【教員採用試験】秋選考・追加募集がある自治体まとめ(令和9年度採用)|夏に落ちても今から出願できる試験と、現職・経験者向けの秋試験

こんにちは、金井志津乃です! 

「今年はだめだった。でも、秋にも受けられる試験があると聞いた」と探している方が増える時期です。この記事では、令和9年度採用(2026年秋実施・2027年4月採用)の秋選考・追加募集を、2026年10月17日時点で各教育委員会が公表している要項・案内ページだけをもとに、一覧にしました。

最初に、いちばん大事なことをお伝えします。秋選考は「夏に落ちた人が誰でも再挑戦できる試験」ではありません。夏に受験した人は出願できない試験、他県の現職教員に限られる試験、正規採用ではなく任期付の登録試験——中身は自治体によってまったく違います。まず、自分が出願できる試験なのかを、この記事の表で確かめてください。

この記事の根拠

  • 日付・人数・出願資格は、すべて各教育委員会が公表した実施要項・案内ページから拾っています。書かれていないことは「要項に記載なし」「教委HPで確認」とし、推測は載せていません
  • 2026年10月17日時点の情報です。受付が終わった試験は、のちに「表2」へ移します。出願の前に、各教育委員会の公式ページで内容が更新されていないか確認してください
  • 年度の書き方は「令和9年度採用(2026年秋実施・2027年4月採用)」で統一。令和10年度採用(2027年実施)の秋選考は、当ブログで確認できた範囲では、公表を確認できていません
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
結論から
  • 秋に受けられる教員採用の試験は3タイプです。(A)夏の不合格者も出願できる枠/(B)現職・経験者・UIJターン限定/(C)任期付・臨時的任用の秋募集。同じ「秋選考」でも、出せる人がまったく違います
  • 要項の文言から「夏に不合格だった人が出願できる」と読み取れたのは、受付中のものでは佐賀県(一般選考)・宮城県(中学校・技術)・新潟県(追加募集)と、任期付の広島県・香川県・相模原市です(表1の○)。北海道と宮崎県は、夏にどこへ出願したか(宮崎県は夏にどの受験区分を受けたか)で変わります(△)。高知県(小学校)も要項に「夏に受審した方も再度受審可能」と明記していましたが、10月13日で受付を終えました。任期付の静岡市(○)も10月16日で受付を終えています(表2)
  • 表1の18件のうち、受付の締切が10月中のものは12件です。次の締切は10月19日(月)の香川県(任期付)・佐賀県・大分県で、そのあと10月20日に宮城県・岡山県・香川県(秋募集)が続きます。静岡市(任期付)は10月16日、神戸市・高知県は10月13日で受付を終えました(表2)。「あとで調べよう」では間に合わない試験があります
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

秋選考の3タイプ——まず「自分が出せる試験か」を見分ける

表では、各行の自治体名のあとに(A)(B)(C)と付けています。

タイプ出せる人受かると表1の例
(A) 夏の不合格者も出願できる枠免許・年齢などの基本条件を満たせば、夏の結果にかかわらず出願できる試験(要項に夏の受験歴による制限がないもの)令和9年度採用の候補者名簿に登載(正規採用の試験)佐賀県・宮城県・新潟県。北海道・宮崎県は条件つき(高知県は受付終了)
(B) 現職・経験者・UIJターン限定他県の現職教員、正規教員の経験者、県外の社会人など、出願資格が限定された試験。夏にその自治体を受けた人を除く試験が多い正規採用の候補者名簿に登載されるものが中心秋田県・山梨県・富山県・岡山県・香川県(選考Ⅰ)・大分県・兵庫県ほか(神戸市は受付終了)
(C) 任期付・臨時的任用の秋募集免許があれば夏の結果にかかわらず出願できるものが多い(登録制の随時募集もある)正規採用ではありません。育児休業の代替などで、任期つきで採用される候補者の名簿・登録静岡県(小・中学校)・香川県・広島県・相模原市(静岡市は受付終了)

【表1】2026年10月17日時点で出願できる秋選考・追加募集(18件)

受付中の試験と、これから受付が始まる試験を、締切が早い順に並べました。日付はすべて2026年(令和8年)です。自治体名のリンクは、各県の倍率の記事です(リンクのない行は、倍率記事がない自治体です)。

