【教員採用試験】長野県の個人面接|受験者7名の実録と5年間の出題傾向(面接・場面指導・模擬授業の受験例)

こんにちは、金井志津乃です! 

長野県の二次って、面接と模擬授業と場面指導が全部あるって本当ですか? しかも模擬授業の課題が毎年「探究的な学びになるように」らしくて、何を準備すればいいのか分かりません……。

どちらも本当です! 長野県は「面接の“中”に、場面指導と模擬授業が組み込まれる」のが最大の特徴です(小学校の報告では45〜50分ほどでした)。そして「探究的な学びを支援する力」は、要項の評価の観点にはっきり書かれています。つまり“ヤマ”ではなく“公式の合格基準”なんです。逆算していきましょう!

この記事では、長野県公立学校教員採用選考の二次選考——個人面接・模擬授業等・場面指導について、実際に受験した方々からご提供いただいた「生の質問」をもとに、内容・流れ・傾向と対策をまとめます。

この記事の根拠

  • 令和9年度採用(2026年夏実施)の受験者報告2件を追加収録
  • 令和6・7年度採用(2023・2024年夏実施)の受験者5名の実録を、年度別・校種別に収録(すべて無料で読めます)
  • 市販の全国版過去問集5年分(令和4年度〜8年度採用・長野県分386問)を独自に集計——長野県だけが突出しているテーマが数字で分かります
  • 日程・試験項目・配点・評価の観点は令和9年度採用の採用選考要項(高等学校教員)と照合済み。倍率は教育委員会公表の実施状況・志願状況・一次選考結果から。
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)

正直にお伝えしておきますね。長野県の受験者報告は令和8年10月時点で7名分です。全国トップクラスの自治体に比べると数は多くありません。そのぶん、この記事では「実録はできる限りそのまま」+「公刊過去問5年分の集計」+「要項の一次資料」の三本立てで、できるかぎり厚みを出しています。

令和9年度採用(2026年夏実施)|選考の日程

案内・要項HP公開:4月10日(金)/出願受付:4月13日(月)〜5月7日(木)(「ながの電子申請サービス」のみ。郵送・持参は不可)
一次選考:6月27日(土)/一次選考結果発表:7月中旬
二次選考:8月3日(月)〜7日(金)のうち指定された日/採用予定者発表:8月下旬
適性検査:一次選考合格発表後にオンラインで(指定期間内に各自で実施)

このほか、信州UIJターン秋選考が別日程であります(案内9月15日/出願9月15日〜30日/選考10月24日(土)/発表11月上旬)。
※日程・会場は「令和9年度長野県公立高等学校教員募集案内・採用選考要項」に記載のものです。小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校の要項では、一次選考は6月27日(土)・28日(日)です。必ず長野県教育委員会の発表でご確認ください。令和10年度採用の日程は、要項の公開(例年4月)後に更新します。

お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

長野県の二次選考|30秒でわかる基本情報

二次の試験項目個人面接(模擬授業等を含む)+適性検査+書類審査。集団討論・集団面接は要項の試験項目に無し(高等学校教員選考の要項より)。
配点個人面接(模擬授業等を含む)300点。模擬授業等は個人面接の枠内にあり、300点の配点欄は両者にまたがっています。適性検査・書類審査は「選考の参考にする」(同要項「7 選考基準」)
回数高等学校教員選考は個人面接を2回。博士号取得者選考(SP④)・ネイティブ英語教員選考(SP⑥)は3回(うち2回は模擬授業を主とした面接)、スポーツ選考は原則3回(うち1回はスポーツ関連事項。SP④・SP⑥は4回)。
小・中・特支の形式受験者報告では「トータル50分」の中で、個人面接→場面指導→質問→模擬授業→質問→個人面接→事務確認(免許状・勤務地など)と進んだ例があります。公刊過去問の形式メモでも「面接官3人・50分(場面指導10分、模擬授業10分を含む)」が最多グループ。
評価の観点(個人面接)意欲(教育への情熱・使命感・目的意識)/人間性(広い視野、確かな人権意識)/協調性・創造性(コミュニケーション力、協働して行動する力、柔軟な思考力、向上心)/社会性(真摯な対応、幅広い教養)/専門性(広い教養、教科の専門的知識・技術)
評価の観点(模擬授業等)わかりやすさ、的確さ、教師としての姿勢/生徒の探究的な学びを支援する力(要項に明記)
質問の元ネタ高等学校教員選考は事前提出の「個人面接カード」(高校生活の印象・大学卒業論文の概要など)の内容に関する質問がある(書き方はこちら)
小論文一次選考の科目=二次にはありません。高等学校は600字以内・20点(詳しくはこちら)。
合否の段階二次選考は5段階(G・H・F1・F2・F3)。G=合格、H=補欠合格、F=不合格(高等学校教員選考の要項より)。

