【教員採用試験】横浜市の倍率|令和9年度採用の最終結果(2.0倍)と7年間の推移・校種別・教科別

こんにちは、金井志津乃です! 

横浜市って倍率が低いって聞くんですけど、本当ですか? 1倍台なら受かりやすいってことですよね……?

半分は本当で、半分は誤解です。横浜市は第一次試験が1.1倍——ほぼ通ります。でも最終倍率は2.0倍。つまり落ちる人の大半は、二次の段階で落ちていると考えられます(二次を辞退した人も含む計算です)。数字の意味をきちんと読み解いていきましょう!

この記事では、横浜市公立学校教員採用候補者選考試験の倍率について、令和9年度採用(令和8年度実施)の第一次試験結果と最終結果と令和3年度採用からの7年間の推移を、校種別・教科別にまとめます。

この記事の根拠

  • 数字はすべて横浜市教育委員会が公表した資料(第一次試験実施結果・毎年10月の記者発表資料・受験案内)から集計。推定値は使っていません。
  • 横浜市は神奈川県・川崎市・相模原市とは別の試験(受験案内「1 実施目的」に明記)。この記事の数字に県や他の政令市の分は含まれません。
  • 面接で「実際に聞かれた質問」は別記事にまとめています →横浜市の個人面接|実録3年分の質問と傾向
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
この記事の倍率の定義(横浜市教育委員会の公表定義)
  • 最終倍率=受験者数 ÷ 最終合格者数(受験者数=第一次試験の受験者数)
  • 一次倍率=一次受験者数 ÷ 一次合格者数

横浜市は「応募者数」ではなく「受験者数」を分子に置きます。全国比較でよく使われる「志願者÷採用予定」とは分子も分母も違うので、他県の数字と直接くらべるときは注意してください(参考に、令和9年度採用は応募2,219人÷募集約1,005人=約2.2倍という計算になります)。定義が変わる箇所では、そのつど表の見出しか注記に書いています。

30秒でわかる|横浜市の倍率のポイント
  • 令和9年度採用(令和8年度実施)の第一次試験は1.1倍。応募2,219人・一次受験1,839人・一次合格1,627人。
  • 令和9年度採用の最終結果(9月30日発表)は最終倍率2.0倍(受験1,839人・最終合格942人)。受験者も最終合格者も約13%減ったため、倍率は前年と同じです。
  • 前年の令和8年度採用も最終倍率2.0倍(受験2,110人・最終合格1,081人)。一次合格者から最終合格者への通過率は約64%。
  • 全区分を合計した一次倍率は1.1倍です。二次では模擬授業・個人面接・論文に加え、中学校・高等学校の音楽・保健体育・英語は実技もあります。養護教諭は模擬授業の代わりに模擬対応を実施します。
  • 最終倍率は令和3年度採用の2.8倍から令和8年度採用の2.0倍へ低下(令和9年度採用も2.0倍)。応募者は令和4年度採用の3,474人から令和9年度採用の2,219人(約36%減)、募集は約780人→約1,005人に増加。
  • 校種差は小さめ:令和8年度採用は小学校1.5倍・中高2.2倍・特別支援1.6倍。ただし養護教諭7.2倍と高校(情報・工業・商業)3.2倍は別格。
  • 令和9年度採用の最終結果は2026年9月30日に発表(例年より約2週間前倒し)。この記事の表に反映しています。
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

令和9年度採用(令和8年度実施)の第一次試験結果|全体1.1倍

横浜市教育委員会が公表した【夏実施】の第一次試験実施結果を、教科別まで整理しました。応募2,219人・一次受験1,839人・一次合格1,627人、第一次試験の倍率は1.1倍です。

