【教員採用試験】滋賀県の模擬授業(指導実技)|受験者5名の実録と、ICT活用必須・口頭試問の報告例からの攻略法

こんにちは、金井志津乃です! 

滋賀県の模擬授業って、当日にお題を渡されてその場で8分考えて、すぐ実演なんですよね? しかもICTを使うのが必須って……。そんなの準備できるんでしょうか。

準備できます! むしろ「当日その場で考える」形式だからこそ、準備した人が圧倒的に有利なんです。確認した過年度の報告には構想7〜8分・実演5〜9分の例があり、高校2件では実演後の口頭試問も報告されています。この「型」が分かっていれば、8分で組み立てる中身は決められますよ。受験された5名の報告と一緒に見ていきましょう!

この記事では、滋賀県公立学校教員採用選考試験〔夏選考〕第二次選考の指導実技(模擬授業)について、実際に受験した5名の報告をもとに、当日の環境・出た課題・口頭試問・攻略法をまとめます。

この記事の根拠

  • 令和9年度採用(2026年夏実施)の受験者報告2件を「令和9年度採用の報告」として追加収録
  • 令和6年度・令和8年度採用の受験者5名の模擬授業報告を、課題も口頭試問も収録しています
  • 対象者・配点割合・小学校の英語質問は令和9年度採用の実施要項と照合済み
  • 構想時間・実演時間・教室の設定は実施要項に記載がなく、受験者報告にもとづく情報です(年度・校種で変動します)
  • 攻略法は、私が個別指導で模擬授業を見てきた中で「合格する人に共通していた3つの要素」から
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に模擬授業つきで新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

滋賀県の模擬授業|30秒でわかる基本情報

正式名称第二次選考の「指導実技」。実施要項の内容欄に「模擬授業」と明記されています。
対象養護教員以外の全員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・栄養教員)
小学校の追加要素小学校教員については「外国語科の指導に必要な英語による簡単なコミュニケーションの力をみる質問」を含みます(実施要項に明記)
配点割合小学校・中学校(実技教科以外)・高等学校(実技教科以外)・特別支援・栄養教員は「4」/中学校(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)と高等学校(保健体育・音楽・美術・家庭・農業・工業・商業)は「2」(専門実技が別に2)。面接試験はいずれも「6」
評価10段階(第一次選考の「一般教養・教職教養」「専門教科・科目」以外はすべて10段階評価)
構想時間受験者報告では7分または8分。A4サイズの紙を1枚渡されたという報告があります。
実演時間受験者報告では5分・6分・9分——年度・校種で変わっています
口頭試問高等学校の報告2件で、実演後に口頭試問があったと報告されています
ICT令和6年度採用の報告で「ICTを活用した授業が必須」「板書とタブレットの使用必須」と指示されたとの報告が複数あります
専門実技との違い指導実技(模擬授業)とは別に、中学校(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)、高等学校(保健体育・音楽・美術・家庭・農業・工業・商業)、養護教員には専門実技があります。令和9年度採用から、小学校教員の専門実技(体育実技)は廃止されました。
秋選考も同じ〔秋選考〕の選考試験も「面接試験(個人面接)」と「指導実技(模擬授業)」の2つだけ。配点割合は指導実技4:面接試験6です。

※出典:令和9年度(2027年度)滋賀県公立学校教員採用選考試験〔夏選考〕実施要項「6 選考試験 (1)イ 第二次選考」「7 選考基準」「○今年度の主な変更点」、令和9年度採用〔秋選考〕実施要項「4 選考試験」「7 選考基準」(P1〜P2)。
構想・実演の時間、教室の設定は要項に記載がなく、受験者報告にもとづく情報です。

まず押さえてほしいのは「模擬授業は配点の4割(実技教科なら2割)」という事実です。面接試験が6なので、模擬授業だけで合否が決まるわけではありません。でも逆に言えば、4割を捨てるわけにもいかない。面接対策を土台にしつつ、模擬授業は「型」で確実に押さえる——これが滋賀県の正しい配分です。