長野県対策の最重要ポイントは、「面接・場面指導・模擬授業がバラバラの科目ではなく、ひと続きの個人面接の中で評価される」ことです。受験者の報告では、場面指導のあとに「どういう意図でその子に声をかけましたか」、模擬授業のあとに「探究的な学びとはどういうことだと捉えていますか」と、実演の直後に“意図を語らせる質問”が来た報告があります。

順番実録に共通する流れ対策の軸
①個人面接場を和らげる質問(「お昼はしっかり食べられましたか」「ストレス解消法は」)→ 志望動機・学級経営・教育観導入で緊張を解いてくれる県。自然体で答え始める練習を。
②場面指導課題提示 →(考える時間なしの報告あり)→ 1〜2分で実演 → 追質問「どういう意図で声をかけたか」「保護者には伝えるか」実演+「なぜそうしたか」を言語化するセットで練習
③模擬授業課題提示 → 構想1分 → 2〜3分で実演 → 追質問「探究的な学びとは」「事前にどんな準備をするか」導入場面3分の型+探究的な学びの自分なりの定義
④個人面接(2回目)服務・同僚関係・保護者対応・地域連携 → 事務的な確認(免許状・勤務地など)「地域」と「保護者」は長野県の頻出2大テーマ(後述)

つまり「志望動機・教育観」「場面指導」「模擬授業(探究)」の3ブロックで準備するのが最短ルートです。当日の入室から退室までの流れは、こちらの実演動画が一番早いですよ!

長野県の倍率|校種・選考区分を分けて確認

この記事の倍率の定義

以下の倍率は教育委員会の実施状況資料の倍率一覧に記載された公表値です。同じ資料の他表の採用候補者数と一致しない箇所があるため、単純な割り算で再計算した値としては扱っていません。採用猶予終了者の扱いが異なる参考倍率も別に掲載されています。

令和9年度採用(2026年夏実施)の申込状況と一次選考結果です。長野県は教科別の倍率を公表しておらず、校種別のみの公表です。

種別採用予定者数志願者前年度志願者一次選考合格者一次通過率
小学校教諭260人程度535人563人500人93.5%
中学校教諭140人程度581人602人347人59.7%
特別支援学校教諭60人程度114人109人104人91.2%
養護教諭(小中特支)10人程度156人153人24人15.4%
栄養教諭若干名23人37人5人21.7%
高等学校(教諭・養護教諭ほか)教諭130人程度・養護教諭若干名437人538人305人69.8%

※志願者数は「令和9年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について」、一次選考合格者数は教育委員会が公表した合格者受験番号一覧の人数(小中特支は「以上◯名」の記載、高校は「以上305名」)。中学校・特別支援の志願者と合格者には、障がいのある人を対象とした選考・スポーツ選考の人数を含みます。小学校の合格者には「免許状を所有しない社会人受験者を対象とした選考」3名を含みます。この表の割合は、一次選考合格者数(一次免除者等を含む)÷志願者数を私が算出したものです。筆記試験を実際に受けた人の通過率ではありません。

ここが長野県の一番大事な数字です。小学校93.5%・特別支援91.2%——一次選考でほとんど絞られません。同じ傾向は令和8年度採用でも出ていて、小学校は一次受験543人に対して二次受験者が521人(96%)でした。つまり合否は二次の面接・場面指導・模擬授業でほぼ決まるということ。筆記が終わってから対策を始めたのでは間に合いません。

直近3年の最終倍率(教育委員会が実施状況資料の倍率一覧で公表した値)は次のとおりです。

種別令和6年度採用令和7年度採用令和8年度採用
小学校教諭2.59倍2.69倍2.32倍
中学校教諭4.40倍4.04倍4.40倍
特別支援学校教諭2.73倍2.08倍1.79倍
養護教諭8.67倍11.67倍15.2倍
栄養教諭5.00倍14.00倍12.3倍
高等学校教諭5.61倍5.82倍4.00倍
高等学校養護教諭6.33倍7.50倍4.33倍

※出典:長野県教育委員会「公立学校教員採用選考状況について」(令和6・7・8年度採用)。
信州UIJターン秋選考の人数は含みません。令和9年度採用の二次選考は、二次選考合格者の受験番号が令和8年8月31日に公表されました(小学校245名・中学校135名・特別支援学校60名(これらとは別に障がいのある人を対象とした選考で中学校1名・特別支援学校1名)・養護教諭10名・栄養教諭2名・高等学校128名)。人数入りの「公立学校教員採用選考状況について」は、この記事の執筆時点で私の資料庫に未収集です。人数入りの実施状況資料を確認しだい更新します。

3年分の推移、志願者・一次受験者・二次受験者・採用候補者の全数、令和9年度採用も実施されるブロック別採用(東信・南信・中信・北信)の詳細は、倍率の専用記事にまとめています。

■ 長野県の倍率|令和9年度採用の申込・一次結果と3年間の推移(校種別・ブロック別)
■ 長野県の特別選考「信州3S選考」と一次免除ルート|補欠合格者・講師経験者・社会人・加点制度

