【教員採用試験】群馬県の特別選考と一次免除ルート|大学3年生等対象選考・大学等推薦・臨時的任用・現職教員・加点制度を数字で解説

こんにちは、金井志津乃です! 

群馬県って大学3年生のうちに試験を受けられるんですよね? 臨時的任用の経験があると一次が免除になるとも聞いたけど、自分がどのルートで受けられるのか、正直よく分からなくて……

群馬県は特別選考が8種類+大学3年生等対象選考。しかも令和8年度採用では最終合格520人のうち376人が特別選考——実は「特別選考のほうが多数派」なんです。この記事で「自分はどのルートか」を一気に整理しますよ!

この記事では、群馬県公立学校教員選考試験の特別選考(第1次選考の一部免除)と加点制度について、令和9年度採用の募集要項と、教育委員会が公表しているルート別の合格者数をもとにまとめます。

この記事の根拠

  • 選考区分・出願条件は令和9年度採用の募集要項と、大学等推薦・大学3年生等対象選考の各実施要項から。加点の点数は群馬県教育委員会「配点及び選考基準について」から。
  • 合格者数はすべて教育委員会の「合格者状況」4年分から。群馬県は特別選考ごとの第2次受験者数を公表していないため、ルート別の合格率は出していません。
  • 群馬県の全体倍率・校種別の推移は →群馬県の倍率|令和9年度採用の一次結果と5年間の推移
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

早見表|あなたはどのルート?(令和9年度採用)

まず全体像です。群馬県の選考区分は「一般選考」「特別選考(8種類)」「大学3年生等対象選考」の3本立て。特別選考には、募集要項Ⅱ1の年齢・欠格事由・免許状等の出願資格と、各特別選考の個別条件の両方を満たす必要があります(社会人特別選考の一部の高校教科には、普通免許状に関する例外があります)。特別選考で受験すると、第1次選考の「一般教養・教職に関する科目」が免除され、専門科目だけを受けることになります(当日は9:35〜10:00に受付)。

選考区分主な対象第1次選考令和8年度採用の合格者
一般選考出願資格を満たす人一般教養・教職+専門科目—
臨時的任用教員等経験者特別選考平成31年4月1日〜令和8年3月31日に、群馬県の国公立学校園で臨時的任用教員・任期付代替職員・非常勤講師等として12か月以上勤務した経験専門科目のみ166人
大学等推薦特別選考大学等に在籍し卒業・修了見込み+累積GPAが満点の75%以上+学長・学部長等の推薦+群馬県が第1志望専門科目のみ76人
大学3年生等通過者特別選考前年度の「大学3年生等対象選考」で通過者となった人専門科目のみ100人
現職教員特別選考令和9年3月31日現在、同一の都道府県・政令市で国公立学校の正規教員として継続3年以上(休職および育児休業の期間を除く)在職し、現に勤務している人専門科目のみ28人
英語科教員特別選考中学校英語・高校英語。英検1級/TOEFL iBT100点以上/TOEIC L&R 900点以上(TOEFL・TOEICは令和6年7月以降に取得したもの)。専門科目のみ1人
社会人特別選考民間企業・官公庁等の正規職員として引き続き勤務し、令和9年3月31日時点で在職3年以上専門科目のみ3人
スポーツ特別選考全国・国際規模の競技会での競技実績、または指導実績(対象34競技。養護教員は対象外)専門科目のみ2人
障害者特別選考(別枠)身体障害者手帳(1〜6級)・療育手帳(A、B)・精神障害者保健福祉手帳(1〜3級)のいずれか専門科目のみ(障害の程度に応じた対応あり)1人/募集5名程度
大学3年生等対象選考四年制大学の最終年次の1年前の在学生一般教養・教職のみ(第2次選考なし)受験374人→通過250人

※出典:令和9年度採用 群馬県公立学校教員募集要項「Ⅱ 出願資格及び選考区分」、大学等推薦特別選考実施要項、大学3年生等対象選考実施要項、群馬県教育委員会「令和8年度採用 群馬県公立学校教員選考試験合格者状況」(2025年10月22日)。
障害者特別選考以外の合格者数は最終合格者の内数です。制度は年度で変わるため、出願前に必ずその年の募集要項を確認してください。

令和8年度採用は、最終合格520人のうち376人(約72%)が特別選考による合格でした。群馬県の合格ルートは、もう一般選考だけではありません。出願できるのは一人につき1つの募集区分・出願区分・選考区分だけ(重複出願すると全ての申込みが無効になることがあります)。まず「自分が使えるいちばん有利なルート」を見極めてください。