当日の環境|「仮想の子ども」に、タブレットを持たせて授業する

令和6年度採用の受験者から、当日の環境について非常に詳しい報告が届いています。実施要項には書かれていない情報なので、そのままお伝えします。

受験者が報告してくれた当日の設定(令和6年度採用)

  • 当日、3枚のカードから1枚を選び、そこに書かれている単元の授業を行う
  • A4サイズの紙を1枚渡され、7分間の構想時間。その後9分間の授業。
  • 場所や教室は自由(どの学校・どの教室という設定にしてもよい)
  • 子ども役は仮想。意見も「出ているふり」をする。
  • 黒板の左半分にプロジェクターが貼られている
  • ICTを活用した授業が必須
  • 子ども全員がタブレットを持っている設定で、使うソフトなどは自由に設定してよい
  • 導入から始めてもよいが、なるべく山場を実施することという指示(令和6年度採用・校種不明の報告)

ここには対策のヒントが詰まっています。順に見ていきましょう。

①「なるべく山場を」——導入で終わらせない

多くの受験生は、模擬授業というと「挨拶→前時の復習→めあての提示」で時間が終わってしまいます。でも令和6年度採用の校種不明の報告では、「なるべく山場を実施すること」と指示されています。山場とは、子どもが考え、悩み、意見を出し合う場面です。

ただし、小学校の受験者には「導入部分の授業を行いなさい」と課題文で指定された報告もあります。指示は毎回違うので、まず課題文を正確に読むことが最優先です。

②「子ども役は仮想・意見も出ているふり」——ここが一番の壁

目の前に誰もいない状態で、子どもの反応があるかのように授業を進める。これは練習していないと本当に難しいです。私が個別指導で模擬授業を見せていただくとき、評価が分かれるのがまさにここです。

子どもたちがこういう反応を示すだろうな、子どもたちがこのような疑問を投げかけてくるだろうな——そう想定して、子どもが実際にいないのに授業をしないといけないですよね。合格される方は、その反応や疑問がすごくリアルなんです。「確かに子どもたちはそういう反応を示すだろうな」「そういう疑問を持つだろうな」という反応に、的確に対応できている。実際にこの授業を学校でやっても成り立つだろうな、子どもたちが実際に面白いと思うだろうな、というところまで見えてきます。

逆に、「こんな反応は返ってこないだろう」「こんなにスムーズには進まないだろう」と思うような想定で授業を作ってしまっていると、それは現場でやっても多分うまくいかないと思います。

だから練習では、「この発問に、うちのクラスのあの子ならなんて答えるか」を実名で思い浮かべるところまでやってください。講師をされている方は、その経験がそのまま武器になります。

③「タブレットとプロジェクターは使う前提」

黒板の左半分がプロジェクター、子ども全員がタブレット——この設定は「ICTを使わない授業は成立しない」という意思表示です。しかも「ソフトなどは自由に設定可能」なので、自分が使いたいツールを自分で決めていいということでもあります。

おすすめは、単元を問わず使える「ICTの型」を3つ用意しておくことです。たとえば——

  • 共有する:一人ひとりの考えをタブレットに書かせ、全員分をプロジェクターに一覧表示して比べる
  • 可視化する:実験・観察の写真や動画、地図、資料を提示して「事実」を全員で共有する
  • 残す・振り返る:授業の最後に気づきを書かせて蓄積し、次時の導入で見返す

この3つがあれば、どんな単元カードを引いても「なぜそのタイミングでタブレットを使うのか」に理由を持って組み込めます。報告のあった高校2件の口頭試問には「なぜそうしたのか」を問う質問が含まれていたので、ここが効くと考えられます。

時間の実際|構想7〜8分、実演5〜9分

年度・校種構想実演口頭試問特記事項
令和6年度採用・校種の報告なし7分9分報告なし3枚のカードから1枚選択/ICT必須/プロジェクター+全員タブレットの設定
令和6年度採用・小学校8分9分報告なし板書とタブレットの使用が必須/課題文で「導入部分」と指定
令和6年度採用・高等学校(数学)8分5分数問—
令和8年度採用・高等学校(理科)8分6分あり集団討論と同じ試験官だった/試験項目の順は集団討論→模擬授業
令和8年度採用・特別支援学校報告なし報告なし報告なし学部・障害種・教科が指定された課題