いちばん右の列の「夏の不合格者の出願」は、夏の試験に落ちた新卒・講師などの方が出願できるかの目安です。判定は要項の文言だけで行っています。

  • ○=要項に、夏の受験歴や結果による出願制限が書かれておらず、現職・経験年数などの限定もない(免許・年齢などの基本条件のみ)
  • △=出願できるかどうかが条件しだい(現職・経験者に限る、夏に受けた自治体で変わる、特定の区分だけ、要項が未公表など)。要項で確認
  • ×=要項に「夏の試験を受験していない者」などと書かれている、または対象者の列挙に夏の不合格者が含まれていない
自治体選考名受付期間試験日合格発表対象の要点夏の不合格者の出願
香川県(C)令和9年度 香川県公立学校任期付職員(教員)登録試験8/12〜10/19 17:00(電子申請)書類選考+口述試験(集団面接)11/1(大阪)・11/7・11/8(香川)12月上旬(予定)育児休業・配偶者同行休業の代替。登録予定数は小学校100名程度・中学校45名程度ほか。登録は令和9年4月1日から3年。正規採用ではありません○ 受験資格は免許状等と欠格条項など。「登録・任用中でも、香川県公立学校教員採用選考試験の受験は可能」と記載
佐賀県(A)令和9年度 佐賀県公立学校教員採用選考試験 秋選考(一般選考)9/28〜10/19(電子申請。要項に締切時刻の記載はなく、県のお知らせでは提出書類の〆切が17時)11/14〜15(一般・教職教養50分/専門60分/個人面接+模擬授業)12/4小学校教諭等25名程度、中学校(国語・理科・英語・美術・技術・家庭)、高校(工業)。ほかにUJIターン・社会人・英語スペシャリストの特別選考、チャレンジ受験(令和10年度採用・小学校)あり○ 一般選考の受験資格は生年月日・免許・欠格条項・性犯罪の前科なしの4点で、夏の受験歴による制限の記載なし
大分県(B)令和9年度 大分県公立学校教員採用選考試験(秋選考試験)特別選考(Ⅳ)(他県教諭特別選考)9/18〜10/19 17:15(電子申請)11/7(個人面接)11/26 9:00小学校13人・中学校11人・高等学校8人・特別支援学校4人。大分県を除く都道府県の公立学校等の正規教員(令和9年3月31日現在3年以上)など△ 現職・経験者向け。「他の自治体の最終試験で合格を得ていない者」が条件の一つ
宮城県(A)令和9年度 宮城県公立学校教員採用候補者臨時選考10/1〜10/20(電子申請)11/14(小論文50分+個人面接Ⅰ・Ⅱ各20分)12/4付けで結果通知書を郵送中学校・技術のみ若干名。令和9年4月1日時点で62歳未満(昭和40年4月2日以降生まれ)。技術の免許状を持つ人または令和9年3月31日までに取得見込みの人○ 出願資格は免許・年齢・欠格条項などで、夏の結果による制限の記載なし(中学校・技術のみ)
岡山県(B)令和9年度(令和8年実施)岡山県公立学校教員採用候補者選考試験(秋選考)9/28〜10/20 17:00(電子申請)11/14(予備日11/15)12/4小・中・高(英語・工業)・特別支援学校ほか(いずれも若干名)。出願時に県外の国公私立学校の正規教員で、同一校種・職種で2年以上の勤務経験がある人× 令和9年度岡山県選考を受験していない者が対象。Q&Aに「夏の試験…の全てを欠席した場合は、出願可能」
香川県(B)令和9年度 香川県公立学校教員採用選考試験(秋募集)選考Ⅰ・選考Ⅱ9/1〜10/20 17:00(電子申請)10/31(東京)・11/1(大阪)・11/3(香川)に模擬授業+面接11月中旬に通知小学校・中学校。選考Ⅰ=他県等の公立学校の現職正規教員(同一校種・教科)、選考Ⅱ=課程認定を受けた大学等に在籍し学長等が推薦する令和9年3月卒業・修了見込みの人× 令和9年度香川県選考(令和8年7月〜8月実施)を受験していない者が対象
新潟県(A)令和8年度実施 新潟県公立学校教員採用選考検査 秋選考(追加募集)10/6〜10/21 17:00(電子申請のみ。郵送が必要な書類は10/21消印有効)11/14(筆答検査60分+個人面接)・11/15(個人面接。出願状況により11/15は実施しない場合あり)12月初め頃小学校50人程度・中学校計50人程度・高校計30人程度・特別支援学校30人程度(ほかに障害者特別選考10人程度)。中学校は国語・数学・音楽・美術・家庭・英語・技術、高校は英語・農業・工業・情報。昭和40年4月2日以降生まれで、免許状を持つ人または令和9年4月1日までに取得見込みの人。新潟県内(新潟市立を除く)の国公立学校の教諭は受検不可○ 出願資格は欠格条項・生年月日(昭和40年4月2日以降)・免許状で、夏の受験歴による制限の記載なし。筆答検査の免除に「今年度5月及び7月に実施した新潟県教員採用選考検査の第1次検査に合格した者」の規定あり
秋田県(B)令和9年度 秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験 あきたAターン秋選考10/1〜10/23 17:00(電子申請は17:00締切・郵送は消印有効)11/21(論文+面接)・11/22(面接)12/11 13:00小学校10名程度、中学校(技術・英語ほか)、高校、特別支援学校。秋田県外に在住し移住・定住を希望する人で、県外の教諭等として令和8年10月1日時点で継続3年以上の経験がある人など× 令和9年度秋田県選考(7月〜8月実施)を受験していない者が対象
山梨県(B)令和9年度採用 山梨県公立学校教員選考検査【秋期検査】10/5 10:00〜10/26 17:00(メールで志願書等を提出。履歴証明書等は10/26消印で簡易書留)11/15(適性検査・小論文・個人面接・集団討議ほか)12月中旬に通知を発送小学校・中学校(国語・家庭・英語)・高校(物理・地学・家庭)・特別支援学校小学部、各若干名。受検対象は(1)他県・政令市の現職正規教員で山梨県の二次検査を未受検の人、(2)山梨県の夏の一次通過者・一次免除者で二次検査を未受検の人× 受検対象者の列挙に、夏の二次検査を受けて不合格になった人は含まれない
広島県(C)令和9年度 広島県公立学校任期付教諭・臨時的任用教諭候補者(広島県で新たな教員チャレンジ)選考試験9/30〜10/27 17:00(電子申請。持参・郵送も可)書類選考+個人面接 11/14(福山)または11/21(広島)12/10名簿登載予定:小学校50人程度・中学校30人程度・特別支援学校10人程度。広島県内の県立学校および広島市を除く市町立学校で教諭等の勤務経験がない人。任期付教諭を希望する場合は昭和42年4月2日以降生まれが条件です。正規採用ではありません○ 応募資格は免許・欠格事項・年齢(任期付教諭は昭和42年4月2日以降生まれ)など。夏の受験歴による制限の記載はなく、県内(県立学校・広島市を除く市町立学校)での教諭等の勤務経験がないことが条件