4年間の実績|特別選考は4年で134人→376人へ

特別選考の区分R5R6R7R8
臨時的任用教員等経験者113人140人185人166人
大学等推薦実施なし71人142人76人
大学3年生等通過者———100人
現職教員15人15人26人28人
英語科教員3人3人3人1人
社会人0人0人3人3人
スポーツ3人2人1人2人
障害者(別枠)2人0人0人1人
合計(障害者を除く)134人231人360人376人
(参考)その年の最終合格者462人498人522人520人

※出典:群馬県教育委員会「群馬県公立学校教員選考試験合格者状況」各年度版。
合計は当ブログが足し上げたものです。

4年で134人→376人(約2.8倍)。特に大きく動いたのが3つあります。①臨時的任用教員等経験者が113人→166人(令和7年度採用は185人)。②大学等推薦が令和6年度採用から本格実施され、令和7年度採用で142人。③令和8年度採用から大学3年生等通過者特別選考が100人と一気に大きなルートの一つになりました。

大学3年生等対象選考|「一般教養・教職」を1年前に済ませる

四年制大学の最終年次の1年前(大学3年生等)のうちに、第1次選考の「一般教養・教職に関する科目」だけを受験する制度です。通過すれば、翌年は「大学3年生等通過者特別選考」として専門科目だけを受ければよくなります。

出願できる人令和8年度採用(2025年実施)の実施要項では、①昭和42年4月2日以降に生まれた人
②四年制大学に在学する大学3年生等で、令和9年3月31日までに卒業し、小・中・高または養護教諭の普通免許状のいずれかを取得予定の人でした。令和9年度採用(2026年実施)の出願条件は、同年度の大学3年生等対象選考実施要項で確認してください。
③地方公務員法第16条各号・学校教育法第9条各号のいずれにも該当しない人。短期大学・専門学校の在学生、大学院在学者、科目等履修生は対象外。
3年生のとき第1時「一般教養・教職に関する科目」(60分)のみ受験。第2次選考はなし(令和8年度採用の実施要項にもとづく説明です。令和9年度採用の実施要項で確認してください)。募集区分を設けずに実施される(=校種・教科を決めずに受けられる)。
提出書類大学等が発行する「在学証明書」を、簡易書留の郵送または持参で提出。自己アピール用紙の提出は不要。
通過したら翌年、「大学3年生等通過者特別選考」として出願し、第1次選考は専門科目のみ。出願時に第1次選考試験結果通知(第1次選考通過通知書)が必要なので、必ず保管しておくこと。
加点制度(新設)令和10年度採用から、前年度の「大学3年生等対象選考」通過者が翌年「大学等推薦特別選考」で受験する場合、第1次選考において所有免許状・所有資格とは別に加点(養護教員は除く)。令和9年度採用の通過者から対象。希望する場合は第1次選考通過通知書の提出が必要。
その他選考結果の情報提供(不合格者への通知)は対象外。加点制度の申請もできない。

この制度がどれだけ使われているか、数字で見てみましょう。

  • 令和7年度採用(2024年夏):受験268人 → 通過173人(倍率1.55/通過率約65%)
  • 令和8年度採用(2025年夏):受験374人 → 通過250人(倍率1.50/通過率約67%)。受験者は前年比で約4割増。
  • 令和9年度採用(2026年夏):通過者273人(当ブログが受験番号一覧を集計した参考値)
  • そして令和8年度採用では、この制度の通過者による最終合格が100人。制度が実を結んだ最初の年です。

※出典:群馬県教育委員会「令和7年度採用・令和8年度採用 群馬県公立学校教員選考試験合格者状況」、「令和9年度採用 第1次選考合格者」(2026年8月3日)

私自身、大学2回生のときに「学校の先生になる」と腹を決めて、そこから模擬授業と面接の練習を始めました。なりたいと思ったら、なりたいと思った時からなるための行動を始める。これが私の考えです。群馬県には大学3年生等対象選考があり、3年生のうちに「一般教養・教職に関する科目」を受験できます。

ただし注意点があります。通過は「一次の一部免除」であって「合格」ではありません。翌年は専門科目を受け、そのうえで令和9年度採用の配点では面接総合600点(個人面接400+集団面接200)の第2次選考(実技がある教科は実技も)に進みます。群馬県の二次通過率は、令和4〜8年度採用の全体では約6割です(校種により異なり、令和8年度採用の高等学校は約43%です)。一次で浮いた時間を、そのまま面接準備に回してください。

