【教員採用試験】香川県の倍率|令和9年度採用の一次結果と5年間の推移(校種別・教科別)

こんにちは、金井志津乃です! 

香川県の倍率って、どれくらいなんですか? 小学校は下がってるって聞いたけど、養護教諭は何十倍とか……。同じ県でそんなに違うものなんですか?

違います! 香川県は令和8年度採用で小学校2.4倍・中学校2.6倍、その一方で養護教諭(高校・特支)は37.5倍。しかも香川県は教科別の受験者数・合格者数まで公表している、数字が読みやすい県なんです。5年分をまとめて見ていきましょう!

この記事では、香川県公立学校教員採用選考試験の倍率について、令和9年度採用(2026年夏実施)の第1次選考試験の結果と令和5年度採用からの5年間の推移を、校種別・教科別にまとめます。

この記事の根拠

  • 数字はすべて香川県教育委員会が公表した資料(各年度の「実施結果」、令和9年度採用の「出願者数」「受験状況」「第1次選考試験結果」)から集計。推定値は使っていません。
  • 香川県が公表している「倍率」の定義(受験者数÷合格者数)をそのまま使い、私が計算した数字には必ず「私が算出」と書いています
  • 令和9年度採用は第2次選考試験の結果まで反映済みです(2026年9月11日公表)。第2次受験者数・合格者数と校種別倍率を本文・推移表に追記しました。
  • 面接で「実際に聞かれた質問」は別記事にまとめています →香川県の面接|受験者6名の実録と5年分の出題傾向
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
この記事の「倍率」の定義

香川県教育委員会が実施結果で公表している倍率=受験者数 ÷ 合格者数です。
(例:令和8年度採用の小学校=受験者311人 ÷ 合格者130人 = 2.4倍)

出願者数ではなく受験者数が分子、採用予定数ではなく合格者数が分母である点に注意してください。他県でよく使われる「志願者÷採用予定」より低めの数字が出ます。この記事では、全国比較用に「志願倍率=出願者数÷採用予定数」を計算した箇所には、必ず「私が算出」と書き添えています。

30秒でわかる|香川県の倍率のポイント
  • 令和9年度採用は採用予定327名程度・出願者1,034人(実人数)・第1次受験者931人・第1次合格者639人。志願倍率は3.2倍(私が算出)。
  • 令和9年度採用の確定値は小学校2.1倍・中学校2.8倍・高等学校4.5倍・特別支援2.1倍。養護教諭(小中)8.6倍・養護教諭(高特)68.0倍・栄養教諭10.0倍(前年度=令和8年度採用は小2.4・中2.6・高4.9・特支2.3・養護小中12.8・養護高特37.5・栄養20.0)。
  • 中学校・高等学校は5年でおおむね右肩下がり(中4.4倍→2.8倍、高8.7倍→4.5倍。中学校は令和8年度の2.6倍から令和9年度は2.8倍に上昇しています)。小学校も3.1倍→2.1倍ですが、令和6年度採用だけ3.4倍に戻しています。
  • 香川県は教科別の出願者・受験者・合格者・採用者を全部公表(令和8年度採用)。中学校の美術・技術・家庭は1.3倍、高等学校の情報は14.0倍と、教科差がはっきり見えます(私が算出)。
  • 令和9年度の一次通過率は約69%(受験931人→合格639人・実人数・一次免除者を含む人数で私が算出)。約300人が一次で不合格に。
  • 大学3年生先行受験が急拡大:令和9年度は出願の種別毎人数357人(前年度296人。併願の重複を除いた実人数は296人・前年度239人)。通過すれば翌年以降の「総合教養」が1回免除に。
  • 高松市立学校(高松第一高等学校)の教員も、この試験で採用されます(香川県教育委員会と高松市教育委員会の共同実施)
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