受験区分募集数応募者一次受験者一次合格者一次倍率【参考】前年の一次倍率
小学校約630人877人751人706人1.1倍1.1倍
中高 国語約55人127人96人91人1.1倍1.1倍
中高 社会約25人204人159人132人1.2倍1.8倍
中高 数学約40人101人88人74人1.2倍1.4倍
中高 理科約55人96人76人65人1.2倍1.1倍
中高 音楽約15人60人52人48人1.1倍1.2倍
中高 美術約15人46人33人30人1.1倍1.0倍
中高 保健体育約35人187人161人127人1.3倍1.5倍
中高 技術約15人6人5人4人1.3倍1.5倍
中高 家庭約10人29人21人19人1.1倍1.0倍
中高 英語約55人142人111人96人1.2倍1.4倍
中学校・高等学校 計約320人998人802人686人1.2倍1.4倍
特別支援学校約45人119人103人94人1.1倍1.1倍
養護教諭約10人205人165人124人1.3倍1.9倍
高校 情報/工業/商業 計若干名20人18人17人1.1倍1.4倍
合計約1,005人2,219人1,839人1,627人1.1倍1.2倍

※一次倍率=一次受験者数÷一次合格者数。【参考】欄は令和7年度実施(令和8年度採用)の一次倍率。
出典:横浜市教育委員会「令和8年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験【夏実施】第一次試験実施結果」

数字を見て、まず気づいてほしいのは応募者と一次受験者の差です。応募2,219人に対して実際に受験したのは1,839人。380人(約17%)が受験していません。そして受験した人のうち、約88%が一次を通過しています。

大学3年生チャレンジ推薦特別選考(特別選考⑧)の第一次試験結果

横浜市を第一志望とする大学3年生を対象とした特別選考です。令和8年度実施の公表値では、応募者・一次受験者・一次合格者はいずれも149人でした。書類選考合格者は第一次試験が免除されますが、論文試験と適性検査は受験します。

受験区分募集数応募者=一次合格者
小学校約60〜120人107人
中学校・高等学校(国語)若干名13人
中学校・高等学校(数学)若干名9人
中学校・高等学校(理科)若干名5人
中学校・高等学校(美術)若干名2人
中学校・高等学校(技術)若干名0人
中学校・高等学校(家庭)若干名2人
特別支援学校若干名11人
合計約60〜120人(小学校)+若干名149人

※令和8年度実施の試験から、この選考の受験区分に中学校・高等学校の「国語」「数学」「理科」「美術」が追加されました(従来は小学校・中高の技術/家庭・特別支援学校)。その結果、応募が133人→149人に増えています。
出典:同上、および記者発表「ここが変わる!教員採用試験2026」

令和9年度採用(令和8年度実施)の最終結果|最終倍率2.0倍

令和8年9月30日に、横浜市教育委員会が最終結果を記者発表しました。約1,005人の募集に対して応募2,219人・受験1,839人で、最終合格者は942人、最終倍率は2.0倍です。

受験区分募集数応募者受験者最終合格者最終倍率
小学校約630人877人751人514人(+小学校専科教員 併願合格 音楽4人)1.5倍
中高 国語約55人127人96人61人1.6倍
中高 社会約25人204人159人47人3.4倍
中高 数学約40人101人88人44人2.0倍
中高 理科約55人96人76人44人1.7倍
中高 音楽約15人60人52人19人2.7倍
中高 美術約15人46人33人20人1.7倍
中高 保健体育約35人187人161人54人3.0倍
中高 技術約15人6人5人2人2.5倍
中高 家庭約10人29人21人15人1.4倍
中高 英語約55人142人111人53人2.1倍
中学校・高等学校 計約320人998人802人359人2.2倍
特別支援学校約45人119人103人46人2.2倍
養護教諭約10人205人165人13人12.7倍
高校 情報/工業/商業 計若干名20人18人6人3.0倍
合計約1,005人2,219人1,839人942人2.0倍

※最終倍率=受験者数÷最終合格者数(横浜市教育委員会の公表値・記者発表では「実質倍率」)。大学3年生チャレンジ推薦特別選考は含みません。高校は情報(受験5人・合格2人)、工業(受験4人・合格0人)、商業(受験9人・合格4人)の計。
出典:横浜市教育委員会 記者発表資料「令和8年度実施 最終結果 及び 令和9年度実施 試験日程等について」(2026年9月30日)(公式)

