【教員採用試験】京都府の倍率|令和9年度採用の最終結果と6年間の推移(校種別・教科別)

こんにちは、金井志津乃です! 

京都府の教採って、倍率が急に下がってるって聞いたんですが本当ですか? でも養護教諭は10倍近いって……どういうこと?

本当です! 京都府の採用予定人数は令和5年度の370名から令和9年度の540名程度に増え、同期間の全体倍率は3.7倍から2.5倍に下がりました。ただし校種で見ると特別支援1.8倍〜栄養教諭8.0倍まで開きがあります。教育委員会の公表資料6年分から、数字の裏側まで読み解いていきますね!

この記事では、京都府公立学校教員採用選考試験の倍率について、令和9年度採用(2026年夏実施)の志願・第1次試験・最終結果と令和4年度からの6年間の推移を、校種別・教科別・選考種別にまとめます。

なお、京都市立学校の教員採用は京都市教育委員会が完全に別で実施しています。この記事の数字はすべて京都府(京都市立学校を除く)のもので、京都市分は含まれていません。

この記事の根拠

  • 数字はすべて京都府教育委員会が公表した資料(各年度の「実施状況」広報資料・志願状況・受験状況(教科別)・第2次試験の受験資格を得た者)から集計。当ブログの集計・算出値には、その旨を明記しています。
  • 令和9年度採用の第2次受験資格者897人は、公表された受験番号一覧を当ブログで数えたものです(教委の公表資料では人数を確認できませんでした)
  • 面接で「実際に聞かれた質問」は別記事にまとめています →京都府の個人面接|受験者4名の実録と5年間の出題傾向(一次・二次で2回+教育実践力テスト)
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
この記事の倍率の定義(京都府は2種類あります)
  • 実施状況の倍率=受験者数÷名簿登載者数(選考終了後、9月中旬に公表される広報資料の定義)
  • 志願状況の倍率=志願者数÷採用予定人数(試験前、5月ごろに公表される資料の定義)

京都府はこの2つを使い分けています。定義が違うのでそのまま比較すると誤解します。この記事では表ごとにどちらを使ったか必ず明記します。

30秒でわかる|京都府の倍率のポイント
  • 令和8年度採用(2025年夏実施)の全体倍率は、発表時点で2.6倍(受験1,443人・名簿登載549人。翌年の資料の前年度欄では名簿登載566人・2.5倍に更新)。令和9年度採用は2.5倍(受験1,357人・名簿登載551人)で、発表時点どうしの比較では6年間で最も低い水準です。
  • 下がった理由は、志願者・受験者の減少と名簿登載者数の増加の両方です。採用予定人数は、370名(令和5・6年度)→400名→500名→540名程度(令和9年度)。
  • 校種差が大きい:令和8年度は(発表時点で)特別支援1.7倍・小学校2.0倍・中学校2.5倍・高校3.5倍、養護教諭5.3倍・栄養教諭31.0倍(翌年の資料の前年度欄では小学校1.9倍・中学校2.4倍・高校3.4倍に更新)
  • 名簿登載者数は「あとから増える」。令和7年度採用は当初456人 → 翌年の資料では502人(追加合格の運用とみられます)。
  • 令和9年度採用は採用予定540名程度・志願1,477人・受験1,357人・名簿登載551人・倍率2.5倍(受験者数÷名簿登載者数・教委の公表値)。第2次試験の結果(受験番号)は9月16日(水)に発表、人数・倍率の実施状況は9月30日に教委ホームページに掲載されました。
  • 大学推薦特別選考が強い:令和8年度は志願175人のうち122人が名簿登載(うち「教師力養成講座」修了者65人)
お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

令和9年度採用(2026年夏実施)|志願状況と第1次試験の結果

京都府教育委員会が公表した志願状況と、教科別の受験状況です。採用予定540名程度に対して志願者1,477人(志願倍率2.7倍)、第1次試験の受験者は1,357人・受験率91.9%でした。

区分採用予定志願者第1次受験者受験率志願倍率
小学校・特別支援学校小学部165名程度353人323人91.5%2.1倍
中学校・特別支援学校中学部180名程度406人379人93.3%2.3倍
高等学校・特別支援学校高等部135名程度479人440人91.9%3.5倍
特別支援学校50名程度100人90人90.0%2.0倍
養護教諭10名程度98人86人87.8%9.8倍
栄養教諭若干名24人24人100.0%—
障害者特別選考若干名6人5人83.3%—
スペシャリスト特別選考若干名5人4人80.0%—
セカンドキャリア教科専門特別選考若干名6人6人100.0%—
合計540名程度1,477人1,357人91.9%2.7倍

