こんにちは、金井志津乃です!

和歌山県って面接カードみたいな紙の提出物がないんですよね? じゃあ面接では何をもとに質問されるんでしょう……

いい質問です! 和歌山県は出願のときに電子申請へ入力した「志望理由200字」「自己PR200字」「最も困難と感じた課題200字」が、そのまま面接の元ネタになります。実施要項にも「面接では、入力事項をもとに質問します」とはっきり書かれているんですよ。
この記事では、和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験の電子申請で入力する自己PR・志望理由について、受験者8名の面接報告から「どこを聞かれたか」を逆算し、書き方の原則と実例をまとめます。私自身が和歌山県の最終面接で使った自己PRも公開します。
この記事の根拠
- 入力項目・字数・記入の指示は令和9年度採用の実施要項「電子申請サービスへの入力項目」と照合済み
- 令和6年度〜8年度採用の受験者8名の面接報告から、自己アピール・出願書類に由来する質問を整理(個人が特定できる表現は一般化)
- 書き方の原則は、志願書の書き方を解説した私の動画でお話ししている注意点を土台にしています。掲載する自己PRは私自身が和歌山県を受験したときのもの。
- 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。
和歌山県の「自己PR欄」|30秒でわかる仕組み
| 何に書く | 紙の面接カードや自己推薦書はありません。和歌山県電子申請サービスの入力フォームに直接入力します。 |
| いつ書く | 出願期間中(令和9年度採用は4月10日(金)10:00〜4月30日(木)17:30)。第一次試験(6月13日)の2か月前です。 |
| 書く項目 | (令和9年度採用の入力項目番号)【33】和歌山県の教員を志望する理由(200字以内)/【34】自己PR(200字以内)/【37】今まで最も困難と感じた課題や状況と、それをいかに乗り越え、結果として何を得たのか(200字以内) |
| そのほかの入力項目 | 卒業・修了に係る主な研究テーマ/職歴等/専願・併願/講師経験年数(通算)/教諭等(正式採用)経験年数(通算)/民間企業等での就業経験年数/部活動歴/出願時の職種等/勤務先名/自己PRにつながる顕著な経歴の名称・年数/表彰等の有無 など |
| 誰が読む | 第二次選考試験の個人面接(面接官3人・20〜25分という報告が多数)の面接官 |
| どう使われる | 要項に「面接では、入力事項をもとに質問します」と明記。個人面接の評価の観点にも「実績を生かす力(自己アピール)」という項目があります。 |
| 修正できる? | 送信後の修正はできません。修正が生じた場合は、出願期間中に一度取消してから再度出願します。出願後は受験校種・教科・会場の変更もできません。 |
※出典:令和9年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項「VI 電子申請サービスへの入力項目」「V-1 電子申請サービスによる出願」「II-4 試験の配点と選考の基準」
自己PR欄には「何を書くか」の指示が7項目ぶん書かれています
ここが和歌山県の親切なところです。要項の【34】自己PR欄には、次の(1)〜(7)のうち特にアピールしたいことを全て、または選択して、事実のみを簡潔に入力するように、と書かれています。
- 資格=教員免許状以外の資格等(例:英語の技能検定、情報処理技術者、理学療法士、一級建築士、司書教諭、介護福祉士、社会教育主事等)
- 特技=中学校から大学までの部活動歴、および教科・特別活動等において生かせると思うもの
- 国際貢献活動=青年海外協力隊等、海外における活動歴(実績・年数等)
- ボランティア活動=ボランティア活動等の分野に関する活動歴(実績・年数等)
- 各種大会等の実績=スポーツ、文化活動における大会等での主な成績
- 講師経験がある場合=経験年数、および講師経験に基づく実績についてのアピール
- 免許状の所持状況=小学校は中学校又は高等学校英語の免許/中学校・高等学校は受験教科以外(特に実技教科)の免許/小学校・中学校は特別支援教育に係る免許

注目してほしいのは(7)です。ここに書く免許状は、そのまま「加点」の対象と重なります(小学校英語免許加点/中学校・高等学校の複数免許加点/特支免許加点。司書教諭資格は(1)の資格の例に挙がっています)。つまり和歌山県は「あなたが持っている免許を、加点でも自己PRでも生かせますよ」という設計に見えます。持っているのに書かない・申請しないのは、もったいないと私は考えます。