① 志望動機・あなた自身のこと

長野県の面接は、冒頭に「場を和らげる質問」が来るのが特徴です。「お昼はしっかり食べられましたか」「昨日はよく眠れましたか」——公刊過去問でも複数年にわたって同じ型が確認できます。ここでガチガチにならず、自然に会話に入れるかどうかが最初の見どころです。受験者の報告では、実際に以下のような質問がありました。

  • (冒頭の場を和らげる質問)お昼はしっかり食べられましたか。/ストレス解消法はどうしていますか。
  • 長野県を受験した理由は何ですか。
  • 自分の苦手なことは何ですか。
  • これまでのお仕事で身につけたことを、学校でどう生かしていきますか。
  • 教員は大変な仕事ですが、それでもやりたいですか。
  • なぜ、中学校ですか。
  • 今まで人間関係のトラブルはどんなことがありましたか。
  • これまでに大変だったクラスとはどんなクラスですか。→ 大変だった子にどんな対応をしましたか。
  • 困難に強いですか。

公刊過去問5年分の集計では、長野県の「志望動機」の出現率は面接1,000問あたり21問で、全国平均39問の約半分でした。志望動機を延々と語らせるより、そのあとの実践力・具体的な行動を掘るのが長野県の面接です。とはいえ「長野県を受験した理由」は実録でも聞かれていますので、簡潔に、しかも自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。

② 授業づくり・教育観|長野県は「授業」の質問が全国平均より多い

ここが長野県の最大の特徴です。私たちが独自に集計した過去5年の出題傾向では、「授業づくり」に関する質問の出現率が面接1,000問あたり115問(全国平均87問)と、はっきり全国平均を上回っていました。実録でも、個人面接の質問の多くが授業に直結しています。

  • 学級担任を持ったら、子どもたちにどんな力をつけたいですか。→ そのためにどんな授業をおこないたいですか。→ そんな授業ばかりしていたら時間が足りなくなったり、教材研究も大変だと思いますが、どうしますか。やりきれますか。
  • 探究的な学びについて教えてください。/個別最適な学びについて教えてください。/ブーカ(VUCA)について教えてください。
  • 総合的な学習の目標は何ですか。
  • 授業で大切にしていることを1つ教えてください。
  • (担当教科)の授業でICTをどう生かしていきますか。
  • 学級経営で心掛けていることは何ですか。/担任(教科担任を含め)としてどんな学級にしたいですか。
  • 文部科学省や教育委員会から「これをやりなさい」と上から降ってきたものに対して「それは子どもの主体的な学習ではない」という意見がありました。あなたはどう考えますか。

最後の質問、しびれますよね。これは「あなたは“言われたからやる先生”ですか、それとも“子どもから出発できる先生”ですか」と聞かれているのだと私は読んでいます。長野県は信州教育の伝統として、子どもの姿から授業をつくる文化が根強い県。「まず子どもの事実を見て、そこから施策の意図とつなぐ」という順番で答えると、県の求めるものと噛み合います。

「探究的な学び」「個別最適な学び」「VUCA」といった言葉は、そのまま説明を求められます。用語をなぞるだけでなく「自分の授業でどう具体化するか」までセットで言えるように。中央教育審議会「令和の日本型学校教育」答申の要点は、この動画で一気に整理できます。

③ 地域連携・保護者対応|長野県が全国平均を大きく上回る2テーマ

公刊過去問5年分の集計で、長野県が全国平均を大きく上回っていたのが「地域連携」(面接1,000問あたり45問/全国平均14問=約3.2倍)と「保護者対応」(67問/全国平均37問=約1.8倍)でした。実録でも、地域はくり返し出ています。保護者対応は1件でした。

  • 地域の方から、「そこまでは別にいいです」といった内容の援助の申し出を受けた場合、あなたはどのように対応しますか。
  • 中学生は地域にとってどんな役割がありますか。
  • 要求や文句の多い保護者からの電話には、どのように対応しますか。
  • (場面指導の追質問として)このことは、保護者には伝えますか。
  • 自分と意見の違う先生とはどのように接していますか。

「地域の方からの申し出をどう受けるか」は、長野県らしい設問です。断るか受けるかの二択ではなく、「まず感謝を伝え、目的を確認し、学校として持ち帰って相談する」という手順で答えると、独断専行にも丸投げにも見えません。地域連携は、模擬授業の課題(後述)でも「地域の方々を招いて収穫祭」「地域探検」「地域の一員として」と繰り返し登場します。面接・場面指導・模擬授業を貫く長野県の背骨だと考えてください。

④ 服務・不祥事に関する質問

出現率そのものは全国平均並み(19問/全国22問)ですが、実録ではかなり踏み込んだ聞き方をされています。

  • 非違行為を絶対しませんか。→ なぜしないと言い切れますか。
  • (公刊過去問より)不祥事についてどう思いますか。/あなたは不祥事をしませんか。なぜそう思いますか。/他の先生に人としての自覚を伝えるにはどうするのがよいと考えますか。

