少ないため、競争率が6.0〜13.0倍と大きく振れます。
一次・二次の結果はどこまで公表される?
熊本県は志願状況を毎年5月に詳しく公表する一方で、選考結果の資料は公表期間が短く、削除されるのが早いようです。私は令和8年10月時点で、令和9年度採用の第一次考査の結果(合格者数)を取得できていないため、この記事では一次結果の数字は掲載していません(報道された数値も、教育委員会の公表値ではないため使いません)。
受考された方には、結果が通知されます。実施要項と県の変更通知(令和8年8月19日付)によると——
- 第一次考査:7月2日(木)以降、受考者全員に通知。同日午前9時30分に県HP・県教委HPで合格者の受考番号を発表。不合格者には各考査内容の点数が通知されます。
- 第二次考査:9月25日(金)午後3時に県HP・県教委HPで合格者の受考番号を発表(令和8年熊本地震にともなう第二次考査の日程変更により、当初予定の9月9日から変更。令和9年度採用は9月25日に発表済み)。結果通知は9月25日以降に受考者全員へ発送。不合格者には順位と各考査内容の点数が通知されます。
※令和9年度採用は、令和8年熊本地震の影響で第二次考査の一部日程と合格発表日が変更されています(県公式の変更通知で確認済み・上記に反映)。結果通知の時期は必ず熊本県教育委員会のホームページで確認してください。令和9年度採用の第二次考査の合格者(受考番号)は9月25日に発表済みです。人数・倍率の統計は、令和8年10月時点では未公表です。

不合格でも点数と順位が返ってくる——これは熊本県の大きな長所です。「面接で何点だったのか」が分かれば、来年の対策が具体的になります。落ちてしまったときこそ、その通知は捨てずに取っておいてくださいね。
倍率の数字に、振り回されないために
ここまで数字を並べておいて何ですが、私は「倍率が高いから今年は無理」と考えるのは、いちばんもったいないと思っています。倍率は自分の力ではどうにもならない外部要因です。上がったと知って落ち込むくらいなら、「これで合格したらすごいぞ」と意識的に前向きに考えるようにしましょう。
それに熊本県の第二次考査は、人物試験だけで240点です。しかも第二次考査の合否判定に第一次考査の結果は加味されません(実施要項)。数字を眺める時間があれば、面接(小・中は模擬授業も)の練習に回すのも一つの方法です。
■ 熊本県の個人面接|受験者8名の実録と5年分の出題傾向(個人面接2回+模擬授業)
■ 熊本県の論述考査(専門教科等)|過去の出題と60点を取り切る書き方
よくある質問
Q. 熊本市の倍率もこの記事に載っていますか?
A. 載っていません。熊本市は熊本県とは完全に別実施で、実施要項も日程も配点も別です。文部科学省の調査でも「熊本県」と「熊本市」は別の行として集計されています。この記事の数字はすべて熊本県(熊本市立学校を除く)のものです。
Q. 補欠合格の制度はありますか?
A. 令和9年度採用の実施要項(令和8年4月6日公表)には、補欠者・追加合格に関する記載はありません。合格者は「採用候補者名簿」に登載され、名簿登載期間は原則1年間(令和9年4月1日〜令和10年3月31日。ただし大学3年生等早期特別選考は、最終面接に合格した場合に令和10年4月1日〜令和11年3月31日)です。なお、大学院修士課程等や特別支援教育専攻科等へ進学する場合は、申請して承認されれば名簿登載期間を1〜2年延長できます。
Q. 「採用予定数」と実際の採用者数は同じですか?
A. 同じとは限りません。実施要項の備考にも「選考の結果、採用数が採用予定数に達しない場合がある」と明記されています。基準点を満たさない場合は、採用予定数に空きがあっても合格にはなりません。特に、志願者数が採用予定数を下回っている区分(令和9年度採用では中学校の理科・家庭、高校の農業土木・電気電子・建築など)では、採用数が予定に届かない可能性があります。
Q. 併願はできますか?
A. 熊本県内では、申し込めるのは1つの校種・職種のみです。ただし併志願制度があり、中学校教諭等の志願者は小学校教諭等を、高等学校教諭等の志願者は中学校教諭等(同一名称教科の国語・数学・英語)または特別支援学校(学級)教諭等を、第一次考査で併志願できます(それぞれ免許の要件あり)。なお第一次考査が全免除の方、第二次考査のみ実施の教科の方、「大学3年生等早期特別選考」の方は併志願できません。
Q. 倍率が低い校種なら受かりやすいですか?
A. 倍率が低いことは有利ですが、熊本県には基準点があります。「総合得点が合格圏内にあっても、各考査内容において設定された基準を満たさないものが一つでもあった場合には不合格となる」(実施要項)。特に面接の基準点は「評価者のうち少なくとも半数の者の評価が4割以上」。面接で評価者の半数以上から4割以上の評価を得られないと、倍率が1倍台でも不合格になります。
この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます
熊本県の受験者報告は、令和8年10月時点で8名分です。倍率という「外側の数字」だけでなく、実際に何を聞かれ、どんな雰囲気だったのかという「中身」が集まると、次に受ける方の準備がぐっと具体的になります。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。
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