※実施要項には構想・実演の時間の記載がありません。すべて受験者報告にもとづく情報で、年度・校種によって変動しています。

実演時間が5分と9分では、組み立てがまったく違います。だから練習は「5分版」と「9分版」の両方を作ってください。コツはブロックで持つこと。「導入(1分)」「めあての提示(30秒)」「個人で考える(1分)」「共有・対話(2分)」「山場の発問(2分)」「まとめ(1分)」——このブロックを組み替えれば、指定された時間にすぐ合わせられます。

【2026年夏実施・令和9年度採用の報告】令和9年度採用で実際に出た質問

令和9年度採用(2026年夏)の試験で実際に出た質問です。令和9年度採用の受験者から届いた報告を、追質問(→)までそのまま収録しています。

小学校|模擬授業(構想8分・面接官2名・板書とICTの利用が必須/指導案は構想時間の中で作成)

  • 【模擬授業】小学6年生 図画工作「デジタルスタンプを作ろう」(報告された課題の要旨)。(構想8分・板書とICTの利用が必須)

特別支援学校|模擬授業(高等部3年・知的障害・数学/指導案の作成なし・授業後に質問あり)

  • 【模擬授業】高等部3年・知的障害・数学。二等辺三角形と正三角形の特徴について指導しなさい。
  • 〔模擬授業後の質問〕発達年齢をどのように想定しましたか。
  • この後の展開はどうしますか。
  • 紙テープを切りましたが、この後どのように指導しますか。

出典:私の受験報告フォーム(2026年10月1日時点・この自治体の報告2件)。
校種までの表記とし、個人が特定されうる記述は除いています。

実際に出た課題|受験者5名の実録

令和8年度採用(2025年夏実施)

高等学校・理科(生物) 構想8分・実演6分・口頭試問あり

  • 【課題】「花芽形成と限界暗期」の授業を行いなさい。
  • 【口頭試問】この分野の面白さをどう伝えますか。
  • 【口頭試問】植物はどうやって暗さや時間を感知しているのですか。
  • 【口頭試問】花芽形成に温度は関わりますか。

特別支援学校

  • 【課題】中学部・知的障害・理科「天気の変化について」——台風、大雨、雷などの例を出して、台風の仕組みについて説明しなさい。
  • 【課題】「ごみをへらすには?」(社会・高等部、肢体不自由のある知的障害を含む学級)の授業を行いなさい。

令和6年度採用(2023年夏実施)

高等学校・数学 構想8分・実演5分・口頭試問数問

  • 【課題】「余弦定理の証明」の授業を行いなさい。
  • 【口頭試問】座標をいれなくても証明できるのに、なぜ座標にいれたのですか。
  • 【口頭試問】余弦定理の結論を先に書いて証明を始めましたが、もし結論を隠して授業するならどのような流れになりますか。
  • 【口頭試問】「余弦定理って結局何?」と生徒に聞かれたらどう答えますか。

小学校 構想8分・実演9分

  • 【課題】国語——物語のお気に入りの場面とそのわけを紹介する活動を行います。導入部分の授業を行いなさい。(板書とタブレットの使用必須)

校種の報告なし 構想7分・実演9分

  • 【課題】当日、3枚のカードから1枚選び、そこに書かれている単元の授業を行いなさい。(ICTを活用した授業が必須。導入から始めてもよいが、なるべく山場を実施すること)

令和9年度採用(2026年夏)を受験された方は、ぜひ課題を教えてください。この記事がそのまま令和10年度採用の受験生の教材になります。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。