■ 群馬県の個人面接|実録16名の質問と5年分の出題傾向

大学等推薦特別選考|GPAが満点の75%以上なら

大学・大学院・教職大学院からの推薦を受けて出願するルートです。推薦人数枠は設けられていません——ただし、推薦するかどうかは推薦者(学長・学部長・研究科長)が判断します。

対象の募集区分「1 小学校・中学校教員」(全教科)、「2 高等学校教員」(全教科・科目)、「3 特別支援学校教員」。養護教員は対象外。
推薦基準(4つすべて)①募集要項の出願資格を満たす ②出願時に大学等に在籍し、令和9年3月31日までに卒業・修了見込み ③群馬県公立学校教員を第1志望とし、令和9年4月1日から勤務可能(大学院進学の特別措置は認められない) ④累積GPAが満点の75%以上で、群馬県教員育成指標の「群馬県が求める教員像」にふさわしい資質と能力を有すると推薦者が推薦する人
GPAの目安4点満点なら3.0以上/5点満点なら3.75以上。大学3年(大学院は大学院1年)までの累積GPA。大学院・教職大学院の区分から推薦する場合は大学院での成績評価のみで判断し、大学での成績は通算しない。
推薦者在籍する大学等の学長・学部長・研究科長
選考内容第1次選考:筆記試験(専門科目のみ)/第2次選考:一般選考と同様
提出書類①推薦書(別記様式1・厳封) ②成績証明書(各大学の様式で可。累積GPAと満点の記載があるもの)。令和9年度採用(2026年実施)では4月16日〜5月15日(郵送は当日消印有効)に簡易書留で郵送または持参。

※出典:大学等推薦特別選考実施要項(群馬県教育委員会)、令和9年度採用 募集要項

ここで見落とされがちなのが「群馬県を第1志望とし、令和9年4月1日から勤務可能であること」という条件。大学院進学による採用期日の延長は認められません。大学院への進学を考えている方は、このルートでは採用期日を延長できない点に注意してください。なお、要項では推薦の人数枠は設けないとされています。

臨時的任用・現職教員のルート|合格者の最大勢力

学校現場で働きながら受験する人には2つのルートがあります。特に臨時的任用教員等経験者特別選考は、令和8年度採用で166人と単独最大の合格者を出しています。

ルート主な要件免除実績
臨時的任用教員等経験者特別選考平成31年4月1日〜令和8年3月31日に群馬県の国公立学校園で、臨時的任用教員/任期付育休(配同休)代替学校職員(教諭・養護教諭)/非常勤講師等として12か月以上勤務した経験。非常勤講師等は、県費任用による非常勤講師と、市町村費任用によるマイタウンティーチャー等(いずれも長期休業中を除いて週30時間程度の勤務と同等と見なせる場合に限る)。一般教養・教職を免除。専門科目のみ受験。令和8年度採用:166人(R7 185人・R6 140人・R5 113人)
現職教員特別選考令和9年3月31日現在、同一の都道府県または政令指定都市で国公立学校の正規教員として継続して3年以上(休職および育児休業の期間を除く)在職し、現に勤務している人一般教養・教職を免除。専門科目のみ受験。令和8年度採用:28人(R7 26人・R6 15人・R5 15人)

※臨時的任用の経験月数は「発令期間が1か月の中に1日でも存在すれば当該月は経験月」として数えます。経験期間は連続している必要がなく、異校種の経験を合算できます。ただし現に正規の国公立学校職員として勤務している人は、このルートでは出願できません(その場合は現職教員特別選考)。提出書類は「臨時的任用教員等経験者特別選考辞令書確認用紙」と経験月数を証明する辞令の写し(無い場合は在職証明書またはその写しも可)。現職教員特別選考は「勤務実績証明書」に所属長等の証明を受けて提出します。
出典:令和9年度採用 募集要項

講師の強みは3つあると私は考えています。「クオリティ」「信用」「フレッシュさ」。現場で課題意識を持って授業や生徒指導をやってきた実践(クオリティ)、実際に働いてきた積み重ね(信用)、そして現実を見ても初心を忘れていないこと(フレッシュさ)。この3つが面接で伝わる講師は強いです。

そして「実績」は、賞や研究発表のような大それたものでなくて構いません。4月にはこうだった子が、こう関わったらこう変わった。その実体験で語れる実績を持っている人は強いです。自己アピール用紙でも面接でも、そこを軸にしてください。新卒と講師で意識するポイントの違いは、1分のショートにまとめています。

