【教員採用試験】浜松市の特別選考と一次免除ルート|大学3年生前倒し・大学推薦・現職・講師・加点20点

こんにちは、金井志津乃です! 

浜松市の特別選考って、AからHまで8種類もあって……。自分がどれに当てはまるのか、そもそも何が免除になるのかが全然わかりません。

浜松市は選考の種類が多いぶん、「自分に合うルートを選ぶだけで一次の負担がガラッと変わる」市です。前年度補欠者と大学等推薦は第1次選考の試験項目が「なし」、講師経験者は区分によって筆記の一部または全部が免除(B-エなどは個人面接のみ)、というように段階があります。表で一気に整理しましょう!

この記事では、浜松市立小・中学校教員採用選考試験の特別選考A〜Hと加点制度を、令和9年度採用(令和8年度実施)の試験要項から整理してお伝えします。

この記事の根拠

  • 令和8年度実施 浜松市立小・中学校教員採用選考試験要項(浜松市教育委員会)の条文をもとに整理
  • 選考の種類ごとの第1次試験項目の一覧表(要項P7)を、そのまま「何が免除になるか」の早見表に変換
  • 加点14項目は対象区分と点数まで要項どおりに収録
  • 浜松市は選考の種類別の合格実績を、令和8年10月時点で当ブログでは確認できていません。実績が出せるのは大学3年生選考(特別選考G・H)の第1次結果のみです。
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

早見表|あなたはどのルート?(令和9年度採用)

浜松市の第1次選考試験は、①教職・一般教養試験(60分・50点)②課題作文(60分・50点)③教科等専門試験(筆記・80分・100点)④個人面接(15分・100点)の4項目。どれを受けるかが「選考の種類」で決まります。資格要件を満たすものを自分で選んで受験する仕組みです。

選考の種類対象①教職・一般教養②課題作文③教科等専門(筆記)④個人面接
一般選考受験資格を満たす方は誰でも○−○○
特別選考A前年度補欠者−−−−
特別選考B-ア他都市現職教諭(実務2年以上)−−−○
特別選考B-イ他都市現職教諭(実務2年未満)−−○○
特別選考B-ウ臨時的任用の教員等△(①か②のどちらか一方)○○
特別選考B-エ浜松市の臨時的任用の教員等(実務3年以上)−−−○
特別選考B-オ前年度第1次選考試験合格者−−○○
特別選考B-カ元教諭(通算1年以上)−−○○
特別選考B-キ浜松市の元教諭(通算2年以上)−−−○
特別選考C大学等被推薦者−−−−
特別選考D国際貢献活動経験者・在外教育機関経験者△(①か②のどちらか一方)○○
特別選考E社会人経験者(職務経験3年以上)−−○○
特別選考F障がいに配慮した選考一般選考・特別選考A〜E・G・Hのうち、資格要件を満たす種類の試験項目を選択
特別選考G令和8年度に大学3年生となる者○−○○
特別選考H令和8年度に大学3年生となる大学被推薦者○−○○

※出典:令和8年度実施 浜松市立小・中学校教員採用選考試験要項 P7「(1)選考の種類と試験項目」。
○=必須/△=どちらか一方を選択/−=なし。

ここが浜松市の一番大事なポイントです。特別選考Aと特別選考Cは、第1次選考の試験項目が「なし」——つまり筆記も面接も受けない扱いになります(特別選考Cは要項に免除の明記があります。特別選考Aの第2次選考への進み方は、令和9年度採用の要項でご確認ください)。次に軽いのがB-ア・B-エ・B-キ(個人面接だけ)です。自分がどこに当てはまるか、まず確認してください!

