【教員採用試験】広島県・広島市の個人面接|実録3年分・受験者9名の質問と5年間の出題傾向(二次は模擬授業面接+個人面接)

こんにちは、金井志津乃です! 

広島県と広島市って一緒に試験をするんですよね? 二次って個人面接だけですか? あと「県と市、どっちが希望?」って聞かれるって本当ですか……?

本当です! 広島は県と市が共同で1つの試験を実施していて、二次は「模擬授業面接」と「個人面接」の2本立て=面接が2回あります。教諭の対象校種・教科等と養護教諭では、教科等実技も実施します。そして「なぜ市ではなく県なのか」は実録でも公刊でも繰り返し出ている、広島ならではの質問ですよ!

この記事では、広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験第2次選考試験の個人面接について、実際に受験した方々からご提供いただいた「生の質問」3年分をもとに、内容・流れ・傾向と対策をまとめます。

この記事の根拠

  • 令和9年度採用(2026年夏実施)の受験者報告1件を追加収録
  • 令和6年度〜8年度採用(2023〜2025年夏実施)の受験者9名・23件の実録を年度別・校種別に収録(すべて無料で読めます)
  • 過去5年分(令和4年度〜8年度採用・広島県・広島市の453問)の出題傾向を独自に集計・分析——広島で出題されやすい質問の傾向が、過去5年分のデータから分かります
  • 日程・試験項目・主な評価項目・配点・倍率は令和9年度採用の実施要項および両教育委員会の公表資料と照合済み
  • 執筆:金井志津乃(高校地歴の教員採用試験に新卒合格・高校教員として6年半勤務・教採スクール「教員の学校」運営・YouTubeチャンネル登録者1.7万人・大学講演・教採専門誌「教員養成セミナー」への執筆経験)
令和9年度採用(2026年夏実施)|選考の日程

受付期間:4月6日(月)〜5月7日(木)17:00(電子申請)
第1次選考試験:7月11日(土)(一般選考・大学3年生等チャレンジ受験・障害者選考・臨時的任用等教職経験者・グローバル人材【外国人留学生等】・大学等推薦)/7月12日(日)(社会人特別選考および臨時的任用等教職経験者特別選考)
第1次選考試験結果等通知:7月31日(金)(ホームページに公開および結果通知書を発送)
第2次選考試験:8月18日(火)〜20日(木)のうち2日もしくは3日
現職教員特別選考/グローバル人材特別選考【教職経験者】:8月22日(土)
最終結果等通知:9月25日(金)(発表済み。ホームページに公開および結果通知書を発送)

一次の結果発表から二次まで18日。しかも二次は「3日間のうち2日もしくは3日」と、複数日にわたる可能性があります。令和9年度採用では、集合日時・会場は7月31日発送の結果通知書に記載されました。そのため、発表を待たずに準備を始めておくことをおすすめします。※令和10年度採用の日程は、令和10年度採用の実施要項でご確認ください(令和9年度採用の要項では受付開始が4月6日でした)。
出典:令和9年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験実施要項

お読みいただく前に

この記事は各自治体の実施要項等をもとに記載しています。ただし、日程や制度の変更、こちらの見落としがないとは言い切れません。最後は必ず、各自治体の実施要項をご自身でご確認ください。

目次

二次試験の形式|30秒でわかる基本情報

実施主体広島県教育委員会と広島市教育委員会が共同で実施。試験は1つで、出願も1回。名簿は県・市それぞれに分かれて登載されます。
二次の試験項目①教科等実技(対象の校種・職種・教科等のみ/養護教諭は全員)②模擬授業面接(学習指導案作成を含む)③個人面接の3つ(実施要項)
模擬授業面接当日提示する資料に沿って学習指導案を作成し、児童生徒を想定した授業若しくは場面指導を行った後、個人面接を実施(実施要項の原文)。教諭・養護教諭・栄養教諭すべてが対象。
個人面接受験者1人につき1回実施(一般選考など第2次選考試験を受ける区分の場合。現職教員・グローバル人材【教職経験者】は8月22日に2回実施。実施要項)。模擬授業面接とは別枠なので、二次では面接を合計2回受けることになります。
面接官の人数実録では個人面接は2名、模擬授業面接は3名(生徒役を兼ねる)という報告。公刊5年分の形式メモでも「面接官2人」が最多です。
時間実録では模擬授業15分+面接20分程度という報告が複数。公刊の形式メモでは15分・20分・25分・30分・40分と幅があり、校種・年度・選考区分で異なると考えてください。
質問の元ネタ出願時に電子申請で入力する「自己アピール・教職実績報告」(800字+400字)(書き方はこちら)と、職歴・免許・県市の希望などの出願内容
第1次の配点令和9年度採用の一般選考では、教職に関する専門教育科目50点/教科・養護・栄養に関する専門教育科目各200点(実施要項。社会人・臨時的任用等の特別選考は第1次が個人面接、大学等推薦は教科のみ200点)。二次の配点は、実施要項に記載がありません。
小論文令和9年度採用の実施要項には記載がありません(一次・二次とも試験項目に含まれていません)。公刊過去問DBにも広島の小論文は0件でした。