■ 和歌山県の特別選考と一次免除ルート|7種類の加点制度も一覧で解説
面接で「入力した内容」のどこを聞かれたか|受験者8名の報告から
和歌山県を受験した方の面接報告を読むと、質問の多くが冒頭の自己アピールと、出願時に入力した内容の深掘りです。報告を、聞かれ方のパターンごとにまとめました(職歴・部活動歴などが特定できる表現は一般化しています)。
- 自己アピールを1分でしてください。→ アピール文の中から深める質問がされる(令和7年度採用・中学校国語)。
- 自己PRをしてください(1分程度)。(令和6年度採用・中学校数学/面接官①の第1問)
- (自己アピールを受けて)面白い授業とはどのような授業ですか。/和歌山の魅力を子ども達にどう伝えますか。/和歌山の魅力を伝えるために、どのような美術の授業をしますか。(令和8年度採用・中高共通美術)
- (出願書類の自己PRから)部活動の経験で、学校現場で活かせることは何ですか。
- これまでの職務経験を、今後どう活かせると思いますか。
- これまでの経験を自己採点してください。
- 今まで受けてきた(教科)の研修で、印象的だったものは何ですか。
- 志望動機を教えてください。/なぜ、和歌山県の採用試験を受けたのですか。/なぜこの自治体ですか。
- 和歌山県の(教科名)の教員を目指した理由(きっかけ等)を教えてください。
- どうして(教科)の教員になりたいと思ったのですか。/どんな先生になりたいですか。
- 今まで挫折した経験はありますか。→ それをどのように乗り越えましたか。
- 現在、職場で1番ストレスを感じていることは何ですか。/今の学校でストレスに感じることは何ですか。
- 周りからどのような人と思われていますか。
4つのパターンに共通するのは、面接官が「書いてあること」ではなく「書いてあることの先」を聞いていることです。部活動を書けば「学校現場でどう生かすか」、志望理由を書けば「地域とのつながりをどう感じているか」、困難な経験を書けば「どう乗り越えたか」。入力欄は、面接官の深掘り質問を自分で設計する場所なのです。
■ 和歌山県の個人面接|実録3年分・受験者8名の質問と5年間の出題傾向
志願書を書く5つの原則|私が動画でお話ししている注意点
①「深掘りしてほしい種」だけを撒く
ボランティアも部活も資格も、思いつく限り書きたくなりますが、私はおすすめしません。たくさん並ぶと面接官は「どれを聞けばいいか」分からなくなり、①「1つ選んで話して」と受験者に選ばせる、②面接官の感性で選ぶ(聞いてほしくないものが選ばれるリスク)、③「なぜそんなにたくさん?」と総論を聞く、④どれも聞かない、のいずれかになりやすいです。和歌山県の自己PRは200字。面接で深掘りしてほしい、優先順位の高いものを2つか3つぐらいに絞って厳選して書くといいと思います。
② 突っ込み質問を考えながら書く
部活動の経験を書く場合は、「その経験で学校現場に生かせることは何ですか」など、記入内容への質問を想定して準備してください。この質問は和歌山県の実録にそのまま残っています。研究テーマを書けば「その研究を学校にどう生かしたいか」。つまり書いた一文ごとに、来る質問と自分の答えを先に用意しておく。これができていれば本番でうろたえません。
③ 資質能力のバランスを見る
和歌山県は志望理由・自己PR・困難だった経験の3つを入力します。だからこそ、3つを引きの目で眺めてください。志望理由で「子どもの自己肯定感を育む学級経営」を書き、自己PRでも「受容性・傾聴力」と書くと、面接官は「この人、授業力はあるのかな」と不安になります。授業力と生徒指導力、人間性を、3つの欄で補い合うのがコツ。すべてを同じレベルで揃える必要はなく、「任せられる最低ライン」が全部にあり、その上で突出したものが1つあればいい、というのが私の考えです。
④ 項目の意図を正確に読む
和歌山県の【37】は「今まで最も困難と感じた課題や状況と、それをいかに乗り越え、結果として何を得たのか」という長い問いです。こういう長い問いでは、項目の文言の一部をスルーして、求められている要素が抜けてしまう受験者も少なくありません。出題者は「①課題」「②乗り越え方」「③得たもの」の3要素を明示的に求めています。私は志願書を書くとき、項目の文言に下線を引いて番号を振り、自分の文章のどこにその要素があるかを最後にチェックします。200字なら、なおさら要素の取りこぼしが響きやすくなります。