※志願倍率=志願者数÷採用予定人数(教委「志願状況」の定義)。
出典:京都府教育委員会「令和9年度京都府公立学校教員採用選考試験 志願状況」「教員採用選考試験受験状況(教科別)」

令和9年度採用|教科別の志願者・第1次受験者

京都府は教科別の志願者数・受験者数を公表しています(本記事で使った年度の資料で確認)。自分の教科の状況を確認してください。

中学校・特別支援学校中学部志願者(R9)第1次受験者(R9)志願者(R8)
国語44人39人48人
社会117人110人113人
数学41人40人45人
理科28人27人32人
音楽11人10人17人
美術12人10人10人
保健体育109人106人100人
技術4人4人8人
家庭4人4人4人
英語36人29人49人
計406人379人426人
高等学校・特別支援学校高等部志願者(R9)第1次受験者(R9)志願者(R8)
国語55人54人63人
地理歴史・公民108人100人117人
数学50人46人48人
理科47人39人43人
保健体育99人93人112人
音楽5人5人9人
美術10人10人8人
書道16人16人—(募集なし)
英語42人39人49人
家庭7人6人3人
情報19人15人16人
農業6人6人5人
工業5人3人2人
商業4人3人3人
水産1人1人1人
福祉5人4人—(募集なし)
計479人440人479人

※出典:京都府教育委員会「教員採用選考試験受験状況(教科別)」。
この表の志願者数には社会人経験者特別選考の志願者が校種ごとに含まれるため、実施状況の校種別数値とはわずかに差が出ます(令和8年度は小3人・中4人・高4人の計11人)。高校では書道(16人)と福祉(5人)が令和9年度に再び募集されました(令和8年度採用は募集なし、令和7年度採用は書道・福祉とも募集あり)。

第2次試験に進んだのは897人(当ブログ集計)

京都府教育委員会は第1次試験の結果を「第2次試験の受験資格を得た者」の受験番号一覧で公表しており、人数そのものは、公表資料では確認できませんでした。当ブログで数えたところ、合計897人でした。

区分第1次受験者第2次受験資格者(当ブログ集計)採用予定
小学校323人274人165名程度
中学校379人248人180名程度
高等学校440人253人135名程度
特別支援学校90人75人50名程度
養護教諭86人28人10名程度
栄養教諭24人10人若干名
障害者特別選考5人3人若干名
スペシャリスト特別選考4人2人若干名
セカンドキャリア教科専門特別選考6人4人若干名
合計1,357人897人540名程度

※第2次受験資格者数は、京都府教育委員会が公表した受験番号一覧を当ブログで数えたものです。京都府には「前年度追加合格候補者はすべての第1次試験を免除」などの制度があるため、第1次試験を受験していない方がこの人数に含まれている可能性があります。第1次受験者数との割り算は目安としてご覧ください。

採用予定540名程度に対して、第2次に進んだのが897人。単純に見れば二次の倍率はおよそ1.7倍——ただし京都府は令和4〜9年度採用の6年間、採用予定を上回る人数を名簿登載しています(令和8年度は500名予定に対し、発表時は549名)。ここでの1.7倍は、第2次受験資格者数を採用予定人数で割った目安であり、第2次受験者数と実際の名簿登載者数による倍率ではありません。

令和9年度採用の最終結果|名簿登載551人・倍率2.5倍

令和9年度採用の第2次試験の結果は令和8年9月16日(水)に名簿登載者の受験番号で発表され、人数・倍率の入った「実施状況」が9月30日に京都府教育委員会のホームページに掲載されました。全体で志願1,477人・受験1,357人・名簿登載551人・倍率2.5倍(受験者数÷名簿登載者数・教委の公表値)です。前年(令和8年度採用・発表時2.6倍)から少し下がりました。受験者が1,443人→1,357人(約6%減)に減った一方、名簿登載は549人→551人とほぼ同数だったためです。

校種(令和9年度採用)採用予定志願者受験者名簿登載者倍率
小学校・特別支援学校小学部165名程度353人323人165人2.0倍
中学校・特別支援学校中学部180名程度406人379人175人2.2倍
高等学校・特別支援学校高等部135名程度479人440人143人3.1倍
特別支援学校50名程度100人90人49人1.8倍
養護教諭10名程度98人86人13人6.6倍
栄養教諭若干名24人24人3人8.0倍
合計540名程度1,477人1,357人551人2.5倍