広島対策の大きなポイントのひとつは、「二次で面接が2回ある」ことです。1回は模擬授業の直後に行う授業・教科についての面接、もう1回はあなた自身についての個人面接。実録にも「模擬授業面接の後、自分に関する面接」という記録がはっきり残っています。

面接よくある構成(実録より)対策の軸
模擬授業面接指導案作成(30分)→模擬授業(10〜20分)→そのまま教卓前に着席して、面接官3人との面接(20分程度)。授業のねらい・この後の展開・評価の付け方・つまずいた子への支援→教科の志望理由→生徒指導。「なぜその発問か」「なぜその教材か」を全部言語化する(詳しくはこちら)
個人面接志望動機→なぜ県(市)か→教育施策を踏まえた教育観→経歴・免許・長所短所→子ども観・学級経営→不祥事→保護者対応→勤務地・併願の確認「自己アピール・教職実績報告」の全項目に深掘りツリーを用意する

つまり「授業について語る自分」と「人柄を語る自分」の2つを用意しておくことをおすすめします。当日の入室から退室までの流れは、こちらの実演動画が一番早いですよ!

二次試験の「主な評価項目」(実施要項より)

広島は試験項目ごとに評価項目を実施要項で公開しています。回答を考えるときのヒントになります。

模擬授業面接

  • 児童生徒の考えを引き出す発問ができ、専門的な知識・技能など十分な指導力をもっている
  • 児童生徒を引き付ける表情、動作ができるなど表現力が豊かである
  • 児童生徒に共感的、受容的な対応ができる

個人面接

  • 児童生徒に対する愛情、教育に対する熱意、意欲等をもっている
  • 自ら進んで事にあたり、より効果的に行おうとする意思がある
  • 組織の中で自己の役割を認識し、良好な人間関係を築くことができる

注目してほしいのは個人面接の3つ目、「組織の中で自己の役割を認識し、良好な人間関係を築くことができる」です。実録にも「人間関係で困ったことはなかったか」「先生と協力する上で大切なことは」といった質問が並んでいます。一人で頑張る人ではなく、チームで動ける人が見られていると考えられます。
出典:令和9年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験実施要項

広島県・広島市の倍率|令和9年度採用の志願状況と一次結果

両教育委員会が公表した令和9年度採用(2026年夏実施)の志願状況です。全体では志願者2,744人・採用見込人員1,085人程度、倍率2.5倍でした(大学3年生等チャレンジ受験の志願者964人を除く)。

校種・職種志願者採用見込人員(県+市)倍率前年度
小学校教諭820人340人程度(県230+市110)2.4倍2.3倍
中学校教諭799人390人程度(県265+市125)2.0倍2.4倍
高等学校教諭654人207人程度(県180+市27)3.2倍3.0倍
特別支援学校教諭159人115人程度(県95+市20)1.4倍2.0倍
養護教諭273人33人程度(県26+市7)8.3倍8.0倍
栄養教諭39人若干名(県のみ)——
計2,744人1,085人程度2.5倍2.7倍

※この表の倍率=志願者数÷採用見込人員(教育委員会の公表値)。
出典:広島県教育委員会・広島市教育委員会「令和9年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の志願者状況について」(2026年6月26日)、令和9年度採用 実施要項

第1次選考試験の結果(7月31日発表)

7月31日に公表された第1次選考試験合格者の受験番号一覧を、校種・教科別に集計しました。合計805人(小学校197・中学校300・高等学校181・特別支援学校92・養護教諭32・栄養教諭3)が第2次選考試験の受験資格を得ています(合計は10月公表の詳細結果の第1次合格者数805人と一致します)。あわせて、大学3年生等チャレンジ受験の合格者は410人(小学校205・中学校121・高等学校55・特別支援学校27・養護教諭2)でした。

※合格者数は当ブログが受験番号一覧を数えた集計値です。10月に公表された詳細結果の区分表では、第1次合格者805人に第1次選考免除者・昨年度の大学3年生等チャレンジ受験合格者は含まれていないことが確認できます。最終選考の受験者数は1,335人(別日程の現職教員特別選考53人・グローバル人材特別選考【教職経験者】1人を含む)で、第1次合格者805人とは別の数字です。
出典:広島県教育委員会・広島市教育委員会「令和9年度 第1次選考試験合格者受験番号」(2026年7月31日)

広島でぜひ知っておいてほしいのは、二次に進んだあとの合格率の高さです。令和9年度採用は最終選考受験者1,335人に対して名簿登載者922人——約1.4倍、およそ7割が名簿に登載されています。令和5〜9年度採用の5年間、ずっと1.4倍前後です。つまり広島は、「一次が大きな関門で、二次は落とす試験というより見極める試験」と当ブログでは読んでいます(ただし一次免除者の登載率は低めです)。だからこそ、模擬授業と面接で「一緒に働きたい」と思われるかが大切だと考えています。

令和9年度採用の最終結果は2026年9月25日(金)に発表されました。県市合同で志願2,744人・受験2,469人・名簿登載922人・倍率2.7倍(受験者数÷名簿登載者数・教委の公表値)で、前年の2.5倍から上がっています(名簿登載者が1,023人→922人に減ったため)。5年間の推移、校種別・教科別の詳しい数字は、倍率の専用記事にまとめています。