北海道(A)令和9年度 北海道公立学校教員採用候補者選考検査 秋選考10/7〜10/30(Webエントリーは17時までに受信。書類は簡易書留・消印有効)検査期日は11/15(要項の記載)12/23小学校100名程度ほか(いずれも「程度」)。昭和40年4月2日以降生まれで、該当校種・教科の免許状を持つ人。北海道教委・札幌市教委の任命を受けた教諭は受検不可△ 「夏選考において、北海道に出願し、不合格となっていない者」が条件。夏に北海道で不合格なら不可
静岡県(特別支援学校)(B)令和9年度 静岡県公立学校【特別支援学校】教員採用 秋募集試験9/11〜10/30 17:00(面接用シート等の郵送は11/2消印まで有効)11/14(個人面接)11/30以降に郵送で通知特別支援学校の小学部・中学部。過去に静岡県の教諭として6年以上の勤務経験があり、志願時に静岡県の教諭として在職していない人。勤務時と同一校種・教科のみ△ 対象は元静岡県教諭。要項に夏の受験歴による条件の記載なし
富山県(B)令和9年度 富山県公立学校教員採用選考検査 とやまUIJ秋選考10/2〜11/2 23:59(電子申請)11/22(小論文・個人面接・適性検査。社会人区分は専門教科筆答検査)12月下旬までにHPで公表し本人に通知『現職教員』=富山県以外の自治体で令和6年4月1日以前から公立学校の正規教員で出願時も在職中の人。『社会人経験(農工商産業教育)』=県外の企業等で3年以上の勤務経験がある人。各区分とも若干名△ 現職または県外の社会人経験者向け。夏の受験歴による制限は要項に記載なし
宮崎県(A)令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考追加試験10/15〜11/5(電子申請のみ受付。特別選考・一部試験免除・加点の書類は簡易書留で郵送し、11/5消印有効)12/6(一般選考は第一次・第二次を同日に実施。第二次は模擬授業と個人面接。宮崎会場・東京会場)12/16にメールで送付予定(特別選考の第一次の結果は11/20)小学校教諭等は全教科40名程度・特別支援4名程度。中学校教諭等は国語14名・社会(若干名)・理科15名・美術7名・技術9名・家庭科4名程度。高等学校教諭等の農業(栽培)・農業(畜産)・工業(工業化学)・水産(機関)と、特別支援学校教諭等の音楽・美術は若干名。一般選考の追加試験は小学校教諭等全教科と中学校教諭等(国語・理科・美術・技術)が対象で、そのほかの区分は特別選考のみ。昭和42年4月2日以降生まれ。原則として受験区分の普通免許状を持つ人または令和9年3月末までに取得見込みの人(社会人を対象とした特別選考Bは普通免許状不要)。隣接校種の普通免許状を持つ人が一般選考を受ける場合は、本人の申出により免許取得期限を令和12年3月末まで猶予する規定もあります(対象となる校種・教科は、追加試験要項の記載を確認してください)(電子申請で猶予「希望有り」とし、12/6に要件を確認)△ 受験資格に「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の一般選考試験または特別選考試験に同じ受験区分で受験していない者」とあり、夏に同じ受験区分を受けた人は出願できません(別の受験区分なら条件には当たらない)
相模原市(C)令和8年度実施 相模原市立学校任期付職員(教諭)採用選考10/1〜11/6(電子申請17時/郵送は消印有効)書類選考+面接11/2812月下旬に各受験者へ通知小学校75人程度・中学校30人程度・養護教諭7人程度。令和9年4月以降の育児休業等の代替。登録は原則として令和12年3月31日まで。正規採用ではありません○ 受験資格は免許状と欠格事項のみ。「採用候補者登録中又は任用中でも、相模原市立学校教員採用候補者選考試験の受験は可能」と記載
兵庫県(B)令和9年度 兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験(追加募集)10/1〜11/6(兵庫県電子申請システム)11/29(出願者多数の場合は一部11/28)。模擬授業・個人面接・実技12/14 15:00中学校(理科・美術・技術)、中学校・特別支援学校(理科・技術)、高校(情報・工業)。出願資格(6)は、夏に出願していない人向けの②昨年度条件付合格者(同一区分に加え、大学院在学または県内の臨時講師等の任用要件あり)/③昨年度の大学3年生等一次合格者(合格時と同じ校種・教科)/④現職正規教諭(令和9年3月31日時点で指定の教職経験2年以上・同校種教科等)/⑤正規教諭経験者(教職経験2年以上に加え、指定期間内の県内臨時講師等の経験1年以上など)/⑥県内の臨時教諭(出願時に臨時教諭として任用中の人で、臨時講師・任期付講師は対象外。指定の教職経験2年以上等)と、夏に出願した人向けの①(夏の第1次選考を全部免除と認定または合格と判定されていたが、第2次選考をすべて欠席した人)。②〜⑥は各要件をすべて満たすことが必要× 夏に出願した人が使える区分は①(夏の第1次選考を全部免除と認定または合格と判定されていたが、第2次選考をすべて欠席した人)のみ
静岡県(小・中学校の任期付)(C)令和9年度 静岡県公立学校任期付職員(教員経験者)採用選考試験【小学校教員、中学校教員】10/15 8:00〜11/6 17:00(電子申請。面接用シート・課題作文・勤務歴証明などの郵送は10/15〜11/13、11/13消印有効)書類選考(課題作文)+面接 12/14・15(静東・沼津市)または12/16・17(静西・掛川市)のうち指定された日時令和9年1月14日以降に結果通知を発送小学校教員25人程度・中学校教員10人程度(国語・理科・保健体育)。静岡県内の市町立学校(静岡市・浜松市を除く)で、育児休業等の代替や欠員補充を担う任期付職員。任用期間は原則3年間。令和8年3月31日時点で、国公立学校の定年制教員・任期付職員・臨時的任用職員として通算1年以上の教員の実務経験がある人(非常勤講師の期間は含まない)。小・中学校の養護教員の募集はありません。正規採用ではありません△ 教員の実務経験が通算1年以上ある人に限られるほか、要項Ⅱの資格1〜7をすべて満たす必要があります。指定年度の静岡県の再任用制度対象者等は除外され、令和7・8年度に県の任期付職員として採用され現在在籍中の人も、同一の教員種別では受験できません(小・中学校は同一種別)。本年度の高校・特別支援学校等の任期付採用選考との併願もできません。要項に夏の受験歴による条件の記載なし
山形県(B)令和9年度採用 山形県公立学校教員選考試験(秋選考)10/30〜11/16(受付は始まっていません。実施要項は10/29公表予定)12/5要項で確認現職・元職教員が対象。小学校・中学校・特別支援学校小学部・中学部。受験資格・募集教科・出願方法は要項で確認△ 要項の公表待ち。公表後に出願資格を確認