※倍率=受験者数÷名簿登載者数(教委の公表値)。合計には、表にある校種別の名簿登載者に加えて、障害者特別選考・スペシャリスト特別選考・セカンドキャリア教科専門特別選考などの名簿登載者を含みます。なお同じ資料の前年度欄では、令和8年度採用の名簿登載者は566人(倍率2.5倍)に増えています(9月の発表時は549人・2.6倍。下の「名簿登載者数は『あとから増える』」を参照)。
出典:京都府教育委員会「令和9年度教員採用選考試験結果」(令和8年9月16日付広報資料)「令和9年度京都府公立学校教員採用選考試験 実施状況」(9月30日掲載)

■ 京都府の個人面接|受験者4名の実録と5年間の出題傾向(一次・二次で2回+教育実践力テスト)

6年間の推移|倍率4.0倍 → 2.5倍。受験者の減少と名簿登載者数の増加が重なった

教育委員会が毎年9月に公表する「実施状況」から、令和4年度採用(2021年夏実施)以降の推移をまとめました。倍率は教育委員会と同じ受験者数÷名簿登載者数です。

採用年度(実施)採用予定志願者受験者名簿登載者倍率
令和4年度(2021夏)420人1,961人1,857人459人4.0倍
令和5年度(2022夏)370人1,810人1,701人458人3.7倍
令和6年度(2023夏)370人1,748人1,648人446人3.7倍
令和7年度(2024夏)400人1,622人1,542人456人3.4倍
令和8年度(2025夏)500人1,548人1,443人549人2.6倍
令和9年度(2026夏)540名程度1,477人1,357人551人2.5倍

※倍率=受験者数÷名簿登載者数(教委「実施状況」の定義)。令和4年度採用の数値は令和5年度採用PDFの前年度比較欄から。令和9年度採用は「令和9年度京都府公立学校教員採用選考試験 実施状況」(令和8年9月30日掲載)の値です。
出典:京都府教育委員会「京都府公立学校教員採用選考試験の結果について」各年度版、「令和9年度 志願状況」「受験状況(教科別)」

ポイントは3つです。①志願者は5年で約480人減少(1,961→1,477人)。②一方で採用予定は420人→540名程度へ拡大——特に令和8年度は前年比+100人という大幅増でした。③その結果、倍率は4.0倍から2.5倍へ(令和9年度採用)。京都府は、志願者・受験者が減る一方で、採用予定と名簿登載者数が増えたことで倍率が下がっています。

校種別の倍率推移(令和4年度〜8年度採用)

区分R4R5R6R7R8
小学校・特別支援学校小学部3.02.63.02.52.0
中学校・特別支援学校中学部5.84.54.33.72.5
高等学校・特別支援学校高等部4.74.84.34.13.5
特別支援学校2.42.32.32.11.7
養護教諭5.57.37.29.05.3
栄養教諭8.34.314.516.531.0
合計4.03.73.73.42.6

※単位は「倍」(受験者数÷名簿登載者数)。R4=令和4年度採用(2021年夏実施)…R8=令和8年度採用(2025年夏実施)。R8は発表時(2025年9月)の数値で、翌年の資料の前年度欄では小学校1.9・中学校2.4・高校3.4・合計2.5に更新されています。
出典:京都府教育委員会「京都府公立学校教員採用選考試験の結果について」各年度版

採用予定人数の推移R4R5R6R7R8R9
小学校・特別支援学校小学部120120140150180165程度
中学校・特別支援学校中学部75807080120180程度
高等学校・特別支援学校高等部150110105110135135程度
特別支援学校655050505050程度
養護教諭10105101510程度
合計420370370400500540程度

小学校:志願者は491人(R4)→353人(R9)と3割近く減った一方、採用予定は120人→165名程度へ。倍率は3.0倍→2.0倍と着実に下がっています。

中学校:変化が最も大きい区分です。R4は5.8倍でしたが、採用予定が70人(R6)→180名程度(R9)へ2.5倍以上に増加。R8の倍率は2.5倍まで下がりました。令和9年度は採用予定が中学校で最多になっています。

高校:4〜5倍台が続いてきましたが、R8で3.5倍まで低下。ただし小・中・特別支援を含む学校種の中では最も高い水準です(養護教諭5.3倍・栄養教諭31.0倍はさらに上)。R9では書道・福祉の募集が再開されました。