口頭試問|滋賀県の模擬授業の「本番」はここかもしれません

過年度の高校2件に記録された口頭試問6問を並べると、3つのタイプに分かれます。

タイプ実際の質問見られていること
A|授業の「意図」を問う座標をいれなくても証明できるのに、なぜ座標にいれたのですか/結論を隠して授業するならどのような流れになりますかその組み立てを選んだ理由があるか。別の組み立ても選べたうえでその道を選んだか。
B|教科の「面白さ」の伝え方この分野の面白さをどう伝えますか/「余弦定理って結局何?」と生徒に聞かれたらどう答えますか教科への愛情と、子どもの言葉に翻訳する力
C|教科の専門知識そのもの植物はどうやって暗さや時間を感知しているのですか/花芽形成に温度は関わりますか専門的指導力(=滋賀県が求める教師像の1つ)。授業で扱った範囲の一歩先まで答えられるか。

タイプAは、私が「意図が見える授業」と呼んでいるものそのものです。

なぜそのタイミングでその活動を取り入れたのか。なぜそのタイミングでその発問を入れたのか。なぜそのタイミングで立ち位置をここに変えたのか。なぜそのタイミングで板書をしたのか——教育活動の一つ一つの行動に意図が見えるんです。面接官の視点で模擬授業を見ていると、「こういう意図でこの人はこの発問をしたのか」ということが、実は結構読み取れます。

逆に、評価があまり高くないだろうなと思う授業の場合は、意図を汲み取ろうとしても汲み取れません。なぜかというと、意図を持たずに何気なく授業しているからなんです。

滋賀県の対策としては、構想の8分の中で「なぜこの流れにしたか」を1つだけメモしておくのがおすすめです。全部の行動に理由を書く時間はありません。でも「山場の発問を、なぜここに置いたか」——これ1つを言語化しておけば、口頭試問のタイプAに答えやすくなります。

そしてタイプCは、正直に言えば専門教科の勉強がそのまま出るところです。専門性が低いと、面白い授業はできません。「まず自分が面白いと思えるまで専門を勉強する」——ここは近道がない部分です。

合格する模擬授業の3要素

私が個別指導で模擬授業を見てきた中で、合格された方に共通していた3つの要素があります。教壇の前でしっかり話せる、立ち居振る舞いといった基本はクリアしている前提で、そこからさらに評価の高い模擬授業をするために必要な3つです。

  1. 子どもが見える——その人が普段どのように子どもと関わっているかが、模擬授業を見ると本当によく分かります。子どもを見る視線の温かさ、そして想定している子どもの反応や疑問のリアルさ。「確かにそう反応するだろうな」と思える授業かどうか。
  2. 意図が見える——一つ一つの発問・活動・立ち位置・板書のタイミングに理由があるか。報告のあった高校の口頭試問では、ここを直接聞かれています。
  3. その人らしさが光る——その人のキャラクターがプラスの意味で生きているか。そして「この授業を通して、子どもたちにこういう力を身につけてほしい」という思いが授業の中に出ているか。ただ知識を注入する授業ではなく、「この内容を学んで何なの?」「どういう力が身につくの?」に答えられる授業になっているか。

そして基本の部分——教師としての雰囲気(声量・目線・話す速さ・姿勢)/授業の構成(めあての提示・流れの明示・興味を引く導入)/子どもとの対話を入れるスキル——は、こちらの動画で押さえてください。

「落ちる授業」と「受かる授業」を、世界史の異なる単元で実演し、授業づくりを比較した動画もあります。知識を一方的に説明して発問が単調な授業と、身近な例えで子どもの当事者感を引き出す導入から入る授業——違いが体感で分かります。

校種別の注意点

小学校|英語で答える質問が「必ず」あります

実施要項に、小学校教員の指導実技には「外国語科の指導に必要な英語による簡単なコミュニケーションの力をみる質問を含む」と明記されています。これは要項に書いてある=必ずあるということです。

「簡単なコミュニケーションの力」とあるので、具体的な評価基準や求められる流暢さの程度は、この記述だけでは分かりません。準備しておきたいのは、英語で言えるようにしておく定番3つです。