※出典:各自治体の令和9年度採用 実施要項・実施要領・案内ページ(表1の各自治体の秋選考・追加募集・任期付選考の要項、山梨県は「秋期検査案内」、山形県は県の採用ページ)。

表1を使うときの2つの注意
  • 締切は「時刻」まで確認してください。17:00・17:15・23:59など自治体ごとに違います。大分県は10月19日の17時15分、新潟県は10月21日の17時、富山県は11月2日の23時59分、静岡県の小・中学校の任期付は11月6日の17時が締切です。佐賀県は要項に電子申請の締切時刻の記載がなく、県のお知らせでは提出書類の〆切が10月19日(月)午後5時までと案内されています(電子申請の締切時刻は県の案内で確認してください)。宮崎県の追加試験は電子申請が11月5日(木)までで、特別選考・一部試験免除・加点の郵送書類は同日の消印有効です。要項に電子申請の締切時刻の記載はありません(神戸市は10月13日の23時59分、高知県は同日17時15分、静岡市は10月16日の17時で締め切られました)
  • 「○」でも、募集の校種・教科は決まっています。宮城県は中学校・技術のみ、佐賀県は小学校のほか限られた教科だけ、新潟県は出願種別・教科が決まっています(中学校は国語・数学・音楽・美術・家庭・英語・技術、高校は英語・農業・工業・情報)

これから情報が出る予定のもの(受付はまだ始まっていません)

次の1件は、10月17日時点で受付が始まっていません。書かれている範囲だけをまとめます。

自治体内容時期10/17時点で書かれていること
千葉県・千葉市冬選考(対象:他県等現職特例・元教諭特例B)令和9年1月8日(金)を予定。受付期間は未公表実施要項に「冬選考」令和9年1月8日(金)を予定と記載。他県等現職特例・元教諭特例Bは第1次選考を免除し、第2次選考は個別面接のみ。「同一年度には、一度しか志願できません」

タイプ別の読み方——誰が出せて、夏の受験とどう関係するのか

ここからは、タイプごとに「誰が出せるか」「夏の受験との関係」「代表例」をまとめます。夏の受験との関係は、要項に書いてある範囲だけを書き、書いていないことは書いていないと明記します。

(A) 夏の不合格者も出願できる枠

誰が出せるか:免許・年齢・欠格条項などの基本条件を満たせば出願できる試験です。夏の結果で出願が止められる条文が、要項にありません。表1では、佐賀県・宮城県・新潟県が当てはまります(高知県も当てはまりましたが、10月13日で受付を終えました)。北海道と宮崎県は、夏の受験状況しだいの条件つきです。

  • 高知県(小学校):小学校教諭30名程度で、応募人数の上限は120名です。要項には「令和8年5月に実施しました高知県教員採用審査を受審した方も、再度、受審可能です」と書かれています。審査は教職・一般教養、専門教養、面接審査(模擬授業・口頭試問・個別面接)の1日です。出願は10月13日(火)17時15分まででした(受付は終了。表2)
  • 佐賀県(一般選考):一般選考の受験資格は、生年月日(昭和42年4月2日以降)・免許状・欠格条項・過去に性犯罪の前科がないこと、の4点です。夏の受験歴による制限は、受験資格に書かれていません。さらに、一般・教職教養試験の免除の対象に「令和8年6月実施の令和9年度佐賀県公立学校教員採用選考試験において、第一次試験に合格した者」が入っており、夏の第一次合格者向けの規定も用意されています
  • 宮城県(中学校・技術のみ):出願資格は免許・年齢(令和9年4月1日時点で62歳未満)・欠格条項などで、夏の結果による制限の記載はありません。ただし募集は中学校・技術のみ若干名です
  • 新潟県(追加募集):出願資格は、欠格条項・生年月日(昭和40年4月2日以降)・免許状の3点で、夏の受験歴による制限は書かれていません。さらに、筆答検査の免除の対象に「今年度5月及び7月に実施した新潟県教員採用選考検査の第1次検査に合格した者」が入っており、夏の第一次合格者向けの規定も用意されています。ただし、新潟県内(新潟市立を除く)の国公立学校の教員(教諭)は受検できません。採用予定数は小学校50人程度、中学校計50人程度、高校計30人程度、特別支援学校30人程度で、出願は10月21日(水)17時までです
  • 北海道(条件つき):要項の受検資格に「夏選考において、北海道に出願し、不合格となっていない者」とあります。夏に北海道で不合格になった人は、教科を変えても受検できず、FAQには「令和10年度(2028年度)の教員採用候補者選考検査を受検してください」と書かれています。一方、夏の北海道選考を欠席した人(要項上は不合格者として扱わない)や、夏は他府県だけを受けた人は受検できます(FAQ)。なお、要項の「昨年度からの変更点」には、受検対象者を「第2次検査未受検者」から「不合格者以外」に変更したとあり、対象が広がりました
  • 宮崎県(追加試験・条件つき):受験資格に「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の一般選考試験または特別選考試験に同じ受験区分で受験していない者」とあります。夏に同じ受験区分で受験した人は出願できません。要項の文言上、夏に別の受験区分で受験した人は、この条件には当たりません(受験区分は要項の選考区分表で確認してください)。一般選考の追加試験は小学校教諭等全教科と中学校教諭等(国語・理科・美術・技術)が対象で、出願は11月5日(木)までです
  • 神戸市(特別選考・秋冬実施)(10月13日で受付終了):「今年度夏の採用選考を受験し、合格しなかった方を対象とした区分」は⑥と⑦です。⑥は神戸市の第2次選考をやむを得ない事情で有効に受験できなかった人、⑦は特別支援学校で出願し、神戸市以外の自治体の最終選考で不合格となった人(神戸市の夏選考は未受験)です。①〜⑤も、夏の神戸市選考を受験していない人が対象です

