こんにちは、金井志津乃です!

愛知県の教採って、倍率が下がってるって聞くけど本当? 特別支援は1倍台って聞いたし、養護教諭は10倍超えって……校種でそんなに違うの?

本当です! 愛知県は令和7年度採用以降、全体では3倍台前半で推移していますが、校種で見ると特別支援1.4倍〜栄養教諭19.4倍(令和9年度採用の受験倍率)まで開きがあります。教育委員会の公表資料7年分から、「数字の裏側」まで読み解いていきますね!
この記事では、愛知県公立学校教員採用選考試験の倍率について、令和9年度採用(2026年夏実施)の最終結果と令和3年度からの7年間の推移を、校種別・教科別・選考種別にまとめます。
この記事の根拠
- 数字はすべて愛知県教育委員会が公表した資料(志願状況・第1次試験受験状況・第2次試験合格者一覧・各年度の選考試験結果)から集計。推定値は使っていません。
- 令和9年度採用の最終合格者・補欠者数は、8月28日公表の校種別の受験番号一覧8本を当ブログで集計したものです
- 面接で「実際に聞かれた質問」は別記事にまとめています →愛知県の個人面接|実録3年分の質問と5年間の出題傾向(15分×2回の攻略法)
- 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
- 令和9年度採用の全体倍率は受験倍率3.1倍・志願倍率3.4倍(志願5,342人・第1次受験4,984人・最終合格1,585人)
- 最終合格者は採用予定人員(約1,585人)と同数。さらに補欠310人を登録するのが愛知県の運用。
- 校種差が大きい:特別支援1.4倍・小学校2.5倍・中学校3.3倍・高校4.2倍、養護教諭(小中)16.2倍・栄養教諭19.4倍
- 志願者は7年で6,521人→5,342人(約18%減)。志願倍率は4.3倍→3.4倍に低下(上の受験倍率3.1倍とは分子が異なります)。
- 第2次試験の倍率は令和4〜8年度採用で2.0〜2.1倍=二次に進んだ人の約2人に1人が合格しています。勝負は一次通過と面接と考えられます。
- 大学3年生の前倒し特別選考の利用が目立つ:令和9年度採用の小学校志願者の約3割が「前年に一次合格済み(一次免除)」
- 第1次試験:2027年6月12日(土)/第2次試験:2027年7月下旬頃(1日目及び2日目)
- 受験案内のダウンロード開始:2027年4月下旬〜(Webページからダウンロード可能)/願書受付期間:2027年4月下旬〜2027年5月上旬
- 「筆記試験問題については、『教員採用選考に係る第一次選考の共同実施に関する自治体協議会』において作成された共通問題を活用して実施する予定です」
- 「日程等の詳細については、2027年1月頃に発表を予定しています」
- 免除・加点の変更は、2026年9月20日時点のこの発表には書かれていません
出典:愛知県教育委員会「令和10年度(2028年度)採用 愛知県公立学校教員採用選考試験日程等のお知らせ」(2026年8月28日/公式)
2026年9月20日時点の公式発表です。
令和10年度採用の要項が公表されたら、必ず当該年度の実施要項でご確認ください。
この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。
令和9年度採用(2026年夏実施)の最終結果|8月28日発表
愛知県教育委員会が公表した志願状況・第1次試験受験状況と、8月28日発表の第2次試験合格者・補欠者一覧を校種別にまとめました。最終合格者は合計1,585人で、採用予定人員(約1,585人)と一致。これに補欠者310人が加わります。
| 受験区分 | 採用予定 | 志願者 | 第1次受験者 | 最終合格者 | 補欠者 | 志願倍率 | 受験倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 小学校教諭 | 約670人 | 1,770人 | 1,699人 | 670人 | 92人 | 2.6倍 | 2.5倍 |
| 中学校教諭 | 約430人 | 1,506人 | 1,410人 | 430人 | 114人 | 3.5倍 | 3.3倍 |
| 高等学校教諭 | 約250人 | 1,184人 | 1,049人 | 250人 | 69人 | 4.7倍 | 4.2倍 |
| 特別支援学校教諭 | 約200人 | 301人 | 283人 | 200人 | 24人 | 1.5倍 | 1.4倍 |
| 養護教諭(小中) | 約23人 | 389人 | 372人 | 23人 | 5人 | 16.9倍 | 16.2倍 |
| 養護教諭(県立) | 約7人 | 83人 | 74人 | 7人 | 3人 | 11.9倍 | 10.6倍 |
| 栄養教諭 | 約5人 | 109人 | 97人 | 5人 | 3人 | 21.8倍 | 19.4倍 |