  • 自己紹介と、教員を目指す理由(2〜3文)
  • 子どもに英語で話しかける定番表現(挨拶・指示・ほめ言葉)
  • 外国語の授業でやってみたい活動を、英語で1つ説明する

なお令和9年度採用から、小学校教員の専門実技(体育実技)は廃止されました。令和6年度採用の受験者からは「リコーダーで3曲のうち示された1曲を演奏」「8人1グループで、示された課題に沿って協力して活動を考える(話し合い15分・発表3分)」という実技の報告が届いていましたが、現在は実施されていません。小学校の第二次選考は面接試験(6)と指導実技=模擬授業(4)だけです。

高等学校の報告例|実演後に口頭試問がありました

高等学校の報告2件はいずれも実演後に口頭試問がありました。しかも令和8年度採用の受験者は「集団討論と模擬授業の試験官が同じ方だった」と報告しています。つまり討論での発言と、授業での姿を、同じ人が続けて見ているということ。一貫性が問われます。

また、実技教科(中学校の音楽・美術・保健体育・技術・家庭/高等学校の保健体育・音楽・美術・家庭・農業・工業・商業)の方は、指導実技が2、専門実技が2と分かれます。模擬授業の比重が半分になる代わりに、教科の実技があります。

特別支援学校|「学部・障害種・教科・学級の実態」まで指定されます

令和8年度採用の報告を見ると、課題が非常に細かく設定されているのが分かります。「中学部・知的障害・理科」「社会・高等部、肢体不自由のある知的障害を含む学級」——学部も障害種も教科も、さらに学級の実態まで指定されています。

つまり「どんな条件で来ても、その子たちに合わせて組み立て直せるか」が問われています。台風の仕組みを、知的障害のある中学部の生徒にどう説明するか。肢体不自由のある生徒を含む学級で、ごみを減らす学習をどう成立させるか。教材の提示方法・活動の選択肢・支援の手立てを、その場で判断する力です。

実録では個人面接でも「発達障害をもつ生徒が担任を受け持ったクラスにいた場合どう対応するか」「発達障害を知らない人にどのように説明するか」が出ています。模擬授業と面接の両方で、同じ力を見られていると考えてください。

■ 滋賀県の個人面接|受験者9名の実録と4年分の出題傾向

授業を「滋賀県の授業」にする|学習者が主体・滋賀に学ぶ

滋賀県が求める教師像は、実施要項の1ページ目に3つ書かれています。その2つ目が「柔軟性と創造性を備え、専門的指導力を持っている人」——まさに模擬授業と口頭試問で見られているものです。

滋賀の教育大綱(第4期滋賀県教育振興基本計画)から、授業に効く3つ
  • 学習者が主体の教育——一人ひとりの学習者を学習の主役と位置付け、学びを支援する。教師が説明して終わる授業ではなく、子どもが考え、話し合い、自分の考えを更新する場面を必ず入れる。
  • 滋賀に学ぶ教育——自然・歴史・文化をはじめとする地域資源に学ぶ。琵琶湖、里山、田畑の営み、先人が紡いできた歴史と文化。単元にひとつ「滋賀の教材」を差し込めると強い。
  • 「読み解く力」の育成——柱Ⅰの主な取組に挙げられている、滋賀県が長く重視してきたキーワード。資料・文章・グラフから何が読み取れるかを子どもに言わせる場面は、どの教科でも作れます。

口頭試問で「この分野の面白さをどう伝えますか」と聞かれたときに、「琵琶湖の◯◯と結びつけて」のような滋賀ならではの答えが1つ出せると、印象がまったく違います。単元カードは当日引くので中身は選べませんが、「滋賀の教材ストック」を教科ごとに2〜3個持っておくことはできます。

よくある質問

Q. 単元は事前に分かりますか?

A. 実施要項に記載はありません。受験者報告では「当日、3枚のカードから1枚選ぶ」という方式と、当日に課題が示される方式の両方が報告されています。いずれにしても事前に単元を指定されて準備してくる形式ではないようです。詳細は第二次選考受験者への通知で確認してください。

