こんにちは、金井志津乃です!

宮崎県の小学校って1.1倍なんですか? それって、受ければ受かるってことですか……?

出願の段階では、たしかに1.1倍です。令和8年度採用にいたっては0.9倍——出願者数が採用予定者数を下回っていました。ただし「受ければ受かる」ではありません。宮崎県は高校5.5倍・養護教諭8.7倍と、校種でまったく別の試験になります。まずは自分の校種・教科の数字を見にいきましょう!
この記事では、宮崎県公立学校教員採用選考試験の倍率について、令和9年度採用(2026年夏実施)の出願登録状況と第一次選考試験の結果、そして令和3年度からの7年間の推移を、校種別・教科別にまとめます。
この記事の根拠
- 数字はすべて宮崎県教育委員会の公表資料(出願登録状況・第一次選考試験の合格者)と文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」から。推定値は使っていません。
- 宮崎県は校種・教科等ごとの出願登録者数と採用予定者数を、前年度との比較つきで公表しています。「自分の教科は令和9年度採用で何人採るのか」がひと目で分かります。
- 令和9年度採用の第二次選考試験の結果は2026年9月11日(金)に発表されました。夏の選考の最終倍率は2.4倍(882人÷366人)。本文に第二次選考試験の結果を反映しています。令和8年12月6日に追加試験が予定されており、その結果はこの倍率に含まれません。
- 二次で実際に聞かれた質問は別記事にまとめています →宮崎県の個人面接|受験者4名の実録と出題傾向
- 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
- 出願登録倍率=出願登録者数 ÷ 採用予定者数(宮崎県教育委員会が公表している倍率。他県の「志願倍率」にあたります。出願登録者数は第1希望のみの数で、大学3年生チャレンジ受験の出願登録者は含みません)
- 競争率=受験者数 ÷ 採用者数(文部科学省の実施状況調査の定義。採用者数は翌年4月1日〜6月1日に実際に採用された人数で、合格者数とは一致しないことがあります)
この2つは分母も分子も違います。令和7年度採用以前の県の実績値は、本記事では確認できていません(2026年9月時点。県ホームページの年度別一覧に残っている教員採用の公表資料は令和8年度実施分のみです。令和8年度採用の全体の実績値は、令和9年度採用の第二次選考試験結果資料の前年度欄で確認できます)。そのため本記事では、令和3年度〜7年度採用は文部科学省の調査(受験者÷採用者)、令和8・9年度採用は県の出願登録状況(出願登録者÷採用予定者)という形で、表を分けて掲載しています。どちらの数字かは、必ず表の注記でご確認ください。
- 令和9年度採用は出願登録954人・採用予定464人程度・出願登録倍率2.1倍(前年度は917人・428人・2.1倍)
- 校種で大きく違う。小学校1.1倍・中学校1.6倍に対し、高等学校5.5倍・養護教諭8.7倍。
- 中学校は国語0.6倍・理科0.8倍・美術0.4倍・技術0.3倍・家庭0.2倍——出願者が採用予定を下回っています
- 文部科学省の調査による競争率は令和3年度採用の4.1倍から令和7年度採用の2.6倍へ低下。採用者数は348人→366人とほぼ横ばいで、受験者が1,417人→964人へ約3割減ったのが主因です。
- 大学3年生チャレンジ受験の出願登録が131人→227人へ約1.7倍に急増。宮崎県では「大学3年生のうちから動く」人が増えている傾向があります。
- 令和9年度採用は栄養教諭の募集がありません(令和8年度は採用予定1人・出願登録16人で16.0倍)
この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。
令和9年度採用(2026年夏実施)の出願登録状況と第一次結果
宮崎県教育委員会が令和8年6月1日に公表した出願登録状況、令和8年7月6日に公表した第一次選考試験の合格者数、そして令和8年9月11日に公表された第二次選考試験(最終)の結果です。
| 受験区分 | 採用予定 | 出願登録者 | 出願登録倍率 | 第一次合格者 | (参考)令和8年度 出願/採用予定/倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小学校教諭等 | 200人 | 211人 | 1.1倍 | 171人 | 189人/200人/0.9倍 |