任期付の登録・選考にも、夏の不合格者が出せるものがあります。表1の香川県・広島県・相模原市(と、10月16日で受付を終えた静岡市)は、要項の受験資格が免許状・欠格事項などで、夏の受験歴による制限はありません。ただし、これらは正規採用ではありません。性質の違いは(C)で説明します。

夏の「併願」について、要項に書いてあること
  • 静岡市の任期付(10月16日で受付終了):「名簿登載・任用中でも、静岡市公立学校教員採用選考試験の受験は可能です」
  • 静岡県の任期付(小・中学校・教員経験者):「任用期間内でも、静岡県公立学校教員採用選考試験の受験は可能である」
  • 相模原市の任期付:「採用候補者登録中又は任用中でも、相模原市立学校教員採用候補者選考試験の受験は可能です」
  • 香川県の任期付:「登録・任用中でも、香川県公立学校教員採用選考試験の受験は可能である」
  • それ以外の自治体は、この点が書かれているか確認できていません。夏の合格名簿・補欠との関係も同じです。推定で動かず、出願前に要項で確認してください

(B) 現職・経験者・UIJターン限定

誰が出せるか:他県で教諭として働いている人、正規教員の経験がある人、県外の民間企業等で働いている人など、出願資格が限定された試験です。新卒の方や講師の方は、対象に入らないことがほとんどです。

夏の受験との関係:夏にその自治体を受験した人を除く試験が目立ちます。要項の文言をそのまま並べます。

  • 静岡県(高校):「令和9年度静岡県公立学校教員採用選考試験(令和8年度5月実施)に志願していない者」
  • 秋田県:「令和9年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験(7月~8月実施)を受験していない者」
  • 香川県(選考Ⅰ・Ⅱ):「令和9年度香川県公立学校教員採用選考試験(令和8年7月~8月実施)を受験していない者」
  • 岡山県:「令和9年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験を受験していない者」。Q&Aでは、夏の試験の全てを欠席した場合は出願可能とされています
  • 山梨県:受検対象者は、他県・政令市の現職正規教員、または山梨県の夏の一次検査通過者・一次免除者で、いずれも山梨県の二次検査を未受検の人。夏の二次検査を受けて不合格になった人は列挙されていません
  • 大分県:「令和8年4月1日から出願までの間に、他の自治体で実施された教員採用選考の最終試験において、合格を得ていない者」。他県の現職教員が夏に他県で不合格だった場合などは、この条件に反しません
  • 兵庫県:出願資格(6)の②〜⑥は「夏実施に出願していない者」の区分で、夏に出願した人が使えるのは①(夏の第1次選考を全部免除と認定または合格と判定されていたが、第2次選考をすべて欠席した人)のみです

代表例:秋田県のあきたAターン秋選考、山梨県の秋期検査、富山県のとやまUIJ秋選考、岡山県・大分県・香川県(選考Ⅰ)の他県現職向け選考、神戸市(10月13日で受付終了)の区分①②、静岡県(特別支援学校)の秋募集(元静岡県教諭が対象)などです。

現職の方は、夏にどの自治体を受けたかが、除外条件に当たるかどうかの分かれ目です。大分県のように「他の自治体の最終試験で合格を得ていない者」だけが条件の試験もあれば、岡山県・香川県のように「夏のその県の試験を受験していない者」が条件の試験もあります。

(C) 任期付・臨時的任用の秋募集

誰が出せるか:免許状(令和9年3月31日までの取得見込みを含む)と欠格事項などの基本条件を満たせば、夏の結果にかかわらず出願できるものが多いタイプです。ただし、受かっても正規採用ではありません。表1の静岡県(小・中学校)は例外で、教員の実務経験が通算1年以上ある人が対象です。

  • 任期付:育児休業・配偶者同行休業の代替などで、任期が決められた職員として採用されます。静岡市の名簿登載期間は「令和9年4月1日から3年間」、静岡県(小・中学校)の任用期間は「原則3年間」、香川県の登録有効期間は「登録開始日(令和9年4月1日)から3年」、相模原市の登録期間は原則として登録の日から3年後の年度末(令和12年3月31日)です
  • 任用期間の目安:広島県の任期付教諭は「原則1年間」で、「採用した日から3年を超えない範囲内において、その任期を更新する場合があります」。香川県の育休任期付職員は「概ね10か月以上3年未満」です
  • 臨時的任用:広島県の臨時的任用教諭は、任用期間が「原則として、令和9年4月1日から同年9月 30 日までの6カ月間」で、令和10年3月31日まで更新できるとされています
  • 採用が決まっているわけではありません:相模原市は「育児休業又は配偶者同行休業取得者数の状況によっては、採用されない場合があります」、静岡市は「名簿登載者は、必ず任用されるとは限りません」と書いています
  • 試験ではなく「登録」の自治体もあります:青森県は「年間を通じて随時受付」、山梨県は人材バンクへの登録を随時受付、横浜市も登録を随時受付としています(試験日のある選考ではありません)

