【教員採用試験】福井県の倍率|令和9年度採用の結果と5年間の推移(校種別・教科別)

こんにちは、金井志津乃です! 

福井県の倍率って2倍台って聞いたんですが、養護教諭は15倍だとも聞きました。どっちが本当なんですか……?

どちらも本当です! 福井県は倍率は年度・校種・教科と、計算に使う人数によって異なります。全体の数字だけを見ても、自分の受ける区分の実態は分かりません。この記事では、教育委員会の公表資料5年分を全部並べて、あなたの区分の倍率が分かるようにまとめました!

30秒でわかる|福井県の倍率のポイント
  • 令和9年度採用(2026年夏実施)の出願は657人/募集274名程度=2.40倍(県公表)
  • 教諭全体の志願者倍率は令和6年度採用2.7倍→7年度2.3倍→8年度2.2倍と3か年で低下(実施要項P33)
  • 令和6年度〜8年度採用では養護教諭は7.9〜15.0倍、栄養教諭は8.0〜14.0倍でした。令和9年度採用は、志願者数÷採用内定者数で養護教諭6.9倍、栄養教諭6.0倍です。中高社会・中高保体・高校書道も高倍率です(高校商業は令和9年度採用で2.3倍でした)。
  • 延べ志願者数に対し、延べ第1次選考受験者数は半分未満でした(差には第1次選考の全部免除者・欠席者のほか、第1次選考を経ない特別選考の志願者も含まれます・内訳は非公表)。令和9年度採用は志願782人(延べ)に対し1次受験372人。
  • 令和9年度採用の第2次選考結果は令和8年9月30日(水)に発表。採用内定者は274人(教諭260人・養護教諭12人・栄養教諭2人)です。
この記事の倍率の定義

福井県は倍率の定義が資料によって2種類あります。混乱しないよう、本記事では毎回どちらかを明記します。

  • 県公表の「志願者倍率」(実施要項P33)=志願者数(実人数)÷採用内定者数。過去3年分が掲載されています。
  • 県公表の「志願者倍率/第1希望倍率」(出願状況PDF)=出願数÷募集人数。延べ・実人数の両方が併記されています。
  • 本記事の5年推移表=志願者総数(延べ)÷採用内定者数(私が算出)。5年分をそろえて比べられる唯一の組み合わせのため、この定義を採用しました。

なお福井県は第1希望・第2希望の併願ができるため、志願者数には「延べ(第2希望を含む)」と「実人数(第1希望のみ)」の2つがあります。たとえば令和9年度採用は、延べ782人・実人数657人でした。

【予告】令和10年度採用(2027年夏実施)の公式発表|福井県
  • 第1次選考の試験日程:令和9年7月10日(土)・11日(日)(※筆記試験は10日に実施)
  • 免除制度:「令和9年度(令和8年度実施)福井県公立学校教員採用選考試験の『一般選考』および『チャレンジ第1次選考』において得た免除資格は、令和10年度(令和9年度実施)福井県公立学校教員採用選考試験に適用します」
  • 試験問題の出題形式:「一般教職、教科等専門試験ともに択一式で出題予定」
  • 「福井県教育委員会は『教員採用選考に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会』に参画しています。令和10年度(令和9年度実施)福井県公立学校教員採用選考試験から、共通問題配付方式による試験を実施する予定です」
  • 「今回の公表内容以外に関するお問い合わせにはお答えいたしかねます」とされています

出典:福井県教育庁教職員課「令和10年度(令和9年度実施)福井県公立学校教員採用選考試験について」(県HPの掲載日は、第1次選考の日程等が2026年7月17日、出題方針等が同年8月25日/公式)。
2026年9月20日時点の公式発表です。令和10年度採用の実施要項が公表された後は、必ず当該年度の実施要項で確認してください。

執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)

お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

令和9年度採用(2026年夏実施)の状況|第1次選考から採用内定まで

出願状況(令和8年6月17日掲載)

区分募集人数第1希望第2希望合計(延べ)第1希望倍率志願者倍率
小学校135名程度219732921.622.16
中高国語13名程度268342.002.62
中高社会11名程度656715.916.45
中高数学15名程度289371.872.47
中高理科11名程度297362.643.27
中高英語10名程度315363.103.60
中高音楽5名程度8081.601.60
中高美術5名程度7071.401.40
中高保体9名程度504545.566.00
中高家庭5名程度6171.201.40
中学技術3名程度2020.670.67
高校農業2名程度1010.500.50
高校工業6名程度2020.330.33
高校商業3名程度7072.332.33
高校書道1名程度7077.007.00
高校水産1名程度2022.002.00
特別支援学校24名程度5012622.082.58
理療1名程度0—0——
教諭 小計260名程度5621256872.162.64
養護教諭12名程度83—6.92
栄養教諭2名程度12—6.00
志願者総数274名程度657(実人数)—2.40