| 中学校教諭等 | 168人 | 270人 | 1.6倍 | 175人 | 256人/121人/2.1倍 |
| 高等学校教諭等 | 53人 | 289人 | 5.5倍 | 119人 | 270人/62人/4.4倍 |
| 特別支援学校教諭等 | 32人 | 88人 | 2.8倍 | 73人 | 92人/36人/2.6倍 |
| 養護教諭 | 11人 | 96人 | 8.7倍 | 31人 | 94人/8人/11.8倍 |
| 栄養教諭 | 令和9年度採用は募集なし | 16人/1人/16.0倍 | |||
| 合計 | 464人 | 954人 | 2.1倍 | 569人 | 917人/428人/2.1倍 |
※出願登録倍率=出願登録者数÷採用予定者数(宮崎県教育委員会の公表値)。出願登録者数は第1希望のみの数で、大学3年生チャレンジ受験の出願登録者は含みません。採用予定者数は特別選考(スポーツ分野)の4人を除いた数で、確定したものではありません。第一次合格者数は校種ごとの公表値で、特別選考試験の合格者・第一次選考試験の免除者を含みます。合計569人は私の集計です(県は校種ごとの人数のみ公表)。
出典:宮崎県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の出願登録状況について」(令和8年6月1日)、「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用第一次選考試験の合格者について」(令和8年7月6日)
そして、令和8年9月11日発表の第二次選考試験の結果(夏の選考の最終結果)は次のとおりです。
| 受験区分 | 受験者数 | 合格者数(採用内定者数) | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校教諭等 | 197人(前年183人) | 155人(前年159人) | 1.3倍(前年1.2倍) |
| 中学校教諭等 | 251人(前年242人) | 118人(前年105人) | 2.1倍(前年2.3倍) |
| 高等学校教諭等 | 264人(前年259人) | 54人(前年61人) | 4.9倍(前年4.2倍) |
| 特別支援学校教諭等 | 78人(前年90人) | 28人(前年34人) | 2.8倍(前年2.6倍) |
| 養護教諭 | 92人(前年93人) | 11人(前年8人) | 8.4倍(前年11.6倍) |
| 栄養教諭 | 0人(前年15人) | 0人(前年1人) | —(前年15.0倍) |
| 全体 | 882人(前年882人) | 366人(前年368人) | 2.4倍(前年2.4倍) |
※「受験者数」は第1希望の受験区分の人数(一次試験受験者数)。「合格者数」は併願受験合格者を含みます。倍率=受験者数÷合格者数(宮崎県教育委員会の定義。全体の最終倍率は「882人(一次試験受験者数)÷366人(二次試験合格者数)」と資料に明記)。( )内は令和7年度実施試験(令和8年度採用)の結果です。464人程度の採用予定に対し合格内定366人でした。追加試験(実施要項は令和8年10月14日掲載。受験申請は令和8年10月15日から11月5日まで。令和8年12月6日実施予定で、一般選考は小学校教諭等(全教科)と、中学校教諭等の国語・理科・美術・技術のみ)の結果は含みません。
出典:宮崎県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用第二次選考試験の結果について」(令和8年9月11日)
校種・教科等別の最終倍率(令和9年度採用・夏の選考)
| 校種・教科等 | 受験者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校・全教科 | 187人 | 147人 | 1.3倍 |
| 小学校・英語 | 3人 | 2人 | 1.5倍 |
| 小学校・特別支援 | 7人 | 6人 | 1.2倍 |
| 小学校 計 | 197人 | 155人 | 1.3倍 |
| 中学校・国語 | 15人 | 16人 | 0.9倍 |
| 中学校・社会 | 40人 | 24人 | 1.7倍 |
| 中学校・数学 | 31人 | 21人 | 1.5倍 |
| 中学校・理科 | 18人 | 10人 | 1.8倍 |
| 中学校・音楽 | 17人 | 12人 | 1.4倍 |
| 中学校・美術 | 4人 | 3人 | 1.3倍 |