特別支援学校:R8で1.7倍——受験84人に対し名簿登載50人と、倍率では全校種で最も低い区分です。しかも「幼稚園・小学校・中学校・高等学校のいずれかの普通免許状を所有又は令和9年3月31日までに取得見込みであれば、特別支援学校教諭免許状を持っていなくても受験可能(採用後3年以内に取得することが条件)」という要件緩和があります。

養護教諭・栄養教諭:志願者はほぼ一定なのに、採用予定が5〜15人(養護)、若干名(栄養)と年によって変わるため、倍率が乱高下します。特に栄養教諭はR5の4.3倍からR8の31.0倍まで動いています。この区分は「今年の採用予定人数」を真っ先に確認してください。

京都府の倍率は「志願者の増減」より「採用予定人数の増減」の影響が大きいと考えられます。倍率の数字だけを見て一喜一憂するより、自分の校種・教科で何人採るのかを見るほうが、はるかに正確に状況をつかめますよ!

教科別の倍率|令和8年度採用(2025年夏実施)

京都府は教科別の志願者・受験者・名簿登載者をすべて公表しているため、教科別の倍率まで算出できます(教委と同じ「受験者数÷名簿登載者数」で当ブログが計算)。

中学校・特別支援学校中学部志願者受験者名簿登載者倍率
国語47人44人22人2.0倍
社会112人107人24人4.5倍
数学44人44人23人1.9倍
理科32人29人20人1.5倍
音楽17人15人10人1.5倍
美術10人9人6人1.5倍
保健体育100人99人27人3.7倍
技術7人7人7人1.0倍
家庭4人2人2人1.0倍
英語49人47人21人2.2倍
計422人403人162人2.5倍
高等学校・特別支援学校高等部志願者受験者名簿登載者倍率
国語61人56人22人2.5倍
地歴公民115人106人16人6.6倍
数学48人45人18人2.5倍
理科43人41人16人2.6倍
保健体育112人105人19人5.5倍
音楽9人8人2人4.0倍
美術8人7人4人1.8倍
英語49人44人20人2.2倍
家庭3人3人2人1.5倍
情報16人15人1人15.0倍
農業5人5人3人1.7倍
工業2人1人1人1.0倍
商業3人3人1人3.0倍
水産1人1人1人1.0倍
計475人440人126人3.5倍

※教科別の倍率は、教委が公表した志願者・受験者・名簿登載者から当ブログが算出(受験者数÷名簿登載者数)。
出典:京都府教育委員会「令和8年度京都府公立学校教員採用選考試験 実施状況」(2025年9月19日)

同じ中学校でも社会4.5倍・保健体育3.7倍に対し、技術・家庭は1.0倍(受験者全員が名簿登載)。高校では地歴公民6.6倍・保健体育5.5倍が厳しく、情報は15.0倍(受験15人に対し登載1人)でした。「校種の倍率」ではなく「教科の倍率」で見る——これが京都府を読むコツです。

技術・家庭が1.0倍というのは、裏を返せば免許を持っている人が少ない面があると考えられます。令和9年度採用の京都府は「中学校技術の免許所有者は専門で+5点(技術以外の中学校志願者が対象)」「中学校家庭の免許所有者は+5点(家庭以外の中学校志願者が対象)」という加点制度も設けています(加点の一覧はこちら)。

名簿登載者数は「あとから増える」|追加合格の運用に注意

京都府の倍率を読むときにいちばん気をつけたいのがここです。その年の9月に公表される名簿登載者数と、翌年の資料に載る「前年度」の名簿登載者数が違うことがあります。

令和7年度採用(2024年夏実施)当該年度の公表(2024年9月)翌年の資料の前年度欄(2025年9月)
小学校・特別支援学校小学部169人(2.5倍)186人(2.3倍)
中学校・特別支援学校中学部107人(3.7倍)115人(3.5倍)
高等学校・特別支援学校高等部115人(4.1倍)131人(3.6倍)
特別支援学校51人(2.1倍)56人(1.9倍)
合計456人(3.4倍)502人(3.1倍)

差は46人。令和8年度採用の広報資料の見出しが「昨年度より47名増の549名を名簿登載」となっていることからも、教育委員会が比較対象としているのは502人のほうだと分かります。

京都府の実施要項には、「追加合格」の制度が明記されています。第2次試験の結果通知時に「追加合格候補者」に該当する旨が通知され、合格となる場合は令和8年12月31日までに通知されます(令和9年度採用の場合)。この運用によって、9月の発表後も名簿登載者が増えていくとみられます。