⑤ 送信ボタンを押す前に、何人かの目を通す
和歌山県は電子申請なので字の丁寧さは問われませんが、そのぶん「送信したら修正できない」というプレッシャーがあります(修正するには受付期間中に一度取消してから再出願)。だからこそ、送信前に何人かに読んでもらうことをおすすめします。面接官によって着眼点は違うので、複数の目を通した文章ほど、どんな面接官が見てもできる限り魅力が伝わるものに近づくと思います。
実物公開|私が和歌山県の最終面接で使った自己PR
ここからは実物で解説します。私が和歌山県の教員採用試験を受けたとき、二次の最終面接で使った自己PRです。当時の記憶をたどったものなので、一字一句そのままではありませんが、構成はこのとおりでした。
私のモットーは「過去は変えられない、未来は変えられる」です。大学受験に挫折した経験から、そう考えるようになりました。自分の人生に後悔しないよう生きるため、教育の道を極めようと覚悟してからは、教育ボランティアや模擬授業の練習会の企画などに努めてまいりました。今後も、決して楽しいことばかりではない学校現場において、倒れてもただでは起きないという気概で教育活動に尽力していきたいと思います。
これは「ストーリーテリング型」と呼んでいる型です。1文ずつに意図があります。
| 文 | 意図 |
|---|---|
| 1文目:モットーは「過去は変えられない、未来は変えられる」 | いきなり「え、何だろう?」と思わせるパワーワードを置く。信念をバンと1文目に出して、面接官の感情をデザインします。 |
| 2文目:大学受験に挫折した経験から | 「なんで?」「いつから?」という疑問に答えるストーリーの入口。挫折や失敗が今の強みにつながっているなら、むしろそちらのほうが響きます。 |
| 3文目:教育ボランティア、模擬授業の練習会の企画 | ここに「行動」を入れることをおすすめします。思いだけを並べると「で、何をしてきたの?」と思われることがあります。人生を変えたいと思った、だからこういうことをしてきた——この形にすると、本気度・覚悟・使命感が伝わりやすくなります。 |
| 4文目:楽しいことばかりではない学校現場においても | あえて入れた一文です。採用する側は「若い人がすぐ辞めてしまう」ことに困っている、と当時の私は思っていました。だから「学校がしんどい場所でもあることは分かっています」と示したうえで、「倒れてもただでは起きない」と締めました。 |

ストーリーテリング型はストーリーの描き方が難しいぶん、うまくいったときの威力が大きい型です。最初は「長所を3つ結論から並べる」ロジカル型のほうが作りやすいので、両方作って、練習で反応を見て決めてください。ロジカル型の実例は、私が新卒で愛知県を受けたときの自己PRを別記事で1文ずつ解説しています。
■ ロジカル型の自己PR実例(愛知県の願書「自己アピール」の書き方)
「言わないと分からないこと」に字数を使う
200字は本当に短い。だから、見れば分かることに字数を使わないのが鉄則です。私は学生時代「笑顔がいいね」とよく言われましたが、自己PRに「私の長所は笑顔です」とは書きませんでした。笑顔で面接していれば、面接官には見れば分かるからです。せっかくの200字は、第一印象では伝わらないこと、「そういう面もあるんだ」と面接官が知って評価が変わることに使ってください。
志望理由も同じです。「大学で学び、教育実習に行き、先生方が朝の校門で子どもたちを迎え入れているのを見て……」のような、書かなくても伝わる描写は削る。削って空いた200字のうちの数十字で、和歌山県ならではの中身を書けます。
「なぜ和歌山県か」を200字で書く|計画から拾って、自分の言葉に
志望理由を書くときの手順は、私の場合こうです。①結論から——「和歌山県の教員を志望する理由はこれです」と最初の1文で言い切る。②その理由が「和歌山県だからできること」だと示す。③そのために、和歌山県の教育課題・こだわりを最低2つぐらいピックアップする。1つだけだと「他の県でもできるのでは」と突っ込まれやすいからです。
③の材料になるのが第4期和歌山県教育振興基本計画(令和5年度〜令和9年度)です(計画期間は令和9年度までです。令和10年度採用の受験では、次期計画が公表されていないかも県教育委員会のページで確認してください)。計画は「和歌山らしい教育をめざして」という章立てで、5つの基本的方向を掲げています。
- 成長の基盤となる資質・能力の獲得