| 中学校・保健体育 | 80人 | 15人 | 5.3倍 |
| 中学校・技術 | 3人 | 1人 | 3.0倍 |
| 中学校・家庭 | 1人 | 1人 | 1.0倍 |
| 中学校・英語 | 42人 | 15人 | 2.8倍 |
| 中学校 計 | 251人 | 118人 | 2.1倍 |
| 特別支援・知的他 | 77人 | 28人 | 2.8倍 |
| 特別支援・音楽 | 1人 | 0人 | — |
| 特別支援・美術 | 0人 | 0人 | — |
| 特別支援学校 計 | 78人 | 28人 | 2.8倍 |
| 養護教諭 | 92人 | 11人 | 8.4倍 |
| 高校・国語 | 13人 | 3人 | 4.3倍 |
| 高校・地理歴史(日本史) | 10人 | 2人 | 5.0倍 |
| 高校・地理歴史(地理) | 6人 | 2人 | 3.0倍 |
| 高校・公民 | 12人 | 2人 | 6.0倍 |
| 高校・数学 | 42人 | 9人 | 4.7倍 |
| 高校・理科(物理) | 7人 | 1人 | 7.0倍 |
| 高校・理科(化学) | 10人 | 3人 | 3.3倍 |
| 高校・理科(生物) | 12人 | 1人 | 12.0倍 |
| 高校・理科(地学) | 2人 | 1人 | 2.0倍 |
| 高校・保健体育 | 58人 | 5人 | 11.6倍 |
| 高校・音楽 | 3人 | 1人 | 3.0倍 |
| 高校・書道 | 7人 | 1人 | 7.0倍 |
| 高校・英語 | 25人 | 6人 | 4.2倍 |
| 高校・家庭 | 3人 | 3人 | 1.0倍 |
| 高校・情報 | 7人 | 1人 | 7.0倍 |
| 高校・農業(栽培) | 3人 | 2人 | 1.5倍 |
| 高校・農業(畜産) | 1人 | 0人 | — |
| 高校・農業(土木・林業) | 2人 | 1人 | 2.0倍 |
| 高校・農業(食品) | 3人 | 1人 | 3.0倍 |
| 高校・工業(機械) | 4人 | 2人 | 2.0倍 |
| 高校・工業(電気・電子) | 4人 | 2人 | 2.0倍 |
| 高校・工業(建築) | 3人 | 1人 | 3.0倍 |
| 高校・工業(工業化学) | 1人 | 0人 | — |
| 高校・工業(インテリア) | 1人 | 1人 | 1.0倍 |
| 高校・商業 | 25人 | 3人 | 8.3倍 |
| 高校・水産(機関) | 0人 | 0人 | — |
| 高等学校 計 | 264人 | 54人 | 4.9倍 |
※「受験者数」は第1希望の受験区分の人数。「合格者数」は併願受験合格者を含むため、区分によっては受験者数を上回ることがあります。
出典:宮崎県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用第二次選考試験の結果について」(令和8年9月11日)

ここで一つ、大事な読み方をお伝えします。第一次合格者569人に対して、採用予定は464人程度。単純に割ると約1.2倍です。ただしこの569人には一次免除者や特別選考の合格者も含まれており、採用予定数と実際の合格者数は異なるため、この比だけでは実際の二次倍率を判断できません。それでも「二次に進めば全員受かる」わけではないということは、頭に入れておいてください。
教科(科目)等別の出願登録倍率|令和9年度採用の全データ
宮崎県は教科(科目)等ごとの出願登録者数・採用予定者数・倍率を、前年度の参考値つきで公表しています。ここが宮崎県の公表資料のいちばん親切なところです。
小学校・中学校・特別支援学校・養護教諭
| 校種・教科等 | 出願登録者 | 採用予定 | 出願登録倍率 | (参考)令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校・全教科 | 201人 | 188人 | 1.1倍 | 1.0倍 |
| 小学校・英語 | 3人 | 2人 | 1.5倍 | 1.7倍 |
| 小学校・特別支援 | 7人 | 10人 | 0.7倍 | 0.3倍 |
| 小学校 計 | 211人 | 200人 | 1.1倍 | 0.9倍 |
| 中学校・国語 | 18人 | 30人 | 0.6倍 | 0.8倍 |
| 中学校・社会 | 44人 | 25人 | 1.8倍 | 2.5倍 |
| 中学校・数学 | 33人 | 21人 | 1.6倍 | 2.4倍 |