■ 広島県・広島市の倍率|令和9年度採用の志願状況と5年間の推移・校種別・教科別
■ 広島県・広島市の特別選考と一次免除ルート|大学3年生等チャレンジ受験・臨時的任用等・現職教員・加点制度

① 志望動機と「なぜ県なのか、なぜ市なのか」※広島の最重要質問

広島は県と市が共同で試験を行い、出願時に「広島県・広島市・どちらでもよい」のいずれかを選びます。この希望が面接の質問になったという報告があります。私たちが集計した公刊5年分でも、志望動機に関する質問の出現率はこの県の面接1,000問あたり57件(全国平均39件)と全国平均を上回りました。受験者の報告では、実際に以下のような質問がありました。

  • なぜ市ではなく県を希望しましたか。(小学校の複数年度で同趣旨の報告あり)
  • 広島県では個に応じた学びについて取り組んでいますが、それは広島市でも同じです。なぜ広島県が良いのですか。(令和7年度採用・小学校)
  • 広島県・広島市の志望動機は何ですか。
  • 教員を志した理由を教えてください。/なぜ教師になりたいのですか。/いつから教師になりたいと思ったのですか。→ そのきっかけは何ですか。
  • なぜ小学校を希望しましたか。/どうして特別支援学校なのですか。/あなたが中学社会を志望する理由は何ですか。
  • 広島の教育でよいと思うことは何ですか。
  • 他の自治体は受験していますか。/併願先はありますか。/他県他市の受験はしましたか。
  • 地元の自治体を受験しなかった理由は何ですか。(県外からの受験者への質問)
  • 最後に自己PRをしてください。

ここが広島の一番の山場です。「県と市で何が違うのか」を自分の言葉で説明できるか。出願要領には、県・市の希望は選考に影響することはないと明記されていますが、希望した理由が面接で問われるのは実録が示すとおりです。しかも実施要項には「各採用見込人員の3割の範囲内では希望を尊重する」とあり、それ以外の場合は、県の希望者が市の名簿に、市の希望者が県の名簿に登載されることがあるとされています。「どちらになっても、こういう教育がしたい」まで言えると、説得力が増すと考えています(当ブログの見方です)。

「あなたを採用するメリットは何ですか」という質問も公刊で繰り返し出ています。この質問は、長所や経験を並べるだけでは足りません。その自治体がどんな子ども・どんな社会を実現したいのかに接続して、自分の具体的な貢献を語る——ここに本気度が出ます。

② 教育施策・求められる教職員像を踏まえた教育観

広島は「教育施策を読んできたか」を確認する質問が出ている自治体です。実録・公刊の両方に、次のような質問が並びます。

  • 県の教育施策を読んで、具体的にどのような教育をしたいですか。(令和6年度採用・小学校)
  • 広島県・広島市の教育方針を述べてください。→(「新しい教育」という回答に対して)一例を挙げてください。(令和7年度採用・中学社会)
  • どんな学級を作りたいですか。
  • 目指す児童の姿を教えてください。(栄養教諭)
  • 教師のやりがいとは何ですか。→ なぜそう考えるのですか。
  • 子どもから学んだことは何ですか。
  • 特別支援学校のインクルーシブ教育はどのように実践しますか。(模擬授業面接内)

「教育施策を読んできましたか」ではなく「読んだうえで、あなたは何をするのか」を聞かれた報告があります。しかも回答に対して「一例を挙げてください」と具体化を求められた報告もあります(令和7年度採用・中学社会)。実施要項の冒頭に載っている「求められる教職員像」(記事後半で紹介)と、県・市それぞれの教育施策のキーワードを、自分の実践に落とし込んで準備してください。

③ あなた自身のこと|経歴・免許・長所短所の確認が丁寧

広島の個人面接でもう一つ目立つのが、出願内容の事実確認を1問ずつ丁寧に行われたという報告です。「圧迫」ではなく「確認」の質問と受け取れる報告が多いので、慌てずに事実を答えてください。

  • 所有免許状を教えてください。
  • これまでの経歴を教えてください。/職歴を述べてください。/現在の仕事について教えてください。/勤務先について教えてください。
  • 職歴に空白の期間がある理由を教えてください。/これまでの退職の時期について教えてください。
  • 出身学科では何を学ぶのですか。/教育実習について、何年生をもちましたか。/大学院への進学予定はないですか。
  • (受験教科以外の免許について)その教科を教えたいとは思わないのですか。/特別支援学校教諭免許状を取得した理由を教えてください。
  • 長所について教えてください。→ その長所を活かせることは何ですか。/自分の短所について教えてください。/自分の良さは何ですか。
  • これまでの講師経験で、何年生をもちましたか。→ 授業において力を入れたことは何ですか。
  • 地域貢献やボランティア活動をした経験はありますか。
  • (第1次に向けて)どうやって勉強しましたか。
  • 人間関係で困ったことはなかったですか。/年下の先輩教員から指導を受けることについてどう思いますか。
  • 苦労したことを教えてください。/これまでの実践のなかで一番心に残っている授業は何ですか。

公刊5年分でも、広島は「自己PR・長所短所」(1,000問あたり35件・全国平均32件)と「ストレス・メンタル」(31件・全国平均16件=約2倍)が全国平均を上回っています(自己PR・長所短所は全国平均との差が小さめです)。「ストレスは感じやすいですか、その対処法は」「これまで大きな病気をしたことはありますか」といった、長く働き続けられるかを確かめる意図と考えられる質問が出ています。