前年(令和8年度採用)は受験2,110人・最終合格1,081人で、同じ2.0倍でした。受験者も最終合格者も約13%ずつ減ったため、全体の倍率は変わっていません。区分別では、募集が約20人→約10人に減った養護教諭が7.2倍→12.7倍、特別支援学校が1.6倍→2.2倍に上がりました。

令和9年度の採用予定者は、この942人に春実施の合格者116人と、前年度の大学3年生チャレンジ推薦特別選考の合格者117人を加えた1,175人です。また、令和10年度採用予定の大学3年生チャレンジ推薦特別選考は108人が最終合格しました(実質倍率1.4倍)。

ひとつ前の年度の最終結果|令和8年度採用も2.0倍

比較のために、ひとつ前の年度=令和8年度採用(令和7年度実施)も校種別・教科別に見ておきます。最終合格者は1,081人、最終倍率は2.0倍でした。

受験区分募集数応募者受験者最終合格者最終倍率
小学校約630人974人846人558人(+小学校専科教員 併願合格 音楽5人)1.5倍
中高 国語約50人121人101人63人1.6倍
中高 社会約35人219人186人63人3.0倍
中高 数学約40人130人119人55人2.2倍
中高 理科約50人95人84人49人1.7倍
中高 音楽約15人82人64人23人2.8倍
中高 美術約15人34人24人13人1.8倍
中高 保健体育約40人217人183人62人3.0倍
中高 技術約15人11人9人6人1.5倍
中高 家庭約10人34人27人17人1.6倍
中高 英語約50人157人134人67人2.0倍
中学校・高等学校 計約320人1,100人931人418人2.2倍
特別支援学校約50人120人106人65人1.6倍
養護教諭約20人244人208人29人7.2倍
高校 情報/工業/商業 計若干名26人19人6人3.2倍
合計約1,020人2,464人2,110人1,081人2.0倍

※最終倍率=受験者数÷最終合格者数(横浜市教育委員会の公表値)。倍率は小数点第二位を四捨五入。この表には大学3年生チャレンジ推薦特別選考は含みません。
出典:横浜市教育委員会 記者発表資料「令和7年度実施 最終結果及び令和8年度実施 試験日程について」(2025年10月8日)

この年の令和8年度採用予定者は、上の1,081人に春チャレンジ選考試験(現・春実施)の合格者71人と、前年度の大学3年生チャレンジ推薦特別選考の合格者76人を加えた1,228人。一方、この年の試験の最終合格者数として発表されたのは1,269人です(=1,081人+春実施71人+令和9年度採用予定の大学3年生チャレンジ推薦117人。1,228人とは集計の範囲が違います)。

ここ、ぜひ覚えておいてください。横浜市の合格者は「夏実施」「春実施」「大学3年生チャレンジ推薦」の3つの入口から入ってきます。夏の1回勝負ではありません。自分に使える入口がないか、必ず受験案内で確認しましょう!
■ 横浜市の特別選考と一次免除ルート

教科別の最終倍率|4年分の推移(中学校・高等学校)

教科令和6年度採用令和7年度採用令和8年度採用令和9年度採用
国語3.52.51.61.6
社会7.96.03.03.4
数学5.23.52.22.0
理科3.52.51.71.7
音楽5.02.72.82.7
美術2.11.91.81.7
保健体育5.44.83.03.0
技術1.41.31.52.5
家庭1.62.81.61.4
英語3.03.02.02.1

※単位は「倍」(受験者数÷最終合格者数)。
出典:横浜市教育委員会 記者発表資料 各年度版

令和6年度採用から令和8年度採用の2年で、ほぼ全教科が下がっています。特に社会は7.9倍→3.0倍、数学は5.2倍→2.2倍。ただし令和9年度採用でも社会3.4倍・保健体育3.0倍と、他教科の2倍近い水準です。この2教科は「応募が多いのに募集が少ない」構造が続いています。