「なぜ言い切れますか」は、精神論では返せない質問です。「仕組み」で答えるのがコツ。SNSは個人アカウントで子どもとつながらない、金銭は必ず複数で扱う、二人きりにならない導線をつくる、迷ったら学年主任に相談する——自分を律する“ルール”を具体的に持っている人だと伝わる答えを準備しておきましょう。

⑤ 場面指導|考える時間なし・1〜2分の実演+「どういう意図で」

長野県の場面指導は、面接の途中に組み込まれ、非常に短い時間で実演します。受験者の報告に共通する流れはこうです。

  1. 面接官が課題を読み上げる(考える時間なしという報告あり)
  2. 目の前に子どもがいるつもりで1〜2分実演
  3. 追質問:「どういう意図でその子に声をかけ、話をしましたか」「このことは、保護者には伝えますか」

実際に出題された課題です(受験者4名の報告から、5課題を掲載)。

  • 【小学校】小学校3年生の学習で、川を作っているとA君は「怪獣だ〜!」と言って、踏みつけてきました。すぐに対応してください。(考える時間なし・1分実演)→ どういう意図でA君に声をかけ、話をしましたか。→ このことは、保護者には伝えますか。
  • 【小学校】A君の保護者から、「どうせみんなにいじめられるから学校に行きたくない」と言っていると、連絡帳がきた。どう対応しますか。
  • 【小学校】小学校4年生の社会科で、タブレットを使って調べ学習をしています。A君がアニメのキャラクターを見つけたと、クラス中に聞こえる声でしゃべりました。どのように対応しますか。
  • 【中学校】普段は真面目な生徒が、授業中に関係のない動画をみているという。指導をしてください。
  • 【特別支援】知的障害のある小学4年生のAさんが「学校の子ヤギの背中に乗りたい」と言い出した。あなたはどう対応しますか。(1〜2分間)

公刊過去問5年分でも、場面指導は毎年12〜17問とコンスタントに出ています。テーマ傾向は、①授業中の逸脱(タブレット・私語・動画・遅刻)②活動に夢中になりすぎる子③保護者からの申し出の3つに集約されます。「叱って止める」課題ではなく、「子どもの“やりたい”をどう授業に戻すか」を問う課題が多いのが長野県らしいところです。

「怪獣だ〜!」「子ヤギの背中に乗りたい」といった子どもの言葉が出てくる課題でも、場面指導で私が共通して押さえてほしいポイントとしてお伝えしている3つは、①子どものメンツを守りながら問題行動を止める ②事実確認をしっかりする ③背景と今後の対応の両方についての生徒理解です。まずこの3つを意識してみてくださいね。

場面指導には「面接質問系」「個別対応ロールプレイ系」「一斉指導実演系」の3つの形式があります。長野県で出ているのは主に個別対応ロールプレイ系。形式別のコツはこちらで解説しています。

⑥ 模擬授業|小中特支の受験例:構想1分・実演2〜3分、複数の課題に「探究的な学び」

長野県の二次選考の核心がここです。要項(高等学校教員選考)の「選考基準」には、模擬授業等の評価の観点として「わかりやすさ、的確さ、教師としての姿勢」「生徒の探究的な学びを支援する力」と明記されています。そして受験者報告の模擬授業課題は、複数の課題に「探究的な学びになるように」という条件が付いています。ヤマではなく、公式に予告されている評価軸なのです。

  1. 課題を提示される(多くは「導入の授業を行いなさい」)
  2. 構想1分
  3. 実演2〜3分(黒板を使っても使わなくてもよい、という指示があった報告あり)
  4. 追質問:「探究的な学びとはどういうことだと捉えていますか」「実際に授業を行う場合、事前にどのような準備をしますか」「探究的な学びになるために、大切だと思うことは何ですか」

実際に出題された課題です(受験者報告)。

  • 【小学校・生活科】小学校2年生の担任です。クラスの子どもがヤモリを採ってきて、それをクラスで飼うことになりました。探究的な学びになるように、生活科の授業を行いなさい。(構想1分・実演3分)
  • 【小学校・総合】小学校4年生です。クラスのおじいさんの畑を使わなくなった。このまま放置すると荒れてしまうから、ぜひ使って欲しい。総合的な学習で探究的な学びになるよう授業を行いなさい。
  • 【小学校・総合】総合的な学習で地域探検に行き、外国人が多いことに気がついた子ども達が主体的にガイド活動に移行できるよう、導入場面の授業を行いなさい。
  • 【中学校・総合】地域では、都市開発が進む一方、希少な蝶が減ってきている。地域の一員として、生徒達が活動できるような授業を行いなさい。(黒板の使用は自由)
  • 【特別支援】野菜の収穫ができそうです。地域の方々を招いて収穫祭を行おうと思います。導入の授業を行いなさい。(構想1分・授業2分)