④ 子ども観・学級経営・生徒指導

  • 注意しても聞かない子どもにどう対応しますか。/子どもが問題行動を起こした時、どのように対応しますか。
  • いじめが起こった時、どのように対応しますか。また、その理由は何ですか。(「理由」まで聞かれたという報告があります)
  • 不登校の生徒へどう対応しますか。/発言が苦手な生徒へどう対応しますか。
  • 子どもたちは教師の見ていないところでルールに反したり、気持ちが暗くなるできごとに遭遇したりします。それは大丈夫ですか。また、大丈夫だと思う理由は何ですか。(令和7年度採用・小学校。広島らしい深掘り)
  • 褒めるのが大事とのことですが、褒めるところがない子はどうするのですか。(令和8年度採用・栄養教諭)
  • 「先生にしか言いたくない」と言って相談されたらどうしますか。
  • 生徒指導で大切にしたいことは何ですか。/生徒とのコミュニケーションの取り方を教えてください。
  • 先生と協力する上で大切なことは何ですか。
  • (栄養教諭)学校全体で食育を推進するためにどのようにしたいですか。/アレルギー対応について教えてください。/子どもの食の一番の課題は何ですか。
  • (中学校受験者の報告)特別支援学校での採用となった場合にやってみたい具体的な授業内容を教えてください。→ 期待することと不安に感じていることを教えてください。

広島の生徒指導系の質問では、次のような型が目立ちます(報告ベース)。「どう対応しますか」→「その理由は」。私たちの集計では、広島の追質問チェーン率は15.0%(全国平均 約10.5%)と高く、一問一答では終わらないことが多いようです。対応の中身より「なぜその順番で動くのか」を語れるようにしてください。生徒指導提要(改訂版)の考え方(たとえば発達支持的生徒指導の位置づけ)は、理由づけを考えるときの参考になります。

⑤ 服務・不祥事に関する質問 ※広島は全国平均の2倍以上

ここが広島のもう一つの特徴です。私たちが集計した公刊5年分で、体罰・服務・不祥事に関する質問の出現率は、広島の面接1,000問あたり49件——全国平均22件の2倍以上でした。実録でも複数の年度・校種で出題されています。

  • 教員の不祥事について、なぜ起こるのですか。→ それを防ぐためにはどうすればよいですか。(令和6年度採用・小学校)
  • 自分自身、何か不祥事を起こしてしまいそうなことはないですか。(令和6年度採用・小学校。自分事で語らせる質問)
  • 不祥事について教えてください。(令和7年度採用・特別支援学校)
  • (公刊の傾向・要旨)不祥事の具体例、問題点、防止策、体罰に対する考え。

広島の不祥事質問は「原因→対策→自分事」の3段階で聞かれた報告があります(令和6年度採用・小学校)。特に「自分自身、何か起こしてしまいそうなことはないですか」は答えにくいですが、「私は大丈夫です」で終わると、信頼を得にくいと考えられます。SNS・私的な連絡先の交換・情報の持ち帰り・感情的な指導——自分ならどこに落とし穴があるかを1つ挙げ、だから何をするかまで用意しておきましょう。公刊には「保護者にLINEで連絡したいと言われたらどうしますか」という質問も残っています。

⑥ 保護者対応・勤務地・配属の確認

  • 保護者への対応をどうしますか。/保護者対応をどのように行いますか。
  • これまでの教職経験で、保護者から訴えはなかったですか。→ それに対してどのように対応しましたか。(模擬授業面接内・小学校)
  • 勤務地が自宅から遠方の場合はどうしますか。(令和6年度採用・中学校)
  • 現住所の確認。/これまでの受験の状況について。

広島県の名簿に登載された場合の配属地域は、実施要項に記載がありません。県内各地へ赴任する可能性もあるため、勤務地の条件は事前に教育委員会へ確認しておくことをおすすめします。「遠方でも大丈夫か」は、県を希望する人に確認されることがある質問です(令和6年度採用・中学校の報告)。ちなみに公刊5年分では、保護者対応の出現率は1,000問あたり11件(全国平均37件)と全国より低め。広島は保護者対応より「なぜ広島か」「不祥事」「あなた自身」に時間を使う傾向がうかがえる面接です。

⑦ 模擬授業面接で聞かれること(要約)

受験報告には、模擬授業の直後に同じ面接官3人による面接を受けた例があります。ここでは授業と教科の話が中心です。代表的なものを挙げます(テーマ・当日の流れは模擬授業の専用記事にまとめました)。

  • 授業のねらい・目的は何ですか。/今日のめあてを設定した理由を教えてください。
  • その後の展開は具体的にどうするつもりでしたか。/導入のあと、どのように進めますか。
  • 生徒からどんな反応・発言があれば、この授業の目的を達したと言えますか。
  • ABCの評価はどのようにつけますか。また、C評価の子に対してどのような支援をしますか。
  • 違う答えを出す子がいた時の対応を教えてください。/学習が遅れている児童に対して、どのような指導をしますか。
  • 模擬授業で気をつけたことを教えてください。/どうしてプロジェクターを使ったのですか。/電子黒板やICTの教材をどう使いますか。