【表2】受付が終わった秋選考(来年の参考に)

10月17日時点ですでに受付が終わっている秋選考です。今年は出願できませんが、「どんな自治体が、どんな時期に、誰を対象に実施したか」は、来年の計画に役立ちます。

自治体選考名今年の受付期間試験日対象の要点
静岡市(C)令和8年度 任期付教職員採用選考(名簿登載:R9〜11)10/5〜10/16 17:00(当日消印有効)受付終了書類選考(志願票・作文)+面接選考10/31(予定)小学校20人程度・中学校20人程度。育児休業(産休)代替などの任期付。名簿の登載期間は令和9年4月1日から3年間。受験資格は免許状(令和9年3月31日までの取得見込みを含む)と欠格条項のみ。令和9年3月12日以降に通知を発送。正規採用ではありません
神戸市(B)2027年度(2026年度実施)神戸市立学校園教員採用選考試験 特別選考(秋冬実施)8/25〜10/13 23:59(電子申請のみ)受付終了適性検査(WEB)10/28〜11/9/実技11/16〜21のうち1日(対象教科のみ)/個人面接11/21他自治体の現職教員(継続3年以上)・他自治体の正規教員経験者・神戸市の離職者など。正規と任期付を併せて選考。夏に受験して合格しなかった人向けの区分は⑥(第2次をやむを得ず受験できなかった人)と⑦(特別支援学校で他自治体の最終選考に不合格だった人)に限られる。合格発表は12/25
高知県(A)令和9年度採用 高知県公立学校教員採用候補者特別選考審査9/13〜10/13 17:15(郵送書類は10/13消印有効)受付終了11/15(審査日1日)小学校教諭30名程度(応募上限120名・先着順)。小学校教諭の免許状を持つ人または令和9年3月31日までに取得見込みの人。要項に「令和8年5月に実施しました高知県教員採用審査を受審した方も、再度、受審可能」と明記。合格発表は12/11(予定)
静岡県(高校)令和9年度 静岡県公立学校【高等学校】教員採用選考試験(秋募集)8/25〜10/7 17:00(電子申請。書類の郵送は10/9消印有効)受付終了10/31(小論文60分+個人面接)工業・水産(航海・機関)・福祉の特別選考(高等学校スペシャリスト選考)。教育職員普通免許状は不要で、民間企業・商船・医療機関等での勤務経験が条件。対象は「令和9年度静岡県選考(令和8年5月実施)に志願していない者」
神奈川県(A)令和8年度実施 神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験(秋期試験)9/17〜9/30(インターネット申込のみ)第1次10/17/第2次11/14(災害等で変更の場合あり)特別支援学校のみ(40人程度)。要項に「夏期試験を受験された人も応募できる試験です」と記載。応募状況は募集人員40人に対し応募者数282人(神奈川県が2026年10月9日に公表。県の資料の応募倍率は応募者数÷募集人員で7.1倍)
川崎市(A)令和8年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験(秋期選考)8/25〜9/24 13時(電子申請のみ)第1次10/17/第2次 実技11/8・面接は10/31〜11/15のうち1日小学校50名程度・中学校・高校65名程度・特別支援学校5名など。一般選考のほか特別選考A〜C。令和10年度採用の大学3年生等早期選考(小学校)も同時募集
千葉県・千葉市(B)秋選考(対象:他県等現職特例・元教諭特例B)8/31〜9/14 17:00(電子申請)10/3(第1次選考免除・第2次は個別面接のみ)他県等現職特例・元教諭特例Bの志願者。今年度内に3回(8月の第2次選考日・秋選考・冬選考)実施
長野県(B)令和9年度 信州UIJターン秋選考AおよびB9/15〜9/30(ながの電子申請)10/24長野県の令和9年度選考を未受験で、長野県以外の国公立学校の正規教員の経験が1年以上ある人など
茨城県(B)令和8年度実施 特別選考(スペシャリスト/離職者)7/31〜8/21(郵送のみ)9/27離職者特別選考は、過去に本県の公立学校の正規任用教諭として3年以上勤務した人など。合格者は10/15に発表済み
名古屋市(B)令和8年度実施 名古屋市公立学校教員採用選考試験(秋選考)9/15〜10/5(インターネット申込)11/7(小論文+個人面接)特別支援学校・中学校(技術・英語・美術)。受験資格に、夏の名古屋市の2次試験受験対象者、他府県等の2次試験(最終選考)受験対象者が含まれる。夏に同じ区分で不合格の人、他府県等で合格・補欠となった人は不可
滋賀県(B)令和9年度 滋賀県公立学校教員採用選考試験〔秋選考〕7/24〜8/2810/10(面接・模擬授業)夏選考に出願していない人で、滋賀県外の公立学校の正規教員として同一校種で3年以上の勤務経験を有することとなる人
和歌山県(B)令和9年度 和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験(秋選考)9/24〜10/5 17:30(電子申請)10/31(5)県外の志願校種に正規採用され通算3年以上、または(6)本県の常勤講師等で通算5年以上。令和9年度(夏)と同じ校種・教科では出願不可
島根県(B)令和9年度(令和8年度実施)島根県公立学校教員採用候補者「特別選考試験(第2回)」8/10〜9/16 17:0010/4県外の正規現職教員、または正規教員経験者。「本年度実施の島根県公立学校教員採用候補者特別選考試験を受験していない者」。結果通知は10/15(要項の記載)。県が結果を公表済み(受験5名・名簿登載4名)
愛媛県(B)令和9年度 愛媛県公立学校教員採用選考試験 後期選考試験8/25〜9/10 17:1510/3(小・中)/10/4(高・特別支援)他県の国公立・私立学校の正規教員(令和8年9月10日時点で2年以上。高・特別支援は国公立で3年以上)。前期選考試験の申込みを行っていない人
徳島県(B)令和9年度 徳島県公立学校教員採用候補者選考審査(UIJ特別選考)【秋選考】9/1〜9/30(郵送・消印有効)10/31(徳島)/11/7(東京)現職教員(令和9年3月末現在2年以上の実勤務)、または介護・育児・家族の転勤等による転居を理由に本県教員を退職した人
福岡県(B)令和9年度 福岡県公立学校教員採用候補者選考試験 現職教員特別選考(県外実施・関東会場)9/1〜9/24(電子申請)11/8(東京都千代田区)小学校・中学校・特別支援学校の現職教員。福岡会場と関東会場の両方は受験できない
北九州市(B)令和9年度(令和8年度実施)北九州市公立学校教員採用候補者選考試験〔秋試験〕教職経験者特別選考【現職正規教員枠】8/3〜8/17 15時(電子申請)10/4(個人面接のみ)現に国公立学校に継続して1年間以上の勤務経験がある現職正規教員など。合格発表は10月下旬(予定)
沖縄県(B)令和8年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験【秋選考】6/1〜6/30(郵送のみ)第1次は書類選考/第2次10/24小学校教諭等のみ。沖縄県内の国公立学校での勤務経験が通算15年以上(180月以上)など。最終合格発表は11/27
岐阜県(C)令和9年度採用 岐阜県公立学校任期付採用職員 採用候補者名簿登載試験8/26〜9/9 17:00(電子申請のみ)9/26・10/3のいずれか(指定された日)育児休業代替の任期付採用。小・中の教諭は150名程度、養護教諭(飛騨地区)・高校・特別支援学校は各若干名。必要とする免許状を所有するか、令和9年3月31日までに取得見込みの人