第1次選考が「まるごと免除」になる2つのルート

特別選考A|前年度補欠者

令和7年度実施の浜松市立小・中学校教員採用選考試験を受験し、「補欠」となった方が対象です。第1次選考の試験項目はすべてなし。加えて、第2次選考の教科等専門試験(実技)も免除されます。

  • 前年度に補欠となった募集区分(校種・教科)が第1希望になります
  • 出願時の提出書類は「加点、免除に必要な書類」が不要(職歴入力シートは職歴のある方、免許状等の写しは取得済みの方、勤務実績証明書は令和7年度に学校での勤務歴のある方が提出)
  • 補欠者の名簿登載期間は要項に記載があります(日付の読み方が分かりにくい部分があるため、期間は要項で確認してください)

補欠は「落ちた」ではありません。令和8年度実施の要項では、令和7年度実施の補欠者が同じ募集区分を第一希望にする場合、一次の全試験項目が「なし」とされています。令和9年度実施での扱いは、その年度の要項で確認してください。補欠になった年こそ、第2次選考の対策——特に「授業」に関する面接と個人面接に、まるまる1年を使えます。

特別選考C|大学等推薦特別選考

浜松市教育委員会が指定した大学等から推薦を受け、浜松市の教員を第一志望とする方が対象です。書類選考を経て対象と認められれば、第1次選考の「教職・一般教養試験」「教科等専門試験(筆記)」「個人面接」が免除され、実技試験を実施する教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語)の受験者は第2次選考の「教科等専門試験(実技)」も免除されます。

  • 対象の大学等に令和8年4月1日時点で在籍見込みで、令和9年3月までに卒業(修了)見込みの方
  • 大学からの提出書類のほか、受験者本人によるインターネット申込みが必要(大学から推薦を受けた後に行う)。加点を受けるには、インターネット申込時に加点申請と証明書類のアップロードを必ず行ってください
  • 書類選考の結果は受験票の交付をもって通知。認められなかった場合は一般選考での受験になります。
  • 指定の有無は大学等へ問い合わせが必要です(要項には大学名の掲載がありません)

推薦枠は「大学に指定があるかどうか」を確認しないと始まりません。まず大学の就職・教職支援の窓口へ「浜松市の特別選考Cの対象大学になっていますか」と問い合わせてみてください。対象であれば、一次がまるごとなしになる可能性があります。

講師・現職・元教諭のルート|特別選考B(ア〜キ)

特別選考Bには、講師・現職教諭・元教諭などを対象とする区分があります。ア〜キの7つに細かく分かれていて、「どこで」「どれだけ」働いたかで免除の範囲が変わります。

区分対象者(要項より)一次で受けるもの
B-ア国公立学校の教諭・養護教諭(任期付を含まない)として令和8年4月1日時点で在籍し、令和8年3月31日時点での実務経験が2年以上見込みの方。2年以上の実務経験のない校種・教科は第1希望にできません。令和8年4月1日に在籍している旨の証明書を後日提出する必要があります(1次結果送付時に案内)。個人面接のみ
B-イ国公立学校の教諭・養護教諭(任用の期限を付した教諭等を除く)として令和8年4月1日時点で在籍し、令和8年3月31日時点の実務経験が2年未満の方。令和8年4月1日に在籍している旨の証明書を後日提出する必要があります(1次結果送付時に案内)。教科等専門(筆記)+個人面接
B-ウ臨時的任用の教員等。a:国公立学校で対象となる任用形態により令和7年度に実務経験があり、直近2年間(R6.4.1〜R8.3.31)で通算12か月以上勤務見込み/b:静岡県内の教育施設(浜松市教育センター、かわな野外活動センター、観音山少年自然の家、浜松科学館、三方原学園等)の職員として令和7年度に通算10か月以上勤務見込み。教職・一般教養または課題作文+教科等専門(筆記)+個人面接
B-エ浜松市立小・中学校で対象となる任用形態により令和7年度に実務経験があり、令和8年3月31日時点で実務経験が3年以上見込みの方。※これを満たせば、実務経験のない校種・教科でもB-エとして出願できます。個人面接のみ
B-オ前年度の第1次選考試験に合格した方教科等専門(筆記)+個人面接
B-カ元教諭。国公立学校の教諭・養護教諭(任用の期限を付した教諭等を除く)として令和8年3月31日までに通算1年以上の実務経験を有する見込みの方。教科等専門(筆記)+個人面接
B-キ浜松市の元教諭。浜松市立小・中学校の教諭・養護教諭(任用の期限を付した教諭等を除く)として令和8年3月31日までに通算2年以上の実務経験を有する見込みの方。個人面接のみ