並べてみると、共通する“型”が見えてきます。

対象ここに掲載した令和6・7年度採用の小学校・中学校・特別支援学校の5報告
課題の例生活科・総合的な学習の時間や地域の素材を使う授業など。導入場面を指定された例もあります。

私が合格する模擬授業の要素としていつもお伝えしている3つは、①子どもが見える(子どもの反応や疑問がリアルに想定できている)②意図が見える(その発問・その立ち位置・そのタイミングに理由がある)③その人らしさが光る(この授業で何を学んでほしいかという思いが出ている)です。長野県が公表している採点表ではありませんが、「探究」の課題を組み立てるときも、この3つを自分用のチェック表にして授業案を見直してみてくださいね。

構想1分で組み立てる「導入3分」のひな形を、私の型として、長野県の課題に合わせて置いておきます。丸暗記ではなく、どの課題が来てもこの順番で流せるようにしてください。

  1. 事実の提示(約30秒)「今日、○○さんがこんなものを持ってきてくれました」——課題文に書かれた出来事を、子どもの言葉で教室に置き直す。
  2. 問いを子どもから引き出す(約1分)「見て、どんなことを思った?」「不思議だなと思ったことはある?」——ここで教師が問いを言ってしまわないのが最大の分かれ目。
  3. 問いを整理して板書(約30秒)出てきたつぶやきを2〜3個拾って並べ、「調べられそうなこと」と「やってみたいこと」に分ける。
  4. 次時への見通し(約1分)「じゃあ次の時間、まず何から確かめる?」「誰に聞きに行けるかな?」——地域の人・保護者・専門家につなげられると、長野県の評価の観点に沿いやすくなります。

そして来やすい追質問が「探究的な学びとはどういうことだと捉えていますか」です。ここは自分の言葉で30秒答えられるようにしておきましょう。学習指導要領の探究のプロセス(課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現)を土台にしつつ、「子どもが自分の問いを持ち、それを確かめる方法まで自分で決められる学び」のように、自分なりの定義を1文で持っておくと、どんな深掘りにも耐えられます。

「落ちる模擬授業」と「受かる模擬授業」の違いは、実演で見るのが一番わかりやすいです。

⑦ 話し合いを問う問題|「集団討論」から「1対1の討論」へ?

ここは変化の途中なので、慎重に書きます。長野県の実録では、特別支援学校の受験者から集団討論の課題(「あなたは小学部4年生の担任です。今年の運動会について学年で話し合いなさい」)が1件報告されています。

一方で公刊過去問5年分を集計すると、長野県の「集団面接」区分の出題は令和4年度採用6問・5年度11問・6年度11問・7年度10問と続いたあと、令和8年度採用では0問になっています。代わりに令和8年度採用では、個人面接の中で「私を同じ学校に勤める教員と想定して1対1でやりとりせよ」「職員室で年度初めの避難訓練を予告して行うか、予告しないで行うか話し合っている。あなたの考えを述べよ(問題文を2回読み上げ、30秒考える)」といった、面接官を同僚役に見立てた1対1の討論が複数報告されています。

集団討論が完全になくなったと断定できる資料はまだありません(令和9年度採用の高等学校教員選考の要項に、集団討論・集団面接は試験項目として載っていない、というのが確かな事実です)。ただ、「学年会・職員会議の場を想定して、同僚と意見をすり合わせる力」を見たいという長野県の意図は、集団でも1対1でも変わりません。形式が変わっても中身は同じ——そう考えて準備するのが安全です。

実際、公刊過去問に残る長野県の集団面接テーマは、そのまま「同僚との合意形成」の練習台になります。例年、「制服の必要性を職員会で話し合う」「宿題を出すかどうか、学年としての方針を決める」「チャイムをなくすか残すか」といった、“正解のない校内の意思決定”が出されてきました。全国版の集団討論対策記事とテーマ集も、あわせてご覧ください。

■ 教員採用試験の集団討論【過去問140問程度】

【2026年夏実施】令和9年度採用の報告|実際に出た質問

令和9年度採用(2026年夏実施)の試験で実際に出た質問です。令和9年度採用の受験者から届いた報告を、追質問(→)までそのまま収録しています。

高等学校|個人面接(面接官3人・20分/模擬授業後にも面接官3人・10分)