7年分の推移|応募者は令和4年度採用比で36%減、最終倍率は2.8倍→2.0倍

採用年度(実施年度)募集数応募者受験者最終合格者最終倍率
令和3年度採用(令和2年度実施)約635人——1,001人2.8倍
令和4年度採用(令和3年度実施)約780人3,474人2,982人1,025人2.9倍
令和5年度採用(令和4年度実施)約805人3,179人2,632人974人2.7倍
令和6年度採用(令和5年度実施)約850人3,032人2,478人1,078人2.3倍
令和7年度採用(令和6年度実施)約850人2,623人2,111人1,003人2.1倍
令和8年度採用(令和7年度実施)約1,020人2,464人2,110人1,081人2.0倍
令和9年度採用(令和8年度実施)約1,005人2,219人1,839人942人2.0倍

※最終倍率=受験者数÷最終合格者数(横浜市教育委員会の公表値)。大学3年生チャレンジ推薦特別選考および春実施(春チャレンジ)は含みません。令和2年度実施の応募者・受験者は、公表資料の【参考】欄に記載がないため「—」としています。
出典:横浜市教育委員会 記者発表資料 各年度版

ポイントは3つです。

  • 応募者は令和4年度採用から令和9年度採用までで3,474人→2,219人(約36%減)。全国的な教員志望者の減少が、横浜市の数字にも表れていると考えられます。
  • 一方で募集数は約780人→約1,005人に増加。令和8年度採用で初めて1,000人を超えました。
  • 令和4年度〜9年度採用では、最終倍率は2.9倍→2.0倍。受験者数は2,982人から1,839人、最終合格者数は1,025人から942人に減っています。一方、募集人員は約780人から約1,005人に増えています。

校種別の最終倍率推移(令和3年度〜9年度採用)

受験区分R3採R4採R5採R6採R7採R8採R9採
小学校2.12.42.01.61.51.51.5
中学校・高等学校4.43.73.94.13.32.22.2
特別支援学校2.42.52.51.81.61.62.2
養護教諭7.35.26.87.45.97.212.7
高等学校(情報・工業・商業)1.73.02.52.32.03.23.0
合計2.82.92.72.32.12.02.0

※単位は「倍」(受験者数÷最終合格者数)。R3採=令和3年度採用(令和2年度実施)…R9採=令和9年度採用(令和8年度実施)。令和3・4年度採用の高等学校欄は商業のみ。
出典:横浜市教育委員会 記者発表資料 各年度版

小学校:2.4倍(令和4年度採用)から1.5倍まで下がり、令和7〜9年度採用の3年は1.5倍で横ばい。募集数が約630人と最も大きく、最終倍率も1.5倍と低めの区分です。

中学校・高等学校:長く3〜4倍台でしたが、令和8年度採用で2.2倍に急落しました。応募が減った一方で募集が約320人に増えたことが背景にあると考えられます。教科によって開きがある(令和8年度採用では社会・保健体育3.0倍/国語・技術・家庭1.5〜1.6倍)ので、必ず教科別の表で確認してください。

特別支援学校:2.5倍→1.6倍。小学校と並んで倍率が低い区分です(令和9年度採用は2.2倍)。なお横浜市の特別支援学校区分は、特別支援学校だけでなく小・中・義務教育学校の個別支援学級担当や通級指導教室担当への配属もあります(受験案内より)。

養護教諭:ここだけ別世界です。5.2〜7.4倍で高止まりし、令和8年度採用は7.2倍。募集が約20人→約10人と半減した令和9年度採用は、一次倍率がすでに1.3倍と、中高の保健体育・技術と並んで最も高くなっています。最終倍率は12.7倍(受験165人・最終合格13人)でした。受験する年度の募集人員を真っ先に確認してください。