※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県公立学校教員採用選考試験 出願状況」。
特別選考(障がい者特別1/R9大学院特別14/専門特別4/英語特別3/芸術特別0/スポーツ特別0)の志願者22人は、教諭小計に含まれています。特別選考の募集人数は一般選考の募集人数に含まれます。高校情報は令和9年度採用ではチャレンジ第1次選考のみの実施で、一般選考の募集はありません。

あわせて、嶺南採用枠には募集10名程度に対し30人が出願(第1希望のみ対象)。教育エキスパート特別選考のスポーツ教育分野【地域連携枠】は募集2名程度に対し2人(1.00倍)でした。

第1次選考の結果(令和8年7月24日再掲載)

校種・教科等志願者総数(延べ)1次受験者数(延べ)1次合格者数(延べ)1次受験者に対する合格率
小学校292947781.9%
中高国語34131292.3%
中高社会71451533.3%
中高数学37231669.6%
中高理科36131184.6%
中高英語36171058.8%
中高音楽84375.0%
中高美術733100%
中高保体54401742.5%
中高家庭744100%
中学技術211100%
高校農業111100%
高校工業222100%
高校商業733100%
高校水産200—
高校書道77457.1%
特別支援学校62322371.9%
教諭 合計68730220266.9%
養護教諭83631015.9%
栄養教諭127342.9%
総計78237221557.8%

※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県公立学校教員採用選考試験 第1次選考合格者数」。
合格率は私が算出。特別選考(理療・障がい者特別・R9大学院特別・教育エキスパート特別)は、第1次選考を経ない区分があるため上表では省略しています(教諭合計には志願者数のみ含まれます)。

この表で一番見てほしいのは「志願者総数」と「1次受験者数」の差です。小学校は志願292人なのに、一次を受けたのはたったの94人。小学校では延べ志願者の約7割が第1次選考を受けていないのです。
これは福井県の第1次選考免除制度が手厚いことが主な理由と考えられます(内訳は非公表)。講師経験者、昨年度の一次合格者、チャレンジ第1次選考の合格者などが、一次を受けずに二次から登場します。「倍率2倍だからラク」ではなく、「二次で戦う相手には免除組が大勢いる」と考えてください。

福井県教育委員会が公表した第1次選考合格者数の資料にも「第2次選考は、第1次選考合格者に加え、第1次選考全部免除者が受験します」と明記されています。免除の種類と条件は、特別選考の記事で詳しくまとめました。

■ 福井県の特別選考と第1次選考免除|チャレンジ第1次選考・講師経験者・社会人・加点制度

チャレンジ第1次選考の結果(大学3年生等の1年前倒し受験)

福井県には、大学3年時等に第1次選考だけを1年前倒しで受けられる「チャレンジ第1次選考」があります。合格すると、翌年度に、チャレンジ第1次選考で合格した校種・教科等と同じ区分で受験する場合は、第1次選考が全部免除になります。異なる校種・教科等で受験する場合は教科等専門の受験が必要です(「一般・教職」が基準点に達していれば一部免除)。翌年度に募集がない区分は受験できません。令和8年に実施された分(令和9年度採用と同日程・別選考)の結果です。

校種・教科等志願者総数(延べ)1次受験者数(延べ)1次合格者数(延べ)受験者に対する合格率
小学校17316615694.0%
中高国語16161487.5%
中高社会2625312.0%
中高数学1917952.9%
中高理科15141071.4%
中高英語1510880.0%
中高音楽333100%
中高美術77457.1%
中高保体1717847.1%
中高家庭44250.0%
中学技術55480.0%
高校工業22150.0%
高校商業1100%
高校情報22150.0%
高校書道1100%
特別支援学校15151280.0%
教諭 合計32130523577.0%
養護教諭181800%
栄養教諭3300%
総計34232623572.1%

※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県公立学校教員採用選考試験 第1次選考合格者数」(チャレンジ第1次選考)。
高校農業・高校水産は志願者0人。合格率は私が算出。

ここは教科によって明暗がくっきり分かれます。小学校は受験166人中156人が合格(94%)で、令和8年に実施されたチャレンジ第1次選考の結果ではいわば「受ければほぼ通る」状態でした。一方で中高社会は25人受験して合格3人(12%)、養護教諭・栄養教諭は受験21人に対し合格0人でした。チャレンジ第1次選考は「一般・教職」が基準点に達した人に対して「教科等専門」の点数順に選考する仕組み(実施要項Ⅷ)なので、採用予定の少ない区分では前倒しの合格枠自体が絞られると考えられます。