令和9年度採用(2026年夏実施)|第1次選考試験の結果

香川県教育委員会が令和8年8月6日に公表した第1次選考試験の結果です。採用予定は327名程度で、前年度(307名程度)から20名増えました。

種別採用予定数出願者数第1次受験者第1次合格者前年度の一次合格
小学校237名程度
(小・中)
325人293人270人247人
中学校330人290人203人199人
高等学校79名程度
(高・特支)
272人245人120人111人
特別支援学校 小学部34人30人47人
(小・中・高等部の計)
48人
特別支援学校 中学部10人10人
特別支援学校 高等部13人13人
養護教諭(小中)9名程度78人69人21人23人
養護教諭(高特)77人68人21人23人
栄養教諭2名程度22人20人6人6人
合計(実人数)327名程度1,034人931人639人614人

※種別ごとの人数は「種別毎人数」(併願者・免除者を含む)、合計は重複を除いた「実人数」です。小学校と中学校、養護教諭の小中と高特はそれぞれ併願できるため、種別ごとの数を足しても合計にはなりません。
出典:香川県教育委員会「令和9年度香川県公立学校教員採用選考試験の第1次選考試験結果」(令和8年8月6日)、「令和9年度香川県公立学校教員採用選考試験 出願者数」

令和9年度採用は、第2次選考試験の結果(令和8年9月11日公表)も出ています。

令和9年度採用種別毎人数実人数
第1次受験者1,038人931人
第2次受験者660人614人
第2次合格者336人327人

県が公表する倍率3.1倍は、種別毎人数の1,038人÷336人で計算されています。種別毎人数は併願者・第1次選考試験の免除者を含む延べ人数です。採用予定327名程度と第2次合格の実人数327人はどちらも327という数字ですが、採用予定数(見込みの人数)と第2次合格の実人数(実際に合格した人数)は別の概念です。
出典:香川県教育委員会「令和9年度香川県公立学校教員採用選考試験の第2次選考試験結果」(令和8年9月11日公表)

ここから読み取れることは3つです。

  • 一次通過率は約69%(931人→639人・実人数・一次免除者を含む人数で私が算出)。前年度は955人→614人で約64%でしたから、令和9年度採用のほうが通りやすかったように見えます。
  • 志願倍率は3.2倍(出願者実人数1,034人÷採用予定327名程度・私が算出)。前年度は3.5倍(1,073人÷307名程度)で、さらに下がりました。
  • 校種別に見ると小学校は一次合格者の割合が飛び抜けて高い(受験293人→合格270人。一次免除者を含む人数です)。一方で養護教諭は69人→21人、栄養教諭は20人→6人と、一次の段階で大きく絞られます。

養護教諭の「小中」と「高特」の第1次合格者がどちらも21人なのは偶然ではありません。公表された受験番号一覧を見ると、両方の名簿にまったく同じ21人が載っています。つまり養護教諭を受験する方の多くが小中と高特を併願していて、通る人は両方通るということ。併願は「二度チャンスがある」のではなく、「どちらの学校に赴任するか」を後で決める仕組みだと私は考えています。実録でも「不合格だったらどこで勤務しますか。小中ですか、県立ですか」と聞かれた報告があります。

大学3年生先行受験の結果(令和9年度)

大学3年生先行受験出願者数受験者数通過者数通過率
令和9年度(2026年夏)296人275人97人約35%
令和8年度(2025年夏)239人231人107人約46%

※いずれも実人数。通過率は私が算出。種別毎人数では令和9年度が出願357人・受験334人・通過120人、令和8年度が出願296人・受験284人・通過132人です。
出典:香川県教育委員会「令和9年度 第1次選考試験結果」「出願者数」

大学3年生先行受験は「総合教養」だけを受験し、通過すれば4年次以降に受験する第1次選考試験の総合教養が1回に限り免除されます。出願者は239人→296人と1年で24%増。実人数の通過率は約46%から約35%に下がりました。出願者数の増加だけで通過率低下の理由は判断できません。制度の詳細は特別選考の記事にまとめています。

■ 香川県の特別選考と一次免除ルート|大学3年生先行受験・講師13か月・大学等推薦・他県現職・加点制度

5年間の推移|小・中・高すべてで倍率が下がりました

香川県教育委員会が毎年公表する「実施結果」から、令和5年度採用(2022年夏実施)以降の校種別倍率をまとめました。倍率は県の定義(受験者数÷合格者数)のまま、公表値を転記しています。