| 中学校・理科 | 21人 | 25人 | 0.8倍 | 0.6倍 |
| 中学校・音楽 | 20人 | 12人 | 1.7倍 | 2.2倍 |
| 中学校・美術 | 4人 | 10人 | 0.4倍 | 0.6倍 |
| 中学校・保健体育 | 82人 | 15人 | 5.5倍 | 4.9倍 |
| 中学校・技術 | 3人 | 10人 | 0.3倍 | 0.3倍 |
| 中学校・家庭 | 1人 | 5人 | 0.2倍 | 1.0倍 |
| 中学校・英語 | 44人 | 15人 | 2.9倍 | 5.8倍 |
| 中学校 計 | 270人 | 168人 | 1.6倍 | 2.1倍 |
| 特別支援学校・知的他 | 86人 | 28人 | 3.1倍 | 2.8倍 |
| 特別支援学校・音楽 | 2人 | 2人 | 1.0倍 | 1.0倍 |
| 特別支援学校・美術 | 0人 | 2人 | 0.0倍 | 0.5倍 |
| 特別支援学校 計 | 88人 | 32人 | 2.8倍 | 2.6倍 |
| 養護教諭 計 | 96人 | 11人 | 8.7倍 | 11.8倍 |
※出願登録倍率=出願登録者数÷採用予定者数(宮崎県教育委員会の公表値)。参考欄は令和8年度採用の出願登録時の倍率です。「0.0倍」は募集はしたが出願者がいなかった教科等を指します。
出典:宮崎県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の出願登録状況について」(令和8年6月1日)
高等学校(26教科・科目)
| 教科・科目 | 出願登録者 | 採用予定 | 出願登録倍率 | (参考)令和8年度 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 16人 | 3人 | 5.3倍 | 2.0倍 |
| 地理歴史(日本史) | 10人 | 1人 | 10.0倍 | 3.0倍 |
| 地理歴史(地理) | 6人 | 2人 | 3.0倍 | 6.0倍 |
| 公民 | 14人 | 2人 | 7.0倍 | 6.0倍 |
| 数学 | 44人 | 8人 | 5.5倍 | 8.8倍 |
| 理科(物理) | 8人 | 1人 | 8.0倍 | 5.0倍 |
| 理科(化学) | 10人 | 2人 | 5.0倍 | 13.0倍 |
| 理科(生物) | 14人 | 1人 | 14.0倍 | 9.5倍 |
| 理科(地学) | 2人 | 1人 | 2.0倍 | — |
| 保健体育 | 64人 | 3人 | 21.3倍 | 27.5倍 |
| 芸術(音楽) | 6人 | 1人 | 6.0倍 | 1.5倍 |
| 芸術(書道) | 7人 | 1人 | 7.0倍 | 3.0倍 |
| 英語 | 28人 | 6人 | 4.7倍 | 3.8倍 |
| 家庭 | 3人 | 3人 | 1.0倍 | 1.3倍 |
| 情報 | 7人 | 1人 | 7.0倍 | 6.5倍 |
| 農業(栽培) | 3人 | 3人 | 1.0倍 | 2.0倍 |
| 農業(畜産) | 1人 | 1人 | 1.0倍 | 1.0倍 |
| 農業(食品) | 3人 | 1人 | 3.0倍 | 4.0倍 |
| 農業(土木・林業) | 2人 | 1人 | 2.0倍 | — |
| 工業(機械) | 4人 | 2人 | 2.0倍 | 1.2倍 |
| 工業(電気・電子) | 4人 | 2人 | 2.0倍 | 1.0倍 |
| 工業(建築) | 3人 | 1人 | 3.0倍 | 1.0倍 |
| 工業(工業化学) | 1人 | 1人 | 1.0倍 | 1.0倍 |
| 工業(インテリア) | 1人 | 1人 | 1.0倍 | 0.0倍 |
| 商業 | 27人 | 3人 | 9.0倍 | 7.3倍 |
| 水産(機関) | 1人 | 1人 | 1.0倍 | 1.0倍 |
| 高等学校 計 | 289人 | 53人 | 5.5倍 | 4.4倍 |
※出願登録倍率=出願登録者数÷採用予定者数(宮崎県教育委員会の公表値)。「—」は前年度に募集しなかった教科等です。
出典:同上

この2つの表を見ると、宮崎県の姿がはっきりします。中学校は一部の教科で「人が足りていない」、高校は「席が少ない」教科が目立ちます。中学校の国語は採用予定30人に出願18人、技術は採用予定10人に出願3人、家庭は採用予定5人に出願1人。一方で高校の保健体育は3人の枠に64人、理科(生物)は1人の枠に14人です。倍率の数字そのものより「今年その教科で何人採るのか」を先に見てください。採用予定者数が少ない教科もあります。予定数は変更される場合があるため、倍率とあわせて公式の発表を確認してください。