採用内定者数(9月30日公表)|内定274人

令和8年9月30日(水)に第2次選考の結果が発表され、「採用内定者数」も公表されました。募集274名程度に対して志願者総数(延べ)782人、採用内定者274人(教諭260人・養護教諭12人・栄養教諭2人)です。2026年9月30日公表の採用内定者数の資料には第2次選考の受験者数がないため、この記事では志願者総数(延べ)÷採用内定者数=2.85倍(私が算出)を使います。前年(741人÷255人=2.91倍)とほぼ同じで、志願者が約6%、内定者が約7%増えたためです。校種・教科別の倍率は、下の「校種・教科別の倍率推移」の表に反映しています。

※出典:福井県教育委員会「令和9年度福井県公立学校教員採用選考試験 採用内定者数」(2026年9月30日公表)(公式)。
各特別選考(理療を除く)の内定者数は、校種・教科等ごとの内定者数の内数です。このほか、令和10年度大学院特別選考の受験を認められた人が6名、令和11年度分が1名います。

5年間の推移|全体の倍率は令和5年度3.35倍→令和9年度2.85倍へ

採用年度実施募集人数志願者総数(延べ)採用内定者数倍率
令和5年度2022年夏262名程度8772623.35
令和6年度2023年夏258名程度8972583.48
令和7年度2024年夏271名程度8322713.07
令和8年度2025年夏254名程度7412552.91
令和9年度2026年夏274名程度7822742.85

※倍率=志願者総数(延べ)÷採用内定者数(私が算出)。
出典:福井県教育委員会「福井県公立学校教員採用選考試験 採用内定者数」各年度版(令和9年度採用は2026年9月30日公表)。

令和6年度採用の897人をピークに、志願者は2年で897→741人(約17%減)。一方で採用内定者数は250人台〜270人台で安定しているため、倍率は令和5年度〜6年度の3.3〜3.5倍から、令和8年度の2.9倍まで下がりました。令和9年度採用は募集人数が274名程度と5年で最多になり、志願者も782人(延べ)と前年より増えています。内定者も274人に増えたため、倍率は2.91倍→2.85倍とほぼ横ばいでした。

県が公表している「志願者倍率」(実人数ベース・過去3年)

区分令和6年度採用(2023年夏)令和7年度採用(2024年夏)令和8年度採用(2025年夏)
志願者数倍率志願者数倍率志願者数倍率
教諭6952.76142.35612.2
養護教諭5914.8637.96015.0
栄養教諭1414.01414.088.0

※出典:令和9年度福井県公立学校教員採用選考試験実施要項P33「過去3年間の採用試験の状況」。
ここでの志願者数は実人数(第2希望を含まない)で、倍率=志願者数÷内定者数です。上の5年推移表(延べ)とは志願者数の数え方が違うため、数値がずれます。

教諭は令和6年度〜8年度採用の3か年で2.7倍から2.2倍に下がりました。数字だけ見れば「今がチャンス」です。でも養護教諭と栄養教諭はまったく別世界。しかも令和8年度採用の養護教諭は募集3名程度に対して志願60人——結果として4人が内定しました。
ただし令和9年度採用では養護教諭の募集が12名程度に大幅増、栄養教諭も2名程度に増えました。倍率は年によって大きく動きます。「去年の倍率」で判断しないのが大事です。

校種・教科別の倍率推移(令和5年度〜令和9年度採用)

校種・教科等令和5年度令和6年度令和7年度令和8年度令和9年度
小学校2.72.62.32.12.2(292人/135人)
中高国語2.63.22.63.12.4(34人/14人)
中高社会4.15.86.86.25.9(71人/12人)
中高数学3.93.42.93.42.3(37人/16人)
中高理科1.82.83.13.13.0(36人/12人)
中高英語3.12.83.22.33.3(36人/11人)
中高音楽2.75.53.72.51.6(8人/5人)
中高美術4.72.31.51.81.4(7人/5人)
中高保体9.811.011.09.34.9(54人/11人)
中高家庭1.82.51.51.31.8(7人/4人)
中学技術2.32.02.01.31.0(2人/2人)
高校工業1.32.01.21.5—(2人/0人)
高校商業13.012.06.58.02.3(7人/3人)
特別支援学校3.03.32.51.72.4(62人/26人)
養護教諭8.614.87.915.06.9(83人/12人)
栄養教諭9.514.014.08.06.0(12人/2人)