■ 広島県・広島市の模擬授業|実録のテーマ・指導案30分+授業の流れ・評価の観点

⑧ 場面指導について|形式と公刊の傾向(実録は0件です)

広島の実施要項には、模擬授業面接の内容として「児童生徒を想定した授業若しくは場面指導を行った後、個人面接を実施」と書かれています。つまり制度上は、授業ではなく場面指導が課される可能性があるということです。

正直にお伝えします

  • 当ブログに届いている広島の受験者報告のうち、模擬授業の報告は8件ありますが、場面指導そのものの報告は0件です(令和6年度〜8年度採用)。
  • 公刊過去問集5年分(453問)でも、場面指導として記録されているのは1件のみ。しかもそれは「毅然とした態度で生徒に話をすることができるか」という面接内で場面指導のようなやりとりがあったという記録で、独立した課題としての場面指導ではありませんでした。
  • したがって「令和6〜8年度採用の報告では模擬授業で実施されることが多い」と考えるのが実態に近いものの、要項に場面指導の記載がある以上、可能性は残ります。校種・職種・年度によって変わり得ます。

対策としては、模擬授業の準備を主軸に置きつつ、場面指導で共通して押さえるポイントを持っておくのが現実的です。具体的な対応はその時の状況や子どもの個性によって考える必要がありますが、共通して押さえる3つのポイントは、この動画で押さえられます。

【2026年夏実施・令和9年度採用の報告】令和9年度採用で実際に出た質問

令和9年度採用(2026年夏)の試験で実際に出た質問です。令和9年度採用の受験者から届いた報告を、追質問(→)までそのまま収録しています。

栄養教諭|個人面接(面接官2人・交互に質問)

  • 趣味は何ですか。
  • 志望動機を教えてください。
  • なぜ広島県を受験したのですか。
  • これまでの仕事を続けてこられた理由は何だと思いますか。
  • 受かったら何をしたいですか。
  • 「教科等横断的」とは、具体的に何をすることですか。
  • 人間関係は大変ですか。
  • これまでの取り組みを教えてください。
  • これまで大変に感じたことは何ですか。
  • それを乗り越えるために、どんなことをしましたか。
  • なぜ栄養教諭なのですか。
  • 栄養教諭に興味をもったきっかけは何ですか。
  • 人間関係をよくするためにしていることは何ですか。
  • 大学院は志望していますか。

出典:当ブログの受験報告フォーム(2026年10月15日時点・この自治体の報告1件)。
校種までの表記とし、個人が特定されうる記述は除いています。

【資料編】年度別・校種別 過去問アーカイブ|実録3年分を収録

ここからは、受験者の報告を年度別・校種別に整理して収録します。個人が特定される経歴・出身校・居住地・健康に関する記述は省略・一般化しています。

令和8年度採用(2025年夏実施)|1名の実録

栄養教諭

  • 大学院への進学はしますか。/授業で工夫したところを教えてください。
  • 褒めるのが大事とのことですが、褒めるところがない子はどうするのですか。
  • 「先生にしか言いたくない」と言って相談されたらどうしますか。
  • 【模擬授業】小学5年生・社会科「私たちの暮らしと食料生産」の授業。

令和7年度採用(2024年夏実施)|4名の実録

小学校

  • 【個人面接】教員を志した理由。/小学校である理由。/広島県では個に応じた学びについて取り組んでいるが、それは広島市でも同じ。なぜ広島県が良いのか。/子どもたちは教師の見ていないところでルールに反したり、気持ちが暗くなるできごとに遭遇する。それは大丈夫か。また、大丈夫だと思う理由は。/子どもから学んだことは何か。/自分の良さは何か。
  • 【模擬授業面接の後、自分に関する面接】自分の良さは何か。/子どもが問題行動を起こした時、どのように対応するか。/いじめが起こった時、どのように対応するか。また、その理由は。/先生と協力する上で大切なことは。/教師のやりがいとは何か。→ なぜそう考えるのか。
  • 【模擬授業】小学5年「倍数、公倍数」。30分で指導案作成、導入10分の授業。→ 指導案に「子どもが安心して取り組めるように」とあるが、具体的にどうすることか。→ 電子黒板やICTの教材をどう使うか。→ 今日のめあてを設定した理由。→ ABCの評価はどのようにつけるか。また、C評価の子にどのような支援をするか。→ 教科書内の表はどのように活用するか。