校種等R5R6R7R8R9
小学校3.13.42.62.42.1
中学校4.44.12.92.62.8
高等学校8.77.35.64.94.5
特別支援学校5.22.42.82.32.1
養護教諭(小中)11.716.814.612.88.6
養護教諭(高特)68.067.071.037.568.0
栄養教諭12.0—20.020.010.0

※単位は「倍」。R5=令和5年度採用(2022年夏実施)…R9=令和9年度採用(2026年夏実施)。倍率は受験者数÷合格者数(香川県教育委員会の公表値)。中学校・高等学校は教科別の小計欄の倍率です。令和6年度採用は栄養教諭の募集がなかったとみられます。「7月・8月実施」分の数字で、秋募集は含みません。
出典:香川県教育委員会「香川県公立学校教員等採用選考試験 実施結果」各年度版

出願者数の推移

出願者数R5R6R7R8R9
小学校504432399343325
中学校388353384308330
高等学校266282285296272
特別支援学校6855676357
養護教諭(小中)8076798278
養護教諭(高特)7875767977
栄養教諭29—242322

合格者数・採用者数の推移

合格者数(採用者数)R5R6R7R8
小学校139(124)115(103)134(123)130(116)
中学校76(70)74(69)120(107)102(93)
高等学校28(29)35(37)46(46)51(51)
特別支援学校13(12)22(21)22(22)26(25)
養護教諭(小中)6(6)4(4)5(5)6(6)
養護教諭(高特)1(1)1(1)1(1)2(2)
栄養教諭2(2)—1(1)1(1)

※カッコ内は採用者数(合格発表後の追加合格等を含む)。合格者数は各選考試験の合格者発表時のものです。
出典:香川県教育委員会「実施結果」各年度版

校種ごとの読み解き

小学校:出願者は5年で504人→325人(約36%減)。合格者は令和5年度〜8年度は115〜139人でほぼ一定でしたが、令和9年度は142人とやや増え、倍率は3.1倍→2.1倍まで下がりました。令和9年度の第1次では受験293人に対し一次合格270人。この人数には一次免除者も含まれるため、一次試験を実際に受けた方だけの合格率とは異なります。勝負は二次の模擬授業と個人面接になります。

中学校:出願者は388人→330人と減り、合格者は令和7年度に120人まで増えました。倍率は4.4倍→2.6倍(令和8年度)まで下がったあと、令和9年度は合格者104人・倍率2.8倍とやや上昇しています。令和7年度採用で一気に採用を増やしたことが影響していると考えられます。ただし令和9年度の一次は受験290人→合格203人と、小学校ほど甘くありません。

高等学校:かつては8.7倍という狭き門でしたが、合格者が28人→54人(令和9年度)と5年でほぼ倍増し、倍率は4.5倍まで下がりました。令和9年度は受験245人・合格54人で、倍率は4.5倍です。

特別支援学校:合格者が13人→26人(令和8年度)、令和9年度は25人で、倍率は5.2倍→2.1倍。全校種でもっとも門戸が広い区分のひとつになりました。ただし出願者も55〜68人と少ないので、1人の増減で倍率が動きやすい点には注意してください。

養護教諭・栄養教諭:ここは別世界です。出願者は毎年ほぼ一定(養護は小中・高特ともに75〜82人、栄養は22〜29人)なのに、採用予定は養護6〜9名程度・栄養1〜2名程度(令和8年度採用・令和9年度採用)。令和7年度採用の養護教諭(高特)は71.0倍でした。令和9年度は養護9名程度・栄養2名程度と前年度より枠が増えているので、受験する年度の採用予定数は、必ず当該年度の実施要項で確認してください。

香川県の倍率は、受験者数と合格者数の両方を校種別・年度別に確認する必要があります。高等学校と特別支援学校は、受験者数の増減より合格者数の増加(令和5年度採用→令和9年度採用で高等学校28→54人、特別支援学校13→25人)の影響が大きく、小学校は受験者数の減少(435→293人)が主因で、合格者数は139→142人とほぼ横ばいです。逆に養護教諭・栄養教諭は採用予定数が1〜2人違うだけで倍率が倍近く動く区分。倍率の数字そのものより、自分の校種・教科で今年何人採るのかを先に見るほうが、はるかに正確に状況をつかめますよ!