※出典:各自治体の令和9年度採用 実施要項・案内ページ(表2の各自治体)。

前年の実績(各教育委員会が公表した数字)

募集は「若干名」「程度」の自治体が多く、応募者が少ない分、年によって数字が大きく動きます。次の数字は、各教育委員会が公表した資料に書かれているものだけです(倍率は、いずれも受験者数÷合格者数の欄の数字)。

  • 神奈川県:令和7年度実施の秋期試験(小学校)は、採用予定者数20・応募者数226・第1次試験の受験者数169・第2次試験の合格者数29で、倍率5.8倍
  • 和歌山県:秋選考の実施結果は、令和6年度採用分が出願44・受験42・合格13(3.2倍)、令和7年度採用分が出願43・受験43・合格5(8.6倍)、令和8年度採用分が出願23・受験23・合格8(2.9倍)
  • 香川県:令和8年度採用の秋募集(小学校)は、出願16・受験15・合格9で1.7倍(採用者数8)
  • 熊本市:令和7年度(2025年度)選考試験の【追加募集】【追加募集・第2回】の合計(志願者数は両者の合算)は、採用予定者数52・志願者数96・受験者数79・合格者数35で、倍率2.3倍
  • 名古屋市:令和7年度実施の秋選考は、受験者数48・合格者数29(特別支援学校38人→26人、中学校美術8人→2人、技術2人→1人)
  • 大分県:令和8年度の秋選考 特別選考(Ⅳ)(他県教諭特別選考)は、出願者数5・受験者数5・合格者数5(採用予定者数37)
  • 滋賀県:令和8年度の秋選考は、志願者21人・合格者14人。令和9年度分の出願は24人(小学校15・中学校4・高等学校2・特別支援学校3)
  • 岡山県:令和8年度の秋選考は、出願者数8・受験者数7・採用候補者数2
  • 沖縄県:令和7年度実施の秋選考(小学校)は、2025年11月28日現在で志願40・第1次試験の受験39・第1次合格27・第2次試験の受験26・最終合格9

前年にも実施した記録がある自治体——来年の実施は未確定

「来年も秋選考はあるのか」は、いちばん気になる点だと思います。ここでは、前年(令和7年度実施=令和8年度採用など)に実施した記録を、保存した公式資料で確認できた自治体だけを挙げます。確認できなかった自治体は「今年実施」とだけ書きます。前年に実施があっても、来年の実施は決まっていません。

  • 北海道・神奈川県・長野県:北海道は今年度の秋選考要項に「昨年度からの変更点」の項目があります。神奈川県は令和7年度実施の秋期試験(小学校)の結果が、長野県は今年の要項に「令和8年度の信州UIJターン秋選考の補欠合格者等」という言及があります
  • 名古屋市・滋賀県・和歌山県・香川県:名古屋市は令和7年度実施の秋選考、滋賀県は令和8年度の秋選考、和歌山県は令和6年度〜8年度採用分の秋選考、香川県は令和8年度採用の秋募集の結果が公表されています
  • 大分県・岡山県・沖縄県:大分県は令和8年度の秋選考 特別選考(Ⅳ)の結果、岡山県は令和8年度の秋選考の出願状況・結果、沖縄県は令和7年度実施の秋選考(小学校)の実施状況が公表されています
  • 熊本市:令和7年度(2025年度)の【追加募集】【追加募集・第2回】の実施状況が公表されています。今年度分は、10月17日時点で公式ページに告知を確認できていません

一方、令和10年度採用(2027年実施)の秋選考は、当ブログで確認できた範囲では、どの自治体の公表も確認できていません。実施の有無・対象・日程は毎年の要項で変わります。来年の要項が公表されたら、この記事も更新します。