7年間の推移|競争率は4.1倍→2.6倍へ、受験者は約3割減
令和3年度採用(2020年夏実施)以降の推移です。県が発表した実績値は令和7年度採用以前のものを本記事では確認できていないため、令和3年度〜7年度採用は文部科学省の実施状況調査(受験者数÷採用者数)、令和8・9年度採用は宮崎県の出願登録状況(出願登録者数÷採用予定者数)から取っています。定義が違うので、上下2つのブロックは直接比較しないでください。
| 採用年度(実施年) | 受験者数 | 採用者数 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度採用(2020年夏) | 1,417人 | 348人 | 4.1倍 |
| 令和4年度採用(2021年夏) | 1,354人 | 406人 | 3.3倍 |
| 令和5年度採用(2022年夏) | 1,138人 | 377人 | 3.0倍 |
| 令和6年度採用(2023年夏) | 1,012人 | 365人 | 2.8倍 |
| 令和7年度採用(2024年夏) | 964人 | 366人 | 2.6倍 |
※競争率=受験者数÷採用者数(文部科学省の定義)。採用者数は翌年4月1日〜6月1日に実際に採用された人数です。
出典:文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」参考資料1 第2表-1(各年度)。
令和8年度採用(2025年夏実施)分は、2026年9月時点で文部科学省の調査が公表されていません。宮崎県の令和8年度採用の教科別の実績は本記事で確認できていないため、この表には載せていません(文部科学省の調査が公表され、確認できた時点で更新します)。
| 採用年度(実施年) | 出願登録者 | 採用予定 | 出願登録倍率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度採用(2025年夏) | 917人 | 428人 | 2.1倍 |
| 令和9年度採用(2026年夏) | 954人 | 464人 | 2.1倍 |
※出願登録倍率=出願登録者数÷採用予定者数(宮崎県教育委員会の公表値)。ひとつ上の文部科学省の表とは分母・分子が違います。
出典:宮崎県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の出願登録状況について」(令和8年6月1日。令和8年度採用の数字は同資料の参考欄より)
読み取れるのは、「採用者数は減っていないのに、受験者が減っている」という構図です。採用者数は令和3年度採用の348人から令和7年度採用の366人へ、むしろ増えています。一方で受験者は1,417人→964人と約3割減。競争率が4.1倍から2.6倍まで下がったのは、この受験者減がそのまま効いた結果です。
校種別の競争率の推移(文部科学省の調査)
| 校種 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小学校 | 1.9倍 | 1.6倍 | 1.7倍 | 1.3倍 | 1.2倍 |
| 中学校 | 5.5倍 | 4.4倍 | 3.3倍 | 3.7倍 | 3.2倍 |
| 高等学校 | 10.9倍 | 6.7倍 | 5.4倍 | 4.9倍 | 5.1倍 |
| 特別支援学校 | 4.4倍 | 4.0倍 | 3.1倍 | 3.3倍 | 2.8倍 |
| 養護教諭 | 11.4倍 | 8.3倍 | 5.3倍 | 5.6倍 | 7.8倍 |
| 栄養教諭 | 9.7倍 | 29.0倍 | 18.0倍 | 16.0倍 | 9.5倍 |
| 合計 | 4.1倍 | 3.3倍 | 3.0倍 | 2.8倍 | 2.6倍 |
※競争率=受験者数÷採用者数(文部科学省の定義)。年度はいずれも採用年度で、実施はその前年の夏です。
出典:文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」参考資料1 第2表-1(令和3年度〜7年度採用)
受験者数と採用者数の推移(校種別)
| 校種 | 令和3年度 受験/採用 | 令和5年度 受験/採用 | 令和7年度 受験/採用 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 391人/202人 | 279人/168人 | 228人/184人 |