中学校・社会

  • 【個人面接・面接官2名】広島県・市の志望動機は何か。/広島県・市の教育方針を述べよ。→(「新しい教育」との回答について)一例を挙げよ。/併願先はあるか。/地元の自治体を受験しなかった理由は何か。/職歴を述べよ。/職歴に空白の期間がある理由は。/これまでの退職の時期について。/最後に自己PRせよ。
    ※出願時に県・市の両方を志願したつもりが電子申請では「広島県」になっていた、と面接官から指摘されたという報告があります。出願内容は控えを取っておき、当日までに確認しておくことをおすすめします。
  • 【模擬授業】中3公民「労働環境の変化」(年功序列の崩壊、雇用形態の多様化、外国人労働者増加、女性の社会進出、ICTによる雇用の機会増)。教科書と思われる資料2ページ分(報告では「教科書(?)」)。模擬授業15分・面接20分程度・面接官3名(生徒役を兼ねる)。
    【模擬授業後の面接】その後の展開は具体的にどうするつもりだったか。→ 授業のねらい、目的は何か。→ 生徒からのどんな反応・発言があれば、この授業の目的を達したと言えるか。→(指導案について)「言葉に注意する」とは何か。→「雇用形態の理解を対比で」をどう実現するか。/あなたが中学社会を志望する理由は何か。/社会科の面白みは何か。/社会を学ぶ意義を一言で言うと何か。→ その例を挙げよ。/発言が苦手な生徒へどう対応するか。/生徒指導で大切にしたいことは何か。/不登校生徒へどう対応するか。
  • 【指導案作成の流れ】集合教室にて指導案作成30分 → 隣の教室で指導案3部コピー(係員対応)→ 試験問題・指導案計4部・受験票を持ち試験教室へ移動 → 入室し指導案のコピー3部を渡す → 氏名等を伝え、全員で礼をしてから模擬授業開始(15分間)→ 15分経過後、教卓前に着席し面接開始。

特別支援学校・小学部

  • 【個人面接・面接官2名】どうして受験しようと思ったか。/どうして特別支援学校なのか。/勤務先について。/自分の短所について。/不祥事について。
  • 【模擬授業】教科書のコピーを配布され、30分間で指導案を書き、20分間で導入の授業。面接官3人を児童役に見立てる(児童役は発言する)。
    【模擬授業後の面接20分】どうしてプロジェクターを使ったのか。/導入のあと、どのように進めるか。/特別支援学校のインクルーシブ教育はどのように実践するか。/主任経験について。/今までの実践のなかで一番心に残っている授業は。

令和6年度採用(2023年夏実施)|4名の実録

小学校

  • 【個人面接】志望動機。/県の教育施策を読んで、具体的にどのような教育をしたいか。/なぜ市ではなく県を希望したか。/どんな学級を作りたいか。/人間関係で困ったことはなかったか。/なぜ教師になりたいか。/なぜ小学校を希望したか。/大学院進学予定はないか。/併願状況。/どうやって勉強したか。/長所について。→ その長所を活かせることは。/現在の仕事について。/注意しても聞かない子どもの対応。/年下の先輩教員から指導を受けることについてどう思うか。/保護者への対応をどうするか。
  • 【模擬授業】小学4年「概数」(教科書2ページ分を提示され、30分で指導案を書く。15分の模擬授業と20分の面接)。→ 模擬授業で気をつけたこと。→ 違う答えを出す子がいた時の対応。→ 1番の教育問題は何か、その対応。→ いじめが担任のクラスで起こった時の対応。→ 志望動機。→ 長所と短所。→ なぜ小学校を希望したか。→ 4年生の担任になった初日の挨拶を、子どもと保護者にしてください。
  • 【別の受験者・個人面接】自分の経歴について。/出身学科では何を学ぶのか。/教育実習について、何年生をもったか。/(受験教科以外の免許について)その教科を教えたいとは思わないのか。/他の自治体は受験しているか。/いつから教師になりたいと思ったのか、そのきっかけは。/これまでの講師経験で、何年生をもったか。/これまでの講師経験で、授業において力を入れたことは何か。/教員の不祥事について、なぜ起こるのか、それを防ぐためにはどうすればよいか。/自分自身、何か不祥事を起こしてしまいそうなことはないか。
  • 【同じ受験者・模擬授業】小学4年 算数「4桁の数の四捨五入」(15分)。→ 授業で気を付けたこと。→ 学習が遅れている児童に対して、どのような指導をするか。→ 昨今の教育問題点で自分が最も関心があることは何か。→ これまでの教職経験で、保護者から訴えはなかったか、それに対してどのように対応したか。

中学校(音楽・特別支援学校を希望)

  • 【個人面接】所有免許状の確認。/現住所の確認。/勤務地が自宅から遠方の場合はどうするのか。/これまでの経歴の確認。/他県他市の受験はしたか。/これまでの受験の状況について。/広島の教育でよいと思うことは何か。/特別支援学校教諭免許状取得の理由。/地域貢献やボランティア活動をした経験があるか。/特別支援学校での採用となった場合にやってみたい具体的な授業内容。/生徒とのコミュニケーションの取り方。/特別支援学校での採用について期待することと不安に感じていること。
  • 【模擬授業】15分の模擬授業の後、面接。→ 今の授業のこの後の展開。→ 指導案の目標達成のための活動内容。→ なかなか授業に乗ってこない生徒への具体的な対処法。→ 理想の学級経営と、学級作りで現在やっていることを具体的に述べよ。→ 特別支援学校での生徒とのコミュニケーションの方法。→ 現在の勤務で苦労していることはあるか。→ 教員の志望理由。
  • 【実技・音楽】コンコーネ(当日指定・15番)=開始音のみピアノで弾き、無伴奏で歌唱/「花」「夏の思い出」「荒城の月」から当日指定されピアノ弾き歌い(指定は「夏の思い出」。楽譜は見てよい・カットなし)/箏「六段の調」初段(楽譜は見てよい・演奏前に各自調弦をしてもよい)。
    ※課題曲は年度で変わります。令和9年度採用の実施要項では、視唱はコンコーネ50番から当日指示、ピアノ弾き歌いは「赤とんぼ」「早春賦」「花」から当日指示、箏は「六段の調」初段と定められています。