  • 受験番号と氏名を言ってください。
  • 教師をめざしたきっかけと理由は何ですか。
  • どのような授業を展開したいですか。
  • 主体的な学びとは何ですか。→それを、どのように商業の授業で展開していきますか。
  • コンプライアンス(法令遵守)について、どう考えますか。(深掘りされた)
  • 周りからどんな人だと言われていますか。→その力を、どのように教員に活かしていきますか。
  • あなたのどのようなところが教員に向いていると思うか、教えてください。
  • 信頼される教員になるためには、どうしますか。
  • 「一人も生徒を残さない」と言いましたが、あなたは具体的にどのように取り組んでいきますか。
  • いじめについて、あなたはどのように考えていますか。(深掘りされた)
  • SNSの使い方について、生徒にどのように伝えますか。(深掘りされた)
  • 保護者とのコミュニケーションを取っていくために、教員に必要な力は何ですか。(深掘りされた)
  • 商業の魅力とは何ですか。
  • 長野県教育振興基本計画について、知っていることを教えてください。→「探究県」と言いましたが、それをどのように授業で実践していきますか。
  • 長野県のどこでも勤務できますか。
  • なぜ長野県を受験しましたか。
  • 〔模擬授業後の面接〕教員の志望理由は何ですか。
  • 商業のどんなところに魅力を感じたのですか。
  • あなたが教員になったとして、教員に求められる力は何だと思いますか。
  • 教科指導について、商業科目で生徒がつまずきそうな分野はどこだと思いますか。→そのつまずいた生徒から「商業がきらいだ」と言われてしまったとき、どのように対応していきますか。
  • 生徒がいじめられているのをあなたは目撃しました。あなたは教員として、どのような対応をとりますか。
  • 教員として必要な資質は何だと思いますか。また、その資質をどのように使い、生徒に教育を行っていきますか。
  • 教員の働き方について、クラブ活動(部活動)がありますが、あなたはどのようにお考えですか。
  • 教員として生徒に一番伝えたいことは何ですか。(深掘りされた)

高等学校|模擬授業(構想2分・授業6〜8分・その後に面接10分弱/指導案の作成なし)

  • 【模擬授業】次のテーマで授業をしなさい(当日、テーマの書かれた紙が渡される)。
  • 財務会計Ⅰ:有形固定資産(備品と思われる)の減価償却について(ポイントが4つほど示されていた)
  • ビジネス基礎:流通について(役割・機能・必要性・経路について指導する。経路については、どのような経路があるのかまでは説明しなくてよい)
  • (構想2分・授業6〜8分・その後、面接10分弱)

小学校|個人面接(面接官3人・場面指導と模擬授業を含めて45分間)

  • 自己紹介を1分程度でしてください。
  • 長野県を志望する理由は何ですか。
  • 長野県のどんな良さを活かして学習活動をしていきたいですか。
  • (自己PRより)ICTをどのように活用してきましたか。
  • ICT活用はこれからも進んでいきますが、それについてどう思いますか。
  • 非違行為について、どう考えますか。
  • 同じ学校の同僚が、部活の教え子との相談で個別にメールをしていました。どう行動しますか。

小学校|場面指導(構想時間なし・面接官を児童に見立てて1分間/その後に掘り下げ質問)

  • 4年生で社会科見学の班替えをする際、「嫌だ」と言う児童がいました。どのように対応しますか。

小学校|模擬授業(構想1分・模擬授業3分・黒板使用可・面接官を児童に見立てる・指導案なし)

  • 1年生でシャボン玉をした際、子どもが「もっと大きいシャボン玉を作りたい」と言い出しました。探究的な学びにつながる授業を行いなさい。

出典:私の受験報告フォーム(2026年10月15日時点・この自治体の報告2件)。
校種までの表記とし、個人が特定されうる記述は除いています。

【資料編】年度別・校種別 過去問アーカイブ|受験者5名の実録を収録

ここからは、受験者の報告を年度別・校種別に整理して収録します。個人が特定される経歴・固有のエピソードに関する質問は省略・一般化しています。

令和6年度採用(2023年夏実施)|4名の実録

小学校(Aさん)——トータル50分。個人面接→場面指導→質問→模擬授業→質問→個人面接→事務的な確認(免許状・勤務地など)という流れ。

  • (冒頭)お昼はしっかり食べられましたか。/ストレス解消法はどうしていますか。
  • 学級担任を持ったら、子どもたちにどんな力をつけたいですか。→ そのためにどんな授業をおこないたいですか。→ そんな授業ばかりしていたら時間が足りなくなったり、教材研究も大変だと思いますが、どうしますか。やりきれますか。
  • 文部科学省や教育委員会から「これをやりなさい」と上から降ってきたものに対して「それは子どもの主体的な学習ではない」という意見がありました。あなたはどう考えますか。
  • 自分と意見の違う先生とはどのように接していますか。
  • 地域の方から、そこまでは別にいいですといった内容の援助の申し出を受けた場合、あなたはどのように対応しますか。
  • 要求や文句の多い保護者からの電話には、どのように対応しますか。
  • 【場面指導】小学校3年生の学習で、川を作っているとA君は「怪獣だ〜!」と言って、踏みつけてきました。すぐに対応してください。(考える時間なし・1分実演)→ どういう意図でA君に声をかけ、話をしましたか。→ このことは、保護者には伝えますか。
  • 【場面指導】A君の保護者から、どうせみんなにいじめられるから学校に行きたくないと言っていると、連絡帳がきた。どう対応しますか。
  • 【模擬授業】小学校2年生の担任です。クラスの子どもがヤモリを採ってきて、それをクラスで飼うことになりました。探究的な学びになるように、生活科の授業を行いなさい。(考える時間1分・実演3分)→ 探究的な学びとはどういうことだと捉えていますか。→ 実際に授業を行う場合、事前にどのような準備をしますか。→ 探究的な学びになるために、大切だと思うことは何ですか。
  • 雰囲気:面接の最初は場を和らげる質問をしてもらえた。全体的ににこやかだったが、一人「本当に大丈夫ですか」「それでもやっていけますか」と、穏やかだけれど鋭く質問される方がいた、とのこと。