※出典:要項P3「5 選考の種類等(1)選考の種類」。
「実務経験」とは、在籍した年数から休業・休職等の期間を差し引いた実際に勤務した期間をいいます。

「対象となる任用形態」に何が入るか

B-ウ・B-エでいう「対象となる任用形態」は、要項で次のように定義されています。

  • ア 任期付教員(任用の期限を付した教諭等)
  • イ 臨時的任用職員(産休代替・育休代替・同行休代替・休職代替・私傷病休等代替・介護休代替・研修代替・少人数学級編制等・欠員補充等)
  • ウ 非常勤講師等——ただし「単独で教科指導を行い、週10時間以上の勤務があるもの」に限る(初任者研修実施・小学校専科指導充実(理科)・主幹教諭軽減・はままつ式少人数学級編制・小規模小学校支援等)

非常勤講師の方は「単独で教科指導」「週10時間以上」という条件がポイントです。要項には「それ以外の要綱等により任用されていた場合(他団体における任用も含む)、特別選考B-ウの対象となるかについてはお問い合わせください」と書かれています。自己判断で諦めず、教職員課(053-457-2414)に確認してください。

講師の方の強みについてお伝えします。「クオリティ(現場で持った課題意識)」「信用(現場での積み重ね)」「フレッシュさ(初心を忘れないこと)」の3点が、講師の方の強みになると私は考えています。現場で試した具体的な実践を、課題意識とセットで語れることは、講師の方の強みの一つです。浜松市はB-エなら一次が個人面接だけ——その面接で、この3点を出し切りましょう。

大学3年生の前倒し受験|特別選考G・H

浜松市には、大学2年生の時点で出願して、大学3年生で第1次選考試験を受ける制度が2つあります。G(チャレンジ一般選考)とH(大学推薦特別選考)の違いは、3年生のうちに第2次選考まで進めるかどうかです。

特別選考G(大学3年生チャレンジ一般選考)特別選考H(大学3年生大学推薦特別選考)
対象出願時に4年制大学の2年生。出願時から卒業予定日まで継続在籍見込みで、令和10年3月31日までに卒業見込みの方。左に加えて、浜松市教委が指定した大学から推薦を受け、浜松市を第一志望とし、書類選考で対象と認められた方
3年生時第1次選考試験のみ受験できる第1次選考に合格すれば、そのまま第2次選考試験も受験できる
合格したら翌年度、第2次選考試験から受験(令和9年度実施選考試験に改めて出願が必要)第2次選考まで合格した場合、令和9年4月に大学3年次の学業成績を確認し、問題がなければ令和10年度採用の名簿登載候補者に。第1次のみ合格の場合は、4年生時に第2次選考からの受験。
募集区分の併願できませんできません
加点申請できませんできません
書類選考に落ちたら—特別選考Gでの受験になります(受験できなくなるわけではありません)

特別選考Gには、もう一つ知っておきたい仕組みがあります。翌年度、令和8年度実施試験で合格した募集区分「以外」を第二希望として受験できるという条項です(ただし発達支援推進教員は、合格した同校種に限り第一希望として申請可)。合格した区分以外を第一希望にしたい場合は、一般選考での受験に戻ります。

大学3年生の実績|147人が受験、95人が第1次合格

受験区分志願者第1次受験者第1次合格者通過率
小学校74人70人53人76%
中学校 計76人69人40人58%
養護教諭10人8人2人25%
合計160人147人95人65%

※出典:浜松市教育委員会「令和8年度実施 浜松市立小・中学校教員採用選考試験志願状況」「同 第1次選考試験 受験者数・合格者数」。
通過率は当ブログ算出。発達支援推進教員は志願者0人でした。