栄養教諭

  • 【個人面接】志望動機。/目指す児童の姿。/学校全体で食育を推進するためにどのようにしたいか。/アレルギー対応について。/苦労したこと。/子どもの食の一番の課題は何か。(「食育について深く聞かれた」との感想)
  • 【模擬授業】当日出題されたテーマで、30分で指導案作成 → 15分の模擬授業。指導案は栄養教諭が入る部分を書く。

広島の実録は2026年10月15日時点で受験者10名(令和6年度〜8年度採用の9名・23件と、令和9年度採用の1名)です。受験された方の報告が、このページをさらに育てます。受験報告はこちらから(2〜3分・匿名OK・お礼の特典PDFあり)。

傾向と対策|5年分の出題データと実録から見えた7つの法則

私たちは市販の全国版過去問集5年分(令和4年度〜8年度採用・広島県・広島市分453問)を独自に集計し、実録と突き合わせました。そこから見えた広島の法則がこちらです。

  1. 「なぜ県か、なぜ市か」は広島ならではの質問です。志望動機系の出現率は1,000問あたり57件で全国平均39件を上回っています。県と市それぞれの「求められる教職員像」と教育施策の違いを、自分の言葉で言えるようにしてください。
  2. 不祥事の質問は全国平均の2倍以上。1,000問あたり49件(全国22件)。「原因→対策→自分に起こりうること」の3段階で準備を。
  3. 二次は面接が2回。模擬授業の直後の「授業の面接」と、独立した「個人面接」。指導案に書いた一言まで深掘りされた報告があります。
  4. 追質問チェーン率15.0%(全国平均 約10.5%)。「どう対応するか」→「その理由は」→「例を挙げて」と3段階まで続く場合があります。想定問答は一問一答ではなく深掘りツリーで作ってください。
  5. 出願内容の事実確認が丁寧。免許・職歴・空白期間・受験状況まで1問ずつ確認された報告があります。出願時の入力内容は控えを取っておくことをおすすめします(電子申請の入力ミスを面接官に指摘された報告もあります)。
  6. ストレス・メンタルの質問が全国平均の約2倍(1,000問あたり31件・全国16件)。「長く元気に働けるか」を確かめられていると考えられます。
  7. 二次の名簿登載率は約7割(1.4倍)。広島は一次が大きな関門で、二次は「一緒に働きたいか」を見極める場と当ブログでは読んでいます。減点を恐れるより、あなたらしさを出しきることをおすすめします。

深掘り質問に強くなるコツは、面接官が「知りたい順番」を先回りして準備することです。この考え方は大学講演で詳しく解説しました。

広島県「求められる教職員像」(実施要項より)
  • 高い倫理観と豊かな人間性をもっている
  • 子供に対する教育的愛情と教育に対する使命感をもっている
  • 専門性を発揮し、的確に職務を遂行できる
  • 社会や子供の変化に柔軟に対応できる
  • 確かな授業力を身に付けている
  • 豊かなコミュニケーション能力を有している
  • 新たなものに積極的に挑戦する意欲をもっている
  • 他の教職員と連携・協働し、組織的に職務を遂行できる

【広島県が特に求める資質・能力】
・問題に直面した時点で集められる情報や知識を入手し、自ら深く考え、それを統合して新しい答えを創り出す力
・アイデア・情報・知識の交換や共有、アイデアの深化や答えの再吟味のために他者と協働・協調できる力
・協調的・創造的な問題解決のために、どのような分野においても学び続ける力

広島市「求められる教職員像」(実施要項より)

《使命感や責任感・教育的愛情》
・教職に対する強い責任感を有している。
・自主的に学び続ける力がある。
・深い教育的愛情を有している。

《専門職としての高度な知識・技能》
・確かな専門的知識を有している。
・確実に実践できる力がある。
・新たな学びの実践的指導力をもっている。

《総合的な人間力》
・豊かな人間性や社会性を有している。
・高いコミュニケーション能力がある。
・チームで対応できる力がある。
・地域や社会の多様な組織等と連携・協働できる力がある。

【広島市が特に求める資質・能力】広島市のこどもたちに以下の資質・能力を育成する力
・情報を適切に活用しながら、本質や根源を探究し、課題解決に向けて論理的・主体的に考え行動する力
・平和を希求する心
・互いの違いや多様性を理解・尊重し、共生・協働する力
・豊かなコミュニケーション能力
・自分たちのまちを愛する心

この2つを並べて読むと、「なぜ県か、なぜ市か」への答え方が見えてきます。広島県は「自ら深く考え、新しい答えを創り出す力」——つまり問題解決と学び続ける力を前面に出しています。広島市は「平和を希求する心」「自分たちのまちを愛する心」を子どもに育てる力を明記しています。自分が育てたい子どもの姿がどちらの言葉に近いか。そこから志望理由を組み立ててください。

あわせて、それぞれの教育委員会が公表している教員等育成指標と教育に関する大綱・教育施策にも目を通しておきましょう。「教育施策を読んで、どんな教育をしたいか」は実録でも実際に聞かれた質問です。広島県教育委員会/広島市教育委員会のページから確認できます。

また、『生徒指導提要(改訂版)』には現代の教育課題に合わせた生徒指導の在り方が書かれており、「いじめにどう対応するか、その理由は」という広島型の深掘りに答えるための参考になる資料です。

そして、ここまでお伝えした面接対策の「全体像」は、こちらの完全解説動画で体系的にまとめています。個別の質問対策に入る前に、一度この動画で土台を固めるのがおすすめです!