小学校(Bさん・社会人経験のある受験者)

  • これまでのお仕事でやってきたことを教えてください。
  • 大変だったクラスとはどんなクラスですか。→ 大変だった子にどんな対応をしましたか。
  • 非違行為を絶対しませんか。→ なぜしないと言い切れますか。
  • 困難に強いですか。
  • 総合的な学習の目標は何ですか。/授業で大切にしていることを1つ教えてください。
  • 【場面指導】小学校4年生の社会科で、タブレットを使って調べ学習をしています。A君がアニメのキャラクターを見つけたとクラス中に聞こえる声でしゃべりました。どのように対応しますか。
  • 【模擬授業】小学校4年生です。クラスのおじいさんの畑を使わなくなった。このまま放置すると荒れてしまうから、ぜひ使って欲しい。総合的な学習で探究的な学びになるよう授業を行いなさい。

中学校(Cさん)

  • 教員は大変な仕事だが、それでもやりたいですか。
  • これまでのお仕事の経験を、学校にどう生かしていきますか。
  • (担当教科)の授業でICTをどう生かしていきますか。
  • 担任(教科担任を含め)としてどんな学級にしたいですか。/なぜ、中学校ですか。
  • 中学生は地域にとってどんな役割がありますか。
  • 今まで人間関係のトラブルはどんなことがありましたか。
  • 【場面指導】普段は真面目な生徒が授業中に関係のない動画をみているという。指導をしてください。
  • 【模擬授業】総合的な学習の時間。地域では、都市開発が進む一方、希少な蝶が減ってきている。地域の一員として、生徒達が活動できるような授業を行いなさい。(黒板を使っても使わなくてもよい)

特別支援学校(Dさん)

  • 長野県を受験した理由は何ですか。/自分の苦手なことは何ですか。
  • 【場面指導】知的障害のある小学4年生のAさんが「学校の子ヤギの背中に乗りたい」と言い出した。あなたはどう対応しますか。(1〜2分間)
  • 【模擬授業】野菜の収穫ができそうです。地域の方々を招いて収穫祭を行おうと思います。導入の授業を行いなさい。(構想1分・授業2分)
  • 【集団討論】あなたは小学部4年生の担任です。今年の運動会について学年で話し合いなさい。
  • 感想:「模範解答で練習して行ったら『これだけで終わり? もっと聞いてくれよ』って感じでした」とのこと(受験者ご本人の感想です)。

令和7年度採用(2024年夏実施)|1名の実録

小学校(Eさん)

  • ブーカ(VUCA)について教えてください。
  • 個別最適な学びについて教えてください。
  • 学級経営で心掛けていることは何ですか。
  • 探究的な学びについて教えてください。
  • 【模擬授業】総合的な学習で地域探検に行き、外国人が多いことに気がついた子ども達が主体的にガイド活動に移行できるよう、導入場面の授業を行いなさい。

長野県の実録は令和8年10月時点で7名分です。受験された方の報告が、このページをさらに育てます。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。とくに高等学校の報告は令和8年10月時点で少ない状況です。高校を受験された方、ぜひお願いします。

傾向と対策|5年分の出題データと実録から見えた7つの法則

私たちは市販の全国版過去問集5年分(令和4年度〜8年度採用・長野県分386問)を独自に集計し、実録と突き合わせました。そこから見えた長野県の法則がこちらです。

  1. 「探究的な学び」は評価の観点そのもの。要項に「生徒の探究的な学びを支援する力」と明記。模擬授業の課題文にもくり返し登場します。定義を自分の言葉で30秒。
  2. 授業づくりの質問が全国平均を大きく上回る。出現率は面接1,000問あたり115問(全国87問)。「どんな力をつけたいか→そのための授業は→時間は足りるのか」と3段で深掘りされます。
  3. 地域連携は全国平均の約3.2倍。45問/全国14問。面接・場面指導・模擬授業のすべてに地域が出てきます。「地域の誰に、何を頼めるか」を具体名詞で言えるように。
  4. 保護者対応は全国平均の約1.8倍。67問/全国37問。しかも「要求や文句の多い保護者」「連絡帳での訴え」と、難しい局面が具体的に設定されます。
  5. 実演のあとに「意図」を聞かれた報告がある。場面指導なら「どういう意図で声をかけたか」、模擬授業なら「探究的な学びとは」。実演+説明でワンセットと考えて練習してください。
  6. 小学校の受験者から、冒頭に場を和らげる質問があり、全体ににこやかだった一方、穏やかに鋭い質問をする面接官もいたという報告があります。
  7. 追質問チェーン率は8.3%(全国平均10.5%)。数だけ見ると平均以下ですが、実録では「どんな力→授業→時間→やりきれるか」と4段の深掘りが出ています。想定問答は一問一答ではなく「深掘りツリー」で作りましょう。
長野県が求める人物像(採用選考要項より)