他県の正規教員として群馬県を受け直す方(現職教員特別選考)へ。私の実感では、他自治体への再受験は簡単ではありません。管理職は「今求められている授業をブラッシュアップし続けているか」「謙虚で一緒に働きたい人か」を見るのではないか、というのが私の見方です。この2つが伝われば「こんな人が他県から来てくれるなんて」と管理職が思ってくれる可能性がある、という話です。実際、群馬県の個人面接では「なぜ現在の勤務先から群馬県の公立を受験したのか」という質問が報告されています。

社会人・英語科・スポーツ・障害者の各特別選考

ルート主な要件実績
社会人特別選考現に民間企業または官公庁等の正規職員として引き続き勤務し、令和9年3月31日時点で在職期間が3年以上。かつ、出願する教科等に関する高度の専門的な知識もしくは技能、または勤務経験等を通して身につけた優れた経営的能力を有する人。高等学校の福祉・情報・農業・工業・商業・英語に出願する場合は、特別免許状の取得条件を満たせば普通免許状がなくても出願できます。R8 3人・R7 3人・R6 0人・R5 0人
英語科教員特別選考中学校英語または高等学校英語。英検1級合格/TOEFL iBT 100点以上/TOEIC L&R 900点以上のいずれか(TOEFL・TOEICは令和6年7月以降に取得したもの。令和8年1月21日以降の改訂版TOEFL iBTは、スコアレポートに併記された従来の0〜120スコアで100点以上)。R8 1人・R7 3人・R6 3人・R5 3人
スポーツ特別選考対象は小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教員で、養護教員は対象外です。高校卒業後、平成28年4月1日以降の実績。競技実績=国際規模の競技会に日本代表として出場/全国規模の競技会で4位以上/国民スポーツ大会(国民体育大会含む)出場(いずれも正選手として登録された人)。指導実績=上記クラスの競技者を、その大会の出場に際して直接指導した人(複数年)。全国規模は8位以上の競技者。対象は陸上競技・水泳・サッカーなど34競技種目。R8 2人・R7 1人・R6 2人・R5 3人
障害者特別選考(別枠)身体障害者手帳(1〜6級)、療育手帳(A、B)、精神障害者保健福祉手帳(1〜3級)のいずれかの交付を受けている人。採用予定数は上記とは別に5名程度。障害の程度に応じて必要な対応が行われます。R8 1人・R7 0人・R6 0人・R5 2人

※出典:令和9年度採用 群馬県公立学校教員募集要項、群馬県教育委員会「合格者状況」各年度版

社会人経験のある方へ

群馬県の社会人特別選考は「現に勤務している」ことが条件です。すでに退職している方は社会人特別選考の対象にはなりませんが、面接では社会人経験そのものが武器になります。私が社会人受験の方におすすめしている準備は2つ。「社会人経験を学校現場でどう生かしたいか」と「なぜ社会人をしていたのに教員を目指すのか」。この2つを面接でバシッと話せるようにしておくと、社会人から教採を受けるときにも合格しやすくなるポイントかなと思います。

群馬県の実録でも、社会人経験のある方には「なぜ、これまでの仕事から先生になりたいと考えているのか」「社会人経験の中で、挫折はあったか」「いつからその職を目指そうと思い、いつから動き出したのか」という質問が出ています。

私自身、受講生の中で40代・50代で教採に合格する方を数多く見てきました。私が動画でお伝えしているのは、40代・50代の受験者に対して面接官が懸念しやすい3つのポイントです。今求められている教育を謙虚に学んで挑戦する姿勢があるか/年下の同僚と謙虚でフラットな姿勢で働けるか/謙虚な姿勢でチームに貢献しようとしているか——この3点が伝わるかどうかを、私は大切だと考えています。群馬県の実録にも、「若い先生と働くときに大切にしていることはありますか」という質問が報告されています。年下の人と一緒に働けるかどうかは、面接官が見るポイントの一つです。

なお令和9年度採用の出願資格は「昭和42年4月2日以降に生まれた人」です(年齢の条件は年度ごとに変わります)。令和9年度採用では、おおむね59歳までの方が受験できる計算です。

第1次選考の加点制度|免許状と資格で加点(当ブログの計算では最大50点)

令和9年度採用の「配点及び選考基準について」(2026年4月21日更新)では、第1次選考は「一般教養・教職に関する科目」100点+「専門科目」200点とされています。そこに、所有する免許状と資格による加点が乗ります(大学3年生等対象選考は加点の対象外)。