- より深い学びにつながる学校教育の充実
- 学校教育の実効性を高める環境の整備
- 一人一人の生活の質を高める多様な機会の充実
- 多様な価値観をもった人々が協働する公平公正な社会の実現
面接や志望理由で使いやすい具体的な取組としては、きのくにコミュニティスクールの活性化/その仕組みを活用した地域人材の発掘と活用、地域の人材や資源を活用したふるさと教育の充実、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、「世界津波の日」に合わせた津波防災への啓発活動、中学校運動部の地域移行を含めた持続可能な運動部活動の推進などが挙がっています。
そして計画の第2章には、和歌山県が育てたい子どもの姿として「自身の考えをつくりあげ、自らの言葉で表現できる子供」「失敗を恐れないバイタリティーをもった子供」「異なる価値観をもつ人とも協働しながら合意形成を図ることのできる子供」が書かれています。
出典:第4期和歌山県教育振興基本計画(概要版・令和5年4月)

大事なのは、キーワードを並べることではなく「自分がやりたい教育」と「和歌山県がやろうとしていること」が重なる一点を見つけることです。私も最初から「教員になって和歌山に貢献しよう」と思っていたわけではありませんでした。でも和歌山県の教育振興基本計画を読み、社会科の公民の授業を考える中で、私が暮らす和歌山には大事な人が暮らしている。その人たちにとって今より住みにくい場所にしないためには、和歌山に愛着を持って貢献したいと思う人が要る——そう考えるようになったんです。
「和歌山に貢献します」と書くのは、ごますりになるならNGです。思ってもいないのに書けば、面接で「具体的にはどうしますか?」と深掘りされたときに答えられません。でも本気で思っているなら、胸を張って書けばいい。私が面接官なら、その志を持って「具体的にどんな授業をするか」まで自分の言葉で話せる受験者を採用したいと思います。
ちなみに私の場合は、写真部の顧問としてシャッター街の老舗のお店へ撮影会に出かけ、店主さんの生の声を子どもたちに聞かせていました。社会科の税金の授業では「人口が減ると税収が減り、公的なサービスや補助が十分にできなくなる。そうなると住みにくい自治体になる。じゃあ私たちには何ができるか」という形で扱いました。志望理由に書いた思いを、現場でどう形にするか——ここまでセットで用意しておくと、面接での言葉の重みがまるで変わります。
和歌山県の「求める教員像」と評価の観点に着地させる
- 和歌山の未来を前向きに考えようとする人
- 教員としての使命感や誇りをもち、学習指導に高い専門性を発揮しようとする人
- 豊かな人間性と社会性をもち、こどもの目線で多様な学びの実現や支援に取り組もうとする人
そして個人面接の評価の観点は「姿勢・態度」「実績を生かす力(自己アピール)」「教育観・使命感・指導力」「積極性・協調性・コミュニケーション力」「総合的な評価」の5項目(10段階評定・評定6が基準)。志望理由=「和歌山の未来」と「教育観・使命感」/自己PR=「実績を生かす力」と「学習指導の専門性」/困難な経験=「姿勢・態度」と「豊かな人間性」。3つの欄をこの対応で割り振る形は、当ブログの型としての提案です。欄ごとに出す要素を散らして、全体でバランスよく見せるのがねらいです。
書いたあとにやること|「1分の自己アピール」への変換と深掘りツリー
和歌山県の個人面接では、冒頭に1分程度の自己アピールを求められた報告があります。出願時に入力した自己PRとの整合も確認しておきましょう。つまり出願の段階で、「200字の文章」と「1分で話す原稿」の両方を作っておくのが理想です。
- 200字を書く(電子申請の入力欄/出願期間中に確定)
- 1分版に変換する。文字は構造を見ながら読めますが、音声は一度聞いただけで理解してもらう必要があります。書き言葉で省いた主語や接続詞を、話すときはあえて足す。
- 30秒版・15秒版も用意する。過去には集団面接で30秒・40秒の指定もありました。1分がベーシックですが、削れるようにしておくと安心です。
- 深掘りツリーを作る。一文ごとに「聞かれそうな質問→自分の答え→さらに深掘り→答え」を面接ノートに書き出す。和歌山県は一つの場面について、最初の質問と追質問を合わせて5問続いた報告があります。
暗記した文章をそのまま読み上げると思いが乗りません。聞き取りやすい言葉に置き換えて、感情を込めて話しましょう。実際に聞かれた質問は面接記事に約90問収録しています。