Q. 指導案は書きますか?

A. 令和9年度採用の小学校では、構想時間中に指導案を作成したとの報告があります。一方、同年度の特別支援学校では指導案の作成なしとの報告です。令和6年度採用にはA4用紙1枚で7分間構想した報告もあります。正式な様式や提出の要否は、この報告だけでは分からないため、当日の指示を確認してください。

Q. 子ども役は面接官がやってくれますか?

A. 令和6年度採用の報告では「生徒役は仮想で、意見も出ているふりをする」とあります。つまり誰もいない状態で、子どもがいるように授業を進める形式です。この形式は練習していないと必ず戸惑うので、一人で立って声に出す練習を必ずしておいてください。

Q. 板書はしないといけませんか?

A. 令和6年度採用の小学校の課題では「板書とタブレットの使用必須」と指定されていました。指定がある年・課題があるということです。板書とICTの両方を、短時間の実演の中に入れる練習をしておくと安心です。黒板の左半分がプロジェクターで埋まっているという報告もあるので、右半分で完結する板書計画を持っておくと慌てません。

Q. 模擬授業は合否にどれくらい影響しますか?

A. 第二次選考の配点割合は指導実技4:面接試験6(実技教科は指導実技2:専門実技2:面接試験6)です。10段階で評価され、結果通知で自分の評価が開示されます。面接試験のほうが重いのは事実ですが、4割を占める科目でもあります。面接を土台にしつつ、模擬授業は型で確実に——この配分でいきましょう。

Q. 養護教員にも模擬授業はありますか?

A. ありません。実施要項では指導実技(模擬授業)の対象は「養護教員以外の全員」と明記されています。養護教員は専門実技(養護に関する実技・配点割合4)と面接試験(6)です。なお栄養教員には指導実技(模擬授業)があります(配点割合4)。

Q. 模擬授業は何日目にありますか?

A. 第二次選考は令和8年7月24日(金)から8月中旬までの間で指定される1日または2日間で、日程は個別に通知されます(変更はできません)。実録では「試験項目のうち1番目に集団討論、そのあとに模擬授業(試験官は集団討論と同じ)」という報告がありました。順番は人によって違うようです。

■ 滋賀県の面接カードの書き方|追質問が少ない県だからこそ「1回で言い切る」設計に
■ 滋賀県の倍率|令和9年度採用の出願状況・一次結果と6年間の推移
■ 滋賀県の特別選考と一次免除ルート|大学3年生夢チャレンジ・大学推薦・現職・講師経験者・加点制度

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

模擬授業は、実施要項にほとんど情報が載っていない科目です。「構想は何分だったか」「実演は何分だったか」「どんな課題だったか」「口頭試問で何を聞かれたか」——これを知っているのは、受験した方だけです。滋賀県の実録は、過年度分に令和9年度採用の報告も加わりましたが、件数が限られています。あなたの1件が、令和10年度採用の受験生を大きく助けます。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。

■ 教採 過去問データベース|受験報告フォーム

あわせて見たい模擬授業対策動画

\登録無料/ 滋賀県対策をもっと深く

この記事のような実際の受験者情報をもとにした教採対策を、メルマガ&LINEでさらに詳しくお届けしています! いま登録すると、メルマガ・セミナー・過去問を含む豪華11大特典をプレゼント中です。

  • 【多数の合格者が愛読】教採メルマガ
  • 一発合格を勝ち取る極意セミナー
  • 【6ヶ月で合格する】ロードマップセミナー
  • 【厳選】面接質問TOP50 ←口頭試問対策にも◎
  • 【早期登録者限定】シークレット特典
  • あなたに必要な対策診断 ←自分の校種・状況に合わせて◎
  • 教採に受かる人の15の習慣
  • 【無料版】教員採用試験必勝ノート
  • 【全国版】集団討論過去問
  • 【全国版】小論文テーマ集
  • 【全国版】場面指導テーマ集

「メルマガ登録」&「LINE友だち追加」ですぐに受け取れます

YouTubeでも教採対策を発信しています! ■金井志津乃のYouTubeチャンネル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次