| 中学校 | 366人/67人 | 318人/95人 | 264人/83人 |
| 高等学校 | 380人/35人 | 298人/55人 | 263人/52人 |
| 特別支援学校 | 137人/31人 | 119人/38人 | 88人/32人 |
| 養護教諭 | 114人/10人 | 106人/20人 | 102人/13人 |
| 栄養教諭 | 29人/3人 | 18人/1人 | 19人/2人 |
| 合計 | 1,417人/348人 | 1,138人/377人 | 964人/366人 |
※出典:文部科学省「公立学校教員採用選考試験の実施状況」参考資料1 第2表-1(令和3・5・7年度採用)。
令和4・6年度採用は上の競争率の表をご覧ください。
小学校を見てください。受験者が391人→228人へ4割以上減ったのに、採用者は202人→184人とほとんど減っていません。その結果、競争率は1.9倍から1.2倍へ。宮崎県の小学校は、令和7年度の採用者数184人は受験者数228人の約8割に当たります(同じ受験者集団の採用率を示すとは限りません)。逆に養護教諭は、令和5年度採用の5.3倍から令和7年度採用の7.8倍へ上がっています(採用者が20人→13人に減ったため)。校種ごとにまったく別の動きをしているので、全体倍率の数字だけを見ないようにしてください。
教科別の「実際に何人受けて何人採用されたか」(令和7年度採用)
ここまでの教科別の数字は、令和9年度採用の出願登録や最終結果のものでした。文部科学省の調査には、教科別に「受験者数・採用者数・競争率」まで載っている表があります。令和7年度採用(2024年夏実施)の宮崎県分です。
| 中学校の教科 | 受験者 | 採用者 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 17人 | 11人 | 1.5倍 |
| 社会 | 53人 | 12人 | 4.4倍 |
| 数学 | 46人 | 13人 | 3.5倍 |
| 理科 | 17人 | 11人 | 1.5倍 |
| 音楽 | 7人 | 6人 | 1.2倍 |
| 美術 | 9人 | 5人 | 1.8倍 |
| 保健体育 | 65人 | 12人 | 5.4倍 |
| 技術 | 2人 | 2人 | 1.0倍 |
| 家庭 | 5人 | 2人 | 2.5倍 |
| 英語 | 43人 | 9人 | 4.8倍 |
| 中学校 計 | 264人 | 83人 | 3.2倍 |
| 高等学校の教科 | 受験者 | 採用者 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 15人 | 7人 | 2.1倍 |
| 地理歴史 | 22人 | 2人 | 11.0倍 |
| 数学 | 46人 | 5人 | 9.2倍 |
| 理科 | 27人 | 4人 | 6.8倍 |
| 美術 | 3人 | 1人 | 3.0倍 |
| 書道 | 5人 | 1人 | 5.0倍 |
| 保健体育 | 65人 | 8人 | 8.1倍 |
| 家庭 | 2人 | 1人 | 2.0倍 |
| 農業 | 15人 | 5人 | 3.0倍 |
| 工業 | 17人 | 9人 | 1.9倍 |
| 商業 | 17人 | 1人 | 17.0倍 |
| 情報 | 10人 | 2人 | 5.0倍 |
| 英語 | 18人 | 3人 | 6.0倍 |
| 高等学校 計 | 263人 | 52人 | 5.1倍 |
※競争率=受験者数÷採用者数(文部科学省の定義)。高等学校の公民・音楽・工芸・看護は受験者・採用者ともに0人のため掲載していません。水産(受験1人・採用2人)と福祉(受験0人・採用1人)は採用者数が受験者数を上回っており、これは採用者数が「翌年4月1日〜6月1日に実際に採用された人数」で集計されるため(文部科学省の注記では、過年度に合格して猶予期間を経て採用された人の分や、区分間の採用調整が含まれる場合があるとされています)。数字の性質が異なるため、この2教科は表から除いています。
出典:文部科学省「令和7年度(令和6年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況等」参考資料1 第9表-1・第9表-2