| 合計 | 約1,585人 | 5,342人 | 4,984人 | 1,585人 | 310人 | 3.4倍 | 3.1倍 |
※志願倍率=志願者数÷採用予定人員、受験倍率=第1次受験者数÷採用予定人員(愛知県教育委員会の公表値)。第1次受験者数には第1次試験免除者1,290人(前年度補欠者・大学3年生等前倒し特別選考の前年度一次合格者など)を内数で含みます。特別支援学校教諭は小学部100人・中学高等部100人の合計。
出典:愛知県教育委員会「令和9年度採用 志願状況」「第1次試験受験状況」「第2次試験合格・補欠者について」

令和9年度採用では、採用予定どおりに合格を出し、その上に補欠者を置いています。補欠は欠員に応じて令和9年4月1日以降に順次採用され、令和10年3月31日までに採用されなければ失効します。そして補欠を辞退していない人は翌年、同じ受験区分・教科で出願する場合、第1次試験がまるごと免除される特別選考を受けられます(令和9年度採用の受験案内に明記)。
教科別の合格者数・補欠者数(中学校・高校・特別支援)
愛知県は教科別の志願者・受験者数を公表していないため教科別の倍率は算出できませんが、合格者・補欠者の人数は教科別に公表されています。「自分の教科で何人採るのか」の目安にしてください。
| 中学校教諭 | 合格者 | 補欠者 |
|---|---|---|
| 国語 | 67人 | 25人 |
| 社会 | 48人 | 11人 |
| 数学 | 53人 | 13人 |
| 理科 | 74人 | 15人 |
| 音楽 | 20人 | 6人 |
| 美術 | 23人 | 6人 |
| 保健体育 | 38人 | 4人 |
| 技術 | 15人 | 0人 |
| 家庭 | 18人 | 5人 |
| 英語 | 74人 | 29人 |
| 計 | 430人 | 114人 |
| 高等学校教諭 | 合格者 | 補欠者 |
|---|---|---|
| 国語 | 33人 | 9人 |
| 地理歴史 | 17人 | 8人 |
| 公民 | 5人 | 2人 |
| 数学 | 34人 | 8人 |
| 理科 | 28人 | 6人 |
| 音楽 | 2人 | 1人 |
| 美術 | 2人 | 1人 |
| 保健体育 | 16人 | 5人 |
| 家庭 | 11人 | 3人 |
| 英語 | 56人 | 15人 |
| 商業 | 11人 | 3人 |
| 工業(機械/電気/建築) | 8人/9人/1人 | 0人/0人/1人 |
| 農業 | 4人 | 2人 |
| 看護 | 1人 | 0人 |
| 情報 | 8人 | 4人 |
| 福祉 | 2人 | 1人 |
| 水産(漁業/情報通信) | 1人/1人 | 0人/0人 |
| 計 | 250人 | 69人 |
| 特別支援学校教諭(中学・高等部) | 合格者 | 補欠者 |
|---|---|---|
| 国語 | 7人 | 0人 |
| 社会 | 19人 | 0人 |
| 数学 | 1人 | 0人 |
| 理科 | 3人 | 0人 |
| 音楽 | 5人 | 0人 |
| 美術 | 2人 | 0人 |
| 保健体育 | 54人 | 23人 |
| 家庭 | 3人 | 0人 |
| 英語 | 4人 | 0人 |
| 理療 | 2人 | 1人 |
| 計 | 100人 | 24人 |
※特別支援学校教諭(小学部)は合格100人・補欠0人。
出典:愛知県教育委員会「令和9年度採用 第2次試験合格・補欠者について」(2026年8月28日)の受験番号一覧に記載の人数を集計
7年間の推移|志願者は18%減、倍率は4.3倍→3.4倍
教育委員会が毎年公表する「教員採用選考試験結果について」から、令和3年度採用(2020年夏実施)以降の全体の推移をまとめました。倍率は教育委員会と同じ志願者数÷採用予定人員で統一しています。
| 採用年度(実施) | 採用予定 | 志願者 | 第2次受験者 | 最終合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和3年度(2020夏) | 約1,530人 | 6,521人 | 3,339人 | 1,530人 | 4.3倍 |
| 令和4年度(2021夏) | 約1,570人 | 6,372人 | 3,259人 | 1,570人 | 4.1倍 |
| 令和5年度(2022夏) | 約1,710人 | 6,408人 | 3,421人 | 1,710人 | 3.7倍 |
| 令和6年度(2023夏) | 約1,610人 | 6,048人 | 3,353人 | 1,610人 | 3.8倍 |
| 令和7年度(2024夏) | 約1,750人 | 5,648人 | 3,485人 | 1,750人 | 3.2倍 |
| 令和8年度(2025夏) | 約1,635人 | 5,335人 | 3,302人 | 1,635人 | 3.3倍 |