「教育への情熱を持ち、私たちとともに ~個人と社会のウェルビーイングの実現~ を目指す人」

令和9年度長野県公立高等学校教員募集案内の冒頭に、「未来をひらく」という言葉とともに掲げられている一文です。ポイントは3つ。①教育への情熱 ②「私たちとともに」=チームで ③ウェルビーイング(個人と社会の両方)。
面接の評価の観点(意欲・人間性・協調性/創造性・社会性・専門性)は、この人物像に対応していると考えられます。志望動機・場面指導・模擬授業の回答を、この3つのどれかに着地させる意識を持つと、回答全体に一貫性が出ますよ!

また、『生徒指導提要(改訂版)』には現代の教育課題に合わせた生徒指導の在り方が書かれており、場面指導の回答を考えるうえで必読です。「探究的な学び」については『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総合的な学習の時間編』の探究のプロセスを、面接前に一度読み直しておきましょう。

よくある質問

Q. 二次に集団討論はありますか?

A. 令和9年度採用の高等学校教員選考の要項では、二次選考の試験項目は個人面接(模擬授業等を含む)・適性検査・書類審査で、集団討論・集団面接は載っていません。小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校の要項にも、独立した集団討論・集団面接の項目はありません。過年度の特別支援学校の受験者からは集団討論の報告が1件あります。長野県教育委員会の発表で必ずご確認ください。

Q. 模擬授業は何分ですか? 黒板は使えますか?

A. 受験者報告では構想1分・実演2〜3分という例が複数あります。中学校の受験者からは「黒板を使っても使わなくてもどちらでもよい」と指示があったという報告がありました。時間は年度・校種で変わる可能性がありますので、当日の指示に従ってください。

Q. 個人面接は何回ですか?

A. 高等学校教員選考は要項に「個人面接を2回実施します」と明記されています。ただし博士号取得者選考(SP④)とネイティブ英語教員選考(SP⑥)は3回(うち2回は模擬授業を主とした面接)、スポーツの技能や実績のある人を対象とした選考は原則3回(うち1回はスポーツ関連事項。SP④・SP⑥と組み合わせる場合は4回)です。小中特支の要項では、個人面接(模擬授業等を含む)は1回、スポーツ選考はスポーツ関連事項の面接を加え2回です。

Q. 小論文はどこで出ますか?

A. 令和9年度採用では、高校の一般選考(障がいのある人を対象とした選考を含む)の一次に小論文(600字以内・20点)があります。小中特支の要項には独立した小論文はなく、出願時の課題作文200字程度が記載されています。高校でも受験区分によって試験項目が異なるため、該当区分で確認してください。

■ 長野県の小論文(論作文)|過去5年の出題テーマと600字・800字の書き方

Q. 圧迫面接ですか?

A. 報告では雰囲気はにこやかで、冒頭に場を和らげる質問をしてもらえたという声があります。ただし「穏やかだけれど鋭く」——「本当に大丈夫ですか」「それでもやっていけますか」「やりきれますか」と、覚悟を確かめる質問は来ます。詰められていると受け取らず、具体的な行動で返すと落ち着いて答えられます。

深掘り質問の代表格「もし、今年の教採で落ちたらどうしますか?」への答え方は、実演動画で確認できます。

Q. 「補欠合格」になったらどうなりますか?

A. Hは補欠合格です。令和9年度採用のSK①Aでは、前年度に補欠合格者又は合格者となり、高校は同一教科、小中特支は同一校種・教科を志願する方を対象に一次選考を免除します。二次には個人面接等があり、中学校の対象教科は実技もあります。翌年度の取扱いはその年度の要項で確認してください。

■ 長野県の特別選考「信州3S選考」と一次免除ルート|補欠合格者・講師経験者・社会人・加点制度

面接の手応えが気になる方へ

長野県は二次選考が8月上旬、採用予定者発表が8月下旬。待つのは3週間ほどですが、その間は「あの答えでよかったのか」と何度も面接を再生してしまう時期です。面接官の反応の読み方と、手応えがなくても受かる理由はこちらの記事にまとめています。

■ 面接官の合格サイン・不合格サイン|手応えがボロボロでも受かる理由

また、模擬授業のある他の自治体と併願する方は、全国版の模擬授業対策もあわせてどうぞ。

■ 教員採用試験の模擬授業対策

この記事では、受験者の皆さんからの情報提供と、公刊過去問の情報をそれぞれ参照しています。ご協力くださった皆さん、本当にありがとうございます。応援しています!

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