教科別の倍率(令和8年度採用)|香川県は教科別も全部公表しています

香川県は教科・科目ごとの出願者数・受験者数・合格者数・採用者数を毎年公表しています。前年度の確定値(令和8年度採用)を、県の定義(受験者数÷合格者数)で倍率まで計算しました。

中学校(令和8年度採用)出願者受験者合格者倍率
国語4540172.4
社会6963106.3
数学3934191.8
理科272192.3
音楽272473.4
美術5541.3
保健体育4740113.6
技術5541.3
家庭8861.3
英語3629151.9
小計3082691022.6
高等学校(令和8年度採用)出願者受験者合格者倍率
国語221892.0
世界史14924.5
日本史3027213.5
公民171326.5
数学383274.6
化学121234.0
生物201628.0
保健体育524559.0
音楽9924.5
美術7515.0
書道9818.0
英語252173.0
家庭7717.0
情報1614114.0
機械2212.0
電気5313.0
建築3313.0
インテリア2212.0
土木(工・農)2212.0
農業4414.0
水産000—
小計296252514.9

※教科別の倍率は私が算出(受験者数÷合格者数。県の公表は小計欄の倍率まで)。高等学校の合格者には高松市立高等学校への採用3人(数学1・化学1・保健体育1)が含まれます。
出典:香川県教育委員会「令和8年度香川県公立学校教員等採用選考試験 実施結果」(令和8年4月1日)

この表は、香川県を受験するかどうかを決めるうえでいちばん実用的な情報です。中学校では美術・技術・家庭が1.3倍——受験した5〜8人のうち4〜6人が合格しています。一方で社会は6.3倍。同じ中学校でも5倍近い差があります。

高等学校はさらに極端で、情報14.0倍・日本史13.5倍・保健体育9.0倍に対し、工業系(機械2.0倍・インテリア2.0倍・土木2.0倍)は1〜2倍台。教科によっては採用が1人の枠もあり、その年に募集があるかどうかから確認が必要です。実施要項では、募集する教科・科目が毎年発表されます。

「1人枠だから無理」と思わないでください。枠が小さい試験ほど、「その1人に選ばれる理由」を面接と模擬授業で見せられるかがすべて。数字は変えられませんが、そこは変えられます。

第2次試験だけの倍率は?|「実施結果」ではなく「第2次選考試験結果」に載っています

香川県の翌年4月1日付の「実施結果」に載っているのは「出願者数・受験者数(=第1次)・合格者数(=最終)・倍率・採用者数」で、第2次選考試験の受験者数は含まれません。ただし合格発表時に公表される「第2次選考試験結果」には、第2次選考試験の受験者数が種別ごと・実人数の両方で載っています(令和8年度採用は令和7年9月12日公表)。

あわせて追いたい数字が一次通過率です。

採用年度第1次受験者(実人数)第1次合格者(実人数)一次通過率
令和8年度(2025年夏)955人614人約64%
令和9年度(2026年夏)931人639人約69%

※一次通過率は私が算出。受験者数・合格者数のいずれにも、特別選考Ⅲ〜Ⅴによる一次免除者が含まれていると考えられます。
出典:香川県教育委員会「令和9年度 第1次選考試験結果」(前年度の数字は同資料の[ ]内)

令和8年度採用でいえば、第1次合格者614人(実人数)→ 第2次選考試験の受験者599人 → 第2次選考試験の合格者308人(いずれも実人数。7月・8月実施分のみで、秋募集は含みません。種別ごとの人数では657人→640人→318人で、小・中や養護の併願による重複を含みます)。二次で残るのはおよそ半分(308人÷599人=約51%・私が算出)というのが香川県のおおよその姿です。令和9年度採用は第1次合格者639人(実人数)→ 第2次選考試験の受験者614人 → 第2次選考試験の合格者327人(いずれも実人数。種別ごとの人数では688人→660人→336人)で、二次で残るのはおよそ53%(327人÷614人・私が算出)でした。
出典:香川県教育委員会「令和8年度香川県公立学校教員採用選考試験の第2次選考試験結果」(令和7年9月12日)、「令和9年度香川県公立学校教員採用選考試験の第2次選考試験結果」(令和8年9月11日)。