大学3年生の第1次通過率65%は、大学4年生以上(63%)と近い数字でした。令和9年度採用(2026年夏実施)の結果では、「3年生だから通らない」とは言えない数字でした。第1次に合格しておけば、特別選考Gは翌年度が二次からのスタート(特別選考Hは当年度の第2次選考も受験できます)——4年生の1年間を、まるごと「授業」に関する面接と個人面接に使えます。

社会人・国際経験・障がいのある方のルート

特別選考E|社会人経験者

民間企業または官公庁等において、正規職員として、令和8年3月31日時点で職務経験が3年以上見込みの方が対象です。第1次選考では教職・一般教養試験が免除され、教科等専門試験(筆記)と個人面接を受けます。

「職務経験」は正規職員として就業した期間を指します。複数の企業(団体)等にわたる場合、同一企業で1年以上の勤務がある場合に、それらの期間を通算できます(通算の際、1日でも勤務すれば1か月として数えます)。

社会人の方の面接では、次の2つをバシッと話せるようにしておくのがおすすめです。①社会人経験を学校でどう生かすのか(ここは絶対に聞かれるところかなと思います) ②なぜ社会人経験を経て教員を目指したのか。浜松市はEでも個人面接が100点。ここを言葉にできるかどうかが大切だと私は考えています。

特別選考D|国際貢献活動経験者・在外教育機関経験者

国際協力機構(JICA)が規定する青年海外協力隊、日系社会青年海外協力隊、または在外教育機関(日本人学校、補習授業校等)で、原則として継続した2年間の活動実績を有する方が対象です。第1次選考では、教職・一般教養試験に代えて課題作文(多文化共生に基づくテーマ・60分・50点)を選ぶことができます。

課題作文のテーマが「多文化共生」と指定されているのが、浜松市らしいところです。多文化共生を掲げ、バイリンガル特別面接(ポルトガル語・スペイン語)まで用意している市——その文脈を踏まえて書くと伝わりやすいと考えられます。

特別選考F|障がいに配慮した選考

障がいのある方で、希望する募集区分に必要な免許状および受験資格要件を満たし、「障がいに配慮した選考申請書」を提出できる方が対象です。

  • 一般選考および特別選考A〜E、G、Hのうち、資格要件を満たす選考の種類の第1次試験項目を選択できます
  • 第1次選考の「教職・一般教養試験」を「課題作文(これまでの経験に基づくテーマ)」に代えることができます
  • 具体的な試験の実施方法等は申請書の内容を踏まえて検討され、障がいにより受験者が不利になることがないよう配慮されます(決定後に受験者へ通知)
  • 提出書類は、身体障害者手帳/精神障害者保健福祉手帳または療育手帳/精神保健福祉センター・精神保健指定医・障害者職業センターの判定書等のいずれかの写し

加点制度|14項目・合計20点が上限

令和9年度採用の要項では、浜松市の加点は第1次選考試験の得点に加算されます。インターネット申込み時の申告と、証明書類の提出が必須です(申告がない場合は加点されません)。複数項目にわたる加点の合計は20点が上限です。

加点項目点数対象区分
② 公認心理師または臨床心理士の資格取得*15点全区分
① 特別支援学校教諭普通免許状を取得または取得見込み10点全区分
⑫ 中学校教諭複数教科普通免許状を取得または取得見込み10点中学校・発達支援推進(中)
⑧ 英語資格<CEFR B2相当>*(例:英検準1級以上)10点小学校・発達支援推進(小)
③ バイリンガル面接特別選考の結果に応じた加点0〜10点全区分
⑤ 小学校教諭と中学校教諭の普通免許状の両方を取得または取得見込み5点養護教諭以外
⑦ 日本語教育能力検定試験(日本国際教育支援協会)に合格*5点養護教諭以外
⑨ 英語資格<CEFR B1相当>*または中学校教員の普通免許状(英語)を取得・取得見込み5点小学校・発達支援推進(小)
⑪ 幼稚園教諭普通免許状を取得・取得見込み/保育士資格を取得5点小学校・発達支援推進(小)
⑬ ⑫に該当する方で、受験教科以外に音楽・美術・技術・家庭の中学校教諭普通免許状を取得・取得見込み5点中学校・発達支援推進(中)
⑭ 保健師または看護師免許取得5点養護教諭
⑥ 司書教諭の資格を取得*3点養護教諭以外
⑩ 中学校教員の普通免許状(数学・理科・保健体育)を取得・取得見込み3点小学校
④ ICT教育関連資格*(ITパスポート/ICT支援員能力検定(上級含む)/教育情報化コーディネーター認定1〜3級/Google認定教育者レベル1〜2・トレーナー)1〜3点全区分