倍率は、自分の力ではどうしようもない要因ですよね。だから私自身は、倍率が高い年ほど「これで受かったらすごい」と捉えるようにしています。そのうえで、自分がコントロールできる準備に集中していきましょう。1分のショート動画にまとめました。

横浜市の倍率で見ておきたい数字|一次合格者から最終合格者への目安は約1.6倍(当ブログ算出)

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。令和8年度採用の数字を、選考の段階ごとに並べてみます。

応募2,464人
一次受験2,110人(応募者の約86%)
一次合格1,699人(一次倍率1.2倍=受験者の約81%が通過)
最終合格1,081人(一次合格者の約64%。一次合格者÷最終合格者=約1.6倍)

※一次合格者数は「令和8年度実施 第一次試験実施結果」の【参考】令和7年度実施欄より。「一次合格者÷最終合格者」は当ブログ算出で、二次を辞退した人を含むため、実際の二次受験者ベースの倍率とは一致しません。令和9年度採用は一次合格1,627人・最終合格942人で、一次合格者÷最終合格者は約1.7倍(当ブログ算出)です。

つまり横浜市で不合格になる人の大半は、筆記ではなく二次で落ちています。そして二次の中身は模擬授業(約8分)・個人面接(約30分。この中で場面指導を2分程度)・論文(45分。第一次試験日に実施)——人物を見る試験が中心です(中学校・高等学校の音楽・保健体育・英語は実技もあります)。

■ 横浜市の個人面接|実録3年分・受験者9名の質問と傾向
■ 横浜市の模擬授業|実録9件のテーマと8分授業の作り方
■ 横浜市の論文(小論文)|過去の出題テーマと45分の書き方

そして合格できない人には、校種ごとに傾向があります。小学校は「厳しさと優しさのメリハリがない人」「ユーモアと臨機応変さがない人」「暗くて元気がなさそうな人」の3つ、中学校・高校は「人間性と教科の専門性のどちらかが欠けている場合が多いかなと思います」と、私は動画でお伝えしています。

3つの入口|夏実施・春実施・大学3年生チャレンジ推薦

横浜市の倍率を読むうえで見落とせないのが、受験の機会が年に複数あることです。

入口対象・募集第一次試験実績
夏実施全区分。令和9年度採用は約1,005人。一般選考は一般教養・教職専門+教科専門(7月5日)。特別選考は区分により一部または全部が免除令和9年度採用は最終合格942人/2.0倍(令和8年度採用は1,081人/2.0倍)
春実施(旧・春チャレンジ選考試験)小学校のみ・約80人(前年比+30人)適性検査SPI3(テストセンター方式・4月1〜15日)令和8年度採用は71人、令和9年度採用は116人が合格
大学3年生チャレンジ推薦特別選考大学3年生・大学推薦が条件。令和8年度実施は約60〜120人(合格者の採用は令和10年4月1日)。免除(書類選考)令和8年度採用として76人、令和9年度採用として117人、令和10年度採用として108人(令和8年度実施)が合格

※出典:令和8年度実施【夏実施】【春実施】受験案内、記者発表「ここが変わる!教員採用試験2026」(2026年2月10日)、記者発表「令和7年度実施 最終結果…」(2025年10月8日)

令和9年度採用(令和8年度実施)の春実施は第一次試験がSPI3(性格検査+基礎能力検査)で、教職教養も専門教養もありません。二次は模擬授業と個人面接のみ(論文・実技なし)。そして春実施の第一次試験に不合格でも、夏実施に申し込めます(第一次試験に合格した場合は夏実施の申込みが無効になります)。小学校志望の方は、この制度を知っているかどうかで受験機会が1回変わります。

選考区分ごとの要件と免除の中身は、特別選考の記事で詳しく整理しています。

■ 横浜市の特別選考と一次免除ルート|教職経験者・大学推薦・大学3年生チャレンジ推薦・アイ・カレッジ・リスタート

よくある質問

Q. 令和9年度採用の最終倍率はいつ分かりますか?

A. 令和9年度採用は2026年9月30日に最終結果が記者発表されました。横浜市教育委員会は令和8年度実施から最終合格発表を例年より約2週間前倒ししています(記者発表「ここが変わる!教員採用試験2026」)。校種別・教科別の詳細も同じ記者発表資料に載っていて、最終合格942人・最終倍率2.0倍です(この記事の表に反映済み)。