そして香川県の第2次選考試験は模擬授業と授業に関する質問(合わせて15分間程度)と個人面接(第1面接・第2面接)(英語志願者はこれに英語による面接10分間程度が加わります)。筆記はすべて一次で終わっています。一次を通ったあとは、授業と面接の勝負——これが香川県の合格ルートです。

■ 香川県の面接|受験者6名の実録と5年分の出題傾向(一次=集団面接・二次=模擬授業+個人面接2回)

秋募集・実習助手・寄宿舎指導員の倍率

香川県には、夏の本試験のほかに秋募集(他県等の現職者・大学等推薦者が対象/7〜8月の本試験を受験していない人が対象)があります。また、実習助手・寄宿舎指導員の採用選考も同じ実施結果に掲載されています。

区分(令和8年度採用)出願者受験者合格者倍率
秋募集・小学校161591.7
秋募集・中学校(合計)121252.4
実習助手272793.0
寄宿舎指導員111025.0

※出典:香川県教育委員会「令和8年度香川県公立学校教員等採用選考試験 実施結果」。
秋募集の合格者発表は令和7年11月12日、実習助手・寄宿舎指導員は令和7年12月10日でした。

秋募集の倍率は小学校1.5〜1.8倍・中学校1.3〜2.4倍と、夏の本試験より低い年が続いています(令和5年度〜8年度採用の実績)。ただし対象が「他の都道府県の公立学校の現職教諭(正規職員)」と「大学等から推薦を受けた者」に限られ、しかも夏の本試験を受験していない人が条件です。夏に受けて不合格だった方は出願できません。

特別選考・加点のダイジェスト

香川県の倍率を読むうえで見落とせないのが、第1次選考試験が免除される区分があることです。第1次受験者数にも第1次合格者数にも、免除者が内数で含まれています。

特別選考Ⅰ(①〜⑩)第1次の「総合教養」を免除。社会人(中・高・特支・養護・栄養の志願者。教育に関する職務を除く民間企業等で3年以上+高度な専門的知識又は技能)、元教諭、現職教諭、実習助手・寄宿舎指導員5年以上、本県の講師等13か月以上、複数免許+講師1か月以上、小学校の英語力枠、教職大学院修了者、各種実績者、大学3年生先行受験の通過者。
特別選考Ⅱ障害者を対象(身体障害者手帳1〜6級/療育手帳Ⓐ〜B/精神障害者保健福祉手帳1〜3級)
特別選考Ⅲ他の都道府県の公立学校の現職者。第1次選考試験のすべてを免除。
特別選考Ⅳ大学等から推薦を受けた者(小・中学校教諭志願者)。第1次選考試験のすべてを免除。
特別選考Ⅴ前年度の第1次選考試験に合格した本県の講師等(小・中学校教諭志願者)。第1次選考試験のすべてを免除。
加点制度(各5点)中学校=「美術」「技術」「家庭」を含む複数免許/高等学校=出願に必要な免許状以外の教科の高校普通免許状(地理歴史・公民の2免許のみの組合せ等は除く)/高等学校=特別支援学校免許。第1次選考試験の総合成績に加点(高校の2つはいずれか一方のみ)。

※出典:令和9年度香川県公立学校教員採用選考試験 実施要項・大綱

特に大きいのが特別選考Ⅰ⑤(本県の講師等)の緩和です。令和9年度採用から、必要な勤務実績が通算24か月以上→通算13か月以上に短縮されました。ルート別の要件と、それぞれの数字は専用記事で詳しく整理しています。