よくある質問

Q. 広島県と広島市、両方を受けることはできますか?

A. 「両方を受ける」という考え方ではありません。広島県教育委員会と広島市教育委員会が共同で1つの試験を実施し、出願も1回です。出願時に「広島県/広島市/どちらでもよい」から1つを選び、この希望は選考に影響しません(出願要領に明記)。合格すると、県か市いずれかの採用候補者名簿に登載されます。実施要項には「各採用見込人員の3割の範囲内では希望を尊重する」「それ以外の場合は、県の希望者が市の名簿に、市の希望者が県の名簿に登載されることがある」とあります。

Q. 二次試験は何日間ありますか?

A. 令和9年度採用は8月18日(火)〜20日(木)の3日間のうち、2日もしくは3日と実施要項に記載されています。令和9年度採用では、集合日時・会場は7月31日に発送された第1次選考試験結果通知書に記載されました。実施要項に「2日若しくは3日」とあるため、通知が届くまでは3日間すべてを空けておくと安心です。

Q. 小論文はありますか?

A. 令和9年度採用の実施要項には小論文の記載がありません。令和9年度採用の実施要項では、第1次選考試験は「教職に関する専門教育科目(50点)」と「教科/養護/栄養に関する専門教育科目(各200点)」の筆記試験です(一般選考の場合。臨時的任用等・社会人の特別選考では第1次選考試験で個人面接等を行うため、区分別に確認してください)。第2次選考試験は「教科等実技」「模擬授業面接」「個人面接」です。当ブログの公刊過去問データベースにも、広島の小論文は5年分で0件でした。

Q. 場面指導は出ますか?

A. 実施要項には模擬授業面接の内容として「児童生徒を想定した授業若しくは場面指導を行った後、個人面接を実施」と書かれているので、制度上は課される可能性があります。ただし当ブログに届いている受験者報告(令和6年度〜8年度採用)では模擬授業8件に対し、場面指導は0件。公刊過去問5年分でも場面指導として記録されたのは1件のみでした。模擬授業の準備を主軸に、場面指導は共通して押さえるポイントを用意しておくのが現実的です。

Q. 圧迫面接ですか?

A. 報告からは、圧迫というより「確認と深掘りが丁寧」という印象です。免許・職歴・受験状況を1つずつ確認された報告があり、回答には「その理由は」「一例を挙げて」と重ねて聞かれた報告もあります。面接官が2名という報告が多く、じっくり掘り下げる形式です。詰められていると感じないよう、深掘りされる前提で準備しておいてください。

Q. 併願していることは正直に言っていいですか?

A. 広島では「他の自治体は受験していますか」「併願先はありますか」と聞かれた報告が複数あります。嘘をつく必要はないと考えています。大事なのは、そのあとに「それでも広島で働きたい理由」を自分の言葉で語れることです。併願そのものについての私の考えは、こちらの動画でお話ししています。

面接の手応えが気になる方へ

令和9年度採用の広島は、二次が8月中旬、最終結果の発表が9月25日でした。1か月以上、結果を待つ時間がありました。「あの答えでよかったのか」と面接を何度も再生してしまう時期です。面接官の反応の読み方と、手応えがなくても受かる理由はこちらの記事にまとめています。

■ 面接官の合格サイン・不合格サイン|手応えがボロボロでも受かる理由

また、他の自治体と併願する方は、形式の違いを押さえておくと準備がブレません。たとえば東京都の令和9年度採用の実施要項には、第2次選考は個人面接のみが示され、模擬授業の記載はありません(面接時間や面接官の人数は、実施要項に記載がありません)。

■ 東京都教員採用試験の個人面接|過去問200問・3年分の実録と傾向対策

この記事では、受験者の皆さんからの情報提供と、公刊過去問の情報をそれぞれ参照しています。ご協力くださった皆さん、本当にありがとうございます。応援しています!

あわせて見たい面接対策動画

\登録無料/ 広島県・広島市対策をもっと深く

この記事のような実際の受験者情報をもとにした教採対策を、メルマガ&LINEでさらに詳しくお届けしています! いま登録すると、メルマガ・セミナー・過去問を含む豪華11大特典をプレゼント中です。

  • 【多数の合格者が愛読】教採メルマガ
  • 一発合格を勝ち取る極意セミナー
  • 【6ヶ月で合格する】ロードマップセミナー
  • 【厳選】面接質問TOP50 ←この記事の対策に◎
  • 【早期登録者限定】シークレット特典
  • あなたに必要な対策診断
  • 教採に受かる人の15の習慣
  • 【無料版】教員採用試験必勝ノート ←この記事の対策に◎
  • 【全国版】集団討論過去問
  • 【全国版】小論文テーマ集
  • 【全国版】場面指導テーマ集

「メルマガ登録」&「LINE友だち追加」ですぐに受け取れます

YouTubeでも教採対策を発信しています! ■金井志津乃のYouTubeチャンネル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次