Q. 受験案内に載っている倍率と、この記事の数字が違うのはなぜ?

A. 受験案内のQ&Aに載っているのは「昨年度」の倍率です。令和9年度採用の受験案内には「昨年度の第一次試験の倍率は全体で約1.2倍(小学校約1.1倍、中学校・高等学校約1.4倍、特別支援学校約1.1倍、養護教諭約1.9倍、高等学校1.4倍)」「昨年度の最終倍率は令和8年度採用予定者全体で約2.0倍(小学校約1.5倍、中学校・高等学校約2.2倍、特別支援学校約1.6倍、養護教諭約7.2倍、高等学校約3.2倍)」と書かれています。この記事の令和8年度採用の数字と一致します。

Q. 倍率が低い区分は「受かりやすい」と考えていい?

A. 入口は広いです。ただし横浜市は一次でほとんど落とさないぶん、二次に人が集まります。令和9年度採用の小学校は一次合格706人に対して最終合格514人、特別支援学校は一次合格94人に対して最終合格46人です。最終倍率(小学校1.5倍・特別支援2.2倍)は一次の受験者を分子にした数字で、二次だけの不合格率を示すものではありませんが、一次を通った人の中から二次でしっかり選ばれる試験だということです。しかも二次は模擬授業・個人面接(この中で場面指導を実施)・論文という人物を見る試験が中心です(中学校・高等学校の音楽・保健体育・英語は実技もあります)。倍率が低い区分ほど、人物試験の準備が合否に大きく影響すると考えられます。

Q. 神奈川県の倍率とくらべられますか?

A. 直接くらべるのは避けてください。横浜市は神奈川県・川崎市・相模原市とは別の試験で、令和8年度実施の夏の第一次試験日は4自治体ともに7月5日(日)で同日のため、同時には受けられません。試験の種類(論文・模擬授業・個人面接など)には共通する部分も多く、時間や字数などの条件が異なります。倍率の定義(受験者数÷最終合格者数)はたまたま神奈川県と同じですが、母集団がまったく別です。両方を検討している方は、倍率よりも試験の中身(模擬授業の時間・指導案の要否・論文の時間と字数)で比較したほうが実りがあります。
■ 神奈川県の倍率はこちら

Q. 「小学校専科教員」の併願合格って何ですか?

A. 中学校・高等学校の「音楽」「英語」で受験する方は、申込時に小学校の専科教員(音楽・英語)を第二希望として併願できます(小学校教諭免許の有無は問いません)。同じく「数学」「理科」で受験する方は、受験する教科に加え「技術」の中学校教諭普通免許状を有する場合に「技術」を併願できます。第一希望で最終合格に至らなかった方のうち成績上位者が、第二希望の最終合格者として名簿に登載されます。令和8年度採用では小学校専科教員(音楽)で5人が併願合格しました。併願の有無は第一希望の合否に影響しません(受験案内より)。ただし、大学3年生チャレンジ推薦特別選考は併願の対象外です。

Q. 「育児休業代替任期付教員」の合格者数とは?

A. 記者発表資料の注記に掲載されていた数字で、令和3年度実施74人、令和4年度実施104人、令和5年度実施80人、令和6年度実施28人(いずれも全受験区分の合計)でした。この記事の最終結果の表にある最終合格者数とは別枠の人数です。年によって大きく変動します。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

倍率は公表資料で追えますが、当日の面接や授業の様子は受験者の報告が参考になります。論文の過去の問題は市のホームページでも公開され、令和9年度採用の模擬授業テーマは事前提示方式です。横浜市を受験された方は、ぜひ次に受験する方のために教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。

■ 教採 過去問データベース|受験報告フォーム

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