※出典:要項P10「8 加点申請(1)加点項目一覧」。
番号は要項の項目番号、点数の大きい順に並べ替えています。*印は取得済みであることが申請条件です。⑧⑨の英語資格要件は「各資格・検定試験とCEFRとの対照表 文部科学省(平成30年3月)」により、実用英語技能検定以外の各資格・検定試験は令和6年5月以降の得点に限ります。⑪の保育士資格は令和8年5月9日までに資格証明書等を提出できる方、⑭も同日までに資格証明書を提出できる方に限ります。

注目してほしいのは、特別支援学校教諭免許で10点(全区分)、複数教科免許で10点(中学校の区分のみ)、公認心理師・臨床心理士で15点(全区分・取得済みが条件)という配分です。第1次の個人面接は100点で、加点の上限20点はその配点の5分の1に相当します。今から取れる資格があるなら、合格に向けた戦略の一つになります(取得済みが条件の項目もあるので、要項で確認してください)。

また、加点申請に関わる免許状が「取得見込み」の場合、出願時に写しを提出する必要はありませんが、免許状が取得できなかった場合は、合格でも採用候補者名簿から削除されることがあります。取得後は必ず写しを提出してください。

第2次選考の実技が免除になる人

令和9年度採用の要項では、中学校の音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語には第2次選考で実技試験がありますが、次の方は免除されます。

  • 特別選考A、B-ア、B-エ、B-キ、Cの受験者
  • 中学校英語(発達支援推進教員含む)の受験者で、CEFR B2相当以上の英語力を有している者(インターネット申込み時に申告し、「資格・合格証明書等の写し」を提出した方に限る。例:実用英語技能検定準1級以上、TOEIC L&R 785点以上。実用英語技能検定以外の資格・検定試験は令和6年5月以降の得点に限ります)
  • 併願受験をする方は、第2希望の教科専門(実技)が免除されます

まとめ|免除は「入口」、勝負はどのルートでも第2次選考

どのルートで第1次選考を通っても、第2次選考の試験項目は基本的に同じです。学校教育に関するレポート(50分・10点)、個人面接(45点)、「授業」に関する面接(45点。養護教諭は「保健」に関する面接)、適性検査——ここは免除がありません。このほか、音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語の志願者には教科等専門試験(実技)があります(特別選考Aなど、免除の対象者もいます)。

一次がゼロになる人特別選考A(前年度補欠者)/特別選考C(大学等推薦)
→ 空いた時間をまるごと二次対策に
一次が個人面接だけの人特別選考B-ア(他都市現職2年以上)/B-エ(浜松市の講師3年以上)/B-キ(浜松市の元教諭2年以上)
→ 一次も二次も面接が中心になります。話す準備の比重が大きくなります。
筆記の一部が免除になる人特別選考B-イ・オ・カ(教職・一般教養が免除)/E(同)/B-ウ・D(教職・一般教養または課題作文のどちらか一方を選択。選んだ試験の点数が一定の水準に達する必要あり)
→ 教科等専門(100点)に集中できます
免除がない人一般選考/特別選考G・H
→ 試験の配点は筆記150点+面接100点。ただし教職・一般教養(50点)は一定の基準に達しないと合格者とされず、合否判定の合計点は教科等専門(筆記)・個人面接・加点です。特別選考G・Hは加点申請ができません。一般選考の受験者は、加点(上限20点)の資格要件と申請方法を確認してください。