■ 香川県の特別選考と一次免除ルート|大学3年生先行受験・講師13か月・大学等推薦・他県現職・加点制度

倍率との付き合い方|「例年より高い」と感じたときに

倍率は、自分の力ではどうしようもないところです。私自身、倍率が高い年ほど「これで合格したらすごいやん」と前向きに考えるようにしています。そのうえで、自分がコントロールできる準備に集中していきましょう。1分のショート動画にまとめています。

倍率がいつもより高いとモチベーションが下がるのは当然です。でも倍率は自分の力ではどうしようもないところ。それに期待したところで、翌年度に下がる保証はありません。一番信じられるのは自分の努力——不安な気持ちはちゃんと受け止めたうえで、合格する行動と言葉を選んでいきましょう。

そして、合格できない方には校種ごとに傾向があります。小学校は「厳しさと優しさのメリハリがない」「ユーモアと臨機応変さがない」「暗くて元気がなさそうに見える」、中高は「人間性と教科の専門性のどちらかが欠けている」場合が多いかなと思います。

よくある質問

Q. 香川県の「倍率」は、他県と同じ計算ですか?

A. いいえ。香川県が実施結果で公表している倍率は受験者数÷合格者数です。「志願者数÷採用予定人員」で計算する自治体と比べると低めの数字になります。他県と横並びで比べたいときは、この記事の「出願者数の推移」の表と採用予定数(令和9年度は327名程度)を使って計算し直してください。

Q. 令和9年度採用の最終倍率はいつ分かりますか?

A. 第2次選考試験の結果は2026年9月11日に公表済みです(前年度は令和7年9月12日発表)。ただし、教科別の内訳を含む「実施結果」が公表されるのは、さらにあとで、例年は翌年4月1日付です(令和8年度採用分は令和8年4月1日付)。本記事は2026年9月11日公表の第2次選考試験結果までを反映しています。

Q. 小学校と中学校を併願すると有利ですか?

A. 令和9年度採用の実施要項では、小学校と中学校の併願、養護教諭(小中)と養護教諭(高特)の併願ができるとされています(特別選考Ⅲ・Ⅳを除く。一般選考と特別選考Ⅳの併願は可)。第1次選考試験で第1志望と第2志望の両方に合格した「小」「中」の併願者は、第2次選考試験で両方の種別の模擬授業と面接試験を受験します。第1次の面接(集団面接)は、いずれか指定された種別で受験します。「受かりやすくなる」というより「受験の負荷が増える代わりに選択肢が広がる」制度だと考えてください。

Q. 高松市立の学校を受けたい場合、別の試験がありますか?

A. ありません。香川県の教員採用選考試験は香川県教育委員会と高松市教育委員会の共同実施で、実施要項にも「香川県公立学校教員(高松第一高等学校教員を含む)の採用に当たっての選考資料を得るために実施する」と明記されています。実施結果の注記にも「高松市立高等学校への採用3(数学1、化学1、保体1)」(令和8年度採用)のように、内数が示されています。

Q. 補欠合格はありますか?

A. 香川県の実施要項には「種別によっては、合格者を追加することがある。この場合、追加合格者には香川県教育委員会教育長から随時通知する」と書かれています。「補欠者名簿」という形ではなく追加合格の制度です。実施結果の採用者数にも「合格発表後の追加合格等を含む」と注記があり、たとえば令和7年度採用の中学校保健体育は合格18人に対し採用23人でした。

Q. 一次の合格ラインは公表されていますか?

A. 合格ラインは、確認できた範囲では公表が見当たりません。ただし令和9年度採用の実施要項では、総合ランク(A・B・Cの3段階)と個人得点の情報提供を行うとされています。総合ランクは不合格になった場合のみ、個人得点は合否にかかわらず希望者に提供されます(大学3年生先行受験の受験者には総合ランクの提供はありません)。請求できるのはそれぞれの合格者発表の日から1か月間です。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

倍率は公表資料で追えますが、「実際に面接で何を聞かれたか」「模擬授業でどんなテーマが出たか」は受験した方の報告でしか集まりません。香川県を受験された方は、ぜひ次の年の受験生のために教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。

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■ 香川県の面接|受験者6名の実録と5年分の出題傾向
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