つまり京都府では、9月の発表で不合格でも「追加合格候補者」の通知が届けば、まだ終わりではないということ。しかも追加合格にならなかった場合でも、京都府内の公立学校で翌年4月から常勤講師として任用することが内定します(要項に明記)。9月の結果だけで進路を決めてしまわないでくださいね。

名簿に載ったあと|採用・延長・任期付職員のしくみ

名簿登載=採用ではない第2次試験合格者は「採用候補者名簿」に登載されます。要項には「登載は採用を約束するものではなく、教員採用の必要が生じた場合、順次この名簿の中から、健康診断の結果、支障のない方を採用します」と明記。
採用予定日・名簿の有効期間採用予定日は令和9年4月1日、名簿の有効期間は令和10年4月1日まで(令和9年度採用の場合)
名簿登載期間の延長合格した校種等・教科と同一の専修免許状取得のため大学院等に進学・在籍する場合、また社会人経験者特別選考B区分(教員免許取得猶予)で合格した場合は、登載期間を令和11年4月1日まで延長できます
受験した校種と違う校種になることも要項に「受験した校種とは異なる校種に採用される場合があります」と記載。要項の大学推薦特別選考の欄には、名簿登載は小学校・中学校・高等学校の区分で行われ、配属は所有免許状と欠員の状況に応じて決定すると記載されています。他の選考区分の扱いは、必ず当該年度の実施要項で確認してください。
一次合格・二次不合格の場合「任期付職員」の採用候補者としての基準を満たすものとして、令和8年度末に実施する「任期付職員採用選考試験」の筆記試験・面接試験が免除されます(希望制・志願書で選択)。任期付職員としての採用には、別途その採用選考への応募・名簿登載が必要です
名簿登載者数>受験者数のことも実施状況(令和5年度採用版)の注記に「名簿登載者数には第2希望による合格者を含むため、志願者数・受験者数より多くなる場合がある」とあります(教科別の表を見るときの注意点)

※出典:京都府教育委員会「令和9年度京都府公立学校教員採用選考試験実施要項」

特別選考・一部試験免除の実態|大学推薦は名簿登載者の多いルート

京都府の倍率を読むうえで見落とせないのが、大学推薦特別選考の存在感です。令和8年度採用では、志願者1,548人のうち175人が大学推薦(うち「教師力養成講座」修了者78人)で、そのうち122人が名簿登載されました。

令和8年度採用(内数)志願者受験者名簿登載者
大学推薦特別選考(教師力養成講座修了者を含む)175人172人122人
 うち京都府「教師力養成講座」修了者78人78人65人
北部採用枠159人155人56人
小中連携推進枠24人24人8人

※北部採用枠・小中連携推進枠・大学推薦特別選考はすべて合計の内数です。「教師力養成講座」は京都府が実施する講座で、その修了者に係る大学推薦特別選考は大学推薦の内数。
出典:京都府教育委員会「令和8年度京都府公立学校教員採用選考試験 実施状況」

さらに京都府には大学3年生等チャレンジ選考があります。大学3年生・大学院1回生が本番と同じ第1次試験(小論文・教職教養・専門・個人面接)のうち、出願時に選んだ試験を受験し、基準を満たせば翌年度の採用試験で該当科目の免除を希望できる(専門・個人面接は同一校種等・教科を受験する場合に限る)制度です。令和8年度実施は302人が志願・285人が受験(前年は269人志願)と、年々広がっています。

選考種別・一部試験免除12区分・加点13項目の要件と、ルート別の実績は専用記事で詳しく整理しています。

■ 京都府の特別選考と一部試験免除ルート|大学3年生等チャレンジ選考・大学推薦・講師特例・社会人・加点制度

倍率との付き合い方|「例年より高い」と感じたときに

ここまで見てきたように、京都府の倍率は「志願者の増減」より「採用予定人員」の影響が大きいと考えられます。つまり自分の力では変えにくい要因です。私自身は、倍率が高い年ほど「これで受かったらすごい」と前向きに捉えるようにしています。そのうえで、自分がコントロールできる準備に集中していきましょう。1分のショート動画にまとめています。

そして京都府のように面接が一次・二次で2回ある自治体では、筆記だけを積み上げても届きません。合格できない人には、校種ごとに傾向があります。

よくある質問

Q. 倍率が低い校種は「受かりやすい」と考えていい?

A. 半分は正しいです。令和8年度採用の特別支援学校(1.7倍)や小学校(発表時2.0倍。翌年の資料では1.9倍)は数字のうえでは門戸が広く、中学校の技術・家庭は1.0倍(受験者全員が名簿登載)でした。ただし京都府は第1次試験にも個人面接があるため、第1次個人面接の免除対象でない方は、筆記だけで通過することはできません。倍率が低くても、面接の準備は必要です。