秋選考に出すときの注意5つ

1. 出願資格を、要項で先に確認する

表1のとおり、現職・経験者に限られる試験が多く、夏に受験した人を除く試験もあります。「秋選考がある」と知った日に最初にやるのは、要項の「受験資格」「出願資格」の条文を読むことです。高知県のように「夏に受審した方も再度受審可能」と明記された試験もあれば、岡山県・香川県のように「夏の試験を受験していない者」が条件の試験もあります。

2. 夏の合格名簿・補欠との関係は、要項の記載どおりに

夏の結果が「補欠」や「条件つきの合格」だった方は、その結果が秋選考にどう影響するかを、要項に書かれている範囲だけで判断してください。たとえば名古屋市の秋選考は、「全ての選考区分で、合格・補欠となった方も秋選考の受験はできません」と書いています。一方、神奈川県の秋期試験は「夏期試験を受験された人も応募できる」と書いています。推定で「たぶん大丈夫」と決めず、書かれていないことは教育委員会に問い合わせるのが確実です。

3. 任期付・臨時的任用の登録は、「正規採用」ではない

(C)のタイプは、採用の時期・人数・任用期間が、育児休業などを取る職員の状況で決まります。相模原市は「採用されない場合があります」、静岡市は「必ず任用されるとは限りません」と書いています。任期の長さ、更新の有無、次の年度の扱いは、要項で必ず確かめてください。

4. 受付が短い。書類の準備は先に

受付期間が約2〜3週間の試験が多くあります。静岡市の任期付は10月5日〜10月16日の12日間(受付終了)、宮城県は10月1日〜10月20日、山梨県は10月5日〜10月26日です。静岡市の要項には「上記の期間以外は一切受付できません」とあります。山梨県の他県現職の受検者は、任命権者発行の履歴証明書を10月26日(当日消印有効)までに簡易書留で郵送する必要があり、神戸市(10月13日で受付終了)は適性検査を受けないと選考試験を受験できません。免許状の写し、履歴証明書、志望の動機などの書類は、出願が始まる前に準備しておくのが基本です。

5. 人物試験の準備は、夏の続きでできる

表1・表2の試験内容を見ると、小論文・個人面接・模擬授業・集団討議などが中心です(宮城県は小論文と個人面接、山梨県は小論文・個人面接・集団討議ほか、佐賀県は個人面接と模擬授業、高知県は模擬授業・口頭試問・個別面接)。夏の面接で聞かれたことの振り返りは、そのまま秋の準備になります。方法は面接対策の関連記事にまとめています。

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よくある質問

Q. 夏に落ちたら、どこに出せますか?

A. 10月17日時点で、要項の文言から「夏の不合格者が出願できる」と読み取れたのは、受付中の正規採用では佐賀県(一般選考)・宮城県(中学校・技術)・新潟県(追加募集)、任期付では広島県・香川県・相模原市です。北海道は夏に北海道へ出願して不合格だった人は不可、宮崎県は夏に同じ受験区分で受験した人は不可です。10月16日に受付を終えた静岡市(任期付)は免許状と欠格条項のみが資格で、10月13日に受付を終えた高知県(小学校)は「夏に受審した方も再度受審可能」と明記し、神戸市には特別支援学校の人向けの区分がありました。それ以外の多くは、現職・経験者向けか、夏にその自治体を受験した人を除く試験です。

Q. 秋選考の倍率は、どれくらいですか?

A. 前年の実績で答えられる範囲では、神奈川県の秋期試験(小学校)が5.8倍、和歌山県の秋選考が3.2倍・8.6倍・2.9倍(令和6年度〜8年度採用分)、香川県の秋募集(小学校)が1.7倍、熊本市の追加募集・第2回(合算)が2.3倍です(詳しくは「前年の実績」の節)。募集が「若干名」の試験が多く、年によって数字が大きく変わります。

Q. 任期付と臨時的任用は、何が違うのですか?

A. 静岡市の要項は、任期付について「3年間の任期があることを除き、正規教職員と同等の待遇となります。なお、臨時的任用職員・非常勤職員とは異なります」と書いています。広島県は、任期付教諭の任用期間を原則1年間(3年を超えない範囲で更新する場合あり)、臨時的任用教諭を原則として令和9年4月1日から9月30日までの6カ月間(令和10年3月31日まで更新可)としています。呼び方と任期の決まり方は自治体ごとに違うので、要項で確認してください。どちらも正規採用の試験とは別の制度です。

Q. 秋選考に受かったら、来年の夏は受けなくていいですか?

A. 正規採用の秋選考は、高知県が「令和9年度採用(令和9年4月1日付け)採用候補者名簿登載者」、沖縄県が「令和9年度沖縄県公立学校教員候補者名簿(有効期間:令和9年4月1日~令和10年3月31日)」への登載と書いており、令和9年度採用の名簿に載る試験です。名簿に載ったあと、採用されなかった場合や辞退した場合の扱い、来年の夏の試験との関係は、この記事で確認した要項からは分かりません。合格したら、通知書・要項の該当箇所・教育委員会への問い合わせで確かめてください。任期付は、静岡市・静岡県(小・中学校)・相模原市・香川県のように、登録中でも正規の採用試験は受験できると書いている自治体もあります。

Q. 秋選考は、来年もありますか?

A. 前年にも実施した記録が確認できた自治体は、「前年にも実施した記録がある自治体」の節のとおりです。ただし、令和10年度採用(2027年実施)の秋選考は、当ブログで確認できた範囲では、どの自治体の公表も確認できていません。実施の有無・対象・日程は毎年の要項で変わりますので、来年の要項が出たら確認してください。

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