この2つの表は「出願」ではなく「実際に受けた人」の数字なので、リアルです。中学校の技術は2人受けて2人採用、音楽は7人受けて6人採用、国語と理科は17人受けて11人採用。一方で高校の商業は17人受けて1人、地理歴史は22人受けて2人。同じ宮崎県でも、これだけ違います。
特別選考・大学3年生チャレンジ受験の出願登録状況
宮崎県は特別選考ごとの出願登録者数まで公表しています。令和9年度採用の特別選考の出願登録は合計131人(前年度122人)でした。
| 特別選考試験 | 令和9年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|
| 大学卒業者を対象とした特別選考試験 | 46人 | 37人 |
| 他県現職教員、他県及び本県元教員を対象とした特別選考試験 | 39人 | 35人 |
| 宮崎大学教育学部地域枠を対象とした特別選考試験 | 14人 | 15人 |
| 社会人を対象とした特別選考試験A | 9人 | 10人 |
| 障がいのある者を対象とした特別選考試験 | 6人 | 5人 |
| 教職大学院修了予定者を対象とした特別選考試験 | 6人 | 4人 |
| 芸術分野に係る特別選考試験 | 5人 | 0人 |
| スポーツ分野に係る特別選考試験 | 4人 | 13人 |
| 社会人を対象とした特別選考試験B | 2人 | 3人 |
| 合計 | 131人 | 122人 |
※出典:宮崎県教育委員会「令和9年度(令和8年度実施)宮崎県公立学校教員採用選考試験の出願登録状況について」(令和8年6月1日)。
名称は同資料の表記に従っています(実施要項では「大学卒業予定者を対象とした特別選考試験」「大学院修了予定者を対象とした特別選考試験」)。大学卒業者を対象とした特別選考試験は、対象大学を拡大して実施されています(県の出願登録状況の注記による)。実施要項にある「博士号取得者を対象とした特別選考試験」は、この出願登録状況の一覧に記載がありません。宮崎大学教育学部地域枠を除く各区分の出願者数は、上の「出願登録状況」の人数に含まれています。
そして、令和9年度採用の出願登録(令和8年6月1日公表)で前年度から大きく増えているのが大学3年生チャレンジ受験です。
| 校種等 | 令和9年度採用(令和8年度実施) 出願登録者 | 令和8年度採用(令和7年度実施) 出願登録者 |
|---|---|---|
| 小学校 | 89人 | 38人 |
| 中学校 | 51人 | 37人 |
| 高等学校 | 53人 | 30人 |
| 特別支援学校 | 16人 | 10人 |
| 養護教諭 | 16人 | 13人 |
| 栄養教諭 | 2人 | 3人 |
| 合計 | 227人 | 131人 |
※出典:宮崎県教育委員会「宮崎県公立学校教員採用選考試験 大学3年生チャレンジ受験(令和8年度実施)の出願登録状況について」(令和8年6月1日)。
この出願登録者数は、上の「出願登録状況」には含まれていません。

1年で131人→227人。小学校にいたっては38人→89人と2倍以上です。大学3年生チャレンジ受験で「合格」と決定されると、翌年の本試験で免除申請をすれば、第一次選考試験の教職教養が免除されます。大学3年生の方は、3年生のうちに一度受けておくという選択肢があります。制度の中身は特別選考の記事で詳しく解説しました。
■ 宮崎県の特別選考と一次免除ルート|10種類の特別選考・大学3年生チャレンジ受験・補欠者・加点15項目
倍率の数字と、どう付き合うか
ここまで細かい数字を並べてきましたが、最後にお伝えしたいことがあります。

倍率が例年より高いと分かったとき、「今年は無理かも」と思うか、「これで合格したらすごい」と思うか。私自身も、意識的に後者で前向きに考えるようにしています。倍率は自分の力ではどうにもならない外部要因で、それに期待したところで、来年倍率が低くなる保証はありません。数字は「自分の教科は何人採るのか」を知って戦略を立てるために使ってください(これは私からの提案です)。
とくに宮崎県は、第一次の得点が第二次に持ち越されません(同点の場合のみ反映)。倍率がどうであれ、二次に進んだ時点で全員が同じスタートラインに並びます(模擬授業・個人面接・グループワーク各30点=90点、実技のある区分はさらに10〜30点)。数字を確認したら、あとは模擬授業・個人面接・グループワークの準備に時間を使ってください。
■ 宮崎県の個人面接|受験者4名の実録と出題傾向(二次は個人面接・模擬授業・グループワーク各30点)