Q. 第2次試験だけの倍率は分かりますか?

A. 京都府教育委員会の公表資料では、第2次試験の受験者数は確認できませんでした(実施状況に載るのは志願者・受験者・名簿登載者の3つ)。そのため二次だけの正確な倍率は算出できません。ただし第1次試験の結果は「第2次試験の受験資格を得た者」の受験番号一覧で公表されるので、当ブログではその人数を数えて目安として掲載しています(令和9年度採用は897人)。

Q. 一次の合格ラインは公表されていますか?

A. 一律の合格ラインは公表されていませんが、京都府は結果通知が非常に丁寧です。要項には「合否にかかわらず、試験の種類別の得点および合格基準点を含む試験結果を受験者全員に送付します」と明記されています。つまり自分の得点と基準点の両方が分かるということ。不合格だったとしても、次の受験に向けた作戦を立てやすい自治体といえます。

Q. 補欠はありますか?

A. 「補欠」という名称ではなく「追加合格候補者」という制度があります。第2次試験の結果通知時に該当者へ通知され、追加合格となる場合はその年の12月31日までに連絡が入ります。追加合格とならなかった場合でも、京都府内の公立学校(京都市立を除く)で翌年4月から常勤講師として任用することが内定します。さらに、前年度の追加合格候補者はすべての第1次試験が免除されます(令和9年度採用の要項では、令和8年度採用の追加合格候補者が同一の校種等・教科を受験する場合)。令和10年度採用の扱いは、要項の公開後にご確認ください。

Q. 最終的な結果はいつ確定しますか?

A. 京都府教育委員会は、近年は9月中旬〜下旬に「教員採用選考試験の結果について」(実施状況の表つき)を公表しています(令和8年度採用分は2025年9月19日、令和9年度採用分は人数・倍率の入った実施状況が2026年9月30日に掲載)。令和9年度採用は令和8年9月16日(水)に名簿登載者の受験番号が発表され、人数・倍率が入った実施状況は9月30日に教委ホームページに掲載されました(名簿登載551人・倍率2.5倍)。

Q. 京都市の学校を受けたい場合は?

A. 京都市立学校の教員は、京都市教育委員会が別に採用試験を実施しています。この記事の数字は京都府(京都市立学校を除く府内全域)のもので、京都市分は含まれていません。京都府の実施要項にも「この選考試験は、京都市立学校の教員を希望する方は該当しません」と明記されています。

この記事は受験者の皆さんの報告で育ちます

倍率は公表資料で追えますが、「実際に面接で何を聞かれたか」「模擬授業でどんな単元が出たか」「小論文に何が出たか」は受験した方の報告でしか集まりません。京都府を受験された方は、ぜひ、これから受験する方のために教えてください。ご報告いただいた方には、お礼に「合格発表のあとどうなる?」ガイド(PDF)をお渡ししています。

■ 教採 過去問データベース|受験報告フォーム

■ 京都府の小論文|過去の出題テーマと40分の書き方
■ 京都府のプレゼンテーションシートの書き方|面接で深掘りされる記載内容を実録から逆算

あわせて見たい動画

\登録無料/ 京都府対策をもっと深く

この記事のような公表データと実際の受験者情報をもとにした教採対策を、メルマガ&LINEでさらに詳しくお届けしています! いま登録すると、メルマガ・セミナー・過去問を含む豪華11大特典をプレゼント中です。

  • 【多数の合格者が愛読】教採メルマガ
  • 一発合格を勝ち取る極意セミナー
  • 【6ヶ月で合格する】ロードマップセミナー ←次の受験に向けた計画づくりに◎
  • 【厳選】面接質問TOP50
  • 【早期登録者限定】シークレット特典
  • あなたに必要な対策診断 ←自分の校種・状況に合わせて◎
  • 教採に受かる人の15の習慣
  • 【無料版】教員採用試験必勝ノート
  • 【全国版】集団討論過去問
  • 【全国版】小論文テーマ集
  • 【全国版】場面指導テーマ集

「メルマガ登録」&「LINE友だち追加」ですぐに受け取れます

YouTubeでも教採対策を発信しています! ■金井志津乃のYouTubeチャンネル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次