募集区分・出願区分所有する普通免許状加点
小学校教員「中学校」10点
「特別支援学校」5点
中学校英語(上の加点に加えてさらに)+5点
中学校教員「小学校」10点
「特別支援学校」5点
高等学校教員「特別支援学校」(全教科)5点
「情報」(情報以外の全教科)10点
「書道」(国語で出願)10点
「地理歴史」「公民」の両方を有する(地理歴史・公民で出願)10点
特別支援学校教員小・中・高のうち2つの校種の免許状10点
小・中・高のうち3つの校種の免許状15点
「中学校音楽」「高等学校音楽」「中学校美術」「高等学校美術」「高等学校工芸」のいずれか5点
所有資格による加点加点注意
手話通訳士の資格、または群馬県手話通訳者認定試験合格者10点取得見込者は不可
応用情報技術者試験合格者10点取得見込者は不可。養護教員は対象外。基本情報にも合格している場合の扱いは、配点及び選考基準で確認してください。
基本情報技術者試験合格者5点取得見込者は不可。養護教員は対象外。
司書教諭の資格5点取得見込者は「司書教諭単位修得(修了証書取得)誓約書」を提出。養護教員は対象外。

※出典:令和9年度採用 募集要項「Ⅲ 第1次選考における所有免許状及び所有資格による加点制度等」、群馬県教育委員会「令和9年度採用 配点及び選考基準について」(2026年4月21日更新)。点数は「配点及び選考基準について」の記載にもとづきます。年度で変わることがあるため、受験する年度の資料で確認してください。

加点で見落としがちな3つのポイント

  • 免許状の加点と資格の加点は別々に加算されます。また募集区分「1 小学校・中学校教員」と「3 特別支援学校教員」では①と②それぞれに、「2 高等学校教員」では①②③④それぞれに加点されます。
  • 申込時に「有」を選択しないと加点されません。出願後の追加申請は認められず、取得見込みであることが証明できない場合も加点されません(学力に関する証明書等は不可)。
  • 令和9年3月31日までに該当免許状を取得できない場合、加点が無効となり採用が取り消される場合があります

もう一つ、加点ではありませんが確認される項目があります。「特別支援教育の希望」です。募集要項には「養護教員を除くすべての募集区分において、特別支援教育の中核を担う特別支援教育コーディネーターや通級指導担当等の積極的な希望を確認します(加点対象ではありません)」とあります。実録では、この欄に「有」を選んだ受験者が個人面接で「特別支援教育の希望に有を選択していますが、どういった理由ですか」と聞かれています。選んだなら、理由を語れるようにしておいてください。

まとめ|免除は「入口」、勝負はどのルートでも第2次選考(面接総合600点が軸)

あなたの状況使えるルート第1次選考で受けるもの
大学3年生(四年制・最終年次の1年前)大学3年生等対象選考一般教養・教職のみ
大学4年生/大学院生で群馬が第1志望・GPA75%以上大学等推薦特別選考専門科目のみ
令和8年度採用(2025年実施)の大学3年生等対象選考を通過した大学3年生等通過者特別選考専門科目のみ
群馬県で臨時的任用・非常勤講師等を12か月以上臨時的任用教員等経験者特別選考専門科目のみ
国公立学校の正規教員として、同一の都道府県または政令指定都市で継続3年以上(令和9年3月31日現在・休職および育児休業の期間を除く)在職し、現に勤務している人(現職)現職教員特別選考専門科目のみ
現に民間・官公庁等の正規職員として引き続き勤務し、令和9年3月31日時点で在職3年以上。出願教科等の高度な専門知識・技能、または勤務経験等を通して身につけた優れた経営的能力を有する社会人特別選考専門科目のみ
英検1級/TOEFL iBT100/TOEIC900(中高英語)英語科教員特別選考専門科目のみ
上記およびスポーツ・障害者特別選考の条件にも当てはまらない一般選考一般教養・教職+専門科目

大学3年生等対象選考(第1時の「一般教養・教職に関する科目」のみ)を除き、どのルートでも、最後は第2次選考の面接総合600点(個人面接400点+集団面接200点)が軸です。実技の対象になる教科(中学校の音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語は100点、高等学校の音楽・美術・保健体育・英語は200点)では、これに実技が加わります。しかも令和9年度採用の「配点及び選考基準について」では、面接総合と実技をそれぞれA〜Eの5段階にランク分けし、Eが一つでもあると選考から除かれるとされています。免除で浮いた時間と労力を、そのまま面接準備(実技がある教科は実技の練習も)に回してください。群馬県の面接で実際に聞かれた質問、そして面接官が読み込む「自己アピール用紙」の書き方は、それぞれ別記事にまとめています。