| 令和9年度(2026夏) | 約1,585人 | 5,342人 | —(2026年9月20日時点で未公表) | 1,585人 | 3.4倍 |
ポイントは3つです。①志願者は7年で約1,200人減少(6,521→5,342人)。②一方で採用予定は1,500〜1,750人で横ばい。③結果として倍率は4倍台から3倍台前半へ下がり、令和7〜9年度採用の3年間は3.2〜3.4倍で安定しています。「毎年、最終合格者数=採用予定人員」という運用も7年間変わっていません。
校種別の倍率推移(令和3年度〜9年度採用)
| 受験区分 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | R8 | R9 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 小学校教諭 | 3.1 | 2.7 | 2.5 | 2.4 | 2.6 | 2.4 | 2.6 |
| 中学校教諭 | 4.1 | 4.4 | 4.2 | 4.3 | 3.4 | 3.5 | 3.5 |
| 高等学校教諭 | 7.0 | 7.9 | 6.3 | 5.9 | 3.9 | 4.5 | 4.7 |
| 特別支援学校教諭 | 4.0 | 3.9 | 3.5 | 3.0 | 2.3 | 2.3 | 1.5 |
| 養護教諭(小中) | 8.4 | 8.8 | 8.8 | 15.1 | 5.7 | 8.7 | 16.9 |
| 養護教諭(県立) | 9.9 | 11.8 | 10.4 | 17.3 | 7.0 | 5.8 | 11.9 |
| 栄養教諭 | 11.6 | 10.9 | 11.9 | 13.1 | 10.5 | 9.4 | 21.8 |
| 合計 | 4.3 | 4.1 | 3.7 | 3.8 | 3.2 | 3.3 | 3.4 |
※単位は「倍」(志願者数÷採用予定人員)。R3=令和3年度採用(2020年夏実施)…R9=令和9年度採用(2026年夏実施)。
出典:愛知県教育委員会「教員採用選考試験結果について」各年度版および「令和9年度採用 志願状況」
| 志願者数の推移 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | R8 | R9 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 小学校教諭 | 2,309 | 2,259 | 2,230 | 1,910 | 1,836 | 1,747 | 1,770 |
| 中学校教諭 | 1,732 | 1,665 | 1,684 | 1,590 | 1,479 | 1,410 | 1,506 |
| 高等学校教諭 | 1,615 | 1,575 | 1,579 | 1,540 | 1,380 | 1,298 | 1,184 |
| 特別支援学校教諭 | 318 | 311 | 346 | 417 | 385 | 343 | 301 |
| 養護教諭(小中) | 352 | 394 | 398 | 408 | 407 | 374 | 389 |
| 養護教諭(県立) | 79 | 59 | 52 | 52 | 56 | 69 | 83 |
| 栄養教諭 | 116 | 109 | 119 | 131 | 105 | 94 | 109 |
小学校:志願者は2,309人→1,770人と減りましたが、採用予定も900人(R5)→670人(R9)に絞られたため、倍率は2.4〜2.6倍で横ばい。「小学校は下がり続けている」わけではありません。
中学校:4倍台が続いたあと、R7以降は3.4〜3.5倍に落ち着きました。R9は志願者が前年比+96人と久しぶりに増加しています。
高校:かつては7〜8倍の狭き門でしたが、R7に採用予定が350人に増えて3.9倍まで急落。その後は採用予定が290人(R8)→250人(R9)と戻り、4倍台後半で推移しています。高校は「採用予定人員の増減」で倍率が大きく動く校種です。
特別支援学校:採用予定が80人→200人と7年で2.5倍に増えた一方、志願者は300〜400人台で推移。その結果、倍率は4.0倍→1.5倍まで下がりました。令和9年度採用では全校種で最も倍率が低い区分です。
養護教諭・栄養教諭:志願者はほぼ一定なのに、採用予定が年によって23〜72人(養護小中)、5〜10人(栄養)と変わるため、倍率は5.7倍〜21.8倍の間で乱高下します。この区分は「受験する年度の採用予定人員」を真っ先に確認してください。

校種別の倍率は「志願者の増減」より「採用予定人員の増減」に左右される面が大きいと考えられます。倍率の数字だけを見て一喜一憂するより、自分の校種・教科で何人採るのかを見るほうが、はるかに正確に状況をつかめますよ!