よくある質問
Q. 令和9年度採用の最終倍率はいつ分かりますか?
A. 第二次選考試験の結果は2026年9月11日(金)に発表されました。夏の選考の最終倍率は2.4倍(882人÷366人)で、464人程度の採用予定に対し合格内定366人でした。令和8年12月6日に追加試験が予定されており、その結果はこの倍率には含まれません。校種別・教科別の最終倍率は本文の表をご覧ください。
Q. 採用予定者数はいつ発表されますか?
A. 令和9年度採用の実施要項に「各教科(科目)等の採用予定者数については、令和8年3月上旬頃に県庁ホームページにて公表を予定しております」と書かれていました。要項の公開とほぼ同時期に、教科ごとの枠が分かるということです(令和10年度採用の公表時期は、令和10年度採用の実施要項でご確認ください)。出願を決める前に必ず確認してください。なお、公表される採用予定者数は確定したものではありません。
Q. 補欠になったらどうなりますか?
A. 採用内定者に欠員が出た場合等に、第二次選考試験の不合格者のうち「補欠」と決定された方が採用内定者になることがあります。さらに、採用内定者にならなかった場合でも、次年度(次年度採用がなかった場合は直近で実施する年度)の選考試験において「補欠」となった受験区分・教科に限り、申請すれば第一次選考試験が免除されます(実施要項)。補欠の有無は第二次の結果通知と併せて知らされます。確認できた資料の範囲では補欠者数の記載が見つかりませんでしたので、この記事にも人数は載せていません。
Q. 宮崎県に政令指定都市はありますか?
A. ありません。私が確認した範囲では、宮崎県内の公立学校(小・中・高・特別支援)の教員採用選考は、宮崎県教育委員会が実施する選考です。政令市が別実施している自治体(愛知県と名古屋市など)のような分かれ方はありませんので、この記事の数字が県内すべてをカバーしています。
Q. なぜ過去の年度は文部科学省の数字なのですか?
A. 宮崎県が発表した採用選考試験の実施状況の資料は、県ホームページの年度別一覧では令和8年度実施分しか見当たりません(2026年9月時点)。令和8年度採用の全体の実績値は、令和9年度採用の第二次選考試験結果資料の前年度欄(括弧内の数値)で確認できます。それより前の県資料は、本記事では確認できていません。数字の正確さを優先し、いつでも原典にあたれる文部科学省の全国調査を過去年度の出典としています。定義が違うことは、各表の注記に明記しています。なお、過去の試験問題そのものは、県民情報センターと中部・南部・北部の各教育事務所で閲覧できます(筆答試験問題と標準解答は過去5年分、模擬授業題材とグループワーク題材は過去3年分)。
Q. 出願登録倍率が1倍を切ったら、確実に受かるのですか?
A. いいえ。1倍を切っているのは「出願した人数が採用予定に届かなかった」という意味であって、採用予定者数を必ず埋めるという意味ではありません。実際、令和9年度採用の中学校技術は出願登録3人・採用予定10人(0.3倍)でしたが、最終結果の表では受験者3人に対して合格者(採用内定者)は1人でした。枠が空いていることと、あなたが選ばれることは別です。数字に安心せず、模擬授業と面接の準備を進めてください。
この記事は、受験された方の報告で育ちます
宮崎県の受験者報告は、令和8年10月時点で4名分です。中学校・特別支援学校・養護教諭の報告がとくに不足しています。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。あなたの1件が、これから受験する方を助けます。
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