■ 和歌山県の個人面接|実録3年分・受験者8名の質問と5年間の出題傾向
よくある質問
Q. 和歌山県に面接カードや自己推薦書はありますか?
A. この記事で扱う夏の選考(電子申請での出願)には、別紙の面接カードや自己推薦書はありません(大学推薦特別選考では自己推薦書を提出します)。令和9年度採用の実施要項に、自己PR系の別紙提出書類は登場しません。かわりに電子申請サービスの入力項目(志望理由200字以内/自己PR200字以内/最も困難と感じた課題200字以内など)があり、要項に「面接では、入力事項をもとに質問します」と明記されています。郵送で提出するのは、免除・加点・特別選考・障害のある人を対象とした選考の申請書類です(5月1日消印有効)。なお、電子申請ができない場合は、4月15日(水)までに教職員課へ連絡するよう要項に書かれています。
Q. いつまでに書けばいいですか?
A. 出願期間中に入力して送信します(令和9年度採用は4月10日10:00〜4月30日17:30)。送信後の修正はできません。修正が生じた場合は、受付期間中に一度取消してから再度出願する必要があります。出願期間終了間際はアクセスが集中して手続きを完了できない恐れがある、と令和9年度採用の要項でも注意されています。4月上旬までに下書きを完成させておくのが安全です。
Q. 「専願・併願」はどう答えればいいですか?
A. 電子申請の入力項目に「専願・併願」があります。選択による有利・不利は実施要項に書かれていませんので、事実を入力してください。ただし「面接では、入力事項をもとに質問します」と明記されている以上、選んだ理由を自分の言葉で説明できるようにしておくと安心です。「なぜ和歌山県か」は実際に複数の受験者が聞かれています。
Q. 講師をしています。何を書けば強いですか?
A. 要項の自己PR欄の指示にも「(6) 講師経験がある場合は、経験年数及び講師経験に基づく実績についてアピールを入力してください」とあります。この「実績」は、賞や研究発表のような大それたものでなくて構いません。「4月にこうだった子が、こう関わったらこう変わった」——実体験で語れる変化こそが、講師にしか書けない種です。実録にも「これまでの経験を自己採点してください」という質問がありました。
Q. 志望理由と自己PRは分けて考えるべき?
A. 一本の線で考えてください。志望理由が「教育の目的」、自己PRが「その目的のために培った力・経験=手段」、困難な経験が「その過程でどう踏ん張れる人か」。この3つが1本の線でつながっていると、面接官は「目的に向けて努力し続けられる人だ」と感じます。和歌山県は3つとも200字なので、役割分担がはっきりしているほど強くなると私は考えています。
Q. 部活動歴は書いたほうがいいですか?
A. 要項に「部活動歴」の独立した入力項目があり、自己PR欄の(2)「特技」にも「中学校から大学までの部活動歴及び教科・特別活動等において生かせると思うもの」と書かれています。つまり和歌山県は部活動歴を重視していると考えられます。実録でも「部活動の経験で、学校現場で生かせることは何ですか」と聞かれた報告があります。書くなら「その経験が学校でどう生きるか」を一言添える形にしてください。
Q. 入力した文章をそのまま面接で話せばいいですか?
A. 少し変えてください。200字は「読んで理解する」文章、1分の自己アピールは「聞いて理解する」言葉です。書き言葉では省いた主語や言葉を、話すときはあえて足す。暗記した文章を読み上げると思いが乗らないので、聞き取りやすい言葉に置き換えて、感情を込めて話しましょう。
この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます
「入力した自己PRのどこを聞かれたか」は、受験した方の報告でしか分かりません。和歌山県を受験された方は、ぜひ次に受験する方のために教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。
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