■ 群馬県の個人面接|実録16名の質問と5年分の出題傾向
■ 群馬県の自己アピール用紙の書き方|面接で深掘りされる欄を実録から逆算

よくある質問

Q. 特別選考で受験すると、第1次選考は何を受けるのですか?

A. 「専門科目」だけです。募集要項には「特別選考での受験者は、第1次選考において『一般教養・教職に関する科目』を免除します」と明記されています。当日は第1時(一般教養・教職)を受けず、9:35〜10:00に受付をして第2時「専門科目」から受験します。逆に大学3年生等対象選考は第1時「一般教養・教職に関する科目」のみの受験です。

Q. 特別選考の条件を満たしていないと分かったら、不合格になりますか?

A. いいえ。募集要項には「出願後の審査により特別選考での受験ができない場合、一般選考に切り替えることが可能です」(注1)とあります。また「提出された書類について審査を行い、出願条件を満たしていない場合には、申込者に連絡をします」とも書かれています。ただし提出書類は、令和9年度採用(2026年実施)では4月16日〜5月15日の受付期間内に提出する必要がありました。郵送は5月15日の消印有効、持参は土日祝を除く平日8:30〜17:15でした。受付期間は年度ごとに変わるため、受験する年度の要項で確認してください。書類の準備は早めに。

Q. 複数の特別選考に該当する場合は?

A. 出願できるのは一人につき1つの募集区分・出願区分・選考区分のみです。重複して出願した場合は全ての申込みが無効になることがあります(募集要項Ⅳ)。要件を満たすルートが複数あるときは、提出書類の準備しやすさや、実績(合格者数)を見て一つに絞ってください。

Q. 臨時的任用の経験が途切れているのですが、合算できますか?

A. できます。募集要項には「経験期間は連続している必要はありません。また、異校種の経験を合算することができます」と明記されています。経験月数は「発令期間が1か月の中に1日でも存在すれば当該月は経験月とする」というカウントです。ただし対象期間は平成31年4月1日から令和8年3月31日まで、勤務先は群馬県の国公立学校園に限られます。

Q. 加点は複数申請できますか?

A. できます。免許状による加点は「①及び②それぞれに加点」(高校は①②③④それぞれに)、資格による加点は免許状の加点とは別に行われます。たとえば小学校教員に出願する人が中学校英語と特別支援学校の免許を持っていれば、令和9年度採用の配点では10点+5点+5点の加点になります。ただし申込時に「有」を選択することが必須で、出願後の追加申請は認められません。

Q. 大学3年生等対象選考を通過したあと、別の特別選考で受けられますか?

A. 令和10年度採用からは、通過者が「大学等推薦特別選考」で受験する場合に第1次選考で加点される制度が始まります(養護教員は除く。令和9年度採用の通過者から対象)。この加点を希望する場合は、前年度の「第1次選考通過通知書」の提出が必要です。制度の詳細は群馬県教育委員会のウェブページで確認してください。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

特別選考で受験された方の「二次で何を聞かれたか」は、同じルートで受ける次年度以降の受験生にとって何より貴重な情報です。群馬県を受験された方は、ぜひ教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。

■ 教採 過去問データベース|受験報告フォーム

あわせて見たい動画

\登録無料/ 群馬県対策をもっと深く

この記事のような公表データと実際の受験者情報をもとにした教採対策を、メルマガ&LINEでさらに詳しくお届けしています! いま登録すると、メルマガ・セミナー・過去問を含む豪華11大特典をプレゼント中です。

  • 【多数の合格者が愛読】教採メルマガ
  • 一発合格を勝ち取る極意セミナー
  • 【6ヶ月で合格する】ロードマップセミナー ←3年生・講師・社会人それぞれの計画に◎
  • 【厳選】面接質問TOP50
  • 【早期登録者限定】シークレット特典
  • あなたに必要な対策診断 ←自分のルートに合わせて◎
  • 教採に受かる人の15の習慣
  • 【無料版】教員採用試験必勝ノート
  • 【全国版】集団討論過去問
  • 【全国版】小論文テーマ集
  • 【全国版】場面指導テーマ集

「メルマガ登録」&「LINE友だち追加」ですぐに受け取れます

YouTubeでも教採対策を発信しています! ■金井志津乃のYouTubeチャンネル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次