※令和5年度〜8年度採用の倍率=志願者総数(延べ)÷採用内定者数(私が算出)。令和9年度採用は2026年9月30日公表の「採用内定者数」から算出し、かっこ内に志願者総数(延べ)/内定者数を示しました(高校工業は内定0人のため倍率なし)。高校農業・高校情報・高校福祉・理療・高校書道・高校水産は、年度によって募集の有無が変わるため省略しました。なお令和8年度採用の高校農業は志願2人・内定3人と内定が志願を上回っていますが、これは各特別選考の内定者が「内数」として計上されているためと考えられます(県の公表値をそのまま掲載)。

数字の読み解き|4つのグループに分かれます

  • 【1〜2倍台】小学校・中高家庭・中学技術・中高美術・高校工業・特別支援学校——採用予定が多い、または志願が少ない区分。特に小学校は募集135名程度と全体の約半分を占め、令和5年度〜8年度採用の4か年では2.7倍から2.1倍へ低下し、令和9年度採用は2.2倍でした。特別支援学校も令和8年度採用は1.7倍まで低下。
  • 【2〜3倍台】中高国語・数学・理科・英語——年度によって上下しています。令和9年度採用は募集10〜15名程度に対して志願34〜37人でした。
  • 【令和9年度採用:中高社会5.9倍・中高保体4.9倍】中高社会・中高保体——志願が多いのに募集が少ない、福井県で倍率が高くなりやすい区分。中高保体は令和5年度採用から4年続けて9倍超(令和9年度採用は内定11人で4.9倍)、中高社会は令和7年度採用で6.8倍まで上がりました。令和9年度採用の第1次選考でも、社会は45人受験して合格15人(33%)、保体は40人受験して17人(43%)と、一次の段階から絞られています。
  • 【令和9年度採用:養護6.9倍・栄養6.0倍・高校商業2.3倍】養護教諭・栄養教諭・高校商業——令和9年度採用の募集は養護12名程度・栄養2名程度・高校商業3名程度の区分(高校書道も募集1名程度で、令和9年度採用の出願倍率は7.00倍でした)。年によって募集が0〜1名変わるだけで倍率が倍近く動きます。令和9年度採用は養護教諭12名程度・栄養教諭2名程度と募集が増え、志願者倍率は6.92倍・6.00倍に落ち着きました(内定は養護教諭12人・栄養教諭2人)。

特別選考の実績|大学院特別選考は5年連続で志願=内定

採用内定者数のPDFには、特別選考ごとの志願者数と内定者数(内数)も載っています。令和5年度〜9年度採用の5年分を並べたのがこちらです。

選考区分令和5年度採用令和6年度採用令和7年度採用令和8年度採用令和9年度採用
大学院修士課程修了時特別選考12 → 1211 → 119 → 914 → 1414 → 14
教育エキスパート(専門教育分野)4 → 210 → 44 → 22 → 24 → 1
教育エキスパート(英語教育分野)2 → 11 → 01 → 14 → 13 → 1
教育エキスパート(芸術教育分野)1 → 10 → 00 → 00 → 00 → 0
教育エキスパート(スポーツ・従来枠)3 → 13 → 11 → 00 → 00 → 0
教育エキスパート(スポーツ・地域連携枠)—2 → 21 → 11 → 12 → 2(募集2名程度)
障がい者特別選考—3 → 02 → 00 → 01 → 0
理療(盲学校 保健理療科)——1 → 10 → 00 → 0

※「志願者数 → 内定者数」。
出典:福井県教育委員会「福井県公立学校教員採用選考試験 採用内定者数」各年度版(令和9年度採用は2026年9月30日公表)。
各特別選考(理療を除く)の内定者数は、校種・教科等ごとの内定者数の内数です。令和5年度採用の実施状況には障がい者特別・理療の行がありません。

目を引くのが大学院修士課程修了時特別選考。令和5年度採用から令和9年度採用までの5年間、志願者数と内定者数が完全に一致しています。ただしこれは「誰でも受かる」という意味ではありません。この選考は過去の採用選考試験で受験を認められた人だけが出願でき、専修免許状の取得見込みも条件です。つまり入口の審査をすでに通った人だけが並んでいる数字だと理解してください。制度の詳細は特別選考の記事にまとめました。

■ 福井県の特別選考と第1次選考免除|チャレンジ第1次選考・講師経験者・社会人・加点制度

倍率との付き合い方|数字が動いても、やることは変わりません

ここまで数字ばかりお見せしましたが、最後に私の考えをお伝えさせてください。

倍率が例年より高いとき、私は「今年は無理だ」ではなく「これで合格したらすごいな」と考えるようにしています。倍率は自分の力では変えられません。変えられないことに気持ちを持っていかれると、変えられること——面接の準備や小論文の練習——に使うエネルギーが減ってしまいます。