■ 浜松市の個人面接|受験者3名の実録と出題傾向(一次から面接100点・二次は場面指導つき)
■ 浜松市の「学校教育に関するレポート」|過去4年の出題テーマと50分の書き方
■ 浜松市の倍率|令和9年度採用の最終結果と4年間の推移(校種別・教科別)

よくある質問

Q. 特別選考の申請は、いつどうやってするのですか?

A. 出願(インターネット申込み)時に、受験する「選考の種類」を選びます。令和9年度採用の出願期間は令和8年2月9日(月)から3月16日(月)午後5時15分まで。必要書類は、マイページへのアップロード(職歴入力シート/免許状の写し/加点・免除に必要な書類/障がいの証明)と、郵送(勤務実績証明書=厳封のまま/大学等推薦書=大学が郵送)の2系統があります。インターネット申込みと必要書類の提出の両方が期間内に完了して、はじめて受験資格が得られます。

Q. 特別選考C・Hを希望する場合、申込みの順番はありますか?

A. あります。令和9年度採用の要項に「特別選考C(大学等推薦特別選考)、および特別選考H(大学3年生大学推薦特別選考)での受験を希望する場合は、大学等からの推薦の可否が決定した後に、インターネット申込みを行ってください」と明記されています。大学の推薦手続きには学内の締切が別に設けられている場合があるので、2月より前に大学へ確認しておきましょう。

Q. 加点は複数申請できますか?

A. できます。ただし複数項目にわたる加点の合計は20点が上限です。たとえば公認心理師(15点)+特別支援学校教諭免許(10点)=25点でも、加点は20点までとなります。また、特別選考G・Hは加点申請ができません。

Q. 非常勤講師の経験は、特別選考Bに使えますか?

A. 「単独で教科指導を行い、週10時間以上の勤務があるもの」であれば対象となります。要項に例示されている任用(初任者研修実施・小学校専科指導充実(理科)・主幹教諭軽減・はままつ式少人数学級編制・小規模小学校支援等)以外の要綱等で任用されていた場合は、教職員課(053-457-2414)へ問い合わせるよう要項に案内があります。時間数が微妙な方ほど、確認する価値があります。

Q. 大学3年生で受けて落ちたら、翌年不利になりますか?

A. 令和9年度採用の要項には、そのような記載は見当たりませんでした。特別選考G・Hは翌年度に改めて出願する仕組みで、特別選考Gの第1次選考合格者と、特別選考Hで第1次選考のみ合格した人は第2次選考からの受験(特別選考Hは当年度の第2次選考も受験できます)、合格していなければ通常どおりの受験になります。1年早く本番の空気を知れること自体が大きな経験です。

Q. 現職教員が他自治体から浜松市を受け直すのは、難しいですか?

A. 簡単ではないと私は考えています。ただ、令和9年度採用の要項では、浜松市はB-ア(実務2年以上)なら第1次選考が個人面接だけです。授業力のブラッシュアップと謙虚さが伝われば、「良い人材が来てくれてラッキー」と思ってもらえる可能性があります。今の学校で積み上げてきたものを、浜松市でどう生かすのか——そこを言葉にしていきましょう。

Q. この試験は任期付教員の選考も兼ねているそうですが?

A. はい。令和9年度採用の要項の表紙に「この選考試験は任期付教員の選考(P6参照)を兼ねています」と書かれています。任期付教員は、育児休業等の代替や欠員補充のために勤務し、任期が決められていること以外、給与・勤務時間等は原則として正規教員と同様です。任期付教員候補者名簿への登載期間は最長3年間で、登載・任用中でも採用選考試験の受験は可能です。※発達支援推進教員区分のみを受験する方、および大学院在学者・進学者等の特例を希望する方は、任期付教員を希望できません。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

浜松市の受験者報告は令和8年10月時点で3名分です。「どの選考の種類で受けたか」「免除はどう働いたか」——公表資料には出てこない情報こそ、次の受験生を助けます。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。

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