第2次試験の倍率は「例年2.0倍前後」|勝負は一次通過と面接
愛知県の「結果について」には第2次試験の受験者数が載っているので、二次だけの倍率が計算できます。過去5年、驚くほど安定して約2.0倍です。
| 採用年度 | 第2次受験者 | 最終合格者 | 二次倍率 |
|---|---|---|---|
| 令和4年度 | 3,259人 | 1,570人 | 2.1倍 |
| 令和5年度 | 3,421人 | 1,710人 | 2.0倍 |
| 令和6年度 | 3,353人 | 1,610人 | 2.1倍 |
| 令和7年度 | 3,485人 | 1,750人 | 2.0倍 |
| 令和8年度 | 3,302人 | 1,635人 | 2.0倍 |
令和8年度採用の校種別では、小学校2.0倍・中学校1.9倍・高校2.2倍・特別支援1.6倍・養護(小中)2.0倍・養護(県立)3.2倍・栄養2.0倍(第2次受験者数÷最終合格者数、当ブログ算出)。つまり令和4〜8年度採用の実績では、二次に進んだ人の約2人に1人が合格しています。
一方、第1次試験は令和8年度採用で受験者4,959人(免除者1,042人を含む)に対し第2次受験者が3,302人。約3人に2人が二次へ進む計算です(免除者を除いて当ブログが試算すると、一次を受験した人の二次進出率は約6割弱です)。ここが最初の関門です。そして二次は「15分の個人面接を連続2回」のみ(一部教科は実技あり)。一次を通り、面接で2人に1人に入る——これが愛知県の合格ルートです。
■ 愛知県の個人面接|実録3年分の質問と5年間の出題傾向(15分×2回の攻略法)
特別選考・加点の実態|大学3年生の「前倒し受験」の利用が目立つ
愛知県の倍率を読むうえで見落とせないのが、第1次試験が免除される受験者の多さです。令和9年度採用の第1次受験者4,984人のうち1,290人(約26%)が一次免除者でした。その中心が「大学3年生等前倒し特別選考」です。
| 大学3年生等前倒し特別選考 | 大学3年生のうちに第1次試験を受験し、合格すれば翌年(4年生)は一次免除で二次から(令和9年度採用の受験案内では、同じ受験区分・教科で改めて出願する場合。翌年度にその区分・教科で採用予定がないと出願できません)。令和8年度採用では前倒し合格者639人が二次を受験し382人が合格(約60%)。令和9年度採用の志願者5,342人のうち945人が前倒し一次合格者(校種別では、小学校551人/1,770人(約31%)、中学校255人/1,506人(約17%)、高校107人/1,184人(約9%)、特別支援26人/301人(約9%)、養護(小中)1人/389人(約0.3%)、養護(県立)4人/83人(約5%)、栄養1人/109人(約1%))。 |
| 令和9年度の3年生前倒し志願 | 小学校732人・中学校499人・高校377人・特別支援63人・養護(小中)73人・養護(県立)13人・栄養15人=計1,772人が令和9年度採用試験の「大学3年生等前倒し特別選考」に志願(令和10年度採用に向けた受験。実際の第1次受験者は1,703人)。この人数は上の志願者5,342人とは別枠(志願状況の外数)です |
| 昨年度補欠者特別選考 | 前年度に「補欠」だった人(辞退した人を除く)は第1次試験を全て免除(同じ受験区分・教科で出願する場合) |
| 元教諭・講師経験者特別選考 | 「教職・教養」免除。令和8年度採用は二次受験370人→合格136人(約37%)。 |
| 現職教諭特別選考 | 「教職・教養」免除。令和8年度採用は二次受験116人→合格62人(約53%)。 |
| 加点制度(第1次試験) | 複数免許状20点/10点(対象免許により異なる。令和8年度の10点加点対象者は二次受験1,165人→合格569人)/特別支援教育30点(266人→138人)/社会人10点/司書教諭10点/外国語堪能者20点・10点 |
※出典:愛知県教育委員会「令和8年度採用 教員採用選考試験結果について」(2025年9月5日)、「令和9年度採用 志願状況」「第1次試験受験状況」、令和9年度採用 受験案内

大学生の方は、3年生での前倒し受験が「一次のリハーサル」以上の価値を持ちます。合格すれば4年生は面接対策に全振りできますし、令和8年度採用では二次の合格率は約60%でした。愛知県を第一志望にするなら、3年生の6月から逆算して準備を始めましょう!