福井県の場合、倍率が2倍台の校種でも、二次は第1次選考の全部免除者と同じ土俵で受けることになります。配点は個人面接250点・小論文50点です。倍率は自分の力ではどうしようもないところなので、一番信じられる自分の努力を、二次の準備に向けていきましょうね。

■ 福井県の個人面接|受験者4名の実録と4年分の出題傾向
■ 福井県の小論文|過去の出題テーマと60分・800字の書き方

よくある質問

Q. 最終的な倍率(第2次選考の結果)はいつ分かりますか?

A. 令和9年度採用の第2次選考結果は令和8年9月30日(水)に発表されました。受験者全員に郵送で通知されるとともに、採用内定者の受験番号と「採用内定者数」のPDFが福井県のホームページに掲載され、校種・教科別の志願者数と内定者数がそろいました。採用内定者は274人で、この記事の表に反映しています(2026年9月30日公表の資料には第2次選考の受験者数は載っていません)。

Q. 倍率が低い校種は「受かりやすい」と考えていいですか?

A. 慎重に考えてください。福井県は延べ志願者数に対し、延べ第1次選考受験者数は半分未満でした(全部免除者・欠席者や、第1次選考を経ない特別選考の志願者がいるためと私は考えています)。表面上の倍率が2倍でも、二次では講師経験者や令和8年度採用の第1次選考合格者と並びます。また、実施要項の選考基準には「個人面接が基準に達していない場合には、不合格とする」と明記されており、倍率に関係なく面接の絶対基準があります。「倍率が低い=ボーダーが下がる」とは限りません。

Q. 補欠合格の制度はありますか?

A. 令和9年度採用の実施要項には、確認した範囲では補欠合格に関する記載は見当たりません。公表されているのは「採用内定者」の受験番号のみです。なお実施要項のQ&Aには「採用内定者は、原則として、毎年4月1日付けで全員採用しています」とあります。

Q. 併願(第1希望・第2希望)は倍率にどう影響しますか?

A. 福井県の一般選考・チャレンジ第1次選考では、所定の免許状等の条件を満たす募集校種のうち2つを併願できます(一部の組み合わせを除く)。第2次選考では第1希望・第2希望それぞれについて合否を判定し、両方が合格基準にある場合は第1希望での合格となります(実施要項Ⅷ)。倍率の表で「延べ」と「実人数」の2種類が出てくるのはこのためです。令和9年度採用では、教諭の第1希望562人に対し第2希望が125人でした。

Q. 嶺南採用枠の倍率は?

A. 令和9年度採用は募集10名程度に対して出願30人でした(第1希望のみ対象)。嶺南採用枠は第2次選考で嶺南地域の教育に関する面接が別途実施され、不合格の場合も第1希望・第2希望ともに一般選考で改めて選考されます(実施要項P17)。なお、嶺南採用枠を希望できるのは小学校教諭普通免許状を所有(令和9年3月31日までの取得見込みを含む)する方です。中学校教諭を第1希望とする場合は、受験教科の中学校教諭普通免許状も同日までに必要で、原則として採用から10年以上、嶺南地域で勤務することが条件です。

Q. 福井県内に政令指定都市はありますか?

A. ありません。福井県内の公立学校教員採用選考試験は福井県教育委員会が一括して実施しています。第1次選考は福井会場(福井県立羽水高等学校)のほか、東京会場でも受験できます(中高の英・音・美・体・家、高校書道、養護教諭・栄養教諭を除く。ただし、教育エキスパート特別選考の専門教育分野「家庭」は東京会場でも受験可能)。なお、福井会場の音楽実技は福井市木田小学校で実施されます。

Q. 第1次選考の合格ラインは公表されていますか?

A. 実施要項には「基準点については公表しておりません」と明記されています。ただし、一般選考の第1次選考は「一般・教職」(100点)が基準点に達した人に対して「教科等専門」(200点・一部校種教科は実技を含む)に各種加点を加えた点数順で選考されます。そして一般選考の不合格者にはランク(A・B・C)と各科目の点数が通知されるので、自分の位置は数字で分かります。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

倍率は公表資料から分かりますが、「実際に何を聞かれたか」「体感でどうだったか」は受験した方にしか分かりません。福井県の実録は令和8年10月時点で4名分です。ぜひあなたの受験報告を聞かせてください。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。

結果発表までの時間の過ごし方は、こちらの動画でお話ししています。福井県は面接から発表まで約2か月。長い待ち時間を、次につながる時間にしてくださいね。

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