各選考種別と8項目の加点の要件、ルート別の合格率は専用記事で詳しく整理しています。
■ 愛知県の特別選考と一次免除ルート|大学3年生前倒し・講師経験者・現職・補欠者・加点制度
倍率との付き合い方|「例年より高い」と感じたときに
ここまで見てきたように、愛知県の倍率は「志願者の増減」より「採用予定人員」に左右される面が大きいようです。つまり自分の力では変えられない要因です。私自身は、倍率が高い年ほど「これで受かったらすごい」と前向きに捉えるようにしています。そのうえで、自分がコントロールできる準備に集中していきましょう。1分のショート動画にまとめています。
そして合格できない人には、校種ごとに傾向があります。小学校は「厳しさと優しさのメリハリがない」「ユーモアと臨機応変さがない」「暗くて元気がなさそう」の3つ、中高は「人間性と教科の専門性のどちらかが欠けている」場合が多い、というのが私の印象です。
よくある質問
Q. 倍率が低い校種は「受かりやすい」と考えていい?
A. 半分は正しいです。特別支援学校(1.4倍)や小学校(2.5倍)は数字のうえでは門戸が広い一方、二次の倍率は令和8年度採用で1.6〜3.2倍(小・中・高・特別支援は1.6〜2.2倍、養護(県立)が3.2倍)。一次を通ったあとは「2人に1人」の面接勝負で、ここは倍率が低くても甘くはないと考えられます。
Q. 補欠になったら、どうすればいい?
A. 補欠者は欠員に応じて令和9年4月1日以降に順次採用され、令和10年3月31日までに採用されなければ失効します。同時に、補欠を辞退していない補欠者は、翌年度に同じ区分・教科で出願する場合、第1次試験が全て免除される「昨年度の補欠者に対する特別選考」があります。令和9年度採用の補欠者は310人。採用を待ちながら、面接対策は続けておくことをおすすめします。
Q. 一次の合格ラインは公表されていますか?
A. 合格ラインは公表されていません。ただし結果通知書で「教職・教養」「教科専門」の得点が本人に開示されます(受験案内より)。愛知県は足切りの有無を公表していませんが、一般的には、足切りの目安として7割ぐらいを超えないと合格を勝ち取るのは難しいかなと思います(自治体によってボーダーの幅は変わるかもしれません)。小論文は5段階評定で、一般選考の受験者にも評定が開示されます。
■ 愛知県の小論文|過去5年の出題テーマと900字・60分の書き方
Q. 最終的な倍率(二次受験者数)はいつ確定しますか?
A. 愛知県教育委員会は例年9月上旬〜10月中旬に「教員採用選考試験結果について」を公表し、第2次受験者数・合格者数・特別選考の内訳が確定します(令和8年度採用分は2025年9月5日公表。令和9年度採用分は2026年9月20日時点で未公表です)。
Q. 名古屋市の学校を受けたい場合は?
A. 名古屋市立学校の教員は名古屋市教育委員会が別に採用試験を実施しています。この記事の数字は愛知県(名古屋市を除く県内全域)のもので、名古屋市分は含まれていません。
この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます
倍率は公表資料で追えますが、「実際に面接で何を聞かれたか」「小論文に何が出たか」は受験した方の報告でしか集まりません。愛知県を受験された方は、ぜひ次年度